竹内製作所
TAKEUCHI MFG.CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月28日
世界が認めるミニ建機のパイオニア、長野から世界へ!
地球規模の事業展開でグローバル化を推進し、企業価値の最大化を図るとともに、お客様や社会に貢献できる企業を目指します。
この会社ってなに?
あなたが普段街を歩いていて見かける道路工事や、新しい家が建てられている現場を思い浮かべてみてください。そうした場所では、大きなクレーン車だけでなく、小回りの利く小さなショベルカーが活躍していますよね。竹内製作所は、まさにそうした「ミニショベル」を世界で初めて開発し、世界中に送り出している会社です。特に海外での評価が非常に高く、欧米の街づくりやインフラ整備の裏側で、同社のカラフルな建機が今日も地面を掘り続けています。
ミニショベル主体の建機中堅メーカー。直近のFY2025決算では売上高2,132億円、営業利益371億円を達成し、高い収益性を維持しています。海外売上比率が99%と極めて高く、特に北米や欧州の旺盛なインフラ投資需要が業績を強力に牽引。会社はFY2026に売上高2,250億円、営業利益420億円と過去最高の業績更新を見込んでおり、15期連続となる増配計画など積極的な株主還元姿勢も大きな特徴です。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 2月
- 本社
- 長野県埴科郡坂城町大字上平205番地
- 公式
- www.takeuchi-mfg.co.jp
社長プロフィール

1963年の創業以来「創造・挑戦・協調」を社是に、お客様満足を第一に企業活動を続けてまいりました。世界で初めてミニバックホウやコンパクトトラックローダを開発し、今では「TAKEUCHI」は世界が認めるブランドとして高い評価を得ています。今後も全社一丸となり、お客様のニーズに応えるより良い製品を提供できるよう、たゆまぬ努力を続けてまいります。
この会社のストーリー
長野県坂城町にて、竹内製作所を設立。自動車部品などの下請け製造からスタートした。
当時の土木作業の常識を覆す、360度旋回可能な小型油圧ショベル「TB1000」を世界で初めて開発・発売した。
不整地での作業安定性に優れた足回りを持つ、コンパクトトラックローダ(クローラーローダー)を世界で初めて開発した。
米国に販売子会社を設立。その後、英国(2000年)、フランス(2006年)と欧州にも拠点を広げ、海外販売を強化した。
事業拡大と社会的信用の向上を目指し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。さらなる成長への基盤を築いた。
ジャスダックから市場変更し、東証一部(現:プライム市場)への上場を果たす。グローバル企業としての地位を確固たるものにした。
創立60周年を迎える。世界的な環境意識の高まりに応え、電動ミニバックホウの開発・販売を本格化し、新たな市場を切り拓く。
長野県上田市に新工場を設立し、生産能力を増強する計画を発表。グローバルな需要増に対応し、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
世界で初めて360度旋回可能な「ミニバックホウ」や「コンパクトトラックローダ」を開発。ニッチな市場を創造し、業界の常識を変えたイノベーション企業です。
売上の9割以上が海外であり、特に欧米で高いブランド力とシェアを誇ります。グローバルな需要を着実に捉え、力強く成長を続けています。
連結配当性向40%を目安とし、15期連続増配を記録するなど、株主への利益還元に積極的です。安定した収益基盤が、魅力的な配当を実現しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 53円 | 25.9% |
| FY2022/3 | 68円 | 24.3% |
| FY2023/3 | 98円 | 29.2% |
| FY2024/3 | 158円 | 28.8% |
| FY2025/3 | 200円 | 36.2% |
株主優待制度は実施していません。
竹内製作所は、キャッシュフローを成長投資に優先的に配分した上で、連結配当性向40%を目標とした株主還元を実施しています。近年は業績の飛躍的な成長に伴い、配当額を大幅に引き上げており、累進的な還元姿勢を強めています。無借金経営による財務余力があるため、今後も安定かつ持続的な配当が期待できる銘柄です。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
竹内製作所は、ミニショベルを主力とする建設機械メーカーであり、欧米市場での強固な販売網を背景に売上高を大きく伸ばしてきました。FY2021/3からFY2025/3にかけて、売上高は1,122億円から2,132億円まで成長し、グローバルニッチトップとしての地位を確立しています。FY2026/3期にはさらなる売上拡大と営業利益420億円を見込んでおり、堅調な業績推移を維持しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 10.9% | 8.5% | 11.8% |
| FY2022/3 | 12.8% | 9.7% | 12.6% |
| FY2023/3 | 13.1% | 10.1% | 11.9% |
| FY2024/3 | 17.7% | 13.2% | 16.6% |
| FY2025/3 | 15.6% | 12.0% | 17.4% |
当社の収益性は非常に高く、FY2025/3時点での営業利益率は17.4%に達しています。高付加価値な製品構成と効率的な生産体制により、ROEは15.6%、ROAは12.0%と高い資本効率を実現しています。製品の独自性が高く価格競争に巻き込まれにくい点が、安定した高収益体質を支える要因となっています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は76.7%という非常に強固な水準を維持しています。特筆すべきは有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続している点であり、財務的な余力は業界内でもトップクラスです。豊富な純資産は将来の成長投資や株主還元を支えるための強力な基盤となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 104億円 | -19.7億円 | -23.9億円 | 84.1億円 |
| FY2022/3 | 138億円 | -43.0億円 | -25.3億円 | 94.8億円 |
| FY2023/3 | 85.4億円 | -88.6億円 | -33.2億円 | -3.3億円 |
| FY2024/3 | 246億円 | -77.7億円 | -47.1億円 | 169億円 |
| FY2025/3 | 82.8億円 | -23.5億円 | -146億円 | 59.4億円 |
営業活動によるキャッシュフローは概ね安定的にプラスを維持しており、本業による稼ぐ力の強さを示しています。稼ぎ出した資金は主に成長投資へ優先的に配分しつつ、潤沢な現預金を背景に積極的な株主還元を実施しています。投資キャッシュフローの変動は将来の生産能力増強に向けた資本支出によるものであり、長期的な成長を見据えた投資姿勢が反映されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 133億円 | 35.3億円 | 26.6% |
| FY2022/3 | 181億円 | 47.3億円 | 26.2% |
| FY2023/3 | 214億円 | 54.0億円 | 25.3% |
| FY2024/3 | 355億円 | 93.1億円 | 26.2% |
| FY2025/3 | 356億円 | 95.0億円 | 26.7% |
税負担は税引前利益の増大に合わせて増加しており、実効税率は概ね30%前後で推移しています。グローバル展開に伴う各国の税制や繰延税金資産の影響を受けつつも、連結ベースで適正に納税を行っています。将来の業績拡大に伴い、税負担額も年間100億円超の規模で推移する見込みです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 653万円 | 1,277人 | - |
従業員の平均年収は653万円となっており、建設機械業界の中堅企業としては水準以上の給与水準です。海外売上高比率が約99%という高いグローバル展開を背景に安定した収益を上げており、この強固な経営基盤が従業員の厚遇につながっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はテイク・東京中小企業投資育成・公益財団法人TAKEUCHI育英奨学会。
同社は創業家である竹内一族の影響力が強く、竹内敏也氏や竹内好敏氏などの一族関連や資産管理会社である株式会社テイクが上位株主に名を連ねています。機関投資家の保有も一定数ありますが、創業家による安定株主比率が高く、経営の継続性と長期的な視点が確保された資本構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET情報によれば、ミニショベルを主力とする建設機械の製造・販売が事業の中核を担っています。世界各国での厳しい競争環境や為替変動、原材料価格の高騰が主な事業リスクとして認識されており、グローバル市場でのシェア維持に向けた継続的な設備投資と技術開発が重要視されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は18.2%(2名/9名)であり、多様性確保に向けた体制整備を進めています。監査等委員会設置会社を採用して監査体制の強化を図っており、連結子会社4社を擁する企業規模に相応しいガバナンス体制を構築しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2,240億円 | — | 2,132億円 | -4.8% |
| FY2024 | 1,890億円 | — | 2,126億円 | +12.5% |
| FY2023 | 1,553億円 | — | 1,790億円 | +15.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 385億円 | — | 371億円 | -3.5% |
| FY2024 | 240億円 | — | 353億円 | +47.1% |
| FY2023 | 127億円 | — | 212億円 | +67.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。FY2023、FY2024と期初予想を大幅に上回る着地を続けており、特に営業利益の伸びが著しいです。これは旺盛な海外需要と為替の円安効果を的確に捉え、収益を最大化できている証拠と言えます。FY2025は微減収減益で着地しましたが、FY2026予想では再び最高益更新を目指しており、高い成長モメンタムを維持できるかが注目されます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、FY2021からFY2025までの5年間、一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特にFY2024には自社TSRが340.6%に達し、TOPIXの195.1%を大きく上回りました。この背景には、海外での旺盛な需要を捉えた継続的な業績成長と、それに伴う株価の上昇、そして15期連続の増配計画に代表される積極的な株主還元策が複合的に作用した結果と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 166.0万円 | +66.0万円 | 66.0% |
| FY2022 | 162.3万円 | +62.3万円 | 62.3% |
| FY2023 | 188.9万円 | +88.9万円 | 88.9% |
| FY2024 | 340.6万円 | +240.6万円 | 240.6% |
| FY2025 | 344.8万円 | +244.8万円 | 244.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用買残が売残を大きく上回っており、信用倍率は36.05倍と高い水準にあります。これは、短期的な株価上昇を期待する個人投資家が多いことを示唆しており、将来的な需給悪化のリスクも内包しています。業界平均と比較すると、PERは10.2倍と大幅に割安ですが、PBRは若干高めです。配当利回りが3%を超えており、株主還元への意識の高さがうかがえます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
長野県上田市への新工場建設を発表し、将来的な生産能力の拡大と本社工場の負荷軽減を図る。
米国市場の販売回復を背景に、2026年2月期の純利益予想を前期比1%増の264億円へ上方修正。
テイクによる株式取得が明らかになり、安定株主の確保による長期的な経営体制の強化が進められた。
最新ニュース
竹内製作所 まとめ
ひとめ診断
「長野発、世界を掘るミニ建機の巨人。売上の99%が海外という隠れたグローバル企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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