6306プライム

日工

NIKKO CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE4.5%
BPS897.7円
自己資本比率48.6%
FY2025/3 有報データ

創業100年超、日本の道づくりを支えるアスファルトプラント国内シェアNo.1企業

社会インフラを支えるプラント技術を核に、環境・エネルギー分野など新たな事業領域へ挑戦し、持続可能な社会の実現に貢献する。

この会社ってなに?

あなたが普段何気なく利用している道路や空港の滑走路、その舗装に使われるアスファルト合材を作る巨大な機械が「アスファルトプラント」です。日工は、この分野で日本のトップシェアを誇る会社です。皆さんが快適に車でドライブしたり、飛行機で旅行したりできるのも、同社のプラントが全国の道路工事の裏側で活躍しているから。最近では、CO2排出量を削減する環境にやさしい技術開発にも力を入れており、未来のインフラ作りにも貢献しています。

アスファルトプラント国内最大手の日工は、安定した国内インフラ需要を基盤に堅調な業績を維持しています。FY2025は売上高491.6億円(前期比11.5%増)、営業利益27.66億円(同40.5%増)と大幅な増益を達成。新たに発表した中期経営計画(FY2025-2027)では、最終年度に売上高510億円、営業利益30億円を目標に掲げ、2030年のビジョンである「売上高700億円、時価総額500億円」の達成を目指します。株価はPBR1倍割れで推移しており、今後の成長戦略と株主還元の強化が市場評価向上の鍵となります。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
兵庫県明石市大久保町江井島1013-1
公式
www.nikko-net.co.jp

社長プロフィール

中山 知巳
中山 知巳
代表取締役社長
ビジョナリー
2024年3月期に過去最高の業績を達成した勢いを維持し、2030年のビジョンである『売上高700億円、時価総額500億円』の実現を目指します。既存事業の強化はもちろん、新規事業への挑戦も加速させ、社会インフラの発展に貢献し持続的な成長を実現していきます。

この会社のストーリー

1919
創業 - 日工の前身「日本工具製作株式会社」設立

兵庫県明石市にて創業。スコップやツルハシなどの土木用工具の製造からスタートし、日本のインフラ整備の黎明期を支えた。

1949
東京証券取引所に上場

戦後の復興需要が高まる中、企業としての信頼性を高め、さらなる飛躍を目指して株式を上場。社会からの期待を背負う。

1958
国産初のアスファルトプラントを開発

日本の高度経済成長期、道路網の整備が急務となる中で国産初のアスファルトプラントを開発。現在の主力事業の礎を築く。

1971
日工電子工業株式会社を設立

プラントの頭脳である操作盤や自動制御装置の製造を目的として子会社を設立。ハードとソフトの両面から技術力を強化する。

2019
創業100周年を迎える

創業から一世紀。インフラ整備という社会に不可欠な事業を通じて、日本の発展と共に歩み続けてきた歴史を刻む。

2022
脱炭素社会へ、水素バーナの技術開発

大阪大学と共同で、CO2排出量削減に貢献する水素を利用したバーナの技術開発に着手。環境問題への取り組みを本格化させる。

2024
過去最高の業績を達成

2024年3月期決算にて、売上高・営業利益・経常利益で過去最高を記録。安定した事業基盤と成長力を証明した。

2027
新中期経営計画による未来への挑戦

2030年のビジョン達成に向けた新中期経営計画を発表。既存事業の深耕と新規事業の探索を両輪に、時価総額500億円を目指す。

注目ポイント

圧倒的な国内シェアを誇る安定性

道路舗装に不可欠なアスファルトプラントで国内シェア約70%を誇ります。日本のインフラを支えるトップ企業としての安定した事業基盤が魅力です。

株主還元への高い意識

配当利回りは4%を超え、市場平均と比べても高水準です。さらに1年以上の継続保有でQUOカードなどがもらえる株主優待制度も導入しています。

未来を見据えた環境技術への挑戦

脱炭素社会の実現に向け、CO2排出量を削減する水素バーナの開発など、環境技術へ積極的に投資。持続可能な社会への貢献と将来の成長を目指しています。

サービスの実績は?

