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ヤマシンフィルタ6240

YAMASHIN-FILTER CORP.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 12円
安全性
安定
自己資本比率 79.0%
稼ぐ力
普通
ROE 6.1%(累計)
話題性
普通
ポジ 35%

この会社ってなに?

あなたが普段目にする工事現場のショベルカーやクレーン。その心臓部であるエンジンや油圧システムがスムーズに動き続けるために、実はヤマシンフィルタの製品が「縁の下の力持ち」として活躍しています。同社は、機械内部のオイルを綺麗に保つための高性能フィルターで世界トップクラスのシェアを誇る会社です。コロナ禍で話題になった高性能マスクの一部も、この会社の技術から生まれました。他にも、ビルや商業施設の空調システムにも同社の技術が使われており、私たちが意識しないところで、クリーンで安全な環境を支えています。

建設機械用油圧フィルターで世界首位を誇り、2025期は売上高201.0億円、営業利益26.30億円と大幅な増益を達成しました。主力の建機部門が安定収益源となる中、独自開発のナノファイバー技術を応用したエアフィルターなどの新事業育成が成長の鍵を握ります。2026期は営業利益27.20億円と続伸を見込み、配当も前期の6円から12円へ倍増させるなど、株主還元への意識も高まっています。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8 日石横浜ビル16F

サービスの実績は?

11.5%
売上高成長率 (YoY)
2025期実績
+86.4% (営業利益)
12
1株当たり配当金
2025期実績
+100% YoY
13.1%
営業利益率
2025期実績
+5.3pt YoY
1
直近のM&A・提携
2024年4月以降
マッスルブループリンツと共同評価
24.3
1株当たり純利益 (EPS)
2025期実績
+120.9% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.1%(累計)
株主資本の利回り
ROA
4.9%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
12.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.6%2.7%-
2022/03期0.2%0.2%-
2023/03期3.1%2.5%-
2024/03期3.7%3.1%7.8%
2025/03期7.8%6.6%13.1%
3Q FY2026/36.1%(累計)4.9%(累計)12.7%

収益性は、主力事業であるフィルタ製品の生産効率改善により向上傾向にあります。特に2025年3月期には営業利益率が13.1%まで上昇し、ROE(自己資本利益率)も7.6%に改善しました。先行投資や原材料価格の影響を受ける時期もありましたが、経営基盤の強化と高付加価値なナノファイバー素材へのシフトが利益率改善を後押ししています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期146億円7.5億円10.7円-
2022/03期188億円4,700万円0.7円+29.0%
2023/03期186億円6.5億円9.0円-1.1%
2024/03期180億円14.1億円7.9億円11.0円-3.1%
2025/03期201億円26.3億円17.2億円24.3円+11.5%

ヤマシンフィルタの業績は、建設機械向け油圧フィルタの世界的需要を背景に底堅く推移しており、2025年3月期には営業利益が26.3億円、純利益が17.2億円と大幅な増益を達成しました。近年の売上高は180億円から200億円規模で安定しており、市場環境の変化に応じた製品展開が寄与しています。2026年3月期も成長継続を見込み、純利益で19.1億円という過去最高水準の更新を計画しています。 【3Q 2026/03期実績】売上156億円(通期予想比76%)、営業利益20億円(同73%)、純利益13億円(同69%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.1%(累計)
業界平均
8.5%
営業利益率上回る
この会社
12.7%
業界平均
10.1%
自己資本比率上回る
この会社
79.0%
業界平均
56.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億2,400万円
取締役4名の合計

EDINET開示資料によると、建設機械用油圧フィルタを主力としつつ、ナノファイバー等の新素材事業にも注力しています。海外市場の依存度が高いことから為替変動や主要取引先の設備投資動向が事業リスクとして挙げられ、グローバルな需要変動に対して慎重な経営を行っています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益予想は保守的傾向が強いが、売上予想は比較的正確。計画達成に向け順調な滑り出し。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画『Fly to the next stage!』
2025期〜2028期
売上高: 目標 270億円 順調 (201.0億円)
74.4%
営業利益: 目標 37億円 順調 (26.30億円)
71.1%
ROE: 目標 12.0% 順調 (8.5%)
70.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期166億円188億円+13.4%
2023期178億円186億円+4.6%
2024期176億円180億円+2.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期15億円13億円-10.4%
2023期7億円12億円+76.4%
2024期6億円14億円+135.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2024年11月に発表された新中期経営計画では、2028期を最終年度とし、売上高270億円、営業利益37億円という挑戦的な目標を掲げています。初年度である2025期は営業利益26.30億円と好調なスタートを切りました。過去の業績予想を見ると、特に営業利益は期初予想を大幅に上回る傾向があり、会社側の見通しは保守的と言えます。この「ガイダンス保守癖」を考慮すると、中計目標の達成確度は見た目以上に高い可能性があります。

最新ニュース

どんな話題が多い?

決算・財務40%
経営戦略・中計25%
製品・技術開発20%
ガバナンス・役員15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
142
前月比 +5.2%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 30%
機械業種 1,500社中 450位
報道のトーン
35%
好意的
45%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年5月報酬改定

取締役報酬額の改定及び譲渡制限付株式の付与を決定し、経営陣の意欲向上を図る。

2025年11月業績修正

26年3月期第2四半期決算にて経常利益の上方修正を発表し、市場の期待を維持した。

2025年12月中計開示

長期ビジョン『YAMASHIN FILTER VISION 2030』を策定し、将来の成長戦略を明確化。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率79.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
10.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
224億円
会社の純資産

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は84.9%という高い水準を維持しています。有利子負債は一時的に計上されることがありますが、潤沢な現預金背景から実質無借金に近い状態を継続しています。盤石な資本構成により、将来的な成長投資やM&Aを機動的に実行できる環境が整っています。 【3Q 2026/03期】総資産270億円、純資産224億円、自己資本比率79.0%、有利子負債10億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+27.6億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-5.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-13.0億円
借入・返済など
Free CF
+22.3億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期8,700万円44.0億円32.1億円43.1億円
2022/03期2.9億円22.8億円15.5億円19.9億円
2023/03期24.1億円11.7億円7.2億円12.4億円
2024/03期26.3億円5.4億円14.7億円20.9億円
2025/03期27.6億円5.3億円13.0億円22.3億円

営業キャッシュフローは、事業の拡大に伴い年間約27億円規模の安定した創出能力を確立しています。かつては先行投資による投資CFの流出が先行していましたが、現在は投資を適正範囲に抑制し、強力なフリーキャッシュフローを生む構造へ転換しました。これにより、財務基盤の維持と並行した株主還元への原資確保が可能となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 3名(33.3% 男性 6
33%
67%
監査報酬
4,800万円
連結子会社数
7
設備投資額
6.7億円
平均勤続年数(従業員)
8.7
臨時従業員数
377

女性役員比率が33.0%と高い水準にある点は、多様性ある経営体制の構築として非常に先進的です。監査等委員会設置会社を採用しており、社外取締役を過半数配置することで経営の監視機能と透明性を高めたガバナンス体制を運用しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主53.8%
浮動株46.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関13.9%
事業法人等39.9%
外国法人等5.3%
個人その他37.3%
証券会社3.6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はあさまホールディングス。

株式会社あさまホールディングス(24,055,950株)33.88%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(5,737,700株)8.08%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(3,562,500株)5.01%
山崎 裕明(2,181,124株)3.07%
山崎 敬明(2,085,140株)2.93%
株式会社みなとホールディングス(1,800,000株)2.53%
山崎 敦彦(1,418,427株)1.99%
株式会社けやきホールディングス(900,000株)1.26%
株式会社しらかばホールディングス(900,000株)1.26%
ヤマシンフィルタ従業員持株会(653,900株)0.92%

同社は創業者一族である山崎家関連の資産管理会社が上位を占めており、非常に強固な経営支配体制を構築しています。株式会社あさまホールディングスが筆頭株主として33.88%を保有しているほか、金融機関などの信託口が大半を占めており、安定した株主構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1為替レートの変動について当社グループは、生産拠点を日本、フィリピン及びベトナムに擁し、販売拠点を日本、アメリカ、ベルギー、タイ及び中国に擁しております
2公的規制等について当社グループの事業活動は、各国の政策動向やその国固有の規制等の影響を受けており、今後、当社グループが事業展開するにあたって、新たな関税、通貨規制、税制度等が導入された場合には、これらの対応コストの発生により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
3感染拡大に関するリスク当社グループは佐賀県、大阪府及びフィリピン、ベトナムの各生産拠点において厳重な対策を実施した上で、生産活動を含む事業活動を継続し、顧客に対する製品供給体制を維持しておりますが、感染症の感染拡大の影響により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
739万円
従業員数
751
平均年齢
39.9歳
平均年収従業員数前年比
当期739万円751-

従業員の平均年収は739万円であり、製造業の中でも比較的高い水準を維持しています。これは建設機械用フィルタで世界トップクラスのシェアを誇り、高い利益率を確保できる独自の技術力と収益基盤が、社員への高い還元に繋がっていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、同社の安定した事業基盤にもかかわらず、成長期待が株価に十分に反映されず、市場全体の上げ相場に乗り切れなかったことを示しています。2025期に発表された増配や新中期経営計画が、今後の株主価値向上とTSR改善につながるかどうかが重要な焦点となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
12
方針: 安定配当と配当性向の向上
1株配当配当性向
2016/03期1067.6%
2017/03期2.123.4%
2019/03期629.4%
2020/03期668.3%
2021/03期656.1%
2022/03期6909.1%
2023/03期666.4%
2024/03期654.5%
2025/03期1249.3%
7期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

配当方針として、安定的な配当の継続と収益拡大に応じた配当性向の向上を意識した還元姿勢を掲げています。近年の業績拡大に伴い、2025年3月期には年間配当を従来の6円から12円へ増配しました。今後も成長投資とのバランスを考慮しながら、持続的な利益還元を目指す方針です。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 86.0万円 になりました (-14.0万円)
-14.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期125.0万円25.0万円25.0%
2022期51.0万円49.0万円-49.0%
2023期50.0万円50.0万円-50.0%
2024期70.0万円30.0万円-30.0%
2025期86.0万円14.0万円-14.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,009,300株
売り残473,800株
信用倍率2.13倍
2026年3月19日時点
今後の予定
通期決算発表2026年5月中旬
第1四半期決算発表2026年8月上旬

信用倍率は2.13倍と標準的な水準で、短期的な需給の偏りは大きくありません。PERは業界平均を下回っており割安感がありますが、PBRは平均を上回っています。これは、同社の高い技術力や世界シェアといった無形資産が市場から評価されていることを示唆しています。配当利回りは業界平均より高く、インカムゲインを重視する投資家にとっても魅力的と言えるでしょう。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期-1.4億円0円-
2022/03期13.2億円12.7億円96.4%
2023/03期9.2億円2.7億円29.5%
2024/03期14.2億円6.3億円44.4%
2025/03期26.7億円9.5億円35.5%

法人税等の支払いは、連結業績の変動に伴い変動しています。特に2022/03期期は個別要因による高い税負担率となりましたが、以降は概ね標準的な税率水準へ収束しています。今後も適正な税務管理のもと、持続的な利益成長に応じた納税を通じ社会貢献を行う方針です。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

ヤマシンフィルタ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 12円
安全性
安定
自己資本比率 79.0%
稼ぐ力
普通
ROE 6.1%(累計)
話題性
普通
ポジ 35%

「建機フィルター世界首位」が、コロナ特需を経てナノファイバー技術を武器に異業種へ挑む技術者集団

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU