瑞光6279
ZUIKO CORPORATION
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがドラッグストアで手にする赤ちゃん用の紙おむつや女性用の生理用ナプキン。その多くは、実は瑞光が作った「機械」から生み出されています。普段私たちが目にすることのない工場の裏側で、瑞光の技術が大量生産を可能にし、私たちの快適で衛生的な暮らしを支えているのです。最近では、化粧品に使うコットンや介護現場で役立つ製品の事業も始めており、あなたの暮らしの様々なシーンで、瑞光の技術が関わっているかもしれません。
衛生用品製造機械で国内トップシェアを誇るが、2025期は売上高199.5億円、営業損益-3.07億円と厳しい赤字決算に。主力の機械事業の受注変動が大きく、業績の不安定さが課題となっている。この状況を打開すべく、ユニチカからの不織布事業譲受やイタリア企業の買収などM&Aを積極的に展開。2027期に売上高300億円、新規事業で80億円を目指す中期経営計画を掲げ、事業ポートフォリオの転換を急いでいる。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 2月
- 本社
- 大阪府茨木市彩都はなだ2丁目1-2
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2017/02期 | 4.8% | 3.4% | 7.7% |
| 2018/02期 | 2.8% | 1.9% | 3.0% |
| 2019/02期 | 6.7% | 4.4% | 7.9% |
| 2020/02期 | 6.9% | 4.8% | 8.8% |
| 2021/02期 | 6.0% | 4.2% | 8.2% |
| 2022/02期 | 6.0% | 3.8% | 9.1% |
| 2023/02期 | 8.4% | 5.3% | 6.8% |
| 2024/02期 | 4.1% | 2.8% | 4.7% |
| 2025/02期 | 2.3% | 1.6% | 1.5% |
| 2026/02期 | 5.6% | 3.8% | 0.8% |
| 2025/02期 | 6.2% | 3.8% | 0.8% |
過去には高い営業利益率を維持していましたが、直近は製造原価の上昇や稼働率の低下が響き、収益性は大きく悪化しています。2025/03期期にはROEやROAもマイナスに転落しており、収益基盤の立て直しが急務です。今後は高付加価値製品へのシフトや不織布事業などの新規展開を通じた利益率の改善が求められます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022/02期 | 236億円 | 21.4億円 | 17.4億円 | 66.1円 | +2.1% |
| 2023/02期 | 265億円 | 18.0億円 | 26.6億円 | 101.2円 | +12.4% |
| 2024/02期 | 217億円 | 10.3億円 | 13.8億円 | 52.2円 | -18.0% |
| 2025/02期 | 200億円 | 3.1億円 | 7.9億円 | -29.8円 | -8.2% |
| 2026/02期 | 212億円 | 1.6億円 | 19.7億円 | 74.5円 | +6.1% |
瑞光は衛生用品製造機の国内最大手としてグローバル展開していますが、2025/03期期は主要顧客の設備投資抑制やプロジェクトの遅延により営業赤字となるなど業績が大きく低迷しました。2026/03期期にはコスト削減や新規事業の寄与を見込み、約220億円の売上高と黒字回復を計画しています。機械受注型ビジネスの特性上、大型案件の進捗が全体の収益を左右する傾向があります。 【2025/02期実績】売上212億円(前期比6.1%)、営業利益1.6億円、純利益20億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、同社は衛生用品製造機の開発・設計・製造を主軸にグローバル展開を行っており、近年は新規事業として自動排泄処理装置やコットン製品事業への多角化を進めています。リスク要因としては、原材料価格の高騰や為替変動、および特定顧客への依存度が挙げられますが、事業譲受を通じたポートフォリオの再構築が進行中です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 260億円 | — | 236億円 | -9.3% |
| 2023期 | 264億円 | — | 265億円 | +0.4% |
| 2024期 | 280億円 | — | 217億円 | -22.3% |
| 2025期 | 240億円 | — | 200億円 | -16.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 22億円 | — | 21億円 | -2.5% |
| 2025期 | 17億円 | — | -3億円 | 大幅未達 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2025年4月に発表した新中期経営計画では、最終年度の2027期に売上高300億円、営業利益率8.1%という挑戦的な目標を掲げています。これは、2025期実績の売上高199.5億円、営業赤字からのV字回復を狙うものです。計画達成の鍵は、ユニチカから譲受した不織布事業やイタリアDelta社の買収など、新規事業で80億円を創出できるかにかかっています。過去の業績予想は未達が多く、計画の実現性には不透明感も残ります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第4次中期経営計画を発表し、2027年度に売上高300億円を目指す方針を掲げました。
ユニチカからスパンレース不織布事業を22億円で譲受し、事業領域の拡大を推進しました。
2026年2月期連結経常損益予想を10.5億円から4.1億円へ61%下方修正し市場の注目を集めました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社は実質無借金経営を継続しており、自己資本比率が60%超と極めて高い水準にあるため、財務健全性は非常に強固です。この盤石な財務基盤を活かし、不織布事業の買収や新規設備への投資など、成長に向けた戦略的な資金配分を進めています。資産総額も500億円規模で推移しており、不況期にも耐えうる体質を維持しています。 【2025/02期】総資産524億円、純資産363億円、自己資本比率62.0%、有利子負債62億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2017/02期 | 58.0億円 | 24.6億円 | 6.9億円 | 33.4億円 |
| 2018/02期 | 4.9億円 | 6.9億円 | 3.6億円 | 11.8億円 |
| 2019/02期 | 4.6億円 | 25.7億円 | 3.5億円 | 21.1億円 |
| 2020/02期 | 31.5億円 | 3.1億円 | 4.2億円 | 28.4億円 |
| 2021/02期 | 18.2億円 | 100億円 | 46.6億円 | 81.8億円 |
| 2022/02期 | 22.5億円 | 14.2億円 | 24.8億円 | 8.3億円 |
| 2023/02期 | 3.9億円 | 13.7億円 | 8.2億円 | 9.8億円 |
| 2024/02期 | 3.2億円 | 11.2億円 | 10.6億円 | 7.9億円 |
| 2025/02期 | 10.9億円 | 11.4億円 | 7.7億円 | 22.3億円 |
| 2026/02期 | 11.3億円 | 2.6億円 | 17.1億円 | 14.0億円 |
営業キャッシュフローは案件の検収時期により変動が激しいものの、事業活動による資金獲得力は一定水準を維持しています。2025/03期期は投資資産の売却なども重なりフリーキャッシュフローが約22億円のプラスとなりました。今後は安定した本業の収益化と、成長投資のための支出とのバランスが鍵となります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2017/02期 | 16.3円 | 38.0% |
| 2018/02期 | 10円 | 39.5% |
| 2019/02期 | 12.5円 | 20.0% |
| 2020/02期 | 13.8円 | 20.6% |
| 2022/02期 | 16.2円 | 24.5% |
| 2023/02期 | 25.2円 | 24.9% |
| 2024/02期 | 20円 | 38.3% |
| 2025/02期 | 10円 | - |
| 2026/02期 | 12円 | 16.1% |
| 必要株数 | 100株以上(約9.7万円) |
| 金額相当 | 2,000円相当 |
| 権利確定月 | 2月 |
配当方針として業績連動を基本としつつも、株主への利益還元を継続することを重視しています。しかし、業績悪化に伴い配当金は減配傾向にあり、持続的な成長と配当の安定性の両立が今後の経営課題です。財務状況は強固であるため、業績が計画通り回復すれば配当水準も段階的に改善されることが期待されます。
株の売買状況と今後の予定
PBRが0.70倍と解散価値(1倍)を大きく下回っており、市場から成長性に対する評価が低い状態です。一方、信用倍率は0.45倍と売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、将来の株価上昇時に買い戻し(踏み上げ)を誘発する可能性も秘めています。次回の本決算発表で示される新年度の具体的な見通しが、今後の株価の方向性を決める上で重要な材料となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2017/02期 | 22.2億円 | 11.0億円 | 49.4% |
| 2018/02期 | 7.5億円 | 8,500万円 | 11.3% |
| 2019/02期 | 22.6億円 | 6.1億円 | 27.1% |
| 2020/02期 | 24.3億円 | 6.7億円 | 27.7% |
| 2021/02期 | 21.0億円 | 4.8億円 | 23.0% |
| 2022/02期 | 24.2億円 | 6.8億円 | 28.3% |
| 2023/02期 | 22.2億円 | 0円 | 0.0% |
| 2024/02期 | 14.3億円 | 4,900万円 | 3.4% |
| 2025/02期 | -1.5億円 | 0円 | - |
| 2026/02期 | 3.5億円 | 0円 | 0.0% |
税引前利益が黒字の年度においては一定の税負担がありますが、利益水準や税効果会計の適用により実効税率は変動します。2023/03期期から2025/03期期にかけては利益の急減や赤字転落により法人税等負担は極めて低い水準となりました。2026/03期期は黒字回復を見込んでおり、通常の税負担が再開される見通しです。
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瑞光 まとめ
「紙おむつ製造機の国内最大手、M&Aを連発し不織布から介護まで事業を広げる『第二の創業期』」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。