70%
アスファルトプラント国内シェア
2023年時点
国内首位
35%
コンクリートプラント国内シェア
2023年時点
安定
11.5%
売上高成長率 (YoY)
FY2025実績
+4.1pt
32
1株当たり配当金
FY2025実績
+2円 vs FY2024
4,339万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績ベース
YoY +11.5%

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 32円
安全性
普通
自己資本比率 48.6%
稼ぐ力
普通
ROE 4.5%
話題性
普通
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
32
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/31022.1%
FY2018/31231.0%
FY2019/31234.2%
FY2021/33360.8%
FY2022/33069.5%
FY2023/330112.5%
FY2024/33087.6%
FY2025/33261.2%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として「安定配当」を掲げており、業績の変動に関わらず一定水準の還元を維持する姿勢を示しています。FY2025/3には配当を32円へ増配し、利回り4%水準を維持することで株主還元を強化しています。業績に応じた配当性向の管理を行いながら、中長期的に安定したインカムゲインを提供することを目指しています。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.5%
業界平均
10.2%
営業利益率下回る
この会社
5.6%
業界平均
10.6%
自己資本比率下回る
この会社
48.6%
業界平均
49.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3388億円
FY2023/3397億円
FY2024/3441億円
FY2025/3492億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/319.7億円
FY2025/327.7億円

日工の業績は、建設インフラ需要を背景に底堅い推移を続けており、FY2025/3には売上高が約491億円、営業利益が約27億円と回復基調を強めました。過去には一時的な減益もありましたが、現在は大型プラント案件や環境関連事業の寄与により成長軌道に戻っています。FY2026/3に向けても売上高510億円を目指すなど、安定した拡大が期待されています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.8%4.3%-
FY2022/36.0%3.2%-
FY2023/32.2%2.0%-
FY2024/36.2%2.1%4.5%
FY2025/34.5%3.2%5.6%

収益性は、資材高騰の影響を受けたFY2023/3に営業利益率が2.6%まで低下したものの、FY2025/3には生産効率の改善により5.6%まで回復しています。ROA(総資産利益率)も3.2%まで改善し、効率的な資産活用が進んでいることがうかがえます。今後は高付加価値製品へのシフトを通じて、さらなる利益率の向上を目指すフェーズにあります。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率48.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
165億円
会社の純資産
346億円

財務健全性は非常に安定しており、長年無借金経営を維持してきましたが、現在は戦略的な投資により有利子負債約165億円を抱えつつも、自己資本比率は54.2%と十分な安全域を確保しています。総資産はFY2025/3時点で約637億円まで拡大しており、中長期的な成長に向けた設備投資が継続されています。BPSも897円台へと堅調に推移しており、株主資本の積み上がりが見て取れます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+29.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-28.1億円
投資CF
借入・返済など
-17.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+1.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/327.8億円-18.7億円-11.3億円9.2億円
FY2022/322.2億円-21.6億円-2.8億円5,900万円
FY2023/3-16.4億円-12.3億円7.1億円-28.7億円
FY2024/343.3億円-23.3億円31.9億円20.0億円
FY2025/329.9億円-28.1億円-17.5億円1.9億円

営業キャッシュフローは、主力のプラント事業における受注状況に左右されつつも、FY2024/3には約43億円を創出し、本業での稼ぐ力が回復しています。投資キャッシュフローは、将来の成長を見据えた設備投資や技術開発のために年間20億円規模の支出が継続しています。フリーキャッシュフローは変動があるものの、全体として事業活動の維持・拡大に十分な資金配分が行われています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
3(1)国内アスファルトプラント関連事業に関するリスク <競合相手との差別化が十分にできないリスク> 国内のアスファルトプラント市場は当社と他1社でほぼ100%の市場シェアを占める寡占市場です
4当社の市場シェアは70%以上あり、トップメーカーとしての位置づけは永年にわたって変わっておりません
5当社としては、圧倒的なトップメーカーの地位を将来にわたって維持するために、カーボンニュートラル・CO2削減に貢献できる新製品開発や、メンテナンス事業のビジネスモデル変革を進めること、遠隔化・自動化サポートで差別化を図っております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/329.7億円8.9億円30.0%
FY2022/322.7億円6.3億円27.5%
FY2023/312.6億円2.4億円18.7%
FY2024/321.4億円8.3億円38.8%
FY2025/330.7億円10.6億円34.6%

法人税等の支払いは、利益の変動に伴い年度ごとに推移しています。FY2023/3には利益水準の低下により税負担額も一時的に減少しましたが、その後の業績回復とともに再び10億円規模の納税を行っています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、会計上の税率と概ね整合的です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
761万円
従業員数
1,133
平均年齢
39.5歳
平均年収従業員数前年比
当期761万円1,133-

従業員の平均年収は761万円であり、製造業および機械セクターの平均と比較しても高い水準を維持しています。長年にわたるプラント事業での安定した収益基盤と、過去最高益を更新するなどの堅調な業績が、従業員への安定的な利益還元に結びついています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主46.9%
浮動株53.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関21.4%
事業法人等25.6%
外国法人等3.1%
個人その他48.5%
証券会社1.4%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は日工社員持株会・日工取引先持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,102,700株)10.66%
日工社員持株会(1,726,600株)4.49%
日工取引先持株会(1,511,700株)3.93%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(871,500株)2.26%
日本生命保険相互会社(854,800株)2.22%
住友生命保険相互会社(745,000株)1.94%
湊ハマ株式会社(702,000株)1.82%
明治安田生命保険相互会社(648,400株)1.68%
中西電機工業株式会社(620,600株)1.61%
株式会社百十四銀行(555,000株)1.44%

同社は機関投資家や信託銀行が上位を占めるほか、社員持株会や取引先持株会が一定の株式を保有しており、経営の安定性が重視される構成となっています。創業から続く堅実な経営体質を背景に、主要取引先との長期的な関係が安定株主としての役割を果たしています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億2,600万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、同社はアスファルトプラントで国内シェア首位の強固な基盤を持ち、環境機械や社会インフラ整備事業を軸に展開しています。建設投資動向や原材料価格の変動が収益に影響を与える事業リスクを抱えていますが、積極的な技術開発と設備投資により競争力を維持しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
4,000万円
連結子会社数
13
設備投資額
30.4億円
平均勤続年数(従業員)
13.8
臨時従業員数
144

女性役員比率は7.7%と改善の余地がありますが、社外取締役を登用した透明性の高い経営体制の構築に努めています。監査役会設置会社として内部統制を強化しており、13社の連結子会社を抱える中堅企業として、持続可能なガバナンス体制を推進しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
過去の未達から回復傾向にあり、直近2期は予想を上回る着地。新中計の達成確度が注目される。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 510億円 順調 (491.6億円)
96.4%
営業利益: 目標 30億円 順調 (27.66億円)
92.2%
時価総額(2030年ビジョン): 目標 500億円 やや遅れ (320億円)
64%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025480億円492億円+2.4%
FY2024440億円441億円+0.2%
FY2023420億円397億円-5.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202526億円28億円+6.4%
FY202419億円20億円+3.6%
FY202323億円10億円-55.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

FY2023に原材料価格高騰の影響で業績予想を大幅に下回りましたが、その後の価格転嫁や需要回復により、FY2024、FY2025と2期連続で期初予想を上回る着地を見せています。新たにスタートした中期経営計画(FY2025-2027)では、最終年度に売上高510億円、営業利益30億円という着実な成長目標を掲げています。業績予想の精度が回復してきた点はポジティブであり、計画達成へのコミットメントが評価されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを下回って推移しています。これは、安定した事業基盤を持つものの、成長期待の高い銘柄へ資金が向かう市場環境において、同社の株価が相対的に見劣りしたことが主な要因です。PBR1倍割れが続いていることからも、資本効率に対する市場の評価が厳しいことがうかがえます。新中期経営計画で掲げる成長戦略の実行と、株主還元の強化を通じて企業価値向上を実現し、市場の評価を変えられるかが今後の課題です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+38.1%
100万円 →138.1万円
38.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021125.5万円+25.5万円25.5%
FY2022110.0万円+10.0万円10.0%
FY2023119.4万円+19.4万円19.4%
FY2024146.0万円+46.0万円46.0%
FY2025138.1万円+38.1万円38.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残160,300株
売り残11,100株
信用倍率14.44倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

同業の機械セクター平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあります。特にPBRは1倍を大きく下回っており、資産価値に対して株価が過小評価されている可能性を示唆しています。一方で配当利回りは4%を超え、業界平均よりかなり魅力的です。信用倍率は14倍台と高めで、短期的な需給の緩みを警戒する声もありますが、PBR改善に向けた経営陣の取り組みが本格化すれば、見直し買いが入る余地は大きいと考えられます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
42
前月比 +5.2%
メディア数
18
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 35%
機械セクター 200社中 70位
報道のトーン
35%
好意的
45%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
経営戦略25%
株主還元15%
その他10%

最近の出来事

2025年11月中計発表

2030年ビジョンに向けた新中期経営計画を公表し、成長戦略を明確化した。

2025年6月報酬改定

取締役および執行役員を対象とした株式報酬型ストックオプションを導入した。

2025年2月業績減益

第3四半期累計で経常利益が前年同期比25.7%減となり市場の注目を集めた。

日工 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 32円
安全性
普通
自己資本比率 48.6%
稼ぐ力
普通
ROE 4.5%
話題性
普通
ポジティブ 35%

「道路インフラを支える『アスファルトプラント』国内シェア7割のガリバー企業、脱炭素技術で次世代を見据える」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU