オリエンタルコンサルタンツホールディングス
Oriental Consultants Holdings Company Limited
最終更新日: 2026年3月30日
社会インフラを支え、未来を創造するグローバル・コンサルティング集団
『社会価値創造企業』として、コンサルティングサービスを通じて世界中の人々が豊かで安全・安心に暮らせる未来社会の実現に貢献すること。
この会社ってなに?
あなたが毎日利用する道路や橋、電車、そして水道や電気といったライフライン。これらが当たり前のように安全に使えるのは、実は計画段階から専門家が詳細な調査や設計を行っているからです。オリエンタルコンサルタンツHDは、まさにその裏側を支えるプロフェッショナル集団。台風や地震などの自然災害から街を守るための防災計画を立てたり、より快適な都市を創るための交通網をデザインしたりと、私たちの目に見えないところで社会の安全・安心を支えている会社です。あなたが何気なく渡る橋も、同社が手掛けたものかもしれません。
オリエンタルコンサルタンツホールディングスは、社会インフラの調査・設計を手掛ける建設コンサルタント大手です。2025年9月期には売上高953.6億円、営業利益56.22億円を達成し、堅調な成長を継続。10年以上にわたる連続増配と安定した収益基盤が魅力で、PER9.6倍と市場平均に比べ割安感があります。今後は「2030年ビジョン」を掲げ、DX技術の活用や海外展開、M&Aを通じて更なる事業拡大を目指しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都渋谷区本町3-12-1 住友不動産西新宿ビル6号館
- 公式
- www.oriconhd.jp
社長プロフィール
私たちは『社会価値創造企業』の実現を目指し、持続的な成長を続けています。従来の建設コンサルタントの枠を超え、DX技術なども活用しながら、国内外の社会インフラが抱える課題解決に貢献してまいります。
この会社のストーリー
戦後の復興と経済成長を背景に、社会基盤整備のコンサルタントとして創業。国内外のインフラプロジェクトに貢献する歴史が始まる。
ACKグループ(現オリエンタルコンサルタンツホールディングス)を設立し、持株会社体制へ移行。同年にJASDAQ証券取引所に上場し、グループ経営の基盤を強化した。
事業の成長と安定性が評価され、東証二部へとステップアップ。企業としての信頼性をさらに高め、事業拡大を加速させる。
グループの旗艦会社である「オリエンタルコンサルタンツ」ブランドを冠し、グループの一体感を強化。「社会価値創造企業」への変革を宣言した。
東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場へ移行。同時に、持続的な成長を目指す「2030年ビジョン・中期経営計画」を策定し、新たな目標を掲げる。
好調な業績を背景に大幅な増配を発表。株主還元への積極的な姿勢が評価され、株価が一時ストップ高となるなど市場の注目を集めた。
中期経営計画の最終目標として、売上高1,100億円、営業利益70億円を掲げる。事業領域の拡大とDX推進により、さらなる成長を目指す。
注目ポイント
6期連続増配の実績があり、配当利回りは3%台後半と高水準。株主優待としてQUOカードも提供しており、株主を大切にする姿勢が魅力です。
社会インフラを支える事業で安定的に成長し、売上高は1,000億円に迫る勢いです。ROE(自己資本利益率)も14%前後と高く、効率的な経営を実現しています。
防災・減災、インフラ老朽化対策、海外展開など、社会課題の解決に直結する事業を展開。DX技術も活用し、未来の社会基盤を創る将来性の高い企業です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 9.5円 | 16.4% |
| FY2017/3 | 11.1円 | 14.2% |
| FY2018/3 | 14.8円 | 16.1% |
| FY2019/3 | 18.5円 | 15.8% |
| FY2020/3 | 20.9円 | 15.7% |
| FY2021/3 | 24.6円 | 16.9% |
| FY2022/3 | 35.8円 | 15.4% |
| FY2023/3 | 49.6円 | 21.1% |
| FY2024/3 | 87.3円 | 40.9% |
| FY2025/3 | 240円 | 75.4% |
| 権利確定月 | 6月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、近年は業績向上に伴い積極的な増配を実施しています。特に2025年3月期の配当金は大幅に引き上げられ、株主への還元姿勢を鮮明に示しました。高水準な配当と株主優待の組み合わせにより、長期保有を促す魅力的な還元施策を展開しています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高はインフラ老朽化対策や防災需要の拡大を背景に右肩上がりの成長を続けており、2025年3月期には約954億円に達しました。営業利益も受注拡大と業務効率化によって着実に積み上がっており、2026年3月期には約58億円を見込んでいます。堅実な事業運営により、建設コンサルタント業界において確固たる収益基盤を確立しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 8.6% | 2.3% | 3.0% |
| FY2017/3 | 9.9% | 2.8% | 3.0% |
| FY2018/3 | 10.7% | 2.6% | 3.7% |
| FY2019/3 | 12.5% | 3.2% | 3.8% |
| FY2020/3 | 12.8% | 3.2% | 4.3% |
| FY2021/3 | 12.2% | 3.4% | 4.8% |
| FY2022/3 | 14.5% | 4.9% | 4.8% |
| FY2023/3 | 12.8% | 4.5% | 5.0% |
| FY2024/3 | 10.6% | 4.0% | 5.4% |
| FY2025/3 | 13.3% | 4.9% | 5.9% |
ROE(自己資本利益率)は概ね10%から14%の高水準で推移しており、資本効率の良さが際立っています。営業利益率は5%台で安定的に推移しており、受注採算の厳格な管理が利益を押し上げています。高い資本効率と安定した収益性を両立させている点は、同社が競争優位性を維持している証左と言えます。
財務は安全?
総資産は事業拡大に伴い増加傾向にありますが、自己資本比率は30%台半ばを安定して維持しており、財務基盤は強固です。有利子負債については、実質無借金経営を継続しており、高い安全性を確保しています。強固なバランスシートにより、今後もM&Aや新たな投資機会に対して柔軟に対応可能な体制を整えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 11.3億円 | -7.8億円 | 2.8億円 | 3.5億円 |
| FY2017/3 | 20.7億円 | 5.3億円 | -4.5億円 | 26.0億円 |
| FY2018/3 | 33.2億円 | -11.2億円 | -8.9億円 | 22.0億円 |
| FY2019/3 | -12.3億円 | -8.3億円 | 16.5億円 | -20.6億円 |
| FY2020/3 | 50.3億円 | -11.4億円 | -15.3億円 | 38.9億円 |
| FY2021/3 | 18.5億円 | -12.8億円 | 6.2億円 | 5.7億円 |
| FY2022/3 | -70.3億円 | -32.9億円 | 63.2億円 | -103億円 |
| FY2023/3 | -1.9億円 | -17.2億円 | 41.4億円 | -19.2億円 |
| FY2024/3 | 28.1億円 | -21.9億円 | 3.4億円 | 6.3億円 |
| FY2025/3 | -17.1億円 | -18.1億円 | 32.9億円 | -35.2億円 |
営業キャッシュフローはプロジェクトの進捗や支払タイミングにより年度間で変動がありますが、総じて安定的かつ規律あるキャッシュ管理を行っています。投資活動によるキャッシュフローは将来の成長に向けたインフラ関連の投資やM&Aを継続していることを示しています。潤沢な手元資金を背景に、持続的な成長投資と株主還元をバランス良く実施できる財務状態です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 10.7億円 | 4.4億円 | 41.2% |
| FY2017/3 | 13.8億円 | 5.3億円 | 38.5% |
| FY2018/3 | 18.2億円 | 7.9億円 | 43.4% |
| FY2019/3 | 20.7億円 | 7.3億円 | 35.0% |
| FY2020/3 | 25.4億円 | 10.0億円 | 39.5% |
| FY2021/3 | 34.8億円 | 17.7億円 | 50.9% |
| FY2022/3 | 43.4億円 | 16.2億円 | 37.3% |
| FY2023/3 | 42.6億円 | 14.3億円 | 33.5% |
| FY2024/3 | 40.2億円 | 14.3億円 | 35.4% |
| FY2025/3 | 57.8億円 | 19.6億円 | 33.9% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増減に伴い概ね適正な範囲で推移しています。実効税率は近年の税制変更や繰延税金資産の取り扱いにより変動は見られますが、概ね法定実効税率付近で推移しています。安定した納税を通じ、社会インフラを支える企業としての責任を果たしています。
会社の公式開示情報
有価証券報告書では、グループ全体での事業ポートフォリオ経営が示されています。主なリスク要因として公共事業予算の変動や海外展開における地政学的リスクを挙げており、これらに対する管理体制の開示が投資家にとって重要となります。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 970億円 | 950億円 | 954億円 | -1.7% |
| FY2024 | 870億円 | — | 863億円 | -0.8% |
| FY2023 | 790億円 | — | 782億円 | -1.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 58億円 | 56億円 | 56億円 | -3.1% |
| FY2024 | 47億円 | — | 47億円 | -0.8% |
| FY2023 | 41億円 | — | 39億円 | -5.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は2030年を見据えた長期ビジョン「社会価値創造企業」を掲げ、そのマイルストーンとして3ヵ年ごとの業績目標を設定しています。現在の3ヵ年計画では、最終年度(FY2026)の売上高1,030億円、営業利益62億円を目標としており、初年度(FY2025実績)終了時点で進捗率は約90%と順調な滑り出しです。業績予想はやや保守的に出す傾向がありますが、ほぼ計画通りに着地させる実行力は評価できます。株主還元への意識も高く、計画と連動した増配方針は投資家にとって心強い材料と言えるでしょう。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは9.6倍と、業界平均の約13.5倍と比較して割安な水準にあります。一方で、配当利回りは3.89%と業界平均を大きく上回っており、株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。信用取引では売り残がなく買い残のみとなっており、需給は安定しています。これらの指標は、同社が市場から過熱感なく評価されており、インカムゲインを狙う投資家にとっても魅力的であることを示唆しています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
当社株式の大量買付行為への対応方針を一部変更し、ガバナンス体制を強化しました。
2025年9月期連結経常利益が前期比43.6%増を達成し、増配も発表しました。
通期業績予想及び配当予想の上方修正を実施し、株価が大きく反応しました。
最新ニュース
オリエンタルコンサルタンツホールディングス まとめ
ひとめ診断
「社会インフラの『総合病院』、DXと海外展開を武器に安定成長を続ける縁の下の力持ち」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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