レイズネクスト
RAIZNEXT Corporation
最終更新日: 2026年3月28日
プラントメンテナンスの巨人が描く、カーボンニュートラル時代の未来
プラントライフサイクル全般にわたる卓越した技術力でエネルギーの安定供給を支え、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するリーディングカンパニーを目指します。
この会社ってなに?
あなたがガソリンスタンドで車に給油するとき、そのガソリンは巨大な製油所で作られています。レイズネクストは、そうした製油所や発電所といった、日本のエネルギーを支える大規模プラントが安全に動き続けるための「お医者さん」のような存在です。普段目にすることはない工場の裏側で、定期的な点検や修理(メンテナンス)を行い、私たちの生活に不可欠なエネルギーが安定して供給されるよう、日々支えています。つまり、あなたが電気をつけたり、車を運転したりする日常の裏には、レイズネクストの技術力が隠れているのです。
ENEOS系の石油精製プラントメンテナンスで国内首位を誇る企業。直近の2025年3月期決算では、売上高1573.7億円、営業利益108.58億円と増収増益を達成しました。2026年3月期も売上高1575.0億円、営業利益116.0億円と堅調な成長を見込んでおり、配当性向60%以上という高い株主還元方針も魅力です。今後は、既存の石油関連事業で培った技術力を活かし、再生可能エネルギーや水素など、カーボンニュートラル社会実現に向けた新領域での事業拡大が成長の鍵を握ります。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1番地8
- 公式
- www.raiznext.co.jp
社長プロフィール

当社はプラントエンジニアリングとメンテナンスで培った技術力を基盤に、エネルギーの安定供給という社会的使命を果たし続けます。今後はカーボンニュートラル社会の実現に貢献する事業変革を推進し、デジタル技術の活用を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
プラントエンジニアリング事業の礎を築く。日本の産業発展と共に歩み始める第一歩。
企業としての信頼性を高め、さらなる成長に向けた基盤を確立。多くの投資家から支持を得る。
日本を代表する企業の一社として認知され、事業規模と社会的責任がさらに拡大。
両社の強みを融合し、国内No.1のメンテナンス企業として新たなスタートを切る。
事業領域をサービスステーション分野へ拡大し、シナジー効果の創出を加速させる。
全従業員約3,500名を対象に生成AIを導入し、業務効率化とDXを本格的に推進する。
カーボンニュートラル社会実現への貢献を掲げ、再生可能エネルギー分野やDXを活用した新事業への挑戦を開始。
注目ポイント
株主への利益還元を経営の最重要課題と位置づけ、連結配当性向60%以上という高い目標を掲げています。安定した配当が期待できる、投資家にとって魅力的な企業です。
ENEOSグループを主要顧客とし、石油精製プラントのメンテナンスで国内首位を誇ります。日本のエネルギーインフラを支える高い技術力と実績が、安定した事業基盤となっています。
従来のエネルギープラントに加え、再生可能エネルギーや水素関連など、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する新分野へ積極的に事業を拡大。持続的な成長を目指します。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 30円 | 35.6% |
| FY2017/3 | 42円 | 40.9% |
| FY2018/3 | 39円 | 40.5% |
| FY2019/3 | 46円 | 40.7% |
| FY2020/3 | 53円 | 22.6% |
| FY2021/3 | 55円 | 40.6% |
| FY2022/3 | 58円 | 40.5% |
| FY2023/3 | 72円 | 50.4% |
| FY2024/3 | 135円 | 100.6% |
| FY2025/3 | 91円 | 60.3% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
レイズネクストは、株主への利益還元を経営の最重要課題と位置づけ、60%以上の連結配当性向を目標に掲げています。収益に即した継続的かつ安定的な配当実施に注力しており、必要に応じて特別配当なども検討する柔軟な方針です。株主優待制度と合わせ、株主価値の向上を積極的に図っています。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
レイズネクストの売上高は、石油精製プラント等のメンテナンスや建設需要に支えられ、FY2025/3には1,574億円と堅調に推移しています。FY2022/3からFY2024/3にかけては横ばい圏での推移となりましたが、直近では顧客設備の更新需要を取り込み増収基調を維持しています。FY2026/3予想においても売上高1,575億円を見込むなど、安定した受注環境が業績を下支えしています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 10.1% | 7.6% | - |
| FY2022/3 | 12.2% | 7.7% | - |
| FY2023/3 | 9.8% | 6.8% | - |
| FY2024/3 | 8.6% | 6.5% | 7.1% |
| FY2025/3 | 10.3% | 7.0% | 6.9% |
当社の営業利益率は概ね7%前後で安定した水準を維持しており、プラントエンジニアリング業界における強固なコスト管理能力を示しています。ROE(自己資本利益率)は8-9%台で推移しており、資本効率への配慮が見受けられます。今後も高付加価値な保全業務や新規分野の開拓を通じて、一定の収益性を確保する見通しです。
財務は安全?
自己資本比率は70%を超える高水準を維持しており、極めて強固な財務体質を有しています。長年無借金経営を継続してきましたが、直近では成長投資や事業環境の変化に対応するため有利子負債を適宜活用しています。豊富な内部留保と安定した資産構成により、長期的な事業運営に耐えうる健全なバランスシートを構築しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 85.9億円 | -11.0億円 | -71.7億円 | 74.9億円 |
| FY2022/3 | 112億円 | -22.3億円 | -28.5億円 | 89.3億円 |
| FY2023/3 | 101億円 | -18.8億円 | -32.8億円 | 81.9億円 |
| FY2024/3 | 35.6億円 | -17.4億円 | -71.8億円 | 18.3億円 |
| FY2025/3 | -1.1億円 | -23.0億円 | -64.9億円 | -24.1億円 |
営業キャッシュフローは長年安定してプラスで推移してきましたが、FY2025/3は一時的な運転資本の変動等によりマイナスを記録しました。投資キャッシュフローは工務設備や事業環境への投資を継続して実行しており、一定の支出が続いています。潤沢な現金同等物を背景に、財務キャッシュフローを通じて株主還元や債務の最適化を図っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 107億円 | 33.1億円 | 31.1% |
| FY2022/3 | 113億円 | 35.2億円 | 31.3% |
| FY2023/3 | 112億円 | 35.0億円 | 31.1% |
| FY2024/3 | 103億円 | 30.1億円 | 29.4% |
| FY2025/3 | 111億円 | 29.9億円 | 27.0% |
法人税等の支払いは、概ね30%前後の法定実効税率に沿った水準で推移しています。FY2024/3以降、税負担率に若干の変動が見られますが、これは税効果会計の影響や税額控除の活用によるものです。安定した収益確保に伴い、適切な納税義務を果たしている状況です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 831万円 | 2,155人 | - |
従業員平均年収は831万円であり、プラントエンジニアリング業界の中でも相対的に高い水準にあります。ENEOSグループの安定的な保守メンテナンス需要を背景に、長期的なキャリア形成と業績に応じた利益還元がなされていることが、この高水準の背景にあると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はENEOSホールディングス・UH Partners 2・光通信。
親会社であるENEOSホールディングス株式会社が21.61%の株式を保有しており、安定した経営基盤を支えています。その他、投資ファンドや光通信などの大口株主が存在し、従業員持株会や取引先持株会も一定割合を保有していることから、強固な協力関係と資本の安定性が特徴的な構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
石油精製プラント等のメンテナンスや建設工事を主要事業としており、エネルギー関連の設備投資動向が業績に直結する構造です。事業リスクとして原材料価格の変動や安全管理上の不測の事態が挙げられますが、安定的なインフラ需要により強固な収益基盤を維持しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が20.0%と一定水準を確保しており、多様性への配慮が伺えます。監査等委員会設置会社としてガバナンス体制を構築し、透明性の高い経営管理を実施しています。連結子会社を統括する企業規模として、適切なリスク管理と内部統制が図られています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,560億円 | — | 1,574億円 | +0.9% |
| FY2024 | 1,410億円 | — | 1,404億円 | -0.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 94億円 | — | 109億円 | +16.1% |
| FY2024 | 103億円 | — | 100億円 | -3.2% |
| FY2023 | 94億円 | — | 109億円 | +16.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
旧第2次中計では売上高目標を達成したものの、利益面では未達となりました。現在進行中の第3次中計(FY2025〜FY2027)では、最終年度に売上高1,800億円、営業利益130億円を目指しています。初年度(FY2025)は営業利益が会社予想を大幅に上回る好調なスタートを切りましたが、目標達成には利益率の改善が不可欠です。カーボンニュートラル関連など新規事業の収益化が今後の進捗を左右するでしょう。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、過去5年間(FY2021~FY2025)を通じてTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同社の株価が安定配当を背景に底堅く推移する一方、相場全体の上昇率には及ばなかったことを示唆しています。特にFY2024やFY2025の株式市場が活況だった局面でもTOPIXに劣後しており、成長性への期待よりも高配当利回りのバリュー株としての側面が強いことを物語っています。企業価値向上に向けた、より積極的な成長戦略の実行と市場へのアピールが今後の課題です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 102.1万円 | +2.1万円 | 2.1% |
| FY2022 | 96.7万円 | -3.3万円 | -3.3% |
| FY2023 | 133.9万円 | +33.9万円 | 33.9% |
| FY2024 | 203.3万円 | +103.3万円 | 103.3% |
| FY2025 | 157.0万円 | +57.0万円 | 57.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PERは業界平均並みですが、PBRはやや割高と評価されています。一方で、配当利回りは3.92%と業界平均を大きく上回っており、これが株価の下支え要因となっています。信用倍率は1.57倍と落ち着いており、需給バランスは比較的良好です。今後の決算発表で、中計目標に対する進捗が示されるかが注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
持続的な成長を目指す第3次中期経営計画を策定し、カーボンニュートラル社会実現への貢献を掲げる。
連結子会社のレイズアクトと京浜化工が合併し、経営効率の向上を図る組織再編を実施。
全従業員約3,500名を対象にAIアシスタント『Lightblue Assistant』を全社導入し、業務効率化を推進。
最新ニュース
レイズネクスト まとめ
ひとめ診断
「日本のエネルギーインフラを支える”町医者”が、脱炭素時代の”総合病院”へと進化を目指すプラントエンジニアリング企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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