ガリレイ
GALILEI CO.LTD.
最終更新日: 2026年3月28日
食のインフラを支える「冷やす技術」のパイオニア
食のインフラを支えるNo.1企業として、生産から消費までのフードバリューチェーン全体の革新に貢献し、持続可能な社会を実現します。
この会社ってなに?
あなたが普段スーパーやコンビニで手に取る、キンキンに冷えた飲み物やアイスクリーム。その鮮度を保っているのが、ガリレイの業務用冷蔵庫やショーケースです。実は、スーパーのバックヤードや飲食店の厨房など、食品が安全に保管・調理される裏側で、同社の「冷やす」技術が欠かせない役割を果たしています。あなたが美味しい食事を楽しめるのも、ガリレイのような会社が食のインフラをしっかりと支えているからなのです。
FY2025は売上高1,306.4億円、営業利益165.72億円と過去最高を更新し、好調を維持しています。主力の業務用冷凍冷蔵庫が、スーパーやコンビニにおける省エネ需要の高まりを背景に大きく伸長しました。今後は、M&Aや東南アジアを中心とした海外展開でさらなる成長を目指しており、安定したキャッシュフロー創出力が魅力です。来期は若干の減収減益を見込むものの、高水準の利益を維持する計画です。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-18
- 公式
- www.galilei-group.co.jp
社長プロフィール
創業以来培ってきた『冷やす技術』を核に、社会の変化に対応し事業を拡大してきました。私たちは『食といのちの未来を拓く』というパーパスを掲げ、社会課題の解決と持続的な成長の両立を目指します。これからも変革と挑戦を続け、社会にとって不可欠な存在であり続けます。
この会社のストーリー
創業者・福島信夫が大阪市に福島製作所を設立。業務用冷凍冷蔵庫の製造を開始し、食のインフラを支える事業がスタートした。
業界に先駆けて、業務用冷凍冷蔵庫の規格化・量産化を実現。製品の安定供給とコストダウンを可能にし、事業成長の礎を築いた。
本格的な海外展開を開始。経済成長著しい中国市場へ進出し、グローバル企業としての第一歩を踏み出した。
株式上場を果たし、社会的信用を高めるとともに、さらなる事業拡大に向けた経営基盤を強化した。
創業の精神を受け継ぎつつ、未来への進化を示すため社名を変更。新たなブランドイメージのもと、グループ一体経営を加速させた。
持株会社体制へ移行し、社名を「ガリレイ」に変更。意思決定の迅速化とグループシナジーの最大化を図り、新たな成長ステージへ進んだ。
主力の冷凍冷蔵ショーケース事業などが大きく伸長し、連結売上高が創業以来初めて1,000億円の大台を突破した。
「食といのちの未来を拓く」というパーパスを策定。フードロス削減や再生医療など新たな社会課題解決に挑戦し、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
スーパーのショーケースや飲食店の業務用冷蔵庫で国内トップクラスのシェア。私たちの豊かな食生活を「冷やす技術」で根底から支えています。
国内の強固な基盤を背景に、売上・利益ともに安定的に成長。さらに、成長著しい中国や東南アジア市場への展開を加速させ、グローバルでの成長も期待されます。
株主への利益還元を重視しており、安定的・継続的な配当を実施。3年以上継続保有するとQUOカードがもらえる株主優待も魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 15円 | 12.5% |
| FY2017/3 | 17.5円 | 11.7% |
| FY2018/3 | 20円 | 14.1% |
| FY2019/3 | 24円 | 14.5% |
| FY2020/3 | 24円 | 15.4% |
| FY2021/3 | 26.5円 | 16.9% |
| FY2022/3 | 31円 | 15.2% |
| FY2023/3 | 36.5円 | 16.9% |
| FY2024/3 | 52.5円 | 17.1% |
| FY2025/3 | 74円 | 24.7% |
| 権利確定月 | 3月 |
ガリレイは、DOE(株主資本配当率)3.0%程度を配当の目安としており、資本効率を意識した安定的かつ継続的な還元方針を掲げています。利益成長に応じて配当額を調整する柔軟性を持ちつつ、財務の健全性を維持しながら株主還元を強化しています。配当性向は20%台で推移しており、将来の成長投資とバランスを取りながら適正な配分が行われています。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ガリレイは、業務用冷凍冷蔵庫およびショーケースの国内大手として安定した成長を継続しており、2025年3月期には売上高が約1,306億円に達しました。強みである冷やす技術を核に食のインフラを支え、直近数年間は売上高・営業利益ともに堅調な拡大基調を維持しています。2026年3月期は微減益を予想していますが、これは先行的な投資や市場環境の変化を考慮した保守的な見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 11.4% | 6.5% | - |
| FY2022/3 | 12.0% | 7.9% | - |
| FY2023/3 | 10.7% | 7.7% | - |
| FY2024/3 | 12.9% | 9.4% | 13.2% |
| FY2025/3 | 11.4% | 8.5% | 12.7% |
収益性については、営業利益率が10%から13%台で推移しており、同業他社と比較しても高い水準を確保しています。ROE(自己資本利益率)も10%から13%前後の高い水準を維持しており、株主資本を効率的に活用して利益を生み出せていることが分かります。高付加価値な製品開発やサービス提供が、安定した利益率を下支えする構造となっています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は70%を超え、有利子負債ゼロの実質無借金経営を長年継続しています。総資産は1,400億円規模に拡大していますが、その大部分が潤沢な自己資本で賄われており、極めて強固な財務体質です。この高い支払い能力により、不透明な経済環境下でも安定した事業運営と積極的な成長投資が可能です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 112億円 | -16.5億円 | -10.9億円 | 95.2億円 |
| FY2022/3 | 65.7億円 | -15.0億円 | -10.6億円 | 50.7億円 |
| FY2023/3 | 55.1億円 | -22.6億円 | -12.4億円 | 32.5億円 |
| FY2024/3 | 126億円 | -28.8億円 | -22.9億円 | 97.1億円 |
| FY2025/3 | 104億円 | -95.2億円 | -21.2億円 | 8.5億円 |
営業キャッシュフローは恒常的にプラスで推移しており、本業による稼ぐ力が非常に安定していることがわかります。2025年3月期は積極的な設備投資や拠点強化に伴い投資キャッシュフローがマイナス約95億円となりましたが、これは将来の成長に向けた戦略的な支出です。財務キャッシュフローは主に配当金の支払いや自己株式の取得などに充てられており、株主還元への姿勢も明確です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 86.5億円 | 23.5億円 | 27.2% |
| FY2022/3 | 113億円 | 30.9億円 | 27.5% |
| FY2023/3 | 123億円 | 36.4億円 | 29.6% |
| FY2024/3 | 162億円 | 38.5億円 | 23.8% |
| FY2025/3 | 172億円 | 51.7億円 | 30.1% |
実効税率は概ね法定実効税率に近い水準で推移しており、税負担は適正です。2024年3月期に税率が一時的に低下したのは、税効果会計の影響や特定の控除項目によるものです。各期において税引前利益に対して安定して法人税等を納税しており、経営の透明性は確保されています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 664万円 | 2,829人 | - |
従業員の平均年収は664万円であり、業務用厨房機器という製造業の平均水準と比較しても堅実かつ安定的な賃金体系といえます。業績拡大に伴い成長投資を継続する一方で、社員の処遇向上にも継続的に取り組んでいることが推察されます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は福島機器販売・ガリレイ社員持株会。
同社は創業家一族が保有する「福島機器販売株式会社」が筆頭株主として約21%を占めており、創業家による安定的な経営基盤が構築されていることが特徴です。社員持株会や安定株主の存在により、短期的には経営の安定性が高い一方、浮動株比率は一定程度に抑えられていると考えられます。
会社の公式開示情報
役員報酬
業務用冷凍冷蔵庫を核とした厨房機器事業を主力としており、近年は食の安全やフードロス低減を背景に海外市場や新領域での売上を拡大させています。連結子会社を19社有し、製品開発から販売、メンテナンスまでを網羅する体制が強固な事業リスクへの耐性を生んでいます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は9.1%であり、多様性確保の観点では今後のさらなる登用が期待される段階です。監査報酬の額や連結経営体制を考慮すると、内部統制と監査体制は上場企業として十分な機能を果たしており、企業規模に応じたガバナンス体制が整備されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,194億円 | — | 1,306億円 | +9.4% |
| FY2024 | 1,031億円 | — | 1,158億円 | +12.4% |
| FY2023 | 972億円 | — | 1,050億円 | +8.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 132億円 | — | 166億円 | +25.6% |
| FY2024 | 101億円 | — | 153億円 | +52.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想に対する達成度は非常に高い評価ができます。特に、FY2024とFY2025は期初予想を大幅に超過する好決算を叩き出しており、営業利益の乖離率はそれぞれ+52.0%、+25.6%と驚異的な数字です。これは、省エネ需要や人手不足対応という社会的な追い風を確実に捉え、主力の業務用冷凍冷蔵庫事業を伸ばしている証左と言えます。来期予想はやや保守的ですが、これまでの実績から上振れする可能性も期待されます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、過去5年間でTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、安定成長はしているものの、市場全体の成長率を超える爆発的な株価上昇には至っていないことを示唆します。株価は着実に上昇していますが、同期間のTOPIXの上昇ペースがそれを上回っていた形です。今後の海外展開や新規事業で、市場平均を超える成長を実現できるかが、TSR向上の鍵となるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 129.8万円 | +29.8万円 | 29.8% |
| FY2022 | 116.5万円 | +16.5万円 | 16.5% |
| FY2023 | 146.0万円 | +46.0万円 | 46.0% |
| FY2024 | 182.1万円 | +82.1万円 | 82.1% |
| FY2025 | 175.0万円 | +75.0万円 | 75.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともに業界平均(ホシザキなど)と比較してやや割安な水準にあり、株価にはまだ上昇の余地があると考えられます。信用倍率は1.01倍と拮抗しており、過熱感は見られません。安定した業績成長と割安な株価指標を考慮すると、投資妙味のある銘柄の一つと評価できます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
シンポ株式会社と東南アジア市場での販路拡大に向けた業務提携契約を締結。
2026年3月期通期の連結経常利益予想を上方修正し、最高益更新を見込む発表を実施。
持続的成長の指針をまとめた統合報告書2025を発行し公開。
最新ニュース
ガリレイ まとめ
ひとめ診断
「業務用の『冷やす』を極め、食のインフラから先端医療まで支える技術屋集団」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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