6454プライム

マックス

MAX CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE10.9%
BPS2304.2円
自己資本比率76.1%
FY2025/3 有報データ

オフィスから建設現場まで!暮らしを支える『とじる』技術のトップランナー

ユニークな技術で、お客様に最大限の満足をお届けし、豊かな暮らしに貢献し続ける企業となること。

この会社ってなに?

あなたがオフィスや学校で書類を『カチャン』ととじるとき、そのホッチキスはマックス製かもしれません。マックスは日本で初めてホッチキスを作った会社で、今でも国内トップシェアを誇る、文房具の隠れた主役です。それだけではありません。あなたが普段利用するビルやマンションの建設現場の裏側では、鉄筋を素早く結束するマックスのプロ用電動工具が職人さんの仕事を支えています。普段は目にしない場所でも、マックスの技術が社会の土台作りに貢献しているのです。

マックスはFY2025に売上高918.4億円、営業利益144.68億円を達成し、5期連続の増収増益と好調を維持しています。特に建築現場で使われる鉄筋結束機などインダストリアル機器部門が国内外で成長を牽引しており、収益性の向上に大きく寄与。株主還元にも積極的で、FY2025には1株あたり114円と、4期連続での大幅な増配を実施しており、安定成長と還元姿勢が両立している点が投資家から評価されています。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
東京都中央区日本橋箱崎町6-6
公式
www.max-ltd.co.jp

社長プロフィール

小川 辰志
小川 辰志
代表取締役社長
堅実派
当社は航空機部品メーカーとして培った高い技術力を原点に、お客様の課題解決に貢献してきました。現在は事業構造改革の成果を土台とし、中期経営計画の戦略を着実に実践することで、持続的な成長を目指しています。

この会社のストーリー

1942
航空機部品メーカーとして創業

最高水準の金属加工技術が求められる航空機の翼端灯などを製造する「山田航空工業」を設立。これがマックスの技術的な原点となる。

1952
国産初のハンディタイプホッチキス「SYC・10」を開発

終戦後、平和産業へ転換し事務機器の開発に着手。現在まで続くホッチキスの原型となる製品を世に送り出し、オフィス機器メーカーとしての地位を築く。

1962
世界初のエア釘打機を開発

木材・建築分野へ進出。手作業が当たり前だった釘打ち作業を劇的に効率化するエア釘打機を開発し、建設業界に革命をもたらした。

1994
世界初の充電式鉄筋結束機を開発

建設現場の人手不足という課題に対し、鉄筋を自動で結束する画期的な工具を開発。作業者の負担を大幅に軽減し、世界中の現場で採用される大ヒット商品となる。

2008
リーマンショックによる業績悪化

世界的な金融危機の影響を受け、主力事業である建築工具の需要が激減。厳しい経営環境に直面し、事業構造の見直しを迫られた。

2020
コロナ禍を乗り越え、事業構造改革を推進

コロナ禍という新たな危機に対し、過去の経験を活かして迅速に対応。事業構造改革や基盤強化を断行し、より強固な収益体質を構築した。

2024
中期経営計画を策定し、新たな成長ステージへ

「変革と挑戦」をテーマに中期経営計画をスタート。欧米での鉄筋結束機の販売が好調で、業績・配当予想を上方修正するなど、着実な成長を遂げている。

注目ポイント

世界シェアを誇るオンリーワン製品

建設現場で鉄筋を自動で結束する「鉄筋結束機」は世界中で大ヒット。人手不足の解消に貢献し、圧倒的なシェアを誇るマックスの代表的製品です。

文具から建設工具まで、多角的な事業展開

おなじみのホッチキスから、プロが使う釘打機、さらには住宅設備機器まで事業領域は多岐にわたります。景気変動に強い安定した事業ポートフォリオが魅力です。

積極的な株主還元と成長投資

好調な業績を背景に、連続増配を継続しています。株主への還元を強化しつつ、M&Aや新規事業創出にも積極的に投資し、持続的な企業価値向上を目指しています。

サービスの実績は?

229億円
コンクリート構造物向け工具売上高
FY2024時点
計画前倒し達成
5.9%
売上高成長率 (YoY)
FY2025実績
+5.9% YoY
14.8%
営業利益成長率 (YoY)
FY2025実績
+14.8% YoY
114
1株当たり配当金
FY2025実績
+12.9% YoY
47.1%
配当性向
FY2025実績
FY2024から-3.2pt
9,647万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績ベース
YoY +5.9%

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 114円
安全性
安定
自己資本比率 76.1%
稼ぐ力
高い
ROE 10.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
114
方針: 連結配当性向45〜50%を目安とした利益還元
1株配当配当性向
FY2016/33954.7%
FY2017/34243.8%
FY2018/34244.5%
FY2019/34442.8%
FY2020/34640.8%
FY2021/34845.4%
FY2022/36449.8%
FY2023/37848.4%
FY2024/310145.4%
FY2025/311447.1%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として利益成長に応じた株主還元を重視しており、近年は増配基調が続いています。配当性向を約45〜50%の範囲に設定し、業績に連動した配当支払いを実践しています。今後も強固な財務体質を背景に、安定的な配当維持と更なる還元拡大が期待されます。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
10.9%
業界平均
8.2%
営業利益率上回る
この会社
15.8%
業界平均
9.1%
自己資本比率上回る
この会社
76.1%
業界平均
55.9%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3740億円
FY2023/3843億円
FY2024/3866億円
FY2025/3918億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3126億円
FY2025/3145億円

マックスはホッチキス等の文具や建築工具の安定した需要を背景に、増収増益のトレンドを維持しています。FY2025/3には売上高が約918億円、純利益が約112億円に達し、鉄筋結束機などのインダストリアル機器部門が業績を強く牽引しました。FY2026/3も引き続き堅調な事業展開が見込まれ、利益成長が継続する見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
9.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
15.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.7%5.0%-
FY2022/37.5%5.6%-
FY2023/38.9%6.5%-
FY2024/311.1%8.6%14.5%
FY2025/310.9%9.0%15.8%

収益性は年々着実に向上しており、営業利益率はFY2021/3の10.4%からFY2025/3には15.8%まで大幅に改善しました。効率的な生産体制の構築と高付加価値製品へのシフトが功を奏し、資産効率を示すROE(自己資本利益率)も10%台に乗せています。適切なコスト管理と売上の拡大が、高水準の収益性を支える鍵となっています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率76.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
8.8億円
会社の純資産
1,060億円

同社の財務基盤は極めて強固であり、自己資本比率が83.7%という高い健全性を誇ります。有利子負債は極めて限定的で、無借金に近いクリーンなバランスシートを実現しています。十分な資本余力があるため、新規事業への投資や安定した株主還元を行うための強力なバックボーンとなっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+146億円
営業CF
投資に使ったお金
-17.5億円
投資CF
借入・返済など
-76.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+128億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/388.0億円-53.5億円-44.8億円34.5億円
FY2022/356.3億円-24.4億円-32.7億円31.9億円
FY2023/382.5億円-10.8億円-33.3億円71.6億円
FY2024/3121億円-37.1億円-72.0億円84.0億円
FY2025/3146億円-17.5億円-76.1億円128億円

営業活動によるキャッシュフローは安定して創出されており、FY2025/3には約146億円のインフローを記録しました。十分な手元資金を確保しつつ、積極的な株主還元や設備投資を行っており、フリーキャッシュフローも大幅なプラスで推移しています。強固な稼ぐ力が継続的な投資と還元を両立させる原動力となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1組織当社は、取締役会決議により「経営関連会議規程」を定め、定期的に開催される「コーポレートガバナンス委員会」を設置し、全社のリスクを抽出、把握、対応する体制を取っております
2外部環境 1)マクロ環境リスク 高 大 2)為替レートの変動リスク 高 大 3)金利の変動リスク 高 大 4)国際政治経済に関するリスク 高 大 5)自然災害、事故、感染症等に関するリスク 中 大 6)環境に関連するリスク 低 大
3事業 1)業界構造に関連するリスク 低 大 2)調達に関連するリスク 中 中 3)製品品質に関するリスク 低 大 4)知的財産に関するリスク 低 中
4人的資本に関するリスク 中 中
5情報に関するリスク 中 中
6コンプライアンスに関するリスク 中 中

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/368.3億円16.7億円24.5%
FY2022/382.8億円21.9億円26.5%
FY2023/3105億円28.9億円27.5%
FY2024/3137億円32.8億円23.9%
FY2025/3148億円35.8億円24.2%

法人税等の支払額は、税引前利益の増加に伴い順調に拡大しており、FY2025/3には約36億円を計上しました。実効税率は概ね23〜27%の範囲内で推移しており、適切に納税義務を果たしています。今後も業績拡大に応じて納税を通じた社会貢献が続く見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
934万円
従業員数
2,458
平均年齢
41.3歳
平均年収従業員数前年比
当期934万円2,458-

平均年収は934万円と、製造業の中でも非常に高い水準を維持しています。ホッチキスや鉄筋結束機といった国内首位製品を持つ高い収益性が、高水準の待遇を支える原動力となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主54.9%
浮動株45.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関45.3%
事業法人等9.6%
外国法人等13.6%
個人その他29.8%
証券会社1.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は第一生命保険・日本生命保険相互会社・マックス共栄会第一持株会。

第一生命保険株式会社(4,284,000株)9.32%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,895,000株)8.48%
日本生命保険相互会社(3,762,000株)8.19%
マックス共栄会第一持株会(3,699,000株)8.05%
マックス共栄会第二持株会(3,330,000株)7.25%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,879,000株)6.26%
株式会社みずほ銀行(1,834,000株)3.99%
株式会社群馬銀行(1,714,000株)3.73%
マックス従業員持株会(1,168,000株)2.54%
日本製鉄株式会社(1,044,000株)2.27%

大株主に第一生命保険や日本生命保険といった金融機関が名を連ねており、安定株主が一定割合を占める構造です。また、従業員持株会が複数存在し、合計で17%以上の株式を保有していることから、従業員の経営参画意識が高い堅実な資本構成といえます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億3,500万円
取締役5名の合計

文具・オフィス機器および建築工具が主力セグメントであり、特に鉄筋結束機などの建設関連事業が業績を牽引しています。海外売上比率も高まっており、為替や海外の建設市況が事業リスクとして開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
5,600万円
連結子会社数
19
設備投資額
6.2億円
平均勤続年数(従業員)
16.3
臨時従業員数
611

女性役員比率が20.0%と一定の多様性を確保しており、ガバナンス改革に注力しています。連結子会社19社を擁し、監査報酬に5,600万円を投じるなど、グループ全体で厳格な監査・統治体制を整備しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
主要KPIを前倒しで達成し、業績予想も上振れ傾向が続いており、計画達成能力は高いと評価。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

現行計画(FY2026 会社予想)
FY2026
売上高: 目標 941億円 順調 (918.4億円)
97.6%
営業利益: 目標 147億円 順調 (144.68億円)
98.4%
当期純利益: 目標 113億円 順調 (112.25億円)
99.3%
(旧)中期経営計画目標
〜FY2024
コンクリート構造物向け工具売上高: 目標 220億円 前倒し達成 (229億円)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025941億円918億円-2.4%
FY2024878億円866億円-1.3%
FY2023781億円843億円+8.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025147億円145億円-1.6%
FY2024107億円126億円+17.8%
FY202382億円99億円+21.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

マックスは中期経営計画の主要KPIであった「コンクリート構造物向け工具売上高220億円」を2期前倒しで達成するなど、計画遂行能力の高さを示しています。近年の業績予想は、売上高は期初予想にやや届かないケースがあるものの、営業利益は大幅に上振れて着地する傾向があり、収益性改善が計画以上に進んでいることがうかがえます。今後もインダストリアル機器部門を軸とした成長戦略と、安定した計画達成が期待されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2024まではTOPIXの上昇率を下回る(アンダーパフォーム)状況が続いていましたが、FY2025には自社TSRが279.3%とTOPIXの213.4%を大きく上回り、アウトパフォームに転じました。これは、インダストリアル機器部門の好調を背景とした大幅な増配と、アクティビストの大量保有報道を受けた株価急騰が主な要因と考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+179.3%
100万円 →279.3万円
179.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021101.2万円+1.2万円1.2%
FY2022109.0万円+9.0万円9.0%
FY2023138.7万円+38.7万円38.7%
FY2024213.0万円+113.0万円113.0%
FY2025279.3万円+179.3万円179.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残36,900株
売り残66,600株
信用倍率0.55倍
2026年3月27日時点時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年4月下旬
株主総会2025年6月24日

市場の評価指標を見ると、マックスのPERは6.8倍、PBRは0.73倍と、機械セクターの平均(PER 22.6倍、PBR 2.82倍)と比較して著しく割安な水準にあります。一方で配当利回りは6.76%と業界平均を大幅に上回っており、高配当利回り銘柄としての魅力があります。信用倍率は0.55倍と売り残が多く、将来の買い戻し需要(踏み上げ)への期待がある一方、短期的な下落圧力も警戒されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
42
前月比 +15.4%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, M&A Online
業界内ランキング
上位 12%
機械業種 1,200社中 144位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
株価・市況30%
M&A・買収15%
CSR・その他10%

最近の出来事

2026年3月事業拡大

欧州の建材・工具商社Bo Fasteningを買収し、グローバルでの販売網を強化。

2026年3月業績上方修正

鉄筋結束機の海外販売が好調に推移し、通期純利益見通しを136億円へ上方修正。

2026年1月3Q決算

連結経常利益が前年同期比19.4%増の145億円となり、成長基調を維持。

マックス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 114円
安全性
安定
自己資本比率 76.1%
稼ぐ力
高い
ROE 10.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「『たかがホッチキス』と侮るなかれ、建築現場のプロ向け工具でも国内首位を走る”とじる”技術の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/09 / データ提供: OSHIKABU