フリュー6238
FURYU CORPORATION
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが友達とゲームセンターで撮る「プリクラ」、その機械の多くはフリューが作っています。さらに、UFOキャッチャーで目にする人気アニメキャラクターのぬいぐるみやフィギュア、これもフリューが企画・製造しているものがたくさんあります。最近では、あなたが見ているアニメ作品そのものに出資したり、家庭用ゲームソフトを開発したりもしています。フリューは、プリクラで培った「かわいい」や「楽しい」を創り出すノウハウを活かして、あなたの「推し活」を様々な形で支えている会社なのです。
2024期に売上高427.7億円、営業利益37.71億円と増収増益を達成したものの、続く2025期は売上高443.1億円と増収を確保する一方で、営業利益は22.39億円へと大幅な減益を見込んでいます。これは主力のクレーンゲーム景品等を扱う「世界観ビジネス」が好調を維持するものの、先行投資やコスト増が利益を圧迫するためです。アニメ事業の分社化や中国市場への本格進出など、次の成長に向けた布石を打っており、これらの投資が将来の収益にどう繋がるかが投資家の注目点となります。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都渋谷区鶯谷町2-3 COMSビル2F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2022/03期 | 12.0% | 9.0% | - |
| 2023/03期 | 7.0% | 5.3% | - |
| 2024/03期 | 11.9% | 9.2% | 8.8% |
| 2025/03期 | 7.3% | 5.8% | 5.1% |
| 3Q FY2026/3 | 8.2%(累計) | 6.6%(累計) | 8.9% |
当社の収益性は、プリントシール機事業の安定収益とホビー関連の成長により、ROE(自己資本利益率)が10%前後で推移する高い資本効率を維持しています。2025/03期は先行投資や一時的な要因により営業利益率が5.1%へ低下しましたが、過去には10%超を記録するなど高い稼ぐ力を備えています。今後は高収益なコンテンツ展開とコスト効率の改善を通じ、利益率の再向上を図る方針です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022/03期 | 341億円 | — | 25.4億円 | 93.0円 | - |
| 2023/03期 | 364億円 | — | 14.4億円 | 53.6円 | +6.9% |
| 2024/03期 | 428億円 | 37.7億円 | 24.9億円 | 94.2円 | +17.5% |
| 2025/03期 | 443億円 | 22.4億円 | 16.3億円 | 61.5円 | +3.6% |
フリューはプリントシール機事業やキャラクターグッズなどの世界観ビジネスを中核に展開し、2024/03期には売上高が約428億円に達するなど堅調に推移しています。2025/03期は一時的な減益となったものの、2026/03期予想では売上高450億円、営業利益30億円を見込み、成長基調を維持する計画です。国内外での新たなプリントビジネスの展開や推し活需要の取り込みにより、継続的な収益拡大を目指しています。 【3Q 2026/03期実績】売上327億円(通期予想比73%)、営業利益29億円(同97%)、純利益19億円(同87%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
プリントシール機事業を核としつつ、アニメ事業や世界観ビジネスを推進する構成となっており、リスク要因として市場トレンドの変化や知的財産権(IP)のライセンス状況が業績に与える影響を強く受ける傾向があります。連結子会社数は2社とコンパクトながら、機動的な事業展開を可能にしています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 450億円 | — | 443億円 | -1.5% |
| 2024期 | 390億円 | — | 428億円 | +9.7% |
| 2023期 | 370億円 | — | 364億円 | -1.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 30億円 | — | 22億円 | -25.4% |
| 2024期 | 25億円 | — | 38億円 | +50.8% |
| 2023期 | 38億円 | — | 21億円 | -43.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2027期をターゲットとする新中期経営計画では売上高600億円、営業利益60億円という高い目標を掲げています。直近の2025期実績ベースでは売上高の進捗率が73.8%であるのに対し、営業利益の進捗率は37.3%と大幅に遅れています。近年の業績予想は期初計画から大きく変動する傾向があり、特に利益面での下方乖離が目立ちます。計画達成には、成長投資と収益性の両立が急務です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
推し活ニーズに応える新たなプリントビジネスを開始し、「かわいい」のマーケティング力を強化。
プリントシール機30周年を記念した体験型プロジェクトを始動し、若年層のブランド再認識を促進。
中華人民共和国広州市への海外子会社設立を決議し、グローバルでのプリントシール機展開を加速。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
フリューの財務体質は極めて強固であり、自己資本比率が約80%という高い水準を維持し、実質無借金経営を継続しています。潤沢なネットキャッシュを背景に、成長事業への投資や株主還元を機動的に実施できる財務基盤を有している点が特徴です。資産の大部分が安定的な現預金と事業基盤であるため、外部環境の変化に対しても高い耐性を備えています。 【3Q 2026/03期】総資産283億円、純資産234億円、自己資本比率82.1%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2022/03期 | 56.9億円 | 22.8億円 | 10.1億円 | 34.2億円 |
| 2023/03期 | 9.0億円 | 23.4億円 | 24.4億円 | 14.3億円 |
| 2024/03期 | 39.4億円 | 22.5億円 | 10.1億円 | 16.9億円 |
| 2025/03期 | 38.6億円 | 26.0億円 | 10.4億円 | 12.5億円 |
本業で得られる営業キャッシュフローは安定しており、年間で約30億円から50億円規模の潤沢なキャッシュを生み出せる収益モデルを構築しています。継続的な投資活動を行う一方で、借入金に依存せず手元資金で賄っているため財務の健全性が高く保たれています。財務キャッシュフローは主に配当金の支払いに充てられており、資本効率を意識した資金運用が行われています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は22.0%と一定の多様性が確保されており、ガバナンス体制の改善が進んでいます。監査報酬も適正に支払われており、コンパクトな企業規模ながら内部統制と経営の透明性維持に注力している姿勢が見て取れます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 710万円 | 537人 | - |
従業員平均年収は710万円となっており、エンターテインメント業界や玩具・ゲーム関連企業の平均と比較しても比較的高水準を維持しています。ヒット作を生み出す企画力やマーケティング力が重要視される社風であり、人材への投資が積極的に行われていることが推測されます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2022期および2023期にはTOPIXを上回りましたが、他の年度ではTOPIXを下回っており、特に2024期以降は大きくアンダーパフォームしています。これは、株価がIPO以来、長期的に低迷していることが主な要因です。配当による株主還元は行っているものの、株価の上昇が伴わず、TSRは市場平均に劣後する結果となっています。今後のTSR改善には、継続的な増配と共に、中期経営計画の達成による成長期待を高め、株価を上昇させることが不可欠です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 25円 | 27.1% |
| 2017/03期 | 30円 | 30.3% |
| 2018/03期 | 30円 | 49.2% |
| 2019/03期 | 30円 | 45.1% |
| 2020/03期 | 40円 | 36.9% |
| 2021/03期 | 36円 | 53.4% |
| 2022/03期 | 52円 | 55.9% |
| 2023/03期 | 38円 | 70.9% |
| 2024/03期 | 39円 | 41.4% |
| 2025/03期 | 39円 | 63.4% |
| 権利確定月 | 3月 |
フリューは株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向30%以上を目安に安定的かつ継続的な配当を実施しています。優待制度と組み合わせた総合的な還元策を講じており、長期保有を促進する姿勢を明確にしています。今後も業績成長を通じた増配や、資本効率に見合った還元水準の維持を目指す方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 135.0万円 | 35.0万円 | 35.0% |
| 2022期 | 144.9万円 | 44.9万円 | 44.9% |
| 2023期 | 160.4万円 | 60.4万円 | 60.4% |
| 2024期 | 176.1万円 | 76.1万円 | 76.1% |
| 2025期 | 141.9万円 | 41.9万円 | 41.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.33倍と売り残が買い残を大きく上回っており、将来の株価下落を見込む投資家が多い一方、株価が上昇した際の「踏み上げ」への期待もあります。業界平均と比較するとPER・PBRは割安な水準にあり、配当利回りは平均を上回る魅力的な水準です。株主優待(プレミアム優待倶楽部)も個人投資家からの人気を集めています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2022/03期 | 37.1億円 | 11.6億円 | 31.3% |
| 2023/03期 | 21.8億円 | 7.4億円 | 33.8% |
| 2024/03期 | 37.4億円 | 12.4億円 | 33.3% |
| 2025/03期 | 22.8億円 | 6.5億円 | 28.7% |
当社の法人税負担率は概ね30%前後で推移しており、日本の標準的な実効税率に即した適正な納税が行われています。税引前利益の変動に応じて税額も増減する構造ですが、近年は税効果会計等の影響により実効税率が一時的に低下する局面も見られます。今後も業績の成長に伴い、安定した納税を通じて社会貢献を果たす見込みです。
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フリュー まとめ
「プリ機の覇者が、クレーンゲーム景品とアニメ事業で『推し活』経済圏を丸ごと押さえるコングロマリット」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。