シーティーエス
CTS Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月27日
建設現場のDXをリードする、ICTトータルソリューション企業
建設現場のあらゆる課題をICTで解決し、生産性と安全性を飛躍的に向上させることで、日本の建設業界の未来を創造します。
この会社ってなに?
あなたが普段目にする道路や新しいビルの工事現場。その裏側で、シーティーエスの技術が活躍しています。例えば、工事が計画通り正確に進むように土地の形を測るハイテクな機械をレンタルしたり、ドローンを飛ばして現場全体の3D地図を作成したり。最近では、遠く離れた場所からでもスマホやタブレットで現場の状況を確認できるシステムも提供しています。建設現場で働く人たちが、より安全に、そして効率的に仕事を進めるための『デジタル道具箱』を提供する会社、それがシーティーエスです。
長野県上田市に本社を置く建設ICTの専門企業。測量計測機器のレンタルを祖業としながら、近年はドローンやクラウドを活用した現場支援サービス(DDS事業)が成長を牽引しています。FY2025は売上高118.2億円、営業利益30.77億円と増収増益を継続しており、高い営業利益率(約26%)が特徴です。ソフトバンクと提携した衛星通信サービス「Starlink Business」の提供開始など、建設業界の深刻な人手不足を追い風に、事業領域を拡大しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 長野県上田市古里115番地
- 公式
- www.cts-h.co.jp
社長プロフィール

当社は『建設ICT』の専門企業として、単なる機器レンタルに留まらず、データと情報を統合的に提供することで建設現場の生産性向上を支援しています。技術革新と現場のニーズを的確に捉え、建設業界全体のDXを推進し、社会インフラの発展に貢献してまいります。
この会社のストーリー
長野県上田市にて、測量・設計業務を主軸とする株式会社中央タッケンを設立。建設業界を支える第一歩を踏み出しました。
測量機器のレンタル事業を本格的に開始し、商号を株式会社シーティーエスに変更。新たな事業の柱を確立しました。
事業の成長と社会的な信用の高まりを受け、ジャスダック市場への上場を果たしました。これにより、さらなる事業拡大への基盤を固めます。
着実な業績拡大を背景に、東京証券取引所市場第二部へ市場変更。企業としてのステージを一段階引き上げました。
市場第二部への変更からわずか1年で市場第一部へ指定され、日本を代表する企業の一社として認知されることになりました。
2026年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定。『ハードレンタル』から『データ・情報サービス』への変革を掲げ、高成長を目指します。
ソフトバンクとの業務提携により、低軌道衛星通信サービス「Starlink Business」の提供を開始。山間部など通信環境が不安定な現場でもDXを推進します。
注目ポイント
測量計測機器レンタルに加え、クラウドサービスや衛星通信など最先端技術を活用したソリューションを提供。人手不足などの社会課題解決に貢献しています。
継続的な増収増益を達成しており、安定した経営基盤が魅力です。中期経営計画では営業利益率25%超という高い目標を掲げ、さらなる成長を目指しています。
安定配当に加え、保有株数に応じてポイントがもらえる株主優待制度も実施。株主への感謝を大切にする姿勢がうかがえます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2022/3 | 18円 | 44.1% |
| FY2023/3 | 22円 | 53.0% |
| FY2024/3 | 22.5円 | 51.3% |
| FY2025/3 | 25円 | 47.7% |
| 権利確定月 | 2月 |
シーティーエスは業績連動型の配当方針を採用しており、利益成長に合わせて着実に配当金額を引き上げています。配当性向は概ね50%程度を目安に設定されており、成長投資と株主還元のバランスを重視する姿勢が明確です。株主優待制度も設けており、配当と合わせた総合的な利回りによる還元策は個人投資家から高い支持を得ています。
儲かってるの?
シーティーエスは建設ICT分野の専門企業として強固な基盤を築いており、5期連続で増収増益を達成するなど非常に安定した成長を続けています。建設現場のDX化や遠隔臨場サービスの普及を追い風に、2025年3月期には売上高が約118億円に達しました。2026年3月期も通期で売上高128億円、純利益24億円を見込んでおり、事業はさらなる拡大基調にあります。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 16.6% | 11.1% | 22.4% |
| FY2022/3 | 17.8% | 12.1% | 24.9% |
| FY2023/3 | 16.6% | 11.9% | 24.9% |
| FY2024/3 | 15.2% | 11.1% | 25.8% |
| FY2025/3 | 17.0% | 12.8% | 26.0% |
同社はサービス業でありながら、26.0%という非常に高い営業利益率を誇り、効率的な経営を実現しています。ROE(自己資本利益率)も15%から17%台と高い水準で推移しており、株主から預かった資本を効果的に活用して利益を創出できていることが分かります。高付加価値なITソリューション提供へのシフトが、この優れた収益性の源泉となっています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しており、強固な財務体質を有しています。自己資本比率は75.4%に達しており、手元資金と豊富な純資産を背景に、将来的な成長投資やDX支援事業の拡大へ柔軟に対応できる体制です。無借金かつ高い自己資本比率は、同社の経営における大きな強みとなっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 23.3億円 | -3.8億円 | -12.7億円 | 19.5億円 |
| FY2022/3 | 29.1億円 | -22.6億円 | -16.9億円 | 6.4億円 |
| FY2023/3 | 26.1億円 | 2.2億円 | -17.4億円 | 28.4億円 |
| FY2024/3 | 29.8億円 | -5.5億円 | -17.5億円 | 24.3億円 |
| FY2025/3 | 28.4億円 | -24.5億円 | -28.2億円 | 4.0億円 |
営業キャッシュフローは毎期20億円を超える安定したプラスを維持しており、本業で着実に現金を稼ぎ出す力があります。投資キャッシュフローはICT機器や関連インフラへの投資により変動が見られますが、潤沢な営業CFの範囲内で適切に管理されています。財務キャッシュフローについては、積極的な配当支払いにより株主還元を優先する姿勢が反映されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 21.3億円 | 6.7億円 | 31.5% |
| FY2022/3 | 25.4億円 | 8.0億円 | 31.7% |
| FY2023/3 | 27.2億円 | 9.6億円 | 35.4% |
| FY2024/3 | 27.9億円 | 9.3億円 | 33.3% |
| FY2025/3 | 31.6億円 | 9.7億円 | 30.7% |
法人税等の納税額は税引前利益の増加に伴い順調に推移しており、業績拡大を裏付ける健全な納税状況です。実効税率は概ね30%から35%の範囲に収まっており、税務上の大きな特例や混乱はありません。将来予想においても安定した税負担が想定されており、適正な利益管理が行われていると言えます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 610万円 | 278人 | - |
従業員の平均年収は610万円であり、建設ICTやシステム開発を主軸とする業界の中では堅実かつ安定的な水準にあります。利益成長を伴う業績連動型の報酬体系を強化しており、社員のモチベーション向上に寄与しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。
筆頭株主である有限会社横島が約38.7%の株式を保有しており、創業家である横島家による強力な経営統治が継続されています。金融機関や機関投資家の保有比率も一定数存在し、安定した株主構成を維持しているのが特徴です。
会社の公式開示情報
役員報酬
主な収益源は建設現場向けのITサービス(建設ICT)であり、ハードウェアのレンタルからソリューション提供への業態転換を図っています。業績連動報酬や中長期的な経営目標の達成を重視しており、技術革新や市場環境の変化を事業リスクとして継続的にモニタリングしています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は16.7%であり、多様な視点を取り入れた経営体制の構築が進められています。連結子会社2社を擁し、厳格な監査体制と設備投資による成長戦略を両立させており、中堅規模のIT企業として堅実なガバナンス環境を整えています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 120億円 | — | 118億円 | -1.5% |
| FY2024 | 115億円 | — | 111億円 | -3.6% |
| FY2023 | 112億円 | — | 108億円 | -3.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 30億円 | — | 31億円 | +2.6% |
| FY2024 | 28億円 | — | 29億円 | +2.3% |
| FY2023 | 28億円 | — | 27億円 | -4.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2026を最終年度とする中期経営計画では、売上高140億円、営業利益33億円を掲げています。直近のFY2025実績(売上118.2億円、営業利益30.77億円)を見ると、利益目標の進捗率が93.2%と順調である一方、売上高は84.4%に留まります。高利益率のDDS事業に注力しているため利益は計画を上回るペースですが、売上規模の拡大が今後の課題です。過去の業績予想は売上高がやや未達、営業利益が小幅に上振れる傾向が見られます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株価リターンを、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2024およびFY2025において、当社のTSRはTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)結果となりました。これは、同期間にTOPIXが大幅に上昇した一方、当社の株価が市場全体の勢いには及ばなかったことが主な要因です。しかし、FY2023以前は安定してTOPIXを上回るパフォーマンスを記録しており、継続的な増配と堅実な業績成長が長期的な株主価値向上に寄与してきた歴史があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし昔100万円買ってたら?
株価は建設業界のDX化という大きな潮流に乗り、長期的に成長を続けています。仮にIPO時に100万円投資していれば、現在の評価額は約783万円(リターン+683.3%)に達します。短期的な変動はあるものの、過去1年の安値圏で購入した場合でも+39.3%と堅調なリターンを上げており、成長期待が株価を支えていることが伺えます。10年以上続く連続増配も、長期保有の魅力を高めています。
※ 上記は過去の株価に基づく仮定の計算であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。株式投資にはリスクが伴い、元本を割り込む可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は1.26倍と拮抗しており、過熱感は限定的です。業界平均と比較すると、PERは割安な水準にありますが、PBRはやや割高で、市場が高い資本効率を評価していることが示唆されます。配当利回りも業界平均を上回っており、株主還元への意識も評価されていると考えられます。次回の通期決算発表は4月下旬に予定されており、中期経営計画の進捗が注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
クラウド転圧管理システム事業をワキタへ譲渡し、経営資源を集中。
ソフトバンクとの提携によりStarlink Businessの提供を開始。
2025年3月期の営業利益を上方修正し、成長基調を維持。
最新ニュース
シーティーエス まとめ
ひとめ診断
「建設現場のDX化を支える『縁の下の力持ち』、測量機器レンタルからクラウドサービスへと事業を進化させる技術屋集団」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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