6282プライム

オイレス工業

OILES CORPORATION

最終更新日: 2026年3月28日

ROE10.4%
BPS2590.7円
自己資本比率73.0%
FY2025/3 有報データ

見えないところで社会を支える!『すべる』技術のトップランナー

「OILES 2030 VISION」として、『すべり技術で摩擦を制し、感動ある未来を創造する。』を掲げ、コア技術の深化と新たな価値創造を目指しています。

この会社ってなに?

あなたが毎日乗るかもしれない自動車。そのエンジンやドア、サスペンションなどがきしむことなくスムーズに動くのは、オイレス工業の「オイルレスベアリング」という特殊な部品のおかげかもしれません。この部品は、油を差さなくても滑らかに動き続けることができるスゴい技術です。また、地震が来たときに高層ビルやマンション、橋が大きく揺れるのを防ぐ「免震・制震装置」も作っています。普段は目にすることのない場所で、あなたの安全と快適な暮らしを静かに支えている会社です。

オイルレスベアリング国内トップの部品メーカー。FY2025は売上高676.0億円、営業利益69.42億円と堅調な業績を維持しました。しかし、FY2026の会社予想では売上高712.0億円と増収を見込む一方、営業利益は64.0億円へと減益を計画しており、先行投資の影響が注視されます。主力の自動車向け軸受に加え、建築向け免震・制震装置が収益の二本柱となっており、安定した事業基盤を築いています。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
神奈川県藤沢市桐原町8番地
公式
www.oiles.co.jp

社長プロフィール

飯田 昌弥
飯田 昌弥
代表取締役社長
堅実派
当社は創業以来、「摩擦・摩耗・振動」の技術を核に、お客様のニーズにお応えする製品・サービスを提供してまいりました。当社の事業活動がよりよい社会の実現と持続的な発展に貢献できるよう、ステークホルダーの皆さまとの対話を大切にしながら、企業価値向上に向けた取り組みを推進してまいります。

この会社のストーリー

1939
創業とオイルレスベアリングの国産化

川崎商店として創業し、含油軸受の研究開発を開始。自己潤滑機能を持つ「オイルレスベアリング」の国産化に成功し、事業の礎を築く。

1952
オイレス工業株式会社設立

事業の発展に伴い法人化し、オイレス工業株式会社を設立。オイルレスベアリングの専門メーカーとして本格的に歩み始める。

1964
世界初の橋梁用すべり支承を開発

東京オリンピック開催に伴うインフラ整備の一環で、橋梁の揺れを吸収する「橋梁用すべり支承」を世界で初めて開発し、社会インフラ分野へ進出。

1983
建築用免震装置の開発

すべり技術を応用し、地震の揺れから建物を守る建築用免震装置を開発。安全・安心な社会づくりに貢献する新たな柱を確立する。

1989
東京証券取引所市場第二部に上場

安定した成長を背景に、東京証券取引所市場第二部に上場。社会的な信用を高め、さらなる事業拡大への基盤を固める。

2017
グループ会社の完全子会社化

ユニプラ株式会社やルービィ工業株式会社を完全子会社化。グループ経営体制を強化し、シナジー創出による競争力向上を図る。

2024
新中期経営計画の策定

長期ビジョン「OILES 2030 VISION」を掲げ、新たな「中期経営計画2024-2026」を策定。既存事業の強化と新規事業の創出による持続的成長を目指す。

注目ポイント

ニッチトップ!すべり軸受で国内No.1

給油不要の「オイルレスベアリング」で国内トップシェアを誇ります。自動車から産業機械まで、目に見えない場所で摩擦を減らし、機械の性能と寿命を支えています。

地震から命と暮らしを守る免震・制震技術

長年培った「すべり技術」を応用し、ビルや戸建て住宅、橋梁などを地震から守る免震・制震装置でも高いシェアを獲得。社会の安全・安心に不可欠な存在です。

株主還元に積極的!魅力的な優待制度

配当に加え、保有株式数と保有期間に応じてポイントがもらえる「プレミアム優待倶楽部」を導入。食品や電化製品など4,000点以上の商品から選べる株主想いの制度です。

サービスの実績は?

11.1
売上高成長率 (5年平均)
FY2021-FY2025
85
1株当たり配当金
FY2025実績
+13.3% YoY
34.0
配当性向
FY2025実績
2.33億円
従業員一人当たり売上高
FY2025時点 (連結)
2,900件超
国内外保有特許数
PRTimes記事より

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 85円
安全性
安定
自己資本比率 73.0%
稼ぐ力
高い
ROE 10.4%
話題性
不評
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
85
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2016/35033.2%
FY2017/350107.8%
FY2018/35043.7%
FY2019/35041.8%
FY2020/35045.6%
FY2021/34049.6%
FY2022/35540.0%
FY2023/35541.5%
FY2024/37542.2%
FY2025/38540.8%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、配当性向40%程度を目標に掲げています。業績の拡大とともに1株あたり配当金はFY2021/3の40円からFY2025/3には85円まで大幅な増配を継続しています。株主優待と合わせた高い利回り水準を維持しており、株主還元に対して積極的な姿勢を貫いています。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
10.4%
業界平均
9.2%
営業利益率下回る
この会社
10.3%
業界平均
11.5%
自己資本比率上回る
この会社
73.0%
業界平均
52.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3599億円
FY2023/3629億円
FY2024/3688億円
FY2025/3676億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/372.9億円
FY2025/369.4億円

売上高は自動車軸受および免震・制震装置の堅調な需要に支えられ、FY2021/3の約530億円からFY2024/3には約688億円まで順調に拡大しました。FY2025/3は微減収となったものの、利益面では収益性の改善により純利益が過去最高水準を維持しています。次期はさらなる売上成長を見込み、約712億円の売上高を計画するなど、強固な事業基盤を背景に安定的な成長軌道を維持しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
10.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.4%3.1%-
FY2022/38.9%5.1%-
FY2023/38.4%4.7%-
FY2024/311.3%5.8%10.6%
FY2025/310.4%6.8%10.3%

収益性の指標は改善傾向にあり、特に営業利益率はFY2021/3の5.9%から、FY2024/3およびFY2025/3には10%を超える水準まで向上しました。製品ポートフォリオの最適化や高付加価値な免震装置の寄与が大きく、ROE(自己資本利益率)もFY2025/3には8.2%に上昇しています。今後も資本効率を意識した経営を進めることで、安定した収益性を確保する見通しです。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率73.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
65.8億円
会社の純資産
768億円

財務状況は極めて健全であり、自己資本比率は一貫して80%前後の高い水準を維持しています。FY2024/3より有利子負債の活用を開始しましたが、依然として潤沢な自己資本を保有しており、極めて強固な財務基盤を構築しています。この安定したバランスシートは、将来に向けた積極的な設備投資や研究開発を支える重要な裏付けとなっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+87.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-24.5億円
投資CF
借入・返済など
-68.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+63.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/341.4億円-41.7億円-10.3億円-3,200万円
FY2022/358.5億円-31.4億円-33.6億円27.1億円
FY2023/379.9億円-22.0億円-40.7億円57.9億円
FY2024/372.0億円-11.7億円-43.1億円60.2億円
FY2025/387.7億円-24.5億円-68.9億円63.3億円

営業キャッシュフローは本業の好調さを反映して増加基調にあり、FY2025/3には約88億円の営業収入を確保しました。設備投資を適切にコントロールしつつ、継続して60億円規模のフリー・キャッシュ・フローを創出する力があります。潤沢なキャッシュは、配当や株主還元、および将来成長に向けた戦略的投資へ柔軟に充てられています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1景気後退による需要減少のリスク 当企業グループの製品は、自動車をはじめ各種産業機械や建築・建設物等に多く採用されております
2公共投資縮減のリスク 当企業グループにおける構造機器事業の売上高は、全体の16.7%となっております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/337.6億円12.4億円32.9%
FY2022/365.1億円21.9億円33.6%
FY2023/357.3億円16.0億円27.9%
FY2024/377.9億円23.1億円29.7%
FY2025/373.8億円10.7億円14.5%

法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動していますが、FY2025/3については税効果会計等の要因により実効税率が一時的に低下しました。通常期はおおむね30%前後で推移しており、健全な納税を行っています。将来の予想税率も一般的な水準を見込んでおり、税務上の大きな懸念はありません。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
784万円
従業員数
2,069
平均年齢
44.5歳
平均年収従業員数前年比
当期784万円2,069-

従業員の平均年収は784万円であり、製造業の水準と比較しても比較的安定した高水準を維持しています。長年の技術蓄積とシェアトップの地位が安定した収益基盤となっており、これが従業員の待遇に反映されていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主37.3%
浮動株62.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関18.2%
事業法人等19.2%
外国法人等8.4%
個人その他52.9%
証券会社1.4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は東京中小企業投資育成・みずほ銀行・日本生命保険相互会社。

東京中小企業投資育成㈱(2,966,000株)10.06%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(2,411,000株)8.17%
㈱みずほ銀行(1,200,000株)4.07%
日本生命保険相互会社(969,000株)3.29%
川崎 景介(829,000株)2.81%
オイレス東日本共栄会(812,000株)2.75%
オイレス従業員持株会(727,000株)2.47%
川崎 景太(721,000株)2.44%
群栄化学工業㈱(528,000株)1.79%
㈱三菱UFJ銀行(387,000株)1.31%

大株主には東京中小企業投資育成や大手金融機関が名を連ねており、安定株主の比率が一定程度存在します。創業家関連や従業員持株会も重要な株主として存在しており、経営の安定性に寄与している一方、浮動株比率は限定的であると推測されます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億6,400万円
取締役5名の合計

オイレス工業は「軸受機器」「構造機器」「建築機器」の3つのセグメントを展開し、オイルレスベアリングで国内シェアトップの強固な地位を確立しています。主な事業リスクとして、自動車業界の生産動向や原材料価格の変動、海外拠点の事業展開に伴う為替リスクなどが挙げられます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
6,000万円
連結子会社数
17
設備投資額
45.1億円
平均勤続年数(従業員)
17.6
臨時従業員数
471

女性役員比率は11.0%であり、更なる多様性の推進が期待される段階です。監査等委員会設置会社を採用し、高い透明性と監査体制の強化を図っており、連結子会社17社を擁するグループ全体での適正な経営管理に努めています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益目標は順調に進捗しているが、売上目標の達成にはもう一段の成長加速が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2024-2026
FY2024~FY2026
売上高: 目標 750億円 順調 (676.0億円)
90.13%
営業利益: 目標 75億円 順調 (69.42億円)
92.56%
ROE: 目標 8.0% 順調 (8.8%)
110%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025677億円676億円-0.1%
FY2024675億円688億円+1.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202557億円69億円+21.8%
FY202461億円73億円+19.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の「中期経営計画2024-2026」では、最終年度のFY2026に売上高750億円、営業利益75億円を目標に掲げています。直近のFY2025実績では、営業利益が計画に対し92.6%と高い進捗率を示す一方、売上高は90.1%とややビハインドしています。業績予想は保守的な傾向があり、期中に上方修正されることもありますが、売上目標達成に向けた施策の実行力が今後の焦点となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。FY2025時点の自社TSRは186.8%に対しTOPIXは213.4%でした。これは、安定した配当を提供しているものの、株価成長が市場全体の勢いに追いついていないことを示唆しており、PBRが1倍を割れる一因とも考えられます。株価上昇を通じた企業価値向上策が、今後の経営課題と言えるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+86.8%
100万円 →186.8万円
86.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021126.8万円+26.8万円26.8%
FY2022117.7万円+17.7万円17.7%
FY2023133.8万円+33.8万円33.8%
FY2024182.2万円+82.2万円82.2%
FY2025186.8万円+86.8万円86.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残53,400株
売り残697,200株
信用倍率0.08倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

業界平均と比較してPBRが0.96倍と1倍を割り込んでおり、資産価値の観点からは割安と評価される可能性があります。一方で、信用倍率は0.08倍と極端に低く、売り残が買い残を大幅に上回る「売り長」の状態です。これは将来の株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しており、短期的な需給の悪化が懸念されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, ダイヤモンドオンライン ほか
業界内ランキング
上位 30%
機械業種 1,223社中 367位
報道のトーン
30%
好意的
35%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
IR・経営戦略25%
DX・健康経営15%
その他10%

最近の出来事

2025年2月好材料

個人投資家向け会社説明会を開催し、事業の成長性と中期経営計画について詳細を解説。

2025年11月減益発表

第2四半期累計の連結経常利益が前年同期比15.3%減となり、業績の先行きに警戒感。

2026年3月人事発表

代表取締役の異動および役員体制の刷新に関する適時開示を実施。

オイレス工業 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 85円
安全性
安定
自己資本比率 73.0%
稼ぐ力
高い
ROE 10.4%
話題性
不評
ポジティブ 30%

「『摩擦をなくす』技術で自動車から高層ビルまで支える、縁の下のトップ企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

機械」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU