アマノ6436
AMANO Corporation
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
オフィスの出退勤を打刻するタイムレコーダー、ショッピングモールの駐車場精算機、工場の粉塵を吸い取る集塵機——アマノの製品は「時間」「空間」「環境」の3つの分野で、毎日の暮らしとビジネスの効率化を支えています。
アマノは1931年にタイムレコーダーを国産化した「時間管理のパイオニア」です。現在は就業管理・勤怠管理のクラウドサービス、駐車場のパーキングシステム、集塵機・清掃ロボットの環境関連システムの3事業を柱に、国内外30拠点以上で事業を展開しています。2025/03期期は売上高1,754億円・営業利益230億円と5期連続の増収増益を達成し、営業利益率は13.1%に到達。中期経営計画の最終年度2026/03期期は売上高1,800億円・営業利益245億円を目標に掲げ、クラウドサービスの拡大とグローバル展開を成長ドライバーに据えています。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 3月
- 本社
- 神奈川県横浜市港北区大豆戸町275番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
就業管理システム(TimePro-NX等)、タイムレコーダー、勤怠管理クラウドサービス。ストック型収益が拡大中で利益率が最も高いセグメント
駐車場精算機、ゲートシステム、駐車場管理サービス。インバウンド需要回復と都市再開発で成長基調
集塵機、床洗浄機、清掃ロボット。工場・商業施設向けの安定需要。清掃ロボットの自動化ニーズが追い風
海外向け時間情報・パーキングシステムなど。アジア・欧州を中心にグローバル展開を推進
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 6.6% | 4.8% | - |
| 2022/03期 | 8.6% | 6.1% | - |
| 2023/03期 | 9.6% | 6.6% | - |
| 2024/03期 | 10.6% | 7.1% | 12.8% |
| 2025/03期 | 13.5% | 9.2% | 13.1% |
ROEは2021/03期の6.5%から2025/03期に13.1%へと倍増し、中計目標のROE12%を達成。営業利益率も8.7%→13.1%と着実に改善しています。クラウドサービスの拡大によるストック型収益の増加と、パーキング事業の高マージン化が収益力改善の主因。PBR2.0倍は資本効率の改善を市場が評価している証左です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,136億円 | 0円 | 72.5億円 | 97.1円 | - |
| 2022/03期 | 1,184億円 | 0円 | 97.3億円 | 131.5円 | +4.3% |
| 2023/03期 | 1,328億円 | 0円 | 113億円 | 154.4円 | +12.1% |
| 2024/03期 | 1,529億円 | 196億円 | 131億円 | 182.5円 | +15.1% |
| 2025/03期 | 1,754億円 | 230億円 | 178億円 | 249.9円 | +14.8% |
2021/03期はコロナ禍の影響で売上高1,136億円に留まりましたが、その後は5期連続の増収増益を達成。営業利益は2021/03期の99億円から2025/03期に230億円へと2.3倍に拡大しました。就業管理のクラウド化によるストック収益の拡大とパーキングシステムの好調が成長を牽引。2026/03期は売上1,800億円・営業利益245億円を見込み、中計最終年度の着地を目指しています。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 情報システム | 約700億円 | 約120億円 | 約17% |
| パーキングシステム | 約550億円 | 約70億円 | 約13% |
| 環境関連システム | 約300億円 | 約25億円 | 約8% |
| その他・海外 | 約200億円 | 約15億円 | 約8% |
売上構成は情報システム40%、パーキング31%、環境17%、その他12%とバランスの良い事業ポートフォリオ。利益面では情報システムが営業利益率17%と圧倒的に高く、クラウド化の進展でさらなる改善が見込まれます。パーキングは都市再開発需要とインバウンド回復で成長し、環境事業は清掃ロボットの需要拡大が追い風です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025/03期 | 220億円 | 230億円 | 230億円 | 0.0% |
| 2024/03期 | 175億円 | 190億円 | 196億円 | +3.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
第3次中計は3本の成長ドライバー(クラウド・グローバル・新規事業)を掲げ、ROE12%・営業利益率13%を前倒しで達成。業績予想の精度も高く、2024/03期・2025/03期ともに上方修正→計画達成のパターン。最終年度は営業利益245億円の達成が焦点ですが、足元のクラウド成長とパーキング好調を踏まえると達成確度は高いと評価されます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025/03期 Q3決算発表。累計売上高1,270億円、営業利益171億円と堅調に推移。通期計画に対する進捗率は概ね計画線
2025/03期 Q2決算発表。上期売上高879億円(前年同期比+11%)、営業利益107億円と大幅増益。クラウドサービスが牽引
2025/03期 Q1決算発表と同日に株価が年初来高値4,614円を記録。情報システム事業のクラウド化が好感される
自己株式取得を発表。取得上限20億円・50万株。総還元性向55%以上の目標に基づく積極的な株主還元策
2025/03期 通期予想を上方修正。営業利益を220億→230億円に増額。パーキングシステムと情報システムが好調
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は70%前後で推移する超健全財務。実質無借金経営を継続しており、BPSは5年間で1,486円→1,907円と堅調に積み上がっています。総資産1,943億円に対して純資産1,366億円と高い資本充実度を誇り、景気変動に対する耐性が非常に高い財務体質です。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 156億円 | 63.5億円 | 86.3億円 | 92.4億円 |
| 2022/03期 | 192億円 | 58.9億円 | 109億円 | 133億円 |
| 2023/03期 | 190億円 | 73.8億円 | 140億円 | 116億円 |
| 2024/03期 | 238億円 | 102億円 | 182億円 | 136億円 |
| 2025/03期 | 247億円 | 41.9億円 | 174億円 | 205億円 |
営業CFは年間156〜247億円と安定して高水準を維持し、右肩上がりの傾向。FCF(フリーキャッシュフロー)も92〜205億円と潤沢で、配当・自社株買いの原資を十分に確保しています。2025/03期のFCF205億円は過去最高水準。財務CFのマイナスは配当金支払い・自己株式取得による株主還元の積極化を反映しています。
この会社のガバナンスは?
取締役12名中、女性3名(25.0%)と機械業界ではトップクラスのダイバーシティ。連結子会社32社で海外展開を推進。設備投資88億円はクラウドインフラの強化とパーキング機器の更新に重点配分。平均勤続年数19.2年と長期雇用が定着しており、技術力の蓄積に貢献しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 729万円 | 5,541人 | - |
平均年収729万円は機械業界の中で中上位水準。単体従業員5,541名、連結では約8,800名規模のグローバル企業です。平均年齢44.7歳、平均勤続年数19.2年と長期雇用が定着しており、技術・ノウハウの蓄積が強み。役員報酬は取締役5名で総額3.83億円、社員平均との格差は約20.6倍と適正な水準です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
5年間のTSRは+91%(配当込み)で、TOPIXの+113%にやや劣後。ただし2024期以降は業績改善と増配を背景にTSRが急上昇しており、直近1年のパフォーマンスはTOPIXとほぼ同等です。配当利回り4.5%超を含めたインカムリターンの厚みが特徴です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 48円 | 43.7% |
| 2017/03期 | 52円 | 43.0% |
| 2018/03期 | 57円 | 43.1% |
| 2019/03期 | 80円 | 66.0% |
| 2020/03期 | 84円 | 59.4% |
| 2021/03期 | 65円 | 67.0% |
| 2022/03期 | 95円 | 72.2% |
| 2023/03期 | 110円 | 71.2% |
| 2024/03期 | 135円 | 74.0% |
| 2025/03期 | 175円 | 70.0% |
株主優待制度はありません
4期連続増配で年間65円→175円と2.7倍に急拡大。配当性向は67〜74%と利益成長以上に株主還元を強化しています。配当方針は「配当性向40%以上・DOE2.5%以上・総還元性向55%以上」と明確で、自己株式取得と合わせた株主還元総額は2025/03期に124億円に達しました。利回り4.55%は機械セクターでトップクラスです。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 115.3万円 | 15.3万円 | 15.3% |
| 2022期 | 98.7万円 | 1.3万円 | -1.3% |
| 2023期 | 115.8万円 | 15.8万円 | 15.8% |
| 2024期 | 179.2万円 | 79.2万円 | 79.2% |
| 2025期 | 191.1万円 | 91.1万円 | 91.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER15.2倍は機械業界平均の18倍を下回る割安水準で、安定成長銘柄としての評価に加え、4.5%の高配当利回りが下値を支えています。PBR2.02倍は業界平均を上回り、高ROE・高利益率が反映されています。信用倍率3.32倍は適度な水準で、需給面に大きな偏りはありません。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 110億円 | 37.7億円 | 34.2% |
| 2022/03期 | 139億円 | 41.9億円 | 30.1% |
| 2023/03期 | 170億円 | 56.7億円 | 33.4% |
| 2024/03期 | 209億円 | 77.1億円 | 37.0% |
| 2025/03期 | 246億円 | 68.1億円 | 27.7% |
実効税率は27〜37%の範囲で推移。2024/03期の37.0%はやや高めですが、2025/03期は27.7%に低下。海外子会社(連結子会社32社)での税効果や繰延税金資産の影響が年度ごとの変動要因です。2026/03期予想は26.5%と低めの見込みです。
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アマノ まとめ
タイムレコーダー発祥、就業管理・パーキングシステムで国内トップクラス。クラウド化で収益力が加速
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。