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月島ホールディングス6332

TSUKISHIMA HOLDINGS CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 78円
安全性
普通
自己資本比率 42.6%
稼ぐ力
高い
ROE 17.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 75%

この会社ってなに?

あなたが毎日使う水道の水が安全に蛇口から出てきたり、お風呂やキッチンで使った水がきれいになって川に放流されたりする、その裏側で月島ホールディングスの技術が活躍しています。同社は、全国の浄水場や下水処理場の設計・建設・メンテナンスを担う、社会インフラの「縁の下の力持ち」です。また、あなたが普段使っている化学製品や食品が工場で作られる過程でも、同社の分離装置や乾燥機などの産業機械が重要な役割を果たしています。私たちの快適で安全な生活は、月島ホールディングスのような企業の技術に支えられているのです。

月島ホールディングスは、上下水道施設などの水環境事業と産業向けプラント事業を主力とする老舗企業です。2025期は売上高1,392.3億円(前期比12.1%増)、営業利益89.1億円(同31.8%増)と大幅な増益を達成しました。JFEエンジニアリングとの事業統合によるシナジー効果が本格化しており、官民連携事業(PPP/PFI)の受注拡大が成長を牽引しています。新中期経営計画ではROIC7%以上を掲げ、資本効率を意識した経営へと舵を切っており、今後の収益性改善が期待されます。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
東京都中央区晴海三丁目5番1号

サービスの実績は?

78
1株当たり配当金
2025期実績
+85.7% YoY
50.3%
配当性向
2025期実績
目標40%以上を達成
12.1%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
31.8%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
120億円
政策保有株式の売却目標
中期経営計画期間中
当初目標70億円から増額
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
17.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
7.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
4.8%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期1.3%0.7%-
2022/03期10.7%5.5%-
2023/03期5.2%2.8%-
2024/03期2.8%1.5%5.4%
2025/03期6.1%3.3%6.4%
3Q FY2026/317.0%(累計)7.2%(累計)4.8%

当社の収益性は、事業構造の最適化に伴い改善傾向にあります。かつては低調な期も見られましたが、直近では営業利益率が6.4%まで向上しており、利益創出の効率が高まっています。ROE(自己資本利益率)も6.0%まで回復しており、資本効率を重視した経営への転換が進んでいることが示唆されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期906億円9.6億円22.0円-
2022/03期931億円81.7億円186.4円+2.8%
2023/03期978億円42.1億円96.2円+5.1%
2024/03期1,242億円67.7億円26.8億円62.4円+27.0%
2025/03期1,392億円89.2億円66.7億円155.0円+12.1%

月島ホールディングスは、水環境事業および産業機械事業を主力としており、過去数年間で売上高を約900億円から約1,400億円規模へ大きく拡大させました。特に直近では大型案件の進捗やグループ再編による事業基盤の強化が寄与し、2025年3月期には純利益が約67億円に到達する高い成長性を示しています。2026年3月期も増収増益を見込むなど、安定した受注環境を背景とした堅調な業績推移が続いています。 【3Q 2026/03期実績】売上947億円(通期予想比66%)、営業利益46億円(同48%)、純利益137億円(同183%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
17.0%(累計)
業界平均
8.5%
営業利益率下回る
この会社
4.8%
業界平均
10.2%
自己資本比率下回る
この会社
42.6%
業界平均
56.5%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億6,000万円
取締役5名の合計

主な事業は上下水道の浄水・処理施設を担う水環境事業と、化学プラント建設等の産業事業の二本柱です。開示情報からは、官民連携による水インフラの安定受注と環境対策技術への積極投資が継続的な成長リスクの低減に寄与していることが読み取れます。また、連結子会社29社を抱える大規模グループとして、効率的な経営体制の構築が喫緊の課題となっています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
FY2025は計画を上振れたが、最終目標達成には収益性改善が鍵。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
2024期〜2027期
売上高: 目標 1,440億円 順調 (1,392.3億円)
96.6%
営業利益: 目標 95億円 順調 (89.15億円)
93.8%
ROE: 目標 8.0%以上 順調 (6.3%)
78.8%
ROIC: 目標 7.0%以上 やや遅れ (4.2%)
60%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,300億円1,392億円+7.1%
2024期1,300億円1,242億円-4.5%
2023期1,000億円978億円-2.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期70億円89億円+27.4%
2024期70億円68億円-3.4%
2023期50億円50億円+0.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、最終年度(2027期)に売上高1,440億円、営業利益95億円を目指しています。2025期実績は売上高1,392.3億円、営業利益89.15億円と、期初予想を大幅に上回る好調な滑り出しとなりました。一方で、経営の最重要課題と位置付ける資本効率の目標、ROE8%以上・ROIC7%以上に対してはまだ道半ばです。政策保有株式の売却加速などで資産効率を高め、収益性を向上できるかが計画達成の鍵となります。

どんな話題が多い?

決算・業績45%
M&A・事業統合30%
海外戦略15%
株主還元10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +15.2%
メディア数
32
日本経済新聞, 株探, 会社四季報, 東洋経済, PR TIMES
業界内ランキング
上位 12%
機械業種 1,500社中 180位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年11月事業統合

JFEエンジニアリングとアクアパイプライン事業の統合に向けた協議を開始し、水環境領域の基盤強化を図る。

2025年11月海外展開

マレーシア財閥と連携し、グループ初となる海外での産業廃棄物処理事業への参入を発表。

2026年2月決算発表

26年3月期第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比35.1%増の55.9億円となり、業績の好調さを示す。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率42.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
154億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,100億円
会社の純資産

財務健全性の面では、2024年3月期に一時的な有利子負債の増加が見られましたが、2025年3月期には有利子負債を約773億円から約304億円へ大幅に削減し、財務体質を再び改善させています。自己資本比率も48.4%まで回復しており、事業投資と財務規律の両立を図る安定した経営基盤を構築しています。 【3Q 2026/03期】総資産1881億円、純資産1100億円、自己資本比率42.6%、有利子負債154億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+185億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+14.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-205億円
借入・返済など
Free CF
+199億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期101億円44.5億円73.2億円56.4億円
2022/03期8.1億円53.7億円6.3億円45.5億円
2023/03期82.3億円28.2億円116億円54.1億円
2024/03期56.3億円27.7億円74.4億円84.0億円
2025/03期185億円14.3億円205億円199億円

営業キャッシュフローはプロジェクトの進捗に応じて変動する傾向にありますが、2025年3月期には約185億円の大きな営業キャッシュインを記録し、過去の流出を補って余りある高水準となりました。フリーキャッシュフローも大幅なプラスに転じており、これにより財務借入の返済を進める好循環が生まれています。今後の成長投資に向けた資金力は、着実に強化されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
4,500万円
連結子会社数
29
設備投資額
15.7億円
平均勤続年数(従業員)
14.3
臨時従業員数
158

女性役員比率は9.1%であり、多様性の確保は今後の課題です。監査体制は監査報酬4,500万円を投じるなど強固に構築されており、29社の連結子会社を統括するガバナンス体制を整備しています。創業120年を超える歴史の中で、持続的な成長に向けた経営基盤の最適化が進められています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.9%
浮動株49.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.3%
事業法人等30.6%
外国法人等15.6%
個人その他31.8%
証券会社1.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は日本製鋼所・野村 絢(常任代理人 三田証券)・月島ホールディングス従業員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,016,000株)9.23%
株式会社日本製鋼所(2,476,000株)5.69%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,431,000株)5.58%
野村 絢(常任代理人 三田証券株式会社)(2,119,000株)4.87%
月島ホールディングス従業員持株会(1,973,000株)4.53%
東京センチュリー株式会社(1,757,000株)4.03%
月島ホールディングス取引先持株会(1,148,000株)2.64%
株式会社三菱UFJ銀行(944,000株)2.17%
東洋電機製造株式会社(880,000株)2.02%
応用地質株式会社(872,000株)2%

主要株主は信託銀行や事業会社が占めており、安定した株主構成を維持しています。筆頭株主の日本マスタートラスト信託銀行を筆頭に、日本製鋼所や東京センチュリーなどの事業会社が上位に名を連ねており、長期的な信頼関係に基づく経営体制がうかがえます。従業員持株会も4%超の比率を維持しており、従業員と企業価値を共有するガバナンスが構築されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1設備工事および機器製造における事故および災害 当社グループが建設中または建設したプラントおよび単体機器の製造現場において、予期しない事故や災害等、偶発事象が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります
2株式相場の変動当社は株式等の投資有価証券を保有しており、株式相場の急激な変動が業績に影響を及ぼす可能性があります
3退職給付債務当社グループの年金資産の時価の変動や運用利回りの状況の変化等があった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります
4法的規制当社グループは、建設業法、製造物責任法、計量法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律等さまざまな法規制の適用を受けております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
766万円
従業員数
3,510
平均年齢
44.6歳
平均年収従業員数前年比
当期766万円3,510-

従業員平均年収は766万円となっており、プラントエンジニアリング業界としては比較的高水準な給与水準を維持しています。水インフラ市場での堅実な業績を背景に、安定的な収益基盤が社員への還元に反映されており、人材の定着や長期勤続を支える要因となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、安定的ながらも成長性に乏しいと見なされていたインフラ関連事業の特性や、資本効率の低さが株価の重しとなっていたことが背景にあります。しかし、2025期にはTSRが140.7%まで急回復しており、これはJFEエンジニアリングとの事業統合や積極的な株主還元策(DOE導入、配当性向目標引き上げ)が市場に評価され始めた兆候と言えます。新中期経営計画で掲げるROE・ROIC目標の達成が、今後TOPIXをアウトパフォームするための鍵となるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
78
方針: DOE3.5%基準
1株配当配当性向
2016/03期2231.5%
2017/03期1734.5%
2018/03期1725.6%
2019/03期2219.6%
2020/03期2418.4%
2021/03期24108.9%
2022/03期3016.1%
2023/03期4041.6%
2024/03期4267.3%
2025/03期7850.3%
8期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針は、2026年3月期から新たにDOE(株主資本配当率)3.5%を基準とした安定的な還元方針を導入しました。これにより、短期的な利益変動に左右されにくい、より持続可能な配当支払いを目指しています。積極的な利益還元姿勢を維持しつつ、企業価値の向上と株主還元をバランス良く両立させる計画です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 140.7万円 になりました (40.7万円)
+40.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期96.5万円3.5万円-3.5%
2022期83.9万円16.1万円-16.1%
2023期87.2万円12.8万円-12.8%
2024期116.0万円16.0万円16.0%
2025期140.7万円40.7万円40.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残187,400株
売り残27,700株
信用倍率6.77倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

株価指標を見ると、PER16.4倍、PBR1.32倍と、機械セクターの平均と比較してやや割安な水準にあると考えられます。配当利回りは2.73%と業界平均を上回っており、魅力的です。信用倍率は6.77倍と買い残が多く、株価上昇への期待が伺えますが、将来の売り圧力になる可能性も注視が必要です。今後の決算で新中計の進捗が示されるかが市場の注目点となります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期61.2億円51.7億円84.4%
2022/03期65.0億円0円0.0%
2023/03期56.5億円14.3億円25.4%
2024/03期78.1億円51.4億円65.7%
2025/03期103億円35.9億円35.0%

法人税等の支払いは、連結納税の活用や繰延税金資産の影響により、各期で実効税率に大きなばらつきが見られます。特に2022/03期は一時的な要因で実効税率が0%となった一方、2024/03期などでは会計上の利益と税務上の処理の違いから一時的に税負担率が上昇しています。直近の2025/03期以降は税率が平準化に向かっており、安定的なキャッシュアウトの予測が可能となっています。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

月島ホールディングス まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 78円
安全性
普通
自己資本比率 42.6%
稼ぐ力
高い
ROE 17.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 75%

「創業120年の水インフラの巨人が、M&Aを駆使して官民連携ビジネスの覇権を狙う」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU