ユニオンツール
UNION TOOL CO.
最終更新日: 2026年3月28日
AI時代の基盤を支える、世界シェアNo.1の超硬ドリルメーカー
最先端技術への挑戦を続け、高精度・高品質な製品で世界No.1の地位を確固たるものとし、未来のデジタル社会の基盤を支え続けます。
この会社ってなに?
あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、ゲーム機。その中には必ず緑色の電子基板(プリント配線板)が入っています。この基板には、部品同士を繋ぐために無数のミクロな穴が開けられていますが、ユニオンツールは、その髪の毛よりも細い精密な穴を開けるための「超硬ドリル」で世界トップシェアを誇る会社です。普段目にすることのない部品ですが、最先端のAIサーバーから身近な家電まで、あらゆる電子機器の心臓部を同社の技術が陰で支えているのです。
ユニオンツールは、プリント配線板(PCB)用超硬ドリルで世界シェア3割超を握るトップメーカーです。直近の2025年12月期決算では、生成AI関連市場の需要拡大を背景に売上高401.6億円(前期比23.2%増)、営業利益87.28億円(同26.9%増)と大幅な増収増益を達成しました。2026年12月期も売上高450.0億円、営業利益100.0億円と過去最高業績の更新を見込んでおり、旺盛な半導体需要を背景とした成長期待から株価は高値圏で推移しています。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都品川区南大井6丁目17-1
- 公式
- www.uniontool.co.jp
社長プロフィール
当社は、プリント基板用超硬ドリルで世界トップシェアを誇るメーカーです。常に最先端の技術を追求し、高付加価値製品を開発・製造することで競争優位性を確立してきました。今後も生成AI市場など成長分野の需要を着実に捉え、持続的な成長を目指してまいります。
この会社のストーリー
東京都大田区にて、超硬工具の製造販売を目的として創業。日本のものづくりの歴史に新たな一歩を刻みました。
現在の中核事業となるプリント基板(PCB)用超硬ドリルの分野に進出。エレクトロニクス産業の黎明期を支える技術の礎を築きました。
生産能力の増強のため、現在の主力生産拠点である長岡工場を建設。高品質な製品を安定供給する体制を確立しました。
株式公開を果たし、社会的な信用を高めるとともに、さらなる事業拡大に向けた経営基盤を強化しました。
スマートフォンの普及など電子機器の高機能化を背景に、微細加工技術を磨き上げ、PCBドリル市場で世界シェア3割を超えるトップ企業へと成長しました。
AI半導体市場の活況を受け、同社製品への需要期待が高まり、株価が大幅に上昇。市場からの高い評価が示されました。
AI半導体向けPCBドリルの増産に向け、260億円超の大型投資を発表。未来の成長市場へ向けた積極的な事業展開を開始しました。
注目ポイント
スマートフォンの基板などに使われる「プリント配線板用ドリル」で世界シェア3割超を誇るトップ企業。ミクロン単位の超精密技術が、世界のデジタル機器を支えています。
生成AI向け半導体の需要拡大は、同社のドリルにとって大きな追い風。260億円超の大規模投資を計画し、次世代の成長ドライバーとして市場の期待を集めています。
高い技術力で高収益を上げながら、有利子負債ゼロという健全な財務体質を維持しています。安定した経営基盤が、未来への積極的な投資を可能にしています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 50円 | 40.6% |
| FY2017/3 | 56円 | 36.4% |
| FY2018/3 | 60円 | 32.1% |
| FY2019/3 | 60円 | 43.5% |
| FY2020/3 | 70円 | 47.6% |
| FY2021/3 | 77円 | 35.0% |
| FY2022/3 | 84円 | 29.0% |
| FY2023/3 | 84円 | 47.1% |
| FY2024/3 | 105円 | 34.3% |
| FY2025/3 | 130円 | 36.7% |
| 権利確定月 | 12月 |
同社は業績連動を基本としつつ、安定的な利益還元を重視した配当政策を採用しています。配当性向35%前後を目安とし、成長投資と株主還元のバランスを考慮した方針です。また、優待制度を通じて長期保有株主への還元も行っています。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
プリント配線板用ドリルで世界シェアトップを誇る同社は、生成AI向け半導体需要の拡大を追い風に成長を続けています。FY2025/3には売上高が約402億円、純利益が約61億円に達し、過去最高益を更新する勢いで業績を拡大させています。今期も主力製品の堅調な需要を背景に、さらなる売上高450億円、純利益72億円を見込むなど、成長軌道を維持しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.2% | 5.9% | - |
| FY2022/3 | 11.1% | 7.2% | - |
| FY2023/3 | 7.1% | 4.4% | - |
| FY2024/3 | 9.3% | 6.7% | 21.1% |
| FY2025/3 | 7.2% | 6.9% | 21.7% |
収益性は、高付加価値な製品ラインナップと内製技術の蓄積によって、安定して20%前後の高い営業利益率を維持しています。原材料費の変動や市況の影響を受ける時期もありましたが、FY2025/3の営業利益率は21.7%まで回復しました。ROE(自己資本利益率)も7%台で推移しており、効率的な資産運用と高い技術的優位性を両立させています。
財務は安全?
同社は強固な財務体質を維持しており、実質無借金経営を継続している点が最大の特徴です。自己資本比率は90%を超える水準で推移しており、外部環境の変化に対して極めて高い耐性を持っています。資産構成を見ても現金・預金や有価証券が厚く、中長期的な研究開発や設備投資を支える盤石な基盤が整っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 58.3億円 | -31.6億円 | -14.4億円 | 26.6億円 |
| FY2022/3 | 67.1億円 | -19.6億円 | -15.5億円 | 47.5億円 |
| FY2023/3 | 46.9億円 | -50.1億円 | -16.1億円 | -3.2億円 |
| FY2024/3 | 72.8億円 | -72.7億円 | -16.8億円 | 1,400万円 |
| FY2025/3 | 75.1億円 | -68.0億円 | -22.6億円 | 7.0億円 |
本業による稼ぎである営業キャッシュフローは安定して70億円前後を創出しており、高いキャッシュ創出力を維持しています。一方で、将来の成長に向けた積極的な設備投資を継続しているため、フリーキャッシュフローは年度により変動が生じています。財務活動による支出は主に配当金支払いや自社株買いなどの株主還元に充てられており、資本効率の改善を両立させています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 54.1億円 | 16.0億円 | 29.7% |
| FY2022/3 | 67.4億円 | 17.4億円 | 25.8% |
| FY2023/3 | 40.7億円 | 10.0億円 | 24.5% |
| FY2024/3 | 71.3億円 | 18.5億円 | 25.9% |
| FY2025/3 | 81.4億円 | 20.2億円 | 24.9% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増減に伴い概ね20億円前後の水準で推移しています。実効税率は概ね25%から28%のレンジに収まっており、税務上の特段の不規則な変動は見られません。連結納税制度の適用や各地域での税制を反映し、適正な納税が行われています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 714万円 | 1,530人 | - |
従業員の平均年収は714万円と、機械業界内でも比較的良好な給与水準を維持しています。平均勤続年数が19.2年と非常に長く、高い定着率が技術の蓄積と高付加価値な製品開発を支える背景となっていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は晃永・公益財団法人ユニオンツール育英奨学会。
筆頭株主である株式会社晃永が35.25%を保有しており、創業家や関連会社による安定的な経営基盤が構築されています。また、信託口の保有比率も高く、機関投資家の関与も見られる一方で、公益財団法人ユニオンツール育英奨学会が主要株主に名を連ねており、中長期的な安定株主の存在が特徴です。
会社の公式開示情報
役員報酬
PCB(プリント配線板)用ドリルで世界シェア首位を誇り、生成AI需要の拡大に伴う業績成長が主要な収益源となっています。一方で、原材料価格の変動や為替リスク、特定市場への依存度が将来の事業リスクとして開示されています。
この会社のガバナンスは?
取締役会における女性役員比率は10.0%と改善の余地があるものの、取締役会の機能強化として指名・報酬委員会を設置するなどガバナンス体制の整備を進めています。連結子会社8社を抱えるグローバル企業として、監査体制の充実と持続的な企業価値向上に取り組んでいます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 262億円 | — | 326億円 | +24.5% |
| FY2023 | 270億円 | — | 253億円 | -6.1% |
| FY2022 | 293億円 | — | 291億円 | -0.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 37億円 | — | 69億円 | +85.9% |
| FY2023 | 48億円 | — | 38億円 | -21.3% |
| FY2022 | 58億円 | — | 62億円 | +6.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は正式な中期経営計画を開示していませんが、毎期ごとに通期業績予想を発表しています。過去の業績予想を見ると、市況の影響を受けやすく、特にFY2023は期初予想を下回る結果となりました。しかし、FY2024は生成AI関連の旺盛な需要を背景に期初予想を大幅に超過達成しており、外部環境の変化を的確に捉える力が問われます。FY2026も連続で過去最高益の更新を目指しており、計画達成への期待が高まります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。直近5年間のうち4年間でTOPIXを上回る優れたパフォーマンスを示しており、特にFY2025は291.1%とTOPIX(213.2%)を大きくアウトパフォームしました。これは、生成AI市場の拡大という強力なテーマ性を背景とした株価の急騰と、安定した配当政策が両立した結果であり、株主価値の向上に成功していることを示しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 131.1万円 | +31.1万円 | 31.1% |
| FY2022 | 109.6万円 | +9.6万円 | 9.6% |
| FY2023 | 115.8万円 | +15.8万円 | 15.8% |
| FY2024 | 173.5万円 | +73.5万円 | 73.5% |
| FY2025 | 291.1万円 | +191.1万円 | 191.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともに業界平均を大きく上回っており、市場から高い成長期待が寄せられていることが窺えます。一方で、信用倍率は2倍台と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。今後は、四半期ごとの決算で高い成長期待に応え続けられるかが株価の鍵となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年12月期決算において、生成AI向け半導体需要を背景に売上高401.6億円、営業利益87.28億円を達成しました。
生産能力増強に向けた総額260億円超の大型投資計画が報じられ、市場から成長期待が高まりました。
ユサコ株式会社とウェアラブル心拍センサ「myBeat」に関する代理店契約を締結し、ヘルスケア分野での展開を強化しました。
最新ニュース
ユニオンツール まとめ
ひとめ診断
「スマホ基板に穴を開ける世界首位、生成AIブームの追い風を受ける精密ドリルの巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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