1814プライム

大末建設(株)

DAISUE CONSTRUCTION CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE9.0%
BPS2201.0円
自己資本比率40.9%
FY2025/3 有報データ

マンション建築の匠。100周年に向けて街づくりの新境地を拓く中堅ゼネコン

人と共に歩みつづけ、新しい社会価値の創造に挑戦する

この会社ってなに?

あなたが住んでいるマンション、通勤途中で見かける大型物流倉庫、ショッピングモールの建物。大末建設はこうした暮らしを支える建物を作る「縁の下の力持ち」です。特にマンション建築では関西トップクラスの実績を誇り、首都圏でも存在感を高めています。最近では床下点検用のヘビ型ロボット「ユカダイショウ」を開発するなど、建設DXにも積極的に取り組んでいます。

大末建設は1937年創業・1947年設立の中堅ゼネコンで、マンション建築を主力に物流倉庫・オフィスビルなど幅広い建築工事を手掛けています。2025年3月期は売上高890億円(前年比+14.4%)、営業利益37億円と7期ぶりの過去最高益を更新。2024年にはミサワホームと資本業務提携を締結し、街づくり事業の強化に乗り出しています。中長期経営計画では2030年に営業利益50億円・営業利益率5%以上を目標に掲げ、建築DXや土木事業の拡大を推進中です。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
大阪府大阪市中央区久太郎町二丁目5番28号
公式
www.daisue.co.jp

社長プロフィール

村尾 和則
代表取締役社長 執行役員社長
堅実経営者
当社は1937年の創業以来、マンション建築を中心に確かな技術力と品質で信頼を築いてまいりました。ミサワホームとの資本業務提携を通じて街づくり事業を強化し、2037年の創業100周年に向けて、建設DXの推進と土木事業の拡大で新たな飛躍を目指します。

この会社のストーリー

1937
大阪で創業

大末組として大阪で創業。建築請負業としてスタートし、戦後復興期の住宅建設に携わった。

1961
東京証券取引所に上場

東京証券取引所に株式を上場。マンション建築の専門性を武器に事業を拡大した。

2007
事業再生と経営改革

リーマンショック前後の建設不況を乗り越え、マンション建築への選択と集中で経営を立て直した。

2023
神島組を子会社化・土木事業に参入

株式会社神島組の全株式を取得して子会社化。建築一本足からの脱却を図り、土木事業に本格参入した。

2024
ミサワホームと資本業務提携

ミサワホームが筆頭株主に。住宅メーカーとゼネコンのシナジーで街づくり事業を本格展開。

2037
創業100周年に向けて

中長期経営計画のもと、営業利益50億円・営業利益率5%の達成と、建設DXによる次世代建設業への転換を目指す。

注目ポイント

配当利回り4.68%の高配当株

5期連続増配を達成し、FY2026/3予想では1株174円。配当利回り4.68%は建設業界でもトップクラス。業績上方修正に伴う大幅増配が魅力です。

ミサワホームとの提携で成長加速

筆頭株主ミサワホームとの資本業務提携により、マンション建築の強みに街づくりの新たな成長軸を追加。住宅メーカー×ゼネコンのシナジーに期待。

53期ぶり過去最高益を更新中

FY2026/3は経常利益51億円予想と53期ぶりの過去最高益更新へ。受注残も豊富で、中長期経営計画の目標前倒し達成が視野に入っています。

サービスの実績は?

174
1株当たり配当金
FY2026予想
+75.8% YoY
+14.4%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+132.4%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
671
単体従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2025/3に営業利益が前期比+132%と急回復。業績上方修正の頻度が高く保守的な予想体質)
配当
少なめ
1株 99円
安全性
普通
自己資本比率 40.9%(FY2024/3に一時的に有利子負債が増加したが、FY2025/3には大幅削減。自己資本比率41%台で安定的)
稼ぐ力
普通
ROE 9.0%
話題性
好評
ポジティブ 62%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
99
方針: 配当性向50%を目安とした安定配当、DOE(株主資本配当率)も重視
1株配当配当性向
FY2016/3104.6%
FY2017/3205.9%
FY2018/32011.3%
FY2019/3207.4%
FY2020/34022.1%
FY2021/34026.2%
FY2022/36034.6%
FY2023/36450.7%
FY2024/37058.7%
FY2025/39950.1%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は5期連続増配を達成し、FY2026/3予想では1株174円と前期比75円の大幅増配を計画しています。配当利回りは4.68%と建設業界でもトップクラスの高配当水準です。業績の上方修正に伴い配当も大幅に引き上げており、株主還元への積極姿勢が鮮明です。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.0%
業界平均
8.7%
営業利益率下回る
この会社
4.2%
業界平均
6.6%
自己資本比率下回る
この会社
40.9%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3696億円
FY2023/3718億円
FY2024/3778億円
FY2025/3890億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/315.9億円
FY2025/337.0億円

大末建設の業績は、マンション建築需要の回復と大型物流倉庫案件の増加により、FY2025/3で売上高890億円・営業利益37億円と7期ぶりの過去最高益を更新しました。FY2023〜2024は資材高騰と工事原価の上昇で減益傾向でしたが、FY2025/3には受注選別と原価管理の徹底で大幅に改善。FY2026/3は売上高964億円を予想し、初の1,000億円台も射程圏内です。

事業ごとの売上・利益

建築事業
802億円90.1%)
土木事業
80億円9.0%)
不動産事業・その他
8億円0.9%)
建築事業802億円
利益: 31.2億円利益率: 3.9%

マンション・物流倉庫・オフィスビル等の建築工事が主力。売上構成比約90%を占める最大セグメント。関西と首都圏を中心に展開。

土木事業80億円
利益: 4.8億円利益率: 6.0%

子会社の神島組・川西土木を中心とした土木工事。トンネル・道路・河川工事などインフラ整備を担う。利益率が建築より高い成長セグメント。

不動産事業・その他8億円
利益: 1.7億円利益率: 21.3%

不動産の賃貸・売買および関連サービス。高い利益率を誇る安定収益セグメント。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.7%4.0%-
FY2022/39.1%3.7%-
FY2023/36.3%2.9%-
FY2024/35.6%2.1%2.0%
FY2025/39.0%3.7%4.2%

営業利益率はFY2024/3の2.0%を底にFY2025/3には4.2%へとV字回復を果たしました。ROEも9.0%と改善しており、中長期目標の営業利益率5%以上に向けて着実に前進しています。受注時の採算管理の強化と施工効率化が利益率改善に寄与しています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率40.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
32.0億円
会社の純資産
230億円

FY2023/3まで実質無借金経営を維持していましたが、FY2024/3に大型工事の運転資金として有利子負債が150億円に増加。FY2025/3には73億円まで削減し、自己資本比率も41.4%に回復しています。BPSは着実に成長しており、財務基盤は安定しています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-30.6億円
営業CF
投資に使ったお金
+8.1億円
投資CF
借入・返済など
-20.7億円
財務CF
手元に残ったお金
-22.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-30.9億円700万円-7.1億円-30.8億円
FY2022/319.6億円-1.2億円-5.3億円18.4億円
FY2023/341.9億円-5.2億円-10.1億円36.8億円
FY2024/3-19.2億円-29.9億円37.0億円-49.1億円
FY2025/3-30.6億円8.1億円-20.7億円-22.5億円

建設業は工事の進捗に伴い営業CFが大きく変動する業種特性があります。FY2024/3〜FY2025/3の営業CFマイナスは大型工事の立替金増加によるもので、完成引渡し後に回収されます。FY2024/3の投資CFマイナスは神島組の子会社化に伴う株式取得によるものです。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設資材価格の高騰リスク(鉄鋼・コンクリート等の原材料費上昇)
2人手不足・労務費上昇リスク(建設業の2024年問題)
3受注環境の変動リスク(マンション着工戸数の減少)
4大型工事の工期遅延・追加コスト発生リスク
5自然災害・気候変動による工事中断リスク
6子会社(神島組・川西土木)の事業統合リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/322.2億円6.2億円27.8%
FY2022/327.1億円9.0億円33.0%
FY2023/319.4億円6.2億円31.9%
FY2024/316.0億円3.7億円22.9%
FY2025/337.1億円16.5億円44.5%

税引前利益はFY2025/3に37億円と大幅に増加しました。FY2025/3の実効税率が44.5%とやや高めですが、これは一時的な税効果の影響によるものです。FY2026/3予想では36.1%と通常水準への回帰が見込まれています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
766万円
従業員数
671
平均年齢
41.7歳
平均年収従業員数前年比
当期766万円671-

従業員の平均年収は766万円で、中堅ゼネコンとしては標準的な水準です。平均年齢41.7歳・平均勤続年数17.1年と定着率が高く、施工技術の蓄積と継承が行われています。従業員数は671名と少数精鋭の組織体制です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主40.7%
浮動株59.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関9.8%
事業法人等24.8%
外国法人等16.8%
個人その他45.5%
証券会社3.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は大末建設東京大親会持株会氏・大末建設株式会社大親会持株会氏・大末建設従業員持株会氏。

ミサワホーム株式会社(2,042,000株)19.55%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(842,000株)8.07%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(256,000株)2.45%
大末建設従業員持株会(226,000株)2.17%
大末建設株式会社大親会持株会(219,000株)2.1%
山本良継(196,000株)1.88%
大末建設東京大親会持株会(176,000株)1.69%
DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(169,000株)1.62%
東洋建設株式会社(152,000株)1.46%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(143,000株)1.38%

筆頭株主はミサワホーム(19.55%)で、2024年に資本業務提携を締結した戦略的パートナーです。従業員持株会(2.17%)と大親会持株会2つ(計3.79%)を合わせると持株会が合計5.96%を保有しており、従業員・OBの会社への帰属意識の高さが窺えます。外国人投資家も16.8%を保有しており、海外からの注目度も高まっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億1,700万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建築事業802億円31.2億円3.9%
土木事業80億円4.8億円6.0%
不動産事業・その他8億円1.7億円21.3%

建築事業が売上の約90%を占める主力セグメントで、マンション建築を核に物流倉庫・オフィスビルへ領域を拡大中です。土木事業は神島組・川西土木の子会社化により本格参入し、利益率6.0%と建築事業を上回る収益性を確保。不動産事業は小規模ながら利益率21.3%と安定した収益基盤を提供しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
3,600万円
連結子会社数
3
設備投資額
6.0億円
平均勤続年数(従業員)
17.1
臨時従業員数
254

取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)と建設業界では比較的高い女性登用率を実現しています。連結子会社3社(神島組・川西土木等)を擁し、建築と土木の両輪で事業を展開。平均勤続年数17.1年と長期勤続者が多く、現場力の高さに繋がっています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
PBR1倍以上を既に達成。営業利益率も4.2%と目標の5%に接近しており、中計初年度として好発進。業績上方修正の頻度も高く、経営陣の保守的な予想体質が好感される。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中長期経営計画「Road to 100th anniversary ~飛躍への挑戦~」
FY2025〜FY2031(2030年度目標)
営業利益: 目標 50億円以上 順調 (36.9億円 (FY2025))
73.9%
営業利益率: 目標 5%以上 順調 (4.2% (FY2025))
84%
PBR: 目標 1倍以上 達成 (1.69倍 (現在))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025839億円890億円+6.1%
経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202526億円37億円+42.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

大末建設は「Road to 100th anniversary」のもと、2030年に営業利益50億円以上・営業利益率5%以上を最終目標に掲げています。FY2025実績で営業利益37億円・利益率4.2%と初年度から好調に推移。PBR目標(1倍以上)は現在1.69倍で既に達成済み。FY2026/3は上方修正後の通期経常利益51億円を見込んでおり、目標の前倒し達成が視野に入っています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

大末建設のTSRは5年間で286.1%と、TOPIXの228.8%を大幅にアウトパフォームしています。特にFY2024以降の上昇が顕著で、ミサワホームとの資本業務提携による企業価値の再評価と、業績の急回復が寄与しています。建設セクターの中でもトップクラスの株主リターンを実現しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+186.1%
100万円 →286.1万円
186.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021130.1万円+30.1万円30.1%
FY2022177.4万円+77.4万円77.4%
FY2023173.7万円+73.7万円73.7%
FY2024248.3万円+148.3万円148.3%
FY2025286.1万円+186.1万円186.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残256,400株
売り残17,400株
信用倍率14.74倍
3/14時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PERは17.3倍と業界平均(15.4倍)をやや上回っていますが、配当利回り4.68%は業界平均(2.8%)を大幅に上回る高配当水準です。PBR 1.69倍は建設業の中では高めですが、これは業績の急回復と増配期待による株価上昇を反映しています。信用倍率14.74倍と買い長ですが、株価の上昇トレンドが継続中です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
45
前月比 +12.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 35%
建設業 約90社中 30位前後
報道のトーン
62%
好意的
30%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
資本業務提携・M&A25%
建設DX・技術開発20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月3Q決算好調

第3四半期累計の経常利益が前年同期比2.3倍に急拡大。通期予想も大幅上方修正済み。

2025年10月業績上方修正

FY2026/3の経常利益予想を33.5億円→51.3億円に上方修正。53期ぶりの過去最高益更新へ。配当も大幅増額。

2024年5月ミサワホーム提携

ミサワホームと資本業務提携を締結。ミサワホームが筆頭株主に。街づくり事業の本格展開へ。

大末建設(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2025/3に営業利益が前期比+132%と急回復。業績上方修正の頻度が高く保守的な予想体質)
配当
少なめ
1株 99円
安全性
普通
自己資本比率 40.9%(FY2024/3に一時的に有利子負債が増加したが、FY2025/3には大幅削減。自己資本比率41%台で安定的)
稼ぐ力
普通
ROE 9.0%
話題性
好評
ポジティブ 62%

「マンション建築のプロ集団。ミサワホームとの提携で街づくり事業を加速する中堅ゼネコン」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/09 / データ提供: OSHIKABU