6407プライム

CKD

CKD Corporation

最終更新日: 2026年3月28日

ROE9.9%
BPS201円
自己資本比率64.7%
FY2025/3 有報データ

多彩な自動化技術で、ものづくりの未来を支えるグローバルFA機器メーカー

全てのステークホルダーにとって、感動と信頼を得られるエキサイティングな企業であり続けることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンや、乗っている自動車、それらを作る巨大な工場を想像してみてください。その工場の中では、たくさんのロボットアームや機械が寸分の狂いもなく動き、製品を組み立てています。CKDの製品は、それらの機械に圧縮空気を送って動かすための「血管」や、動きを精密にコントロールするための「神経」のような役割を担っています。他にも、あなたが手に取る薬や食品がきれいに包装される工程でも、CKDの自動機械が活躍しています。私たちの生活を支える「ものづくり」の最前線で、CKDの技術は欠かせない存在なのです。

半導体製造装置やFA(工場自動化)向け制御機器で高いシェアを誇る老舗メーカー。FY2025は半導体市場の回復を背景に増収増益を達成し、売上高1,556.3億円、営業利益190.18億円と過去最高益を更新しました。しかし、足元では需要回復の遅れから通期業績予想を下方修正しており、市場環境の変化への対応力が今後の焦点となります。台湾企業との提携など海外展開も加速させ、グローバルでの成長を目指しています。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
愛知県小牧市応時二丁目250番地
公式
www.ckd.co.jp

社長プロフィール

梶本 一典
梶本 一典
代表取締役社長
挑戦者
私たちは、独自の自動化技術を核として、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。常にお客様の期待を超える製品・サービスを提供し、全てのステークホルダーと共に成長し続ける『Exciting CKD』を実現します。

この会社のストーリー

1943
日本航空電機株式会社として創立

航空機部品の製造を目的に愛知県名古屋市で創業。戦後の動乱期を経て、現在の事業の礎を築き始める。

1945
中京電機株式会社へ商号変更、民生品事業へ転換

終戦を機に民生品への転換を図り、電球製造装置などを開発。これが後の自動機械事業の原点となる。

1960
機器事業へ進出

空気圧機器や流体制御機器の開発・製造を開始。現在の主力事業である機器事業の歴史がスタートする。

1979
CKD株式会社へ商号変更、東証一部上場

社名を現在の「CKD株式会社」に変更し、東京証券取引所市場第一部に上場。企業として大きな飛躍を遂げる。

2017
台湾企業との資本業務提携

台湾のFA駆動機器メーカーTOYO社と資本業務提携。電動機器の共同開発を通じ、グローバルな製品競争力の強化を図る。

2018
日機電装株式会社を子会社化

高機能なダイレクトドライブモーターを手がける日機電装を買収・統合。FA機器のラインナップを拡充し、顧客ニーズへの対応力を高める。

2023
創立80周年と新中期経営計画の始動

創立80周年を迎え、新たな成長を目指す第5次中期経営計画「Exciting CKD 2025」をスタートさせる。

注目ポイント

幅広い産業を支える自動化技術

半導体製造装置向けの精密な制御機器から、医薬品の包装機械まで、幅広い分野で活躍する自動化技術が強み。社会の根幹を支える製品を多数生み出しています。

長期保有で魅力が増す株主優待

1年以上の継続保有株主を対象に、保有期間と株数に応じてデジタルギフトが贈呈されます。3年以上の長期保有で優待額がアップし、投資家への還元意識も高いです。

積極的なM&Aとグローバル展開

国内外の企業とのM&Aや提携を積極的に行い、技術力と販売網をグローバルに拡大中。変化を恐れず、持続的な成長を目指す姿勢が魅力です。

サービスの実績は?

34%
海外売上高比率
2025年3月期
+0.4pt YoY
79.0%
機器事業 売上構成比
2025年3月期
21.0%
機械事業 売上構成比
2025年3月期
80
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+60.0% YoY
+15.8%
売上高成長率 (YoY)
2025年3月期
+45.0%
営業利益成長率 (YoY)
2025年3月期

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 80円
安全性
安定
自己資本比率 64.7%
稼ぐ力
普通
ROE 9.9%
話題性
普通
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
80
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2021/32531.2%
FY2022/36735.5%
FY2023/38940.1%
FY2024/35040.0%
FY2025/38039.5%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

当社は配当性向40%を目安に設定しており、業績成長に応じた積極的な還元を重視しています。安定的な増配を意識しつつ、必要に応じて内部留保とのバランスを調整する方針です。株主優待と合わせたトータルリターン向上に努めており、中長期的な株主価値の拡大を経営目標に掲げています。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.9%
業界平均
9.2%
営業利益率上回る
この会社
12.2%
業界平均
11.5%
自己資本比率上回る
この会社
64.7%
業界平均
52.2%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,422億円
FY2023/31,595億円
FY2024/31,344億円
FY2025/31,556億円
営業利益
FY2022/3179億円
FY2023/3212億円
FY2024/3131億円
FY2025/3190億円

当社の業績は、半導体製造装置や自動機械向け制御機器の需要変動により推移しており、FY2024/3には半導体関連の投資調整で利益が一時的に減少しました。その後、FY2025/3には製品群の需要回復が進み、営業利益は約190億円まで持ち直すなど堅調な回復を見せています。FY2026/3期についても、FA(工場自動化)機器の需要拡大を背景に、売上高約1,560億円を維持する見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
12.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/35.4%3.5%7.2%
FY2022/311.5%7.3%12.6%
FY2023/312.4%8.0%13.3%
FY2024/36.5%4.0%9.8%
FY2025/39.9%6.4%12.2%

収益性は、高付加価値な制御機器事業が牽引しており、FY2023/3には営業利益率が13.3%に達するなど高い効率性を示しました。FY2024/3は市況の減速により一時的に営業利益率が約9.8%まで低下したものの、コスト管理と高機能製品へのシフトにより、FY2025/3には12.2%まで再浮上しています。今後も付加価値向上を通じた安定的な高利益率の維持が収益の鍵となります。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率64.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
707億円
会社の純資産
1,365億円

財務健全性は極めて強固で、自己資本比率は60%を超える高い水準を維持しており、長期的な事業投資を支える安定基盤を有しています。FY2024/3以降、有利子負債が増加しましたが、これは将来的な成長に向けた戦略的投資や設備増強によるものと判断されます。総資産は2,000億円規模まで拡大し、豊富な純資産を背景に安定した経営が続いています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+192億円
営業CF
投資に使ったお金
-60.6億円
投資CF
借入・返済など
-61.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+131億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3175億円-27.9億円24.2億円147億円
FY2022/3124億円-85.4億円-62.6億円38.1億円
FY2023/3110億円-128億円-57.4億円-17.4億円
FY2024/376.0億円-202億円131億円-126億円
FY2025/3192億円-60.6億円-61.8億円131億円

営業キャッシュフローは本業の堅調な利益貢献により、FY2025/3には約192億円のプラスを創出し、高いキャッシュ創出能力を証明しました。一方で投資キャッシュフローは、工場の増設や新規技術開発への投資により年間を通じてマイナスが続いています。大型投資が一巡した後はフリーキャッシュフローが大きく改善しており、継続的な成長投資と株主還元のバランスが取れた好循環が確立されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】 (1) リスクの基本方針当社グループは、事業の継続と企業価値の向上を確保していくために企業活動に付随する様々なリスクを識別し、そのリスクを適正に評価した上で効率的、効果的な経営活動を行っています
2(2) リスクマネジメント体制取締役会直轄の組織としてリスク管理委員会を設置し、活動の進捗及び結果を定期的に取締役会へ報告し、リスク管理を推進しています
3また、リスク管理委員会の下部組織としてリスク管理室を設置しており、監査部門による監視体制も構築することで、リスクへの管理体制を強化しています
4具体的な活動として、リスク管理室は業務部門が行う全社リスクの抽出、分析、評価、モニタリングの支援を行います
5また、重点リスクに対する業務部門の取組み状況をモニタリングし必要に応じて改善を促す役割を担い、リスク管理委員会へ定期的に報告を上げます

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/378.2億円25.5億円32.6%
FY2022/3180億円54.8億円30.3%
FY2023/3212億円63.9億円30.2%
FY2024/3130億円47.1億円36.1%
FY2025/3192億円56.5億円29.5%

実効税率は概ね30%前後で推移しており、国内・海外事業の収益に応じた適切な納税がなされています。FY2024/3期に一時的に税率が36.1%へ上昇したのは、利益減少に伴う税効果会計上の影響などが要因です。基本的には日本の法定実効税率に準じた水準で管理されており、納税状況は安定しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
709万円
従業員数
4,641
平均年齢
41.6歳
平均年収従業員数前年比
当期709万円4,641-

従業員平均年収は709万円と、製造業の平均水準と比較しても良好な給与水準を維持しています。FA(ファクトリーオートメーション)機器という高い専門性を要する産業に従事しており、継続的な設備投資やグローバル展開に伴う利益が、従業員への待遇として一定程度還元されていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主42%
浮動株58%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関34.8%
事業法人等7.2%
外国法人等32.6%
個人その他21.3%
証券会社4.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はCKD持株会・JP MORGAN CHASE BANK 385840 (常任代理人 みずほ銀行)。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口)(9,307,000株)13.93%
株式会社日本カストディ銀行  (信託口)(4,224,000株)6.32%
CKD持株会(2,735,000株)4.09%
JP MORGAN CHASE BANK 385840 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(2,201,000株)3.3%
住友生命保険相互会社(1,914,000株)2.87%
CKD協力企業投資会(1,817,000株)2.72%
株式会社三井住友銀行(1,581,000株)2.37%
第一生命保険株式会社(1,400,000株)2.1%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(1,372,000株)2.06%
JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(1,237,000株)1.85%

同社は機関投資家が上位を占める構成となっており、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が約20%を保有し、安定した株主基盤を有しています。また、CKD持株会や取引銀行などの安定株主も名を連ねており、創業関連の強い支配力というよりも、市場での流動性と安定性が両立された構成と言えます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億200万円
取締役4名の合計

CKDは省力化・自動化機械の大手として、半導体製造装置や薬液制御機器などの高付加価値分野に強みを持ちます。直近の業績では半導体関連の需要回復の遅れにより下方修正が発表されるなど、市場環境の変動リスクを敏感に反映する事業構造となっており、グローバルな需要動向が最大の経営リスク要因です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
4,700万円
連結子会社数
21
設備投資額
50.2億円
平均勤続年数(従業員)
16.9
臨時従業員数
586

女性役員比率は10.0%と、今後の登用拡大が期待される段階です。2026年3月には監査等委員会設置会社への移行を決定しており、監督機能の強化と迅速な意思決定を両立させる体制を構築しています。21社の連結子会社を擁する規模に対して、適切な内部統制の構築に注力している姿勢が示されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
業績予想は市況によりブレる傾向があるが、成長軌道は維持。中計目標達成には更なる加速が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第5次中期経営計画 Exciting CKD 2025
FY2023〜FY2025
売上高: 目標 2,000億円 順調 (1,556億円)
77.8%
営業利益: 目標 300億円 やや遅れ (190億円)
63.4%
ROE: 目標 15%以上 やや遅れ (10.0%)
66.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,560億円1,556億円-0.2%
FY20241,420億円1,344億円-5.3%
FY20231,460億円1,595億円+9.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025190億円190億円+0.1%
FY2024145億円131億円-9.6%
FY2023185億円212億円+14.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画「Exciting CKD 2025」では、最終年度のFY2025に売上高2,000億円、営業利益300億円という高い目標を掲げています。直近のFY2025実績は売上高1,556億円、営業利益190億円と、目標に対して進捗率は60〜70%台に留まっており、達成のハードルは高い状況です。過去の業績予想は半導体市況の影響を受けやすく、上振れも下振れも見られますが、下方修正で着地するケースも散見されるため、会社予想の精度には注意が必要です。目標達成には、半導体関連以外の事業の柱の育成と、グローバル展開の加速が鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当金を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間を見ると、FY2022とFY2025を除き、多くの年度でTOPIXを上回るパフォーマンスを示しています。特にFY2024には自社TSRが219.3%と、TOPIX(216.8%)を上回る高いリターンを記録しました。これは半導体市場の回復期待を背景とした大幅な株価上昇が主な要因です。一方で、FY2025は株価が伸び悩んだことからTOPIXをアンダーパフォームしており、市況サイクルによってTSRが大きく変動する特性が見られます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+57.5%
100万円 →157.5万円
57.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021157.6万円+57.6万円57.6%
FY2022133.6万円+33.6万円33.6%
FY2023157.5万円+57.5万円57.5%
FY2024219.3万円+119.3万円119.3%
FY2025157.5万円+57.5万円57.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残673,300株
売り残442,900株
信用倍率1.52倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

競合他社が含まれる機械セクターの平均PER17.0倍、PBR1.6倍と比較すると、CKDの株価はやや割高な水準で評価されています。これは、同社が強みを持つ半導体製造装置関連分野の成長期待が株価に織り込まれているためと考えられます。信用倍率は1.52倍と比較的落ち着いており、短期的な需給の偏りは大きくありません。今後は、業績が市場の期待に応え、割高感を正当化できるかが株価の鍵を握ります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
株探, 日本経済新聞, 日刊工業新聞, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 15%
機械業界 500社中 75位
報道のトーン
30%
好意的
45%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
株価・レーティング30%
経営体制・ガバナンス20%
その他10%

最近の出来事

2025年11月業績修正

半導体市況の回復鈍化を受け、26年3月期の業績予想を下方修正を発表。

2026年3月目標株価増額

ゴールドマンサックスが目標株価を5900円から6800円に増額し、買い推奨を継続。

2026年3月組織変更

経営の透明性向上を目指し、監査等委員会設置会社へ経営体制を刷新

CKD まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 80円
安全性
安定
自己資本比率 64.7%
稼ぐ力
普通
ROE 9.9%
話題性
普通
ポジティブ 30%

「工場の”血液”と”神経”を司り、半導体から食品まであらゆる製造業を動かす自動化の黒子」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU