平和
Heiwa Corporation
最終更新日: 2026年3月28日
パチンコ・パチスロとゴルフで人々の余暇を彩る総合レジャー企業
遊技機事業とゴルフ事業を核として、人々の余暇時間を豊かにする「総合レジャー企業」となることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが週末にゴルフを楽しむとき、利用するゴルフ場は平和のグループかもしれません。同社は「PGM」と「アコーディア・ゴルフ」という、日本のゴルフ場運営のトップ2ブランドを傘下に持っています。これにより、国内のゴルフ場の多くが平和のネットワークに含まれることになりました。また、街のパチンコ店で目にする、人気のキャラクターや派手な演出が特徴的なパチンコ・パチスロ台。その多くも、実は平和が開発・製造しています。あなたの身近な「遊び」や「楽しみ」の裏側で、平和は大きな役割を果たしているのです。
平和はパチンコ・パチスロ機の開発・販売を祖業としつつ、M&Aを通じてゴルフ事業をもう一つの柱に育て上げた総合レジャー企業です。FY2025の売上高は1,458.7億円、営業利益は276.9億円と安定した収益を確保。特に注目すべきは、ゴルフ業界大手アコーディア・ゴルフの買収効果が本格寄与するFY2026の業績予想で、売上高2,959億円(前期比102.9%増)、営業利益580億円(同109.5%増)と飛躍的な成長を見込んでいます。既存のPGMと合わせて国内ゴルフ場シェアの圧倒的No.1となり、安定したストック型収益の拡大が期待されます。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都台東区東上野一丁目16番1号
- 公式
- www.heiwanet.co.jp
社長プロフィール
当社グループは遊技機事業とゴルフ事業を両輪に、総合レジャー企業として成長を目指しています。近年では大規模なM&Aを通じてゴルフ事業を拡大し、すべてのゴルファーのニーズに応える体制を構築しました。今後も感動できるエンターテインメントを提供し、更なる企業価値の向上を図ってまいります。
この会社のストーリー
パチンコ機の製造・販売を目的として東京都台東区で創業。エンターテインメント業界への第一歩を踏み出す。
創業から約30年を経て株式公開を果たし、企業としての信頼性と成長基盤を強化。
日本を代表する企業の一社として社会的信用を高め、さらなる事業拡大への弾みをつける。
パチスロ機メーカーのオリンピアと経営統合し、遊技機事業における製品開発力と市場競争力を大幅に向上させた。
PGMホールディングス株式会社を子会社化し、ゴルフ事業を第二の柱とする大きな経営の舵を切った。
アコーディア・ゴルフの親会社を約5100億円で買収。PGMと合わせ国内最大級のゴルフ場運営グループとなり、業界での地位を不動のものとした。
2028年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定。EBITDA1,000億円超を目標に、グループ全体の収益力強化に取り組む。
注目ポイント
パチンコ・パチスロの「遊技機事業」と、PGM・アコーディアを運営する「ゴルフ事業」の2つの収益源を持つ。異なる市場で事業展開することで、安定した経営基盤を築いている。
PGMに続き、業界大手のアコーディア・ゴルフを買収。積極的なM&Aによってゴルフ事業を急拡大させ、国内No.1のゴルフ場運営会社へと成長を遂げた。
安定した配当に加え、全国のグループゴルフ場で利用できるプレー料金割引券の株主優待も実施。ゴルフ好きの投資家にとって魅力的な還元策を提供している。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 80円 | 912.2% |
| FY2022/3 | 80円 | 359.7% |
| FY2023/3 | 80円 | 38.1% |
| FY2024/3 | 80円 | 47.5% |
| FY2025/3 | 80円 | 60.4% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
当社は安定的な利益還元を重視しており、業績に関わらず年間80円の配当を維持する実質的な安定配当方針を継続しています。業績回復に伴い配当性向は適正水準へと改善されており、株主優待と合わせた高水準な総合利回りが個人投資家から評価されています。今後も事業成長とあわせ、持続的な株主還元策を追求する姿勢です。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、パチンコ・パチスロ遊技機事業とゴルフ事業を両輪として展開しており、2023年3月期以降は遊技機のヒットにより利益水準が大幅に向上しました。2025年3月期はゴルフ場の運営が堅調に推移し、営業利益は276億円を確保しています。2026年3月期については、遊技機市場の拡大を見込み、売上高約2,959億円、営業利益580億円という過去最高水準の業績成長を予測しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 0.4% | 0.2% | 4.9% |
| FY2022/3 | 1.0% | 0.5% | 8.4% |
| FY2023/3 | 9.0% | 4.9% | 18.9% |
| FY2024/3 | 6.9% | 3.9% | 17.2% |
| FY2025/3 | 5.3% | 1.2% | 19.0% |
収益性については、遊技機の開発効率化や高付加価値なゴルフ場経営が功を奏し、営業利益率は概ね17%から19%という高水準な推移を維持しています。一方、ROE(自己資本利益率)は2023年3月期に9.0%まで上昇したものの、近年の大規模な資産取得や投資に伴う純資産の増大により、2025年3月期は5.3%に落ち着いています。今後は高収益事業の成長を通じて資本効率の再改善を図ることが鍵となります。
財務は安全?
財務健全性は、2025年3月期にアコーディア関連の事業拡大等に向けた大規模なM&Aを実施した結果、有利子負債が大幅に増加し、自己資本比率は23.2%に低下しました。一方で、総資産は1兆円規模へと飛躍的に拡大しており、ゴルフ場運営という安定したキャッシュフローを生む資産ポートフォリオが構築されています。現在は投資フェーズにあるものの、事業成長による負債の圧縮と財務体質の強化が今後の焦点となります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 70.3億円 | -58.6億円 | -30.7億円 | 11.7億円 |
| FY2022/3 | 204億円 | 20.4億円 | -174億円 | 225億円 |
| FY2023/3 | 256億円 | -152億円 | -145億円 | 104億円 |
| FY2024/3 | 139億円 | 27.1億円 | -112億円 | 166億円 |
| FY2025/3 | 249億円 | -5,000億円 | 5,099億円 | -4,751億円 |
営業キャッシュフローは、遊技機事業とゴルフ事業の安定した収益基盤により、2025年3月期には約249億円を創出する強固な稼ぐ力を維持しています。しかし、2025年3月期にはゴルフ場運営に関わる大規模な戦略的買収を実施した影響で、投資CFが大幅なマイナスとなり、フリー・キャッシュフローも一時的にマイナスへと転じました。現在は先行投資による資産拡大フェーズにあり、今後はこれら投資資産から得られるキャッシュによる回収が期待されます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 58.0億円 | 49.3億円 | 85.1% |
| FY2022/3 | 105億円 | 82.7億円 | 79.0% |
| FY2023/3 | 266億円 | 59.5億円 | 22.3% |
| FY2024/3 | 227億円 | 61.4億円 | 27.0% |
| FY2025/3 | 213億円 | 82.7億円 | 38.8% |
税金負担は、各期の利益水準や税効果会計、一時的な会計上の損益調整の影響を大きく受けて変動しています。2021年および2022年3月期は低水準の利益に対して税負担が相対的に大きく、実効税率が高まる傾向がありました。2023年以降は利益の増大に伴い税率が適正化されていますが、繰延税金資産の取り崩しや将来の収益予測を考慮した税務処理により、年によって税負担額が変動する構造となっています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 640万円 | 9,029人 | - |
従業員の平均年収は640万円であり、業界内では安定した水準を維持しています。近年はパチンコ・パチスロ機の販売好調に加え、ゴルフ場運営子会社PGMの収益拡大が寄与しており、グループ全体での事業ポートフォリオの安定化が賃金水準の維持・向上を支える基盤となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は石原ホールディングス。
筆頭株主である㈱石原ホールディングスが42.83%を保有しており、創業家である石原一族が極めて強力な支配力を持っています。安定株主の存在により経営の意思決定は迅速に行われますが、一方で市場での流動株比率は一定程度に留まっており、機関投資家や個人投資家が市場を通じて経営に関与する余地は限定的です。
会社の公式開示情報
役員報酬
遊技機事業とゴルフ事業の二本柱による収益構造を確立しています。EDINET開示情報によると、ゴルフ事業は買収を繰り返すことで国内第2位の規模に成長しており、遊技機市場の規制変動による業績ブレを、安定的なゴルフ場運営のキャッシュフローで補完するリスクヘッジが図られています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は10.0%と、近年の上場企業に求められる女性活躍推進の観点では向上の余地があります。一方で、31社の連結子会社を擁する巨大な組織体制に対し、1億6,100万円の監査報酬を支払うなど、グループ全体のガバナンスと内部統制の強化に相応のコストを投じている点は評価できます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 300億円 | — | 277億円 | -7.7% |
| FY2024 | 300億円 | — | 234億円 | -21.9% |
| FY2023 | 207億円 | — | 269億円 | +29.9% |
| FY2022 | 223億円 | — | 102億円 | -54.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新たな中期経営計画では、EBITDA1,000億円超という高い目標を掲げています。これはアコーディア・ゴルフ買収によるゴルフ事業の大幅な規模拡大が前提となっており、会社として大きな変革期にあることを示しています。過去の業績予想は期初計画からのブレが見られますが、遊技機事業の浮き沈みを安定的なゴルフ事業でカバーし、成長を目指す戦略です。FY2026の業績予想が計画達成の試金石となり、投資家の注目が集まります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXを下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、株価が長期的に低迷していたことに加え、配当によるリターンだけではTOPIXの上昇率に追い付けなかったことを示唆しています。特にFY2024、FY2025はTOPIXが大きく上昇する中で株価が伸び悩み、差が拡大しました。今後はアコーディア買収による企業価値向上と株価上昇を実現し、TSRを改善できるかが経営の重要課題です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 93.4万円 | -6.6万円 | -6.6% |
| FY2022 | 98.1万円 | -1.9万円 | -1.9% |
| FY2023 | 142.0万円 | +42.0万円 | 42.0% |
| FY2024 | 115.1万円 | +15.1万円 | 15.1% |
| FY2025 | 135.8万円 | +35.8万円 | 35.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較ではPER・PBRともに割安な水準にあり、市場からの成長期待がまだ十分に織り込まれていない可能性があります。一方で配当利回りは4%を超え、高配当銘柄としての魅力があります。信用倍率は5.78倍と買い残が優勢で、将来の株価上昇を期待する個人投資家が多い状況ですが、需給面での重さも意識されます。今後はアコーディア買収後の業績が市場の評価を左右するでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第2四半期決算説明会を実施し、ゴルフ事業の成長戦略と遊技機事業の販売シェア拡大目標を提示した。
第3四半期累計の経常利益が前年同期比25.4%増の357億円に達したことを発表。
ゴルフ場のポートフォリオ最適化のため、浜田ゴルフリンクスの売却と竜王ゴルフコースの買収を相次いで公表した。
最新ニュース
平和 まとめ
ひとめ診断
「パチンコ機大手が国内2大ゴルフ場チェーンを買収、余暇時間の王者を狙う総合レジャー企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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