竹内製作所6432
TAKEUCHI MFG.CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段街を歩いていて見かける道路工事や、新しい家が建てられている現場を思い浮かべてみてください。そうした場所では、大きなクレーン車だけでなく、小回りの利く小さなショベルカーが活躍していますよね。竹内製作所は、まさにそうした「ミニショベル」を世界で初めて開発し、世界中に送り出している会社です。特に海外での評価が非常に高く、欧米の街づくりやインフラ整備の裏側で、同社のカラフルな建機が今日も地面を掘り続けています。
ミニショベル主体の建機中堅メーカー。直近の2025期決算では売上高2,132億円、営業利益371億円を達成し、高い収益性を維持しています。海外売上比率が99%と極めて高く、特に北米や欧州の旺盛なインフラ投資需要が業績を強力に牽引。会社は2026期に売上高2,250億円、営業利益420億円と過去最高の業績更新を見込んでおり、15期連続となる増配計画など積極的な株主還元姿勢も大きな特徴です。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 2月
- 本社
- 長野県埴科郡坂城町大字上平205番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 17.6% | 12.6% | 19.0% |
| 2017/02期 | 13.5% | 9.7% | 16.1% |
| 2018/02期 | 14.9% | 10.9% | 15.0% |
| 2019/02期 | 15.7% | 11.6% | 14.0% |
| 2020/02期 | 11.3% | 8.5% | 10.9% |
| 2021/02期 | 11.3% | 8.7% | 11.8% |
| 2022/02期 | 13.8% | 10.6% | 12.6% |
| 2023/02期 | 14.1% | 10.8% | 11.9% |
| 2024/02期 | 19.4% | 14.7% | 16.6% |
| 2025/02期 | 16.6% | 12.6% | 17.4% |
| 2026/02期 | 18.0% | 12.8% | 16.7% |
当社の収益性は非常に高く、2025/03期時点での営業利益率は17.4%に達しています。高付加価値な製品構成と効率的な生産体制により、ROEは15.6%、ROAは12.0%と高い資本効率を実現しています。製品の独自性が高く価格競争に巻き込まれにくい点が、安定した高収益体質を支える要因となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/02期 | 1,123億円 | 132億円 | 97.7億円 | 204.8円 | -3.2% |
| 2022/02期 | 1,409億円 | 178億円 | 133億円 | 279.9円 | +25.5% |
| 2023/02期 | 1,790億円 | 212億円 | 160億円 | 335.2円 | +27.0% |
| 2024/02期 | 2,126億円 | 353億円 | 261億円 | 548.6円 | +18.8% |
| 2025/02期 | 2,132億円 | 371億円 | 261億円 | 552.5円 | +0.3% |
竹内製作所は、ミニショベルを主力とする建設機械メーカーであり、欧米市場での強固な販売網を背景に売上高を大きく伸ばしてきました。2021/03期から2025/03期にかけて、売上高は1,122億円から2,132億円まで成長し、グローバルニッチトップとしての地位を確立しています。2026/03期期にはさらなる売上拡大と営業利益420億円を見込んでおり、堅調な業績推移を維持しています。 【2026/02期実績】売上2253億円(前期比5.7%)、営業利益377億円、純利益283億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET情報によれば、ミニショベルを主力とする建設機械の製造・販売が事業の中核を担っています。世界各国での厳しい競争環境や為替変動、原材料価格の高騰が主な事業リスクとして認識されており、グローバル市場でのシェア維持に向けた継続的な設備投資と技術開発が重要視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2,240億円 | — | 2,132億円 | -4.8% |
| 2024期 | 1,890億円 | — | 2,126億円 | +12.5% |
| 2023期 | 1,553億円 | — | 1,790億円 | +15.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 385億円 | — | 371億円 | -3.5% |
| 2024期 | 240億円 | — | 353億円 | +47.1% |
| 2023期 | 127億円 | — | 212億円 | +67.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。2023期、2024期と期初予想を大幅に上回る着地を続けており、特に営業利益の伸びが著しいです。これは旺盛な海外需要と為替の円安効果を的確に捉え、収益を最大化できている証拠と言えます。2025期は微減収減益で着地しましたが、2026期予想では再び最高益更新を目指しており、高い成長モメンタムを維持できるかが注目されます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
長野県上田市への新工場建設を発表し、将来的な生産能力の拡大と本社工場の負荷軽減を図る。
米国市場の販売回復を背景に、2026年2月期の純利益予想を前期比1%増の264億円へ上方修正。
テイクによる株式取得が明らかになり、安定株主の確保による長期的な経営体制の強化が進められた。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は76.7%という非常に強固な水準を維持しています。特筆すべきは有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続している点であり、財務的な余力は業界内でもトップクラスです。豊富な純資産は将来の成長投資や株主還元を支えるための強力な基盤となっています。 【2026/02期】総資産2251億円、純資産1869億円、自己資本比率73.9%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 123億円 | 40.1億円 | 4.6億円 | 82.6億円 |
| 2017/02期 | 68.2億円 | 14.4億円 | 30.7億円 | 53.8億円 |
| 2018/02期 | 104億円 | 13.3億円 | 12.5億円 | 90.8億円 |
| 2019/02期 | 84.2億円 | 22.7億円 | 17.1億円 | 61.5億円 |
| 2020/02期 | 54.9億円 | 41.0億円 | 21.8億円 | 13.9億円 |
| 2021/02期 | 104億円 | 19.7億円 | 23.9億円 | 84.1億円 |
| 2022/02期 | 138億円 | 43.0億円 | 25.3億円 | 94.8億円 |
| 2023/02期 | 85.4億円 | 88.6億円 | 33.2億円 | 3.3億円 |
| 2024/02期 | 246億円 | 77.7億円 | 47.1億円 | 169億円 |
| 2025/02期 | 82.8億円 | 23.5億円 | 146億円 | 59.4億円 |
営業活動によるキャッシュフローは概ね安定的にプラスを維持しており、本業による稼ぐ力の強さを示しています。稼ぎ出した資金は主に成長投資へ優先的に配分しつつ、潤沢な現預金を背景に積極的な株主還元を実施しています。投資キャッシュフローの変動は将来の生産能力増強に向けた資本支出によるものであり、長期的な成長を見据えた投資姿勢が反映されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は18.2%(2名/9名)であり、多様性確保に向けた体制整備を進めています。監査等委員会設置会社を採用して監査体制の強化を図っており、連結子会社4社を擁する企業規模に相応しいガバナンス体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 653万円 | 1,277人 | - |
従業員の平均年収は653万円となっており、建設機械業界の中堅企業としては水準以上の給与水準です。海外売上高比率が約99%という高いグローバル展開を背景に安定した収益を上げており、この強固な経営基盤が従業員の厚遇につながっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特に2024期には自社TSRが340.6%に達し、TOPIXの195.1%を大きく上回りました。この背景には、海外での旺盛な需要を捉えた継続的な業績成長と、それに伴う株価の上昇、そして15期連続の増配計画に代表される積極的な株主還元策が複合的に作用した結果と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/02期 | 22円 | 11.1% |
| 2017/02期 | 26円 | 16.0% |
| 2018/02期 | 36円 | 18.0% |
| 2019/02期 | 45円 | 18.8% |
| 2020/02期 | 50円 | 26.2% |
| 2021/02期 | 53円 | 25.9% |
| 2022/02期 | 68円 | 24.3% |
| 2023/02期 | 98円 | 29.2% |
| 2024/02期 | 158円 | 28.8% |
| 2025/02期 | 200円 | 36.2% |
株主優待制度は実施していません。
竹内製作所は、キャッシュフローを成長投資に優先的に配分した上で、連結配当性向40%を目標とした株主還元を実施しています。近年は業績の飛躍的な成長に伴い、配当額を大幅に引き上げており、累進的な還元姿勢を強めています。無借金経営による財務余力があるため、今後も安定かつ持続的な配当が期待できる銘柄です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 166.0万円 | 66.0万円 | 66.0% |
| 2022期 | 162.3万円 | 62.3万円 | 62.3% |
| 2023期 | 188.9万円 | 88.9万円 | 88.9% |
| 2024期 | 340.6万円 | 240.6万円 | 240.6% |
| 2025期 | 344.8万円 | 244.8万円 | 244.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用買残が売残を大きく上回っており、信用倍率は36.05倍と高い水準にあります。これは、短期的な株価上昇を期待する個人投資家が多いことを示唆しており、将来的な需給悪化のリスクも内包しています。業界平均と比較すると、PERは10.2倍と大幅に割安ですが、PBRは若干高めです。配当利回りが3%を超えており、株主還元への意識の高さがうかがえます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 153億円 | 55.8億円 | 36.5% |
| 2017/02期 | 117億円 | 39.6億円 | 33.8% |
| 2018/02期 | 140億円 | 44.9億円 | 32.0% |
| 2019/02期 | 155億円 | 41.0億円 | 26.5% |
| 2020/02期 | 124億円 | 33.1億円 | 26.7% |
| 2021/02期 | 133億円 | 35.3億円 | 26.6% |
| 2022/02期 | 181億円 | 47.3億円 | 26.2% |
| 2023/02期 | 214億円 | 54.0億円 | 25.3% |
| 2024/02期 | 355億円 | 93.1億円 | 26.2% |
| 2025/02期 | 356億円 | 95.0億円 | 26.7% |
税負担は税引前利益の増大に合わせて増加しており、実効税率は概ね30%前後で推移しています。グローバル展開に伴う各国の税制や繰延税金資産の影響を受けつつも、連結ベースで適正に納税を行っています。将来の業績拡大に伴い、税負担額も年間100億円超の規模で推移する見込みです。
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竹内製作所 まとめ
「長野発、世界を掘るミニ建機の巨人。売上の99%が海外という隠れたグローバル企業」
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