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JUKI6440

JUKI CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 10円
安全性
注意
自己資本比率 21.0%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが毎日着ているTシャツやジーンズが、どうやって作られているか想像したことはありますか?その縫製の裏側では、世界中の工場でJUKIの工業用ミシンが大活躍しています。実はJUKIは、アパレル産業を支える工業用ミシンの世界トップメーカーなのです。また、普段使っているスマートフォンやパソコンの中にある小さな電子部品を基板に正確に取り付けるための精密な機械も作っています。もしあなたが手芸好きなら、JUKIの家庭用ミシンを使ったことがあるかもしれません。私たちの身の回りの「ものづくり」を、縁の下で支えている会社です。

工業用ミシンで世界トップシェアを誇るが、近年の業績は不安定。2025期は売上高887.6億円、営業利益26.62億円と3期ぶりの黒字に転換しましたが、2024期は9.62億円の営業赤字でした。現在は「売上偏重」から「利益重視」へのビジネスモデル変革を進めており、縫製事業のハイエンド市場へのシフトによる収益性改善が今後の成長の鍵を握ります。株価はPBR0.61倍と割安水準にあり、業績回復の確度が市場の評価を左右するでしょう。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
12月
本社
多摩市鶴牧2丁目11−1

サービスの実績は?

10
1株当たり配当金
2025期実績
+100% (前期0円)
5,302百万円
従業員一人当たり売上高
2025期実績 (連結)
-8.2% YoY
117.1億円
営業キャッシュフロー
2025期実績
+24.9% YoY
15.7億円
総還元額(配当+自社株買い)
2025期実績
-17.5% YoY
900.0億円
売上高(会社予想)
2026期見通し
+1.4% YoY
45.0億円
営業利益(会社予想)
2026期見通し
+69.0% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.7%
株主資本の利回り
ROA
1.1%
総資産の活用度
Op. Margin
3.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期6.0%1.7%-
2022/12期0.2%0.1%-
2023/12期20.1%4.9%-
2024/12期10.0%2.3%1.0%
2025/12期4.3%1.1%3.0%
2025/12期5.7%1.1%3.0%

収益性は、2023年度の営業利益率マイナス2.8%を底に、構造改革によるコスト削減や高付加価値製品への注力によって回復傾向にあります。2025年度には営業利益率が3.0%まで改善し、ROE(自己資本利益率)も4.3%とプラス圏へ復帰しました。今後は市場ニーズに応じた効率的な生産体制の維持を通じて、さらなる利益率の向上と資本効率の改善が課題となります。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期1,013億円21.5億円73.5円-
2022/12期1,175億円7,800万円-2.7円+16.0%
2023/12期948億円70.3億円-238.5円-19.3%
2024/12期952億円9.6億円32.4億円-109.0円+0.5%
2025/12期888億円26.6億円14.0億円47.0円-6.7%

過去数年間は世界的な経済環境の悪化やコスト増の影響を受け、2023年度および2024年度は連続して営業赤字および最終赤字を計上する厳しい状況が続きました。しかし、直近の2025年度には縫製事業のハイエンド市場へのシフトといった利益重視戦略が功を奏し、営業利益約26億円、純利益約14億円の黒字転換を達成しました。2026年度も引き続き構造改革による利益率改善を見込んでおり、収益性の高い事業構造への転換を進めています。 【2025/12期実績】売上888億円(前期比-6.7%)、営業利益27億円、純利益14億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.7%
業界平均
8.5%
営業利益率下回る
この会社
3.0%
業界平均
10.2%
自己資本比率下回る
この会社
21.0%
業界平均
56.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

8,600万円
取締役4名の合計

事業構成は工業用ミシンの縫製機器事業と電子部品実装機等の産業機器事業の二本柱です。直近の決算では利益重視の経営方針が功を奏し、大幅な黒字転換を達成しましたが、地政学リスクや中国市場の低迷などが事業上の主要なリスク要因として開示されています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
過去の中計は未達。現行計画も利益目標に対する進捗が課題であり、達成確度は不透明。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2026〜FY2028)
2026期〜2028期
売上高: 目標 1,200億円 順調 (887.6億円)
73.9%
営業利益: 目標 100億円 大幅遅れ (26.62億円)
26.6%
ROE: 目標 8.0% やや遅れ (4.4%)
55%
旧・中期経営計画
2022期〜2024期
売上高: 目標 1,400億円 未達 (951.9億円)
67.9%
営業利益: 目標 70億円 未達 (-9.62億円)
-13.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期20億円27億円+33.1%
2024期39億円-10億円大幅未達
2023期35億円-27億円大幅未達
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,050億円888億円-15.5%
2024期1,130億円952億円-15.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新たな中期経営計画では、2028期に売上高1,200億円、営業利益100億円を目標に掲げています。しかし、過去の中計が大幅未達に終わった実績や、近年の業績予想の下方修正が散見されることから、計画達成のハードルは高いと言わざるを得ません。2025期は黒字転換を果たしたものの、これは利益重視戦略への転換によるもので、売上高は予想を下回っています。今後の収益性改善が計画通り進むか、慎重に見極める必要があります。

どんな話題が多い?

業績・財務40%
経営戦略・M&A30%
株主還元20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, 日刊工業新聞, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 35%
機械業 400社中 140位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月黒字転換

2025年12月期の連結決算にて、経常損益が14.1億円の黒字へ浮上した。

2025年10月構造改革

ソニーグループとの合弁を解消し、JUKIオートメーションシステムズを完全子会社化

2025年9月人員削減

市場環境悪化に伴い、国内外の製造拠点で209人の人員削減を決定。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率21.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
656億円
借金(有利子負債)
Net Assets
327億円
会社の純資産

財務基盤については、2024年度に多額の有利子負債(約1,477億円)を抱えましたが、2025年度にはこれを約1,203億円まで圧縮し、自己資本比率を26.8%まで引き上げるなど財務の健全化に向けた取り組みが進展しています。総資産は過去と比較して縮小していますが、資産効率の改善と負債の適正化を並行することで、経営環境の変化に耐えうる強固な基盤構築を目指しています。今後も継続的な負債削減と資産構成の最適化が重要な舵取りとなります。 【2025/12期】総資産1206億円、純資産327億円、自己資本比率21.0%、有利子負債656億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+117億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+43.6億円
投資に使ったお金
Financing CF
-161億円
借入・返済など
Free CF
+161億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期65.9億円8.6億円3.7億円74.5億円
2022/12期146億円49.3億円175億円196億円
2023/12期22.5億円27.5億円24.6億円5.0億円
2024/12期93.7億円200万円41.5億円93.7億円
2025/12期117億円43.6億円161億円161億円

営業キャッシュフローは、2022年度のマイナス約146億円から2025年度にはプラス約117億円まで大幅に改善しており、本業での稼ぐ力が着実に回復しています。2025年度は投資による収入や資産売却等も寄与し、フリーキャッシュフロー(FCF)は大きくプラスに転じました。この潤沢なキャッシュをもとに、財務の安定化に向けた有利子負債の返済(財務CFの大幅なマイナス)を優先的に実施しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 2名(22.2% 男性 7
22%
78%
監査報酬
8,000万円
連結子会社数
19
設備投資額
4.9億円
平均勤続年数(従業員)
18.4

女性役員比率が22.2%と、製造業としては比較的高い多様性確保の姿勢を示しています。また、19社の連結子会社を抱える規模に対し、8,000万円の監査報酬を支払うなど、監査体制の強化を通じたガバナンス向上に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主38.1%
浮動株61.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関32.1%
事業法人等5.9%
外国法人等9.3%
個人その他49.4%
証券会社3.2%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はPEGASUS・みずほ銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,839,000株)12.87%
株式会社PEGASUS(1,045,000株)3.51%
株式会社みずほ銀行(938,000株)3.15%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(893,000株)3%
日本生命保険相互会社(732,000株)2.45%
朝日生命保険相互会社(569,000株)1.91%
第一生命保険株式会社(511,000株)1.72%
明治安田生命保険相互会社(460,000株)1.54%
みずほ信託銀行株式会社(401,000株)1.34%
JUKI取引先持株会(394,000株)1.32%

主要株主に日本マスタートラスト信託銀行などの機関投資家が名を連ねており、安定株主の比率が高い構成となっています。一方で、かつての取引先や金融機関による持ち合い株も一部存在しており、コーポレートガバナンス改革の中でこれらの解消や資産効率の向上が求められています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1マーケティング戦略 原材料価格/物流費の大幅な高騰や競合先による低価格製品の出現、市場の需要の変化等に伴う価格戦略等に伴うリスクが中心となります
2人事戦略 少子高齢化や労働市場の急速な変動等に伴う人材の採用、離職対策、教育実施等に伴うリスクが中心となります
3経済 景気変動や業界動向の変化に伴うリスクが中心となります
4社会・メディア 組織及び個人からの不買運動や風評、誹謗中傷、事実と異なる風説の流布、メディア対応等に伴うリスクが中心となります
5資金調達当社の信用格付けの変動や資金調達面でのリスクが中心となります
6与信 取引先、仕入先及びアライアンス先の信用不安、代金未払等に伴うリスクが中心となります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
557万円
従業員数
3,828
平均年齢
47.2歳
平均年収従業員数前年比
当期557万円3,828-

従業員平均年収は557万円であり、製造業や機械セクターの中堅水準に位置しています。業績の変動が激しい縫製機器市場において、利益重視のビジネスモデルへの転換期にあり、効率的な生産体制の構築と連動した着実な賃金水準の維持が課題となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。JUKIのTSRは、2023期以降、市場平均であるTOPIXを大幅に下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、数年にわたる赤字計上や無配転落による株価の低迷が主な原因です。2025期に復配し株価も回復基調にありますが、過去のアンダーパフォームを挽回し、持続的にTOPIXを上回るリターンを生み出すためには、中期経営計画の達成を通じた安定的かつ持続的な利益成長が不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
10
方針: 業績連動・安定配当
1株配当配当性向
2016/12期2031.3%
2017/12期3518.2%
2018/12期3013.2%
2019/12期2541.5%
2020/12期20-
2021/12期2534.0%
2022/12期20-
2023/12期15-
2024/12期00.0%
2025/12期1021.3%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施されていません。

配当方針は業績連動を基本としつつ、経営基盤の強化と将来の成長投資を優先する姿勢です。近年の赤字期には無配を実施しましたが、2025年度の黒字転換にあわせて1株あたり10円の復配を決定しました。今後はさらなる収益力の向上を通じて、安定的かつ継続的な利益還元を目指す方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 108.1万円 になりました (8.1万円)
+8.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期165.3万円65.3万円65.3%
2022期125.4万円25.4万円25.4%
2023期98.9万円1.1万円-1.1%
2024期81.8万円18.2万円-18.2%
2025期108.1万円8.1万円8.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,141,600株
売り残131,200株
信用倍率8.70倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
第108期 定時株主総会2026年3月下旬(予定)

同業他社比較では、PER・PBRともに業界平均を下回っており、株価は割安と評価されています。これは、過去の赤字経営や業績の不安定さがディスカウント要因となっているためです。信用倍率は8.7倍と高水準で、将来の株価上昇を見込んだ買いが多い一方、需給の緩みが上値を抑える可能性もあります。今後の決算で着実な業績回復を示し、市場の信頼を取り戻せるかが焦点です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期34.4億円12.8億円37.4%
2022/12期11.6億円12.4億円106.7%
2023/12期-36.8億円0円-
2024/12期-33.3億円0円-
2025/12期14.1億円1,300万円0.9%

2023年度および2024年度は赤字計上に伴い法人税等は発生していません。2025年度は黒字転換したものの、繰越欠損金の利用等により実効税率は低水準にとどまりました。2026年度の予想では利益の拡大とともに納税額も増加し、標準的な税負担水準へ戻る見通しです。

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もっと知る

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JUKI まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 10円
安全性
注意
自己資本比率 21.0%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%
話題性
普通
ポジ 45%

「世界のアパレルを支えるミシン王が、赤字脱却と高収益化を目指し、ハイエンドシフトに大奮闘中」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU