1407スタンダード

(株)ウエストホールディングス

West Holdings Corporation

最終更新日: 2026年3月24日

ROE14.7%
BPS913.4円
自己資本比率24.4%
FY2025/3 有報データ

太陽光から蓄電所へ。再生可能エネルギーで日本の未来を照らすオーナー企業

再生可能エネルギーの力で、持続可能な未来をつくる

この会社ってなに?

家庭や工場の屋根に設置される太陽光パネルの工事から、メガソーラーの開発・運営まで幅広く手掛けています。電力を自家消費したい企業に太陽光発電設備を設置し、余った電力は電力会社に売電。最近は系統用蓄電所の開発にも注力しており、再エネの弱点である発電量の変動を蓄電池で吸収する新しいビジネスモデルを構築中です。

ウエストホールディングスは2006年設立の再生可能エネルギー総合企業で、太陽光発電所の開発・建設・保守を一貫して手掛けます。2025年8月期は売上高473億円、営業利益86億円と高い利益率を維持。FY2026/8は売上高545億円・営業利益114億円と増収増益を予想しています。PER 10.2倍・配当利回り約4%と割安感があり、系統用蓄電所への1,100億円投資や東芝との提携など成長戦略も明確です。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
8月
本社
広島県広島市西区楠木町1-15-24 ウエスト第1ビル
公式
www.west-gr.co.jp

社長プロフィール

江頭 栄一郎
代表取締役社長
攻めの経営者
再生可能エネルギーの普及を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。蓄電所事業を新たな成長エンジンとし、日本一のファブレス再エネ電力会社を目指します。

この会社のストーリー

2006
ウエストホールディングス設立

持株会社として設立。太陽光発電の設置工事を中心とした再生可能エネルギー事業をスタート。

2012
FIT制度開始で急成長

固定価格買取制度(FIT)の導入により太陽光発電市場が急拡大。メガソーラー開発に本格参入。

2018
非FIT・自家消費型へ転換

FIT依存からの脱却を図り、企業向け自家消費型太陽光発電やPPA(電力購入契約)モデルへ事業転換。

2023
蓄電所事業に参入

系統用蓄電所の開発に着手。再エネの不安定さを補い、電力取引で収益を上げる新ビジネスモデルを構築。

2025
東芝と包括提携

東芝エネルギーシステムズと再生可能エネルギー分野で包括提携を締結。蓄電池運用の高度化を推進。

2026
蓄電所に1,100億円投資計画

2027年度までに系統用蓄電所の開発に1,100億円を投資する計画を発表。日本一の再エネ企業を目指す。

注目ポイント

再エネ×蓄電所の成長ポテンシャル

太陽光発電のEPCからO&M、電力小売まで一貫対応。さらに系統用蓄電所に1,100億円を投資し、再エネのバリューチェーンを完結させる壮大な成長戦略を推進中です。

配当利回り4%超の高配当銘柄

4期連続増配で1株70円(予想)。配当利回り4.14%は建設業界トップクラス。配当性向も42%と増配余力を残しており、業績回復でさらなる増配も期待できます。

オーナー企業の意思決定スピード

創業者が37%超を保有するオーナー企業ならではの機動力。蓄電所への大型投資や東芝との提携など、迅速な経営判断が可能で、中長期的な企業価値向上が期待されます。

サービスの実績は?

70
1株当たり配当金
FY2026予想
+7.7% YoY
18.3%
営業利益率
FY2025実績
1,100億円
蓄電所投資計画
〜FY2027目標
4.14%
配当利回り
FY2026予想

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/8は減益だが、蓄電所事業本格化前の一時的な踊り場)
配当
少なめ
1株 65円
安全性
注意
自己資本比率 24.4%(自己資本比率24%台はやや低めだが、蓄電所開発への成長投資によるもの)
稼ぐ力
高い
ROE 14.7%
話題性
好評
ポジティブ 52%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
65
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元を実施
1株配当配当性向
FY2016/320.734.0%
FY2017/317.850.7%
FY2018/320.733.2%
FY2019/326.631.1%
FY2020/34532.2%
FY2021/35031.3%
FY2022/35552.5%
FY2023/35537.2%
FY2024/36538.8%
FY2025/36548.1%
8期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は1株50円から70円(予想)へと着実に増加しており、4期連続の増配を予定しています。配当利回りは4.14%と高水準で、高配当銘柄として個人投資家に人気があります。配当性向は30〜50%台で推移しており、増配余力も残されています。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
14.7%
業界平均
9.1%
営業利益率上回る
この会社
18.3%
業界平均
6.4%
自己資本比率下回る
この会社
24.4%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3672億円
FY2023/3437億円
FY2024/3504億円
FY2025/3473億円
営業利益
FY2022/377.7億円
FY2023/385.0億円
FY2024/3106億円
FY2025/386.5億円

売上高はFY2023/8に会計基準変更の影響で一時的に減少しましたが、営業利益率は14〜21%と建設業界トップクラスの水準を維持しています。FY2026/8は売上高545億円・営業利益114億円と過去最高水準を予想しており、蓄電所事業の本格化が成長ドライバーとなる見通しです。

事業ごとの売上・利益

再生可能エネルギー事業
385億円81.4%)
省エネルギー事業
55億円11.6%)
海外事業
33億円7.0%)
再生可能エネルギー事業385億円
利益: 72億円利益率: 18.7%

太陽光発電所の開発・建設(EPC)、保守・メンテナンス(O&M)、電力小売が主力。系統用蓄電所の開発にも注力。売上構成比81%を占める最大セグメント。

省エネルギー事業55億円
利益: 8.5億円利益率: 15.5%

LED照明・空調設備等の省エネ提案とリース販売。企業のエネルギーコスト削減ニーズに対応。

海外事業33億円
利益: 6.1億円利益率: 18.5%

タイを中心に日系企業向けの自家発電設備を提供。東南アジアでの再エネ需要を取り込む成長事業。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
14.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
18.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/320.1%4.7%13.4%
FY2017/310.7%2.3%8.2%
FY2018/316.7%3.6%9.5%
FY2019/320.7%4.4%9.2%
FY2020/321.7%5.4%11.6%
FY2021/325.6%6.7%14.9%
FY2022/315.5%4.2%11.6%
FY2023/319.2%4.9%19.4%
FY2024/320.2%5.4%21.0%
FY2025/314.7%3.6%18.3%

営業利益率は14〜21%と非常に高い水準で推移しており、ファブレスモデルによる高効率経営が特徴です。ROEも15〜25%台と資本効率が優秀で、再生可能エネルギー業界の中でも突出した収益性を誇ります。FY2025/8はやや低下しましたが、FY2026/8には回復が見込まれています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率24.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
365億円

総資産はFY2021/8の973億円からFY2025/8には1,485億円へと拡大しており、蓄電所開発など成長投資が順調に進んでいます。有利子負債はEDINET開示データ上ゼロと表示されていますが、実際にはプロジェクトファイナンス等を活用しています。自己資本比率は24〜27%で安定推移しています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+32.6億円
営業CF
投資に使ったお金
-54.6億円
投資CF
借入・返済など
+101億円
財務CF
手元に残ったお金
-22.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/349.0億円-32.8億円57.8億円16.2億円
FY2017/3-12.6億円-14.5億円4.7億円-27.2億円
FY2018/353.4億円6.1億円34.4億円59.6億円
FY2019/3-74.4億円-10.4億円54.5億円-84.7億円
FY2020/313.3億円-6.7億円-34.1億円6.6億円
FY2021/351.3億円-40.4億円33.1億円10.9億円
FY2022/3-67.6億円-27.8億円29.1億円-95.3億円
FY2023/374.5億円-54.8億円166億円19.6億円
FY2024/35.0億円-104億円-85.6億円-99.3億円
FY2025/332.6億円-54.6億円101億円-22.0億円

営業キャッシュフローは年度によって変動がありますが、これは太陽光発電所の開発プロジェクトの進捗に連動するためです。FY2024/8は蓄電所などへの大型投資(104億円)を実施。FY2025/8には営業CFが33億円に回復し、財務活動で101億円を調達するなど、成長投資のための資金調達を積極的に実施しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1再生可能エネルギー関連の法制度・FIT/FIP制度の変更リスク
2太陽光パネル・蓄電池等の部材価格高騰リスク
3電力市場価格の変動リスク(非FIT電源の収益性に影響)
4系統接続容量の制約・出力制御リスク
5自然災害(台風・地震等)による発電設備の損壊リスク
6金利上昇によるプロジェクトファイナンスコスト増加リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/347.9億円21.0億円43.9%
FY2017/323.2億円8.2億円35.3%
FY2018/345.6億円18.9億円41.5%
FY2019/354.3億円17.9億円33.1%
FY2020/366.2億円22.0億円33.2%
FY2021/396.5億円31.5億円32.7%
FY2022/372.9億円30.4億円41.6%
FY2023/379.7億円19.6億円24.5%
FY2024/399.6億円32.0億円32.1%
FY2025/379.6億円26.0億円32.7%

税引前利益は80〜100億円の水準で推移しており、FY2026/8には114億円への拡大を見込んでいます。実効税率は24〜42%と年度によってばらつきがありますが、繰延税金資産の計上やグループ内の損益通算の影響を受けています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
650万円
従業員数
120
平均年齢
40.5歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/8650万円120-

ホールディングス単体の従業員数は約120名と少数精鋭体制です。グループ全体では連結子会社を通じて多くの従業員を抱えています。ファブレスモデルにより少人数で高い利益を生み出す効率的な経営が特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52%
浮動株48%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関12.5%
事業法人等2%
外国法人等8%
個人その他75%
証券会社2.5%

創業者の吉川隆氏が37.72%を保有するオーナー企業。経営の意思決定が迅速で、長期戦略の一貫性が高い点が特徴です。

吉川 隆(17,363,884株)37.72%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,934,100株)7.4%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,611,200株)3.5%
江頭 栄一郎(1,288,800株)2.8%
ウエストHD従業員持株会(690,400株)1.5%

筆頭株主は創業者の吉川隆氏(37.72%)で、典型的なオーナー企業です。代表取締役社長の江頭栄一郎氏も2.80%を保有しており、経営陣の株式保有比率が高く、株主との利害が一致しています。機関投資家(信託口)も一定割合を保有しており、市場からの評価も安定しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

3億4,200万円
取締役11名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
再生可能エネルギー事業385億円72億円18.7%
省エネルギー事業55億円8.5億円15.5%
海外事業33億円6.1億円18.5%

再生可能エネルギー事業が売上の81%を占める中核事業で、太陽光発電のEPCからO&M、電力小売までワンストップで提供しています。注目は18.7%という高い営業利益率で、ファブレスモデルによる高効率経営が反映されています。海外事業も18.5%の利益率を確保しており、タイでの事業展開が新たな成長軸として期待されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
2,800万円
連結子会社数
15
設備投資額
104億円
平均勤続年数(従業員)
8.5

取締役10名中、社外取締役は1名(10%)と、オーナー企業らしい経営陣構成です。15社の連結子会社を統括しており、蓄電所への大型投資(104億円)を積極的に実施。平均勤続年数8.5年は成長企業としては標準的で、組織の若さと機動力が強みです。

会社の計画は順調?

B
総合評価
FY2025/8は業績予想を下回る着地となったが、蓄電所事業の本格稼働とFY2026/8の増収増益計画により回復が期待される。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

3カ年事業計画(蓄電所・再エネ拡大)
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 545億円 順調 (473億円 (FY2025))
86.7%
営業利益: 目標 114億円 順調 (86億円 (FY2025))
75.9%
蓄電所投資: 目標 1,100億円 大幅遅れ (計画開始)
30%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025564億円473億円-16.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024117億円106億円-9.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ウエストHDは蓄電所開発と再エネ拡大を成長戦略の柱に据えています。FY2025/8は当初予想を下回ったものの、FY2026/8は売上高545億円・営業利益114億円と大幅増益を計画。特に系統用蓄電所への1,100億円投資は中長期的な収益基盤の強化につながり、東芝との提携で蓄電池運用の技術力も補強しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

直近5年のTSRは95%とプラスではあるものの、TOPIX(213%)を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。2024年以降の株価下落が主因です。ただし、蓄電所事業の本格化と業績回復により、今後のリレーティングの余地は大きいと考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-5.0%
100万円 →95.0万円
-5.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021180.0万円+80.0万円80.0%
FY2022165.0万円+65.0万円65.0%
FY2023155.0万円+55.0万円55.0%
FY2024120.0万円+20.0万円20.0%
FY202595.0万円-5.0万円-5.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,090,900株
売り残84,300株
信用倍率12.94倍
3/13時点
今後の予定
2026年8月期 中間決算発表2026年4月14日(予定)
定時株主総会2025年11月(実施済み)

PER 10.2倍は建設業界平均(12.5倍)を下回る割安水準です。一方、PBR 1.85倍は業界平均(1.1倍)を上回っており、再エネ企業としての成長プレミアムが織り込まれています。配当利回り4.14%は業界平均を大きく上回り、高配当銘柄として注目されています。信用倍率12.94倍と買い残が多く、投資家の関心の高さがうかがえます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 25%
建設業 120社中 28位
報道のトーン
52%
好意的
40%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

蓄電所・再エネ政策35%
業績・決算30%
事業提携・M&A20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月蓄電所投資発表

系統用蓄電所に1,100億円の投資計画を発表。株価は2日間で+20%超の急騰を記録。

2025年11月東芝と提携

東芝エネルギーシステムズと再生可能エネルギー分野で包括的な業務提携を締結。蓄電池の運用で協業。

2025年10月通期決算

FY2025/8通期決算を発表。売上高473億円(-6.2%)、営業利益86億円。FY2026/8は増収増益を予想。

(株)ウエストホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/8は減益だが、蓄電所事業本格化前の一時的な踊り場)
配当
少なめ
1株 65円
安全性
注意
自己資本比率 24.4%(自己資本比率24%台はやや低めだが、蓄電所開発への成長投資によるもの)
稼ぐ力
高い
ROE 14.7%
話題性
好評
ポジティブ 52%

「太陽光発電から蓄電所まで。再生可能エネルギーで日本のエネルギー転換を牽引するスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU