JUMP

新日本建設(株)1879

SHINNIHON CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/24
01 / 4 sections

どんな会社?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比+4.2%
配当
少なめ
1株 56円
安全性
安定
自己資本比率 73.2%(3Q 2026/03期末時点)(有利子負債ゼロ・自己資本比率70.7%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 10.9%(2025/03期実績)
話題性
好評
ポジ 60%

この会社ってなに?

千葉県を中心にマンション「エクセレントシティ」シリーズを展開。オフィスビルやホテル、物流倉庫の建設も手がけています。マンション購入を検討される方なら、新日本建設のブランドに出会う可能性は高いでしょう。また、冨士工を子会社化するなど、非住宅分野の建設受注も拡大中です。

新日本建設は1964年設立の千葉県地盤の総合建設企業で、建設事業と分譲マンション開発事業を両輪に首都圏で展開しています。2025/03期は売上高1,317億円・営業利益183億円と営業利益率13.9%の高収益を維持。無借金経営で自己資本比率70.7%と財務基盤は極めて堅固です。PER 8.8倍・PBR 0.94倍とバリュー株の特徴を持ち、4期連続増配中の配当利回り2.84%も魅力です。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
千葉県千葉市美浜区ひび野一丁目4番3 新日本ビル

サービスの実績は?

58円
1株当たり配当金
2026期予想
+3.6% YoY
13.9%
営業利益率
2025期実績
0円
有利子負債
完全無借金経営
70.7%
自己資本比率
2025期実績
02 / 5 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

建設事業
560億円(42.5%)
開発事業
757億円(57.5%)
建設事業560億円
利益: 71億円利益率: 12.7%

オフィスビル・ホテル・工場・物流倉庫・マンションの設計施工。首都圏を中心に非住宅分野の受注を拡大中。子会社の冨士工も含む。2026/03期上期は売上高560億円・営業利益71億円と増収増益。

開発事業757億円
利益: 112億円利益率: 14.8%

「エクセレントシティ」ブランドの分譲マンション開発・販売。千葉県を中心に首都圏で展開。高い利益率が全社の収益を牽引する主力セグメント。タワーマンション開発にも進出。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます

2025/03期実績

ROE
10.9%
株主資本の利回り
ROA
7.5%
総資産の活用度
Op. Margin
13.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期11.8%7.6%-
2022/03期12.4%8.1%-
2023/03期12.4%8.1%-
2024/03期11.4%7.6%13.2%
2025/03期10.9%7.5%13.9%
3Q 2026/03期6.4%(累計)4.6%(累計)12.5%

営業利益率は13〜15%台と建設業界ではトップクラスの高水準を維持しています。ROEも10%超を継続しており、資本効率の高い経営を実践しています。分譲マンション事業の高利益率が全体の収益性を押し上げており、建設業平均(5〜7%)を大きく上回る水準です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2021/03期1,018億円—96.3億円164.7円—
2022/03期1,071億円155億円108億円184.7円+5.2%
2023/03期1,137億円172億円120億円205.5円+6.2%
2024/03期1,335億円176億円123億円210.1円+17.4%
2025/03期1,317億円183億円128億円219.1円-1.4%

新日本建設の業績は5期連続で営業利益が増加しており、2025/03期は営業利益183億円と過去最高を更新しました。2024/03期は売上高1,335億円と大幅増収でしたが、2025/03期は開発事業の引渡タイミングにより微減収。一方で利益面は堅調に成長を続けており、2026/03期は売上高1,350億円・営業利益186億円を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上875億円(通期予想比65%)、営業利益110億円(同59%)、純利益79億円(同60%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)

ROE(自社 2025/03期)上回る
この会社
10.9%
他社平均
8.6%
営業利益率(自社 2025/03期)上回る
この会社
13.9%
他社平均
6.6%
自己資本比率(自社 2025/03期末)上回る
この会社
70.4%
他社平均
51.4%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億3,800万円
7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建設事業560億円71億円12.7%
開発事業757億円112億円14.8%

開発事業(分譲マンション)が収益の柱で、利益率14.8%と高水準です。建設事業も12.7%の営業利益率を確保しており、両セグメントとも建設業界の平均を大きく上回ります。「建設×開発の二刀流」により、安定した受注と高い利益率の両立を実現しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
中期経営計画は策定していないが、単年度目標を着実に達成する「階段を一段ずつ上がる成長」を実践。3Q累計で順調に進捗中。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

単年度業績目標(中計未策定)
2026/03期
売上高: 目標 1,350億円 やや遅れ (875億円 (3Q累計))
64.8%
営業利益: 目標 186億円 やや遅れ (110億円 (3Q累計))
59%
経常利益: 目標 188億円 やや遅れ (112億円 (3Q累計))
59.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,350億円—1,317億円-2.5%
2024期1,330億円—1,335億円+0.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新日本建設は中期経営計画を策定しない方針ですが、単年度の業績を着実に積み上げる「一歩一歩の成長」を志向しています。2026/03期は3Q累計で売上高875億円(進捗率64.8%)・営業利益110億円(進捗率59.0%)と、例年通りの4Q偏重型で通期目標の達成は十分に可能な水準です。

どんな話題が多い?

業績・決算45%
不動産・マンション開発25%
株主還元・配当20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好意的」
報道件数(30日)
42件
前月比 +8.5%
メディア数
18社
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 25%
建設業 149社中 35位
報道のトーン
60%
好意的
35%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月3Q好決算

2026/03期 第3四半期累計で経常利益14%増益。売上高も4%増と好調を維持し、通期目標の達成が見込まれる。

2025年11月増配修正

上期決算で経常利益17%増益を達成。通期配当を2円増額修正し、株主還元姿勢を強化。

2025年5月過去最高益

2025/03期通期決算で営業利益183億円と過去最高益を更新。無借金経営を維持しながら着実に成長。

代表者プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率(3Q 2026/03期末時点)73.2%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%

※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点

Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,269億円
会社の純資産

有利子負債ゼロの完全無借金経営が最大の特徴です。自己資本比率は64.7%から70.7%へと年々上昇し、BPSも1,401円から2,091円へと5年で約1.5倍に成長。建設業界においてこれほどの財務健全性を持つ企業は稀であり、景気変動への耐性が極めて高い点が評価されます。 【3Q 2026/03期】総資産1723億円、純資産1269億円、自己資本比率73.2%。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです2025/03期通期で判定
Operating CF
+26.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-344億円
投資に使ったお金
Financing CF
-37.4億円
借入・返済など
Free CF
-318億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期70.0億円▲4.0億円▲11.4億円66.0億円
2022/03期37.7億円▲1.2億円▲11.3億円36.4億円
2023/03期106億円1.2億円▲12.8億円107億円
2024/03期117億円▲2.5億円▲18.8億円115億円
2025/03期26.5億円▲344億円▲37.4億円▲318億円

2021期〜2024期は安定した営業キャッシュフローを創出し、FCFもプラスで推移していました。2025/03期は投資CFが-344億円と大幅なマイナスとなりましたが、これは不動産開発用地の取得による戦略的投資によるものです。無借金経営のため、手元資金(約487億円)で十分にカバーできる水準です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1%) 男性 10名
9%
91%
監査報酬
3,000万円
連結子会社数
3社
平均勤続年数(従業員)
12.5年
臨時従業員数
75人

取締役・監査役12名中、女性が1名(8.3%)を占めています。連結子会社は冨士工を含む3社とコンパクトな組織です。平均勤続年数11.9年と人材の定着率が安定しており、少数精鋭の組織運営が特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主66.5%
浮動株33.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関17.4%
事業法人等49.1%
外国法人等15.6%
個人その他15.8%
証券会社2.2%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はシンニホンコム・ユニオンサイト・千葉銀行。

株式会社シンニホンコム(19,700,000株)33.68%
株式会社ユニオンサイト(6,761,000株)11.56%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,184,000株)7.15%
株式会社千葉銀行(2,078,000株)3.55%
株式会社京葉銀行(常任代理人  日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(1,722,000株)2.94%
千葉市新日本建設・金綱一男こども若者育英基金(1,626,000株)2.78%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,320,000株)2.26%
東方地所株式会社(1,083,000株)1.85%
清原達郎(911,000株)1.56%
株式会社千葉興業銀行 (常任代理人  株式会社日本カストディ銀行)(699,000株)1.2%

筆頭株主のシンニホンコム(33.68%)とユニオンサイト(11.56%)は創業者関連の資産管理会社であり、合計45.2%と圧倒的な安定株主比率を誇ります。新日育英奨学会(2.91%)も創業者系の公益財団で、千葉銀行・京葉銀行といった地元金融機関も安定的に保有しています。著名投資家の清原達郎氏が1.77%を保有している点も注目されます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設資材価格の高騰リスク(鉄鋼・コンクリート等の価格変動)
2不動産市況の変動リスク(マンション販売価格・需要の変化)
3労働力不足リスク(建設技能者の高齢化・人手不足)
4金利上昇リスク(住宅ローン金利上昇によるマンション需要減退)
5自然災害リスク(地震・台風等による工事遅延・建物被害)
6法規制の変更リスク(建築基準法・都市計画法等の改正)

社員の給料はどのくらい?

平均年収
836万円
従業員数
660人
平均年齢
37.8歳
期平均年収従業員数前年比
当期836万円660人-

従業員の平均年収は836万円で、建設業界の中堅企業としては高い水準です。平均年齢37.8歳と比較的若い組織であり、従業員数も660名と5年前の588名から着実に増加しています。少数精鋭で高い一人当たり生産性を実現しています。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

新日本建設のTSRは5年間で210.8%と株価は大きく上昇しており、TOPIXの213.4%とほぼ同水準のパフォーマンスです。2022期に一時的な下落がありましたが、2024期以降に急回復。バリュー株としての再評価が進行中で、PER・PBRの割安さを考慮すると、さらなるリレーティングの余地があります。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
56円
方針: 安定配当を基本としつつ、業績連動で配当性向の引き上げを推進
期1株配当配当性向
2016/03期14円10.9%
2017/03期16円7.4%
2018/03期18円11.8%
2019/03期19円11.0%
2020/03期19円10.5%
2021/03期19円11.5%
2022/03期21円11.4%
2023/03期27円13.1%
2024/03期53円25.2%
2025/03期56円25.6%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は2021/03期の19円から2025/03期の56円へと4期連続増配で約3倍に急増しました。配当性向もかつての11%台から25%台へ大幅に引き上げられており、2026/03期は1株58円(予想)とさらなる増配を計画しています。無借金経営のため、今後も安定的な増配余地があります。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
2025期末時点で、100万円が 210.8万円 になりました (+110.8万円)
+110.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期109.3万円9.3万円9.3%
2022期93.2万円▲6.8万円-6.8%
2023期121.6万円21.6万円21.6%
2024期212.7万円112.7万円112.7%
2025期210.8万円110.8万円110.8%

※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残414,300株
売り残3,600株
信用倍率115.08倍
3/13時点
今後の予定
2026年3月期 決算発表2026年5月中旬(予定)
第62回定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 8.8倍は建設業界平均(10.5倍)を下回る割安水準です。PBRも0.94倍と解散価値割れの水準にあり、無借金経営・高利益率を考慮すると割安感が際立ちます。信用倍率は115倍と買い残が多いものの、配当利回り2.94%と業界平均を上回る還元力が評価されています。

税金はいくら払ってる?

期税引前利益法人税等実効税率
2021/03期139億円43.0億円30.9%
2022/03期156億円47.9億円30.7%
2023/03期172億円52.1億円30.3%
2024/03期177億円53.9億円30.5%
2025/03期184億円55.5億円30.2%

税引前利益は2021/03期の139億円から2025/03期の184億円へと5年間で約32%増加しています。実効税率は30%前後で安定しており、税務上の特殊要因が少なく、経営の透明性が高いことを示しています。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

新日本建設(株) まとめ

業績
好調
営業益 前年比+4.2%
配当
少なめ
1株 56円
安全性
安定
自己資本比率 73.2%(3Q 2026/03期末時点)(有利子負債ゼロ・自己資本比率70.7%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 10.9%(2025/03期実績)
話題性
好評
ポジ 60%

「千葉発、建設と分譲マンションの二刀流で成長を続けるプライム上場の中堅ゼネコン」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

データ提供: OSHIKABU