マックス6454
MAX CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがオフィスや学校で書類を『カチャン』ととじるとき、そのホッチキスはマックス製かもしれません。マックスは日本で初めてホッチキスを作った会社で、今でも国内トップシェアを誇る、文房具の隠れた主役です。それだけではありません。あなたが普段利用するビルやマンションの建設現場の裏側では、鉄筋を素早く結束するマックスのプロ用電動工具が職人さんの仕事を支えています。普段は目にしない場所でも、マックスの技術が社会の土台作りに貢献しているのです。
マックスは2025期に売上高918.4億円、営業利益144.68億円を達成し、5期連続の増収増益と好調を維持しています。特に建築現場で使われる鉄筋結束機などインダストリアル機器部門が国内外で成長を牽引しており、収益性の向上に大きく寄与。株主還元にも積極的で、2025期には1株あたり114円と、4期連続での大幅な増配を実施しており、安定成長と還元姿勢が両立している点が投資家から評価されています。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区日本橋箱崎町6-6
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 6.5% | 5.0% | - |
| 2022/03期 | 7.5% | 5.8% | - |
| 2023/03期 | 8.9% | 6.7% | - |
| 2024/03期 | 11.1% | 8.8% | 14.5% |
| 2025/03期 | 10.9% | 9.0% | 15.8% |
収益性は年々着実に向上しており、営業利益率は2021/03期の10.4%から2025/03期には15.8%まで大幅に改善しました。効率的な生産体制の構築と高付加価値製品へのシフトが功を奏し、資産効率を示すROE(自己資本利益率)も10%台に乗せています。適切なコスト管理と売上の拡大が、高水準の収益性を支える鍵となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 640億円 | — | 51.5億円 | 105.8円 | - |
| 2022/03期 | 740億円 | — | 60.9億円 | 128.4円 | +15.5% |
| 2023/03期 | 843億円 | — | 76.2億円 | 161.1円 | +14.0% |
| 2024/03期 | 866億円 | 126億円 | 104億円 | 222.6円 | +2.8% |
| 2025/03期 | 918億円 | 145億円 | 112億円 | 241.8円 | +6.0% |
マックスはホッチキス等の文具や建築工具の安定した需要を背景に、増収増益のトレンドを維持しています。2025/03期には売上高が約918億円、純利益が約112億円に達し、鉄筋結束機などのインダストリアル機器部門が業績を強く牽引しました。2026/03期も引き続き堅調な事業展開が見込まれ、利益成長が継続する見通しです。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
文具・オフィス機器および建築工具が主力セグメントであり、特に鉄筋結束機などの建設関連事業が業績を牽引しています。海外売上比率も高まっており、為替や海外の建設市況が事業リスクとして開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 941億円 | — | 918億円 | -2.4% |
| 2024期 | 878億円 | — | 866億円 | -1.3% |
| 2023期 | 781億円 | — | 843億円 | +8.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 147億円 | — | 145億円 | -1.6% |
| 2024期 | 107億円 | — | 126億円 | +17.8% |
| 2023期 | 82億円 | — | 99億円 | +21.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
マックスは中期経営計画の主要KPIであった「コンクリート構造物向け工具売上高220億円」を2期前倒しで達成するなど、計画遂行能力の高さを示しています。近年の業績予想は、売上高は期初予想にやや届かないケースがあるものの、営業利益は大幅に上振れて着地する傾向があり、収益性改善が計画以上に進んでいることがうかがえます。今後もインダストリアル機器部門を軸とした成長戦略と、安定した計画達成が期待されます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
欧州の建材・工具商社Bo Fasteningを買収し、グローバルでの販売網を強化。
鉄筋結束機の海外販売が好調に推移し、通期純利益見通しを136億円へ上方修正。
連結経常利益が前年同期比19.4%増の145億円となり、成長基調を維持。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社の財務基盤は極めて強固であり、自己資本比率が83.7%という高い健全性を誇ります。有利子負債は極めて限定的で、無借金に近いクリーンなバランスシートを実現しています。十分な資本余力があるため、新規事業への投資や安定した株主還元を行うための強力なバックボーンとなっています。 【2025/03期】総資産1266億円、純資産1060億円、自己資本比率74.9%、有利子負債8.8億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 88.0億円 | 53.5億円 | 44.8億円 | 34.5億円 |
| 2022/03期 | 56.3億円 | 24.4億円 | 32.7億円 | 31.9億円 |
| 2023/03期 | 82.5億円 | 10.8億円 | 33.3億円 | 71.6億円 |
| 2024/03期 | 121億円 | 37.1億円 | 72.0億円 | 84.0億円 |
| 2025/03期 | 146億円 | 17.5億円 | 76.1億円 | 128億円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定して創出されており、2025/03期には約146億円のインフローを記録しました。十分な手元資金を確保しつつ、積極的な株主還元や設備投資を行っており、フリーキャッシュフローも大幅なプラスで推移しています。強固な稼ぐ力が継続的な投資と還元を両立させる原動力となっています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が20.0%と一定の多様性を確保しており、ガバナンス改革に注力しています。連結子会社19社を擁し、監査報酬に5,600万円を投じるなど、グループ全体で厳格な監査・統治体制を整備しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 934万円 | 2,458人 | - |
平均年収は934万円と、製造業の中でも非常に高い水準を維持しています。ホッチキスや鉄筋結束機といった国内首位製品を持つ高い収益性が、高水準の待遇を支える原動力となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2024期まではTOPIXの上昇率を下回る(アンダーパフォーム)状況が続いていましたが、2025期には自社TSRが279.3%とTOPIXの213.4%を大きく上回り、アウトパフォームに転じました。これは、インダストリアル機器部門の好調を背景とした大幅な増配と、アクティビストの大量保有報道を受けた株価急騰が主な要因と考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 39円 | 54.7% |
| 2017/03期 | 42円 | 43.8% |
| 2018/03期 | 42円 | 44.5% |
| 2019/03期 | 44円 | 42.8% |
| 2020/03期 | 46円 | 40.8% |
| 2021/03期 | 48円 | 45.4% |
| 2022/03期 | 64円 | 49.8% |
| 2023/03期 | 78円 | 48.4% |
| 2024/03期 | 101円 | 45.4% |
| 2025/03期 | 114円 | 47.1% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針として利益成長に応じた株主還元を重視しており、近年は増配基調が続いています。配当性向を約45〜50%の範囲に設定し、業績に連動した配当支払いを実践しています。今後も強固な財務体質を背景に、安定的な配当維持と更なる還元拡大が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 101.2万円 | 1.2万円 | 1.2% |
| 2022期 | 109.0万円 | 9.0万円 | 9.0% |
| 2023期 | 138.7万円 | 38.7万円 | 38.7% |
| 2024期 | 213.0万円 | 113.0万円 | 113.0% |
| 2025期 | 279.3万円 | 179.3万円 | 179.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
市場の評価指標を見ると、マックスのPERは6.8倍、PBRは0.73倍と、機械セクターの平均(PER 22.6倍、PBR 2.82倍)と比較して著しく割安な水準にあります。一方で配当利回りは6.76%と業界平均を大幅に上回っており、高配当利回り銘柄としての魅力があります。信用倍率は0.55倍と売り残が多く、将来の買い戻し需要(踏み上げ)への期待がある一方、短期的な下落圧力も警戒されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 68.3億円 | 16.7億円 | 24.5% |
| 2022/03期 | 82.8億円 | 21.9億円 | 26.5% |
| 2023/03期 | 105億円 | 28.9億円 | 27.5% |
| 2024/03期 | 137億円 | 32.8億円 | 23.9% |
| 2025/03期 | 148億円 | 35.8億円 | 24.2% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増加に伴い順調に拡大しており、2025/03期には約36億円を計上しました。実効税率は概ね23〜27%の範囲内で推移しており、適切に納税義務を果たしています。今後も業績拡大に応じて納税を通じた社会貢献が続く見込みです。
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「『たかがホッチキス』と侮るなかれ、建築現場のプロ向け工具でも国内首位を走る”とじる”技術の巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。