KeePer技研
KeePer Technical Laboratory Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月28日
独自技術で愛車を輝かせ続ける、カーコーティング業界のトップランナー
日本中のクルマをキレイにし、コーティングを日本の洗車文化として定着させることで、美しいカーライフの創造に貢献します。
この会社ってなに?
あなたがガソリンスタンドで洗車をお願いするとき、メニューに「キーパーコーティング」という文字を見たことはありませんか?実はそのサービスを提供しているのが、このKeePer技研です。同社は、愛車をピカピカに保つための特殊なコーティング剤を開発し、全国のガソリンスタンドなどに供給しています。さらに「KeePer LABO」という専門ショップも運営しており、専門スタッフがあなたの車を見違えるほど綺麗にしてくれます。普段何気なく利用している洗車サービスの裏側で、KeePer技研の技術が活躍しているのです。
カーコーティングのトップ企業として「KeePer LABO」の店舗展開とケミカル製品販売で成長を続けてきました。FY2025実績は売上高230.9億円、営業利益70.98億円と過去最高を更新。しかし、直近の2026年6月期は人件費増などが響き、通期業績予想を売上高245億円から235億円、営業利益を70億円から61億円へ下方修正しています。今後は出光興産との提携による新業態開発など、既存チャネルの深耕と新規開拓で成長再加速を目指します。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 愛知県大府市吉川町四丁目17番地
- 公式
- keepergiken.co.jp
社長プロフィール

私たちは「塗装を保護する」というコンセプトのもと、独自性の高いカーコーティング技術でお客様の愛車を美しく保ち続けます。全国に展開する「キーパーラボ」と「キーパープロショップ」を通じて高品質なサービスを提供し、人々のカーライフを豊かにすることを目指しています。
この会社のストーリー
谷好通氏が愛知県で「アイ・タック」を設立し、ガソリンