6278プライム

ユニオンツール

UNION TOOL CO.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE7.2%
BPS4594.1円
自己資本比率79.2%
FY2025/3 有報データ

AI時代の基盤を支える、世界シェアNo.1の超硬ドリルメーカー

最先端技術への挑戦を続け、高精度・高品質な製品で世界No.1の地位を確固たるものとし、未来のデジタル社会の基盤を支え続けます。

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、ゲーム機。その中には必ず緑色の電子基板(プリント配線板)が入っています。この基板には、部品同士を繋ぐために無数のミクロな穴が開けられていますが、ユニオンツールは、その髪の毛よりも細い精密な穴を開けるための「超硬ドリル」で世界トップシェアを誇る会社です。普段目にすることのない部品ですが、最先端のAIサーバーから身近な家電まで、あらゆる電子機器の心臓部を同社の技術が陰で支えているのです。

ユニオンツールは、プリント配線板(PCB)用超硬ドリルで世界シェア3割超を握るトップメーカーです。直近の2025年12月期決算では、生成AI関連市場の需要拡大を背景に売上高401.6億円(前期比23.2%増)、営業利益87.28億円(同26.9%増)と大幅な増収増益を達成しました。2026年12月期も売上高450.0億円、営業利益100.0億円と過去最高業績の更新を見込んでおり、旺盛な半導体需要を背景とした成長期待から株価は高値圏で推移しています。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
12月
本社
東京都品川区南大井6丁目17-1
公式
www.uniontool.co.jp

社長プロフィール

渡邉 裕二
代表取締役社長 技術本部長
テクノロジスト
当社は、プリント基板用超硬ドリルで世界トップシェアを誇るメーカーです。常に最先端の技術を追求し、高付加価値製品を開発・製造することで競争優位性を確立してきました。今後も生成AI市場など成長分野の需要を着実に捉え、持続的な成長を目指してまいります。

この会社のストーリー

1960
ユニオンツール株式会社 設立

東京都大田区にて、超硬工具の製造販売を目的として創業。日本のものづくりの歴史に新たな一歩を刻みました。

1963
プリント基板用超硬ドリルの製造・販売開始

現在の中核事業となるプリント基板(PCB)用超硬ドリルの分野に進出。エレクトロニクス産業の黎明期を支える技術の礎を築きました。

1973
新潟県長岡市に工場を建設

生産能力の増強のため、現在の主力生産拠点である長岡工場を建設。高品質な製品を安定供給する体制を確立しました。

1989
日本証券業協会に株式を店頭登録(上場)

株式公開を果たし、社会的な信用を高めるとともに、さらなる事業拡大に向けた経営基盤を強化しました。

2000s
世界シェアNo.1への道

スマートフォンの普及など電子機器の高機能化を背景に、微細加工技術を磨き上げ、PCBドリル市場で世界シェア3割を超えるトップ企業へと成長しました。

2024
株価が26年ぶりの高値を更新

AI半導体市場の活況を受け、同社製品への需要期待が高まり、株価が大幅に上昇。市場からの高い評価が示されました。

2026
生成AI需要に対応する大型投資を計画

AI半導体向けPCBドリルの増産に向け、260億円超の大型投資を発表。未来の成長市場へ向けた積極的な事業展開を開始しました。

注目ポイント

世界シェア3割超のニッチトップ

スマートフォンの基板などに使われる「プリント配線板用ドリル」で世界シェア3割超を誇るトップ企業。ミクロン単位の超精密技術が、世界のデジタル機器を支えています。

AI・半導体市場の成長を捉える

生成AI向け半導体の需要拡大は、同社のドリルにとって大きな追い風。260億円超の大規模投資を計画し、次世代の成長ドライバーとして市場の期待を集めています。

堅実な「有利子負債ゼロ」経営

高い技術力で高収益を上げながら、有利子負債ゼロという健全な財務体質を維持しています。安定した経営基盤が、未来への積極的な投資を可能にしています。

サービスの実績は?

401.6億円
連結売上高
2025年12月期実績
+23.2% YoY
87.28億円
連結営業利益
2025年12月期実績
+26.9% YoY
3割超
PCB用ドリル世界シェア
会社四季報より
130
1株当たり配当金
2025年12月期実績
0
有利子負債
会社四季報より
無借金経営

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 130円
安全性
安定
自己資本比率 79.2%
稼ぐ力
普通
ROE 7.2%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
130
方針: 配当性向35%目標
1株配当配当性向
FY2016/35040.6%
FY2017/35636.4%
FY2018/36032.1%
FY2019/36043.5%
FY2020/37047.6%
FY2021/37735.0%
FY2022/38429.0%
FY2023/38447.1%
FY2024/310534.3%
FY2025/313036.7%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月12月

同社は業績連動を基本としつつ、安定的な利益還元を重視した配当政策を採用しています。配当性向35%前後を目安とし、成長投資と株主還元のバランスを考慮した方針です。また、優待制度を通じて長期保有株主への還元も行っています。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.2%
業界平均
9.5%
営業利益率上回る
この会社
21.7%
業界平均
11.4%
自己資本比率上回る
この会社
79.2%
業界平均
51.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3291億円
FY2023/3253億円
FY2024/3326億円
FY2025/3402億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/368.8億円
FY2025/387.3億円

プリント配線板用ドリルで世界シェアトップを誇る同社は、生成AI向け半導体需要の拡大を追い風に成長を続けています。FY2025/3には売上高が約402億円、純利益が約61億円に達し、過去最高益を更新する勢いで業績を拡大させています。今期も主力製品の堅調な需要を背景に、さらなる売上高450億円、純利益72億円を見込むなど、成長軌道を維持しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
21.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.2%5.9%-
FY2022/311.1%7.2%-
FY2023/37.1%4.4%-
FY2024/39.3%6.7%21.1%
FY2025/37.2%6.9%21.7%

収益性は、高付加価値な製品ラインナップと内製技術の蓄積によって、安定して20%前後の高い営業利益率を維持しています。原材料費の変動や市況の影響を受ける時期もありましたが、FY2025/3の営業利益率は21.7%まで回復しました。ROE(自己資本利益率)も7%台で推移しており、効率的な資産運用と高い技術的優位性を両立させています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率79.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
800億円

同社は強固な財務体質を維持しており、実質無借金経営を継続している点が最大の特徴です。自己資本比率は90%を超える水準で推移しており、外部環境の変化に対して極めて高い耐性を持っています。資産構成を見ても現金・預金や有価証券が厚く、中長期的な研究開発や設備投資を支える盤石な基盤が整っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+75.1億円
営業CF
投資に使ったお金
-68.0億円
投資CF
借入・返済など
-22.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+7.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/358.3億円-31.6億円-14.4億円26.6億円
FY2022/367.1億円-19.6億円-15.5億円47.5億円
FY2023/346.9億円-50.1億円-16.1億円-3.2億円
FY2024/372.8億円-72.7億円-16.8億円1,400万円
FY2025/375.1億円-68.0億円-22.6億円7.0億円

本業による稼ぎである営業キャッシュフローは安定して70億円前後を創出しており、高いキャッシュ創出力を維持しています。一方で、将来の成長に向けた積極的な設備投資を継続しているため、フリーキャッシュフローは年度により変動が生じています。財務活動による支出は主に配当金支払いや自社株買いなどの株主還元に充てられており、資本効率の改善を両立させています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、本文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります
3①製造業の生産動向当社グループの主な製品は、プリント配線板用超硬ドリル(PCBドリル)や超硬エンドミルなどの産業用切削工具とその他製品である転造ダイス・測定機器などであります
4このため、経営成績等は、製造業全般の生産動向や工場稼働率の動向により影響を受けています
5生産動向の強弱を決める要因は、消費者の嗜好変化、政治経済動向、燃料価格の上昇や部材不足などの生産側の問題、大規模自然災害等多岐にわたります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/354.1億円16.0億円29.7%
FY2022/367.4億円17.4億円25.8%
FY2023/340.7億円10.0億円24.5%
FY2024/371.3億円18.5億円25.9%
FY2025/381.4億円20.2億円24.9%

法人税等の支払額は、税引前利益の増減に伴い概ね20億円前後の水準で推移しています。実効税率は概ね25%から28%のレンジに収まっており、税務上の特段の不規則な変動は見られません。連結納税制度の適用や各地域での税制を反映し、適正な納税が行われています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
714万円
従業員数
1,530
平均年齢
42.2歳
平均年収従業員数前年比
当期714万円1,530-

従業員の平均年収は714万円と、機械業界内でも比較的良好な給与水準を維持しています。平均勤続年数が19.2年と非常に長く、高い定着率が技術の蓄積と高付加価値な製品開発を支える背景となっていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主54.2%
浮動株45.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関15.6%
事業法人等38.6%
外国法人等15%
個人その他28.3%
証券会社2.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は晃永・公益財団法人ユニオンツール育英奨学会。

株式会社晃永(6,138,000株)35.25%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,227,000株)7.05%
公益財団法人ユニオンツール育英奨学会(1,000,000株)5.74%
片山 貴雄(593,000株)3.41%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(537,000株)3.09%
株式会社きらぼし銀行(411,000株)2.36%
株式会社三菱UFJ銀行(333,000株)1.91%
野村證券株式会社(234,000株)1.34%
MORGAN STANLEY & CO.LLC((常代)モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)(206,000株)1.19%
旭ダイヤモンド工業株式会社(200,000株)1.15%

筆頭株主である株式会社晃永が35.25%を保有しており、創業家や関連会社による安定的な経営基盤が構築されています。また、信託口の保有比率も高く、機関投資家の関与も見られる一方で、公益財団法人ユニオンツール育英奨学会が主要株主に名を連ねており、中長期的な安定株主の存在が特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億2,100万円
取締役5名の合計

PCB(プリント配線板)用ドリルで世界シェア首位を誇り、生成AI需要の拡大に伴う業績成長が主要な収益源となっています。一方で、原材料価格の変動や為替リスク、特定市場への依存度が将来の事業リスクとして開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
2,700万円
連結子会社数
8
設備投資額
57.2億円
平均勤続年数(従業員)
19.2

取締役会における女性役員比率は10.0%と改善の余地があるものの、取締役会の機能強化として指名・報酬委員会を設置するなどガバナンス体制の整備を進めています。連結子会社8社を抱えるグローバル企業として、監査体制の充実と持続的な企業価値向上に取り組んでいます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
市況変動に左右されるものの、足元ではAI需要を捉え大幅な上振れを達成。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年12月期 業績予想
FY2026
売上高: 目標 450.0億円 大幅遅れ (N/A)
0%
営業利益: 目標 100.0億円 大幅遅れ (N/A)
0%
当期純利益: 目標 72.0億円 大幅遅れ (N/A)
0%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024262億円326億円+24.5%
FY2023270億円253億円-6.1%
FY2022293億円291億円-0.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202437億円69億円+85.9%
FY202348億円38億円-21.3%
FY202258億円62億円+6.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は正式な中期経営計画を開示していませんが、毎期ごとに通期業績予想を発表しています。過去の業績予想を見ると、市況の影響を受けやすく、特にFY2023は期初予想を下回る結果となりました。しかし、FY2024は生成AI関連の旺盛な需要を背景に期初予想を大幅に超過達成しており、外部環境の変化を的確に捉える力が問われます。FY2026も連続で過去最高益の更新を目指しており、計画達成への期待が高まります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。直近5年間のうち4年間でTOPIXを上回る優れたパフォーマンスを示しており、特にFY2025は291.1%とTOPIX(213.2%)を大きくアウトパフォームしました。これは、生成AI市場の拡大という強力なテーマ性を背景とした株価の急騰と、安定した配当政策が両立した結果であり、株主価値の向上に成功していることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+191.1%
100万円 →291.1万円
191.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021131.1万円+31.1万円31.1%
FY2022109.6万円+9.6万円9.6%
FY2023115.8万円+15.8万円15.8%
FY2024173.5万円+73.5万円73.5%
FY2025291.1万円+191.1万円191.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残102,100株
売り残48,200株
信用倍率2.12倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2027年3月下旬(予定)

PER・PBRともに業界平均を大きく上回っており、市場から高い成長期待が寄せられていることが窺えます。一方で、信用倍率は2倍台と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。今後は、四半期ごとの決算で高い成長期待に応え続けられるかが株価の鍵となります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +15.5%
メディア数
22
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES
業界内ランキング
上位 12%
機械業種 1,500社中 180位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
株価・市況30%
事業展開・投資20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月業績好調

2025年12月期決算において、生成AI向け半導体需要を背景に売上高401.6億円、営業利益87.28億円を達成しました。

2026年1月大型投資

生産能力増強に向けた総額260億円超の大型投資計画が報じられ、市場から成長期待が高まりました。

2025年9月事業提携

ユサコ株式会社とウェアラブル心拍センサ「myBeat」に関する代理店契約を締結し、ヘルスケア分野での展開を強化しました。

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ユニオンツール まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 130円
安全性
安定
自己資本比率 79.2%
稼ぐ力
普通
ROE 7.2%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「スマホ基板に穴を開ける世界首位、生成AIブームの追い風を受ける精密ドリルの巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU