大末建設(株)1814
DAISUE CONSTRUCTION CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが住んでいるマンション、通勤途中で見かける大型物流倉庫、ショッピングモールの建物。大末建設はこうした暮らしを支える建物を作る「縁の下の力持ち」です。特にマンション建築では関西トップクラスの実績を誇り、首都圏でも存在感を高めています。最近では床下点検用のヘビ型ロボット「ユカダイショウ」を開発するなど、建設DXにも積極的に取り組んでいます。
大末建設は1937年創業・1947年設立の中堅ゼネコンで、マンション建築を主力に物流倉庫・オフィスビルなど幅広い建築工事を手掛けています。2025年3月期は売上高890億円(前年比+14.4%)、営業利益37億円と7期ぶりの過去最高益を更新。2024年にはミサワホームと資本業務提携を締結し、街づくり事業の強化に乗り出しています。中長期経営計画では2030年に営業利益50億円・営業利益率5%以上を目標に掲げ、建築DXや土木事業の拡大を推進中です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市中央区久太郎町二丁目5番28号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
マンション・物流倉庫・オフィスビル等の建築工事が主力。売上構成比約90%を占める最大セグメント。関西と首都圏を中心に展開。
子会社の神島組・川西土木を中心とした土木工事。トンネル・道路・河川工事などインフラ整備を担う。利益率が建築より高い成長セグメント。
不動産の賃貸・売買および関連サービス。高い利益率を誇る安定収益セグメント。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 8.4% | 4.0% | - |
| 2022/03期 | 9.1% | 4.1% | - |
| 2023/03期 | 6.3% | 2.8% | - |
| 2024/03期 | 5.6% | 2.4% | 2.0% |
| 2025/03期 | 9.0% | 3.6% | 4.2% |
| 3Q 2026/03期 | 13.2%(累計) | 5.4%(累計) | 6.0% |
営業利益率は2024/03期の2.0%を底に2025/03期には4.2%へとV字回復を果たしました。ROEも9.0%と改善しており、中長期目標の営業利益率5%以上に向けて着実に前進しています。受注時の採算管理の強化と施工効率化が利益率改善に寄与しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 565億円 | — | 16.0億円 | 152.8円 | — |
| 2022/03期 | 696億円 | 27.1億円 | 18.2億円 | 173.2円 | +23.3% |
| 2023/03期 | 718億円 | 18.9億円 | 13.2億円 | 126.2円 | +3.1% |
| 2024/03期 | 778億円 | 15.9億円 | 12.3億円 | 119.2円 | +8.3% |
| 2025/03期 | 890億円 | 37.0億円 | 20.6億円 | 197.5円 | +14.4% |
大末建設の業績は、マンション建築需要の回復と大型物流倉庫案件の増加により、2025/03期で売上高890億円・営業利益37億円と7期ぶりの過去最高益を更新しました。2023期〜2024は資材高騰と工事原価の上昇で減益傾向でしたが、2025/03期には受注選別と原価管理の徹底で大幅に改善。2026/03期は売上高964億円を予想し、初の1,000億円台も射程圏内です。 【3Q 2026/03期実績】売上746億円(通期予想比77%)、営業利益45億円(同128%)、純利益31億円(同136%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建築事業 | 802億円 | 31.2億円 | 3.9% |
| 土木事業 | 80億円 | 4.8億円 | 6.0% |
| 不動産事業・その他 | 8億円 | 1.7億円 | 21.3% |
建築事業が売上の約90%を占める主力セグメントで、マンション建築を核に物流倉庫・オフィスビルへ領域を拡大中です。土木事業は神島組・川西土木の子会社化により本格参入し、利益率6.0%と建築事業を上回る収益性を確保。不動産事業は小規模ながら利益率21.3%と安定した収益基盤を提供しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 839億円 | — | 890億円 | +6.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 26億円 | — | 37.1億円 | +42.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
大末建設は「Road to 100th anniversary」のもと、2030年に営業利益50億円以上・営業利益率5%以上を最終目標に掲げています。2025期実績で営業利益37億円・利益率4.2%と初年度から好調に推移。PBR目標(1倍以上)は現在1.69倍で既に達成済み。2026/03期は上方修正後の通期経常利益51億円を見込んでおり、目標の前倒し達成が視野に入っています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期累計の経常利益が前年同期比2.3倍に急拡大。通期予想も大幅上方修正済み。
2026/03期の経常利益予想を33.5億円→51.3億円に上方修正。53期ぶりの過去最高益更新へ。配当も大幅増額。
ミサワホームと資本業務提携を締結。ミサワホームが筆頭株主に。街づくり事業の本格展開へ。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
2023/03期まで実質無借金経営を維持していましたが、2024/03期に大型工事の運転資金として有利子負債が150億円に増加。2025/03期には73億円まで削減し、自己資本比率も41.4%に回復しています。BPSは着実に成長しており、財務基盤は安定しています。 【3Q 2026/03期】総資産583億円、純資産242億円、自己資本比率40.8%、有利子負債28億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲30.9億円 | 700万円 | ▲7.1億円 | ▲30.8億円 |
| 2022/03期 | 19.6億円 | ▲1.2億円 | ▲5.3億円 | 18.4億円 |
| 2023/03期 | 41.9億円 | ▲5.2億円 | ▲10.1億円 | 36.8億円 |
| 2024/03期 | ▲19.2億円 | ▲29.9億円 | 37.0億円 | ▲49.1億円 |
| 2025/03期 | ▲30.6億円 | 8.1億円 | ▲20.7億円 | ▲22.5億円 |
建設業は工事の進捗に伴い営業CFが大きく変動する業種特性があります。2024/03期〜2025/03期の営業CFマイナスは大型工事の立替金増加によるもので、完成引渡し後に回収されます。2024/03期の投資CFマイナスは神島組の子会社化に伴う株式取得によるものです。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)と建設業界では比較的高い女性登用率を実現しています。連結子会社3社(神島組・川西土木等)を擁し、建築と土木の両輪で事業を展開。平均勤続年数17.1年と長期勤続者が多く、現場力の高さに繋がっています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 766万円 | 671人 | - |
従業員の平均年収は766万円で、中堅ゼネコンとしては標準的な水準です。平均年齢41.7歳・平均勤続年数17.1年と定着率が高く、施工技術の蓄積と継承が行われています。従業員数は671名と少数精鋭の組織体制です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
大末建設のTSRは5年間で286.1%と、TOPIXの228.8%を大幅にアウトパフォームしています。特に2024期以降の上昇が顕著で、ミサワホームとの資本業務提携による企業価値の再評価と、業績の急回復が寄与しています。建設セクターの中でもトップクラスの株主リターンを実現しています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 10円 | 4.6% |
| 2017/03期 | 20円 | 5.9% |
| 2018/03期 | 20円 | 11.3% |
| 2019/03期 | 20円 | 7.4% |
| 2020/03期 | 40円 | 22.1% |
| 2021/03期 | 40円 | 26.2% |
| 2022/03期 | 60円 | 34.6% |
| 2023/03期 | 64円 | 50.7% |
| 2024/03期 | 70円 | 58.7% |
| 2025/03期 | 99円 | 50.1% |
株主優待制度はありません。
配当は5期連続増配を達成し、2026/03期予想では1株174円と前期比75円の大幅増配を計画しています。配当利回りは4.68%と建設業界でもトップクラスの高配当水準です。業績の上方修正に伴い配当も大幅に引き上げており、株主還元への積極姿勢が鮮明です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 130.1万円 | 30.1万円 | 30.1% |
| 2022期 | 177.4万円 | 77.4万円 | 77.4% |
| 2023期 | 173.7万円 | 73.7万円 | 73.7% |
| 2024期 | 248.3万円 | 148.3万円 | 148.3% |
| 2025期 | 286.1万円 | 186.1万円 | 186.1% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは17.3倍と業界平均(15.4倍)をやや上回っていますが、配当利回り4.68%は業界平均(2.8%)を大幅に上回る高配当水準です。PBR 1.69倍は建設業の中では高めですが、これは業績の急回復と増配期待による株価上昇を反映しています。信用倍率14.74倍と買い長ですが、株価の上昇トレンドが継続中です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 22.2億円 | 6.2億円 | 27.8% |
| 2022/03期 | 27.1億円 | 9.0億円 | 33.0% |
| 2023/03期 | 19.4億円 | 6.2億円 | 31.9% |
| 2024/03期 | 16.0億円 | 3.7億円 | 22.9% |
| 2025/03期 | 37.1億円 | 16.5億円 | 44.5% |
税引前利益は2025/03期に37億円と大幅に増加しました。2025/03期の実効税率が44.5%とやや高めですが、これは一時的な税効果の影響によるものです。2026/03期予想では36.1%と通常水準への回帰が見込まれています。
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大末建設(株) まとめ
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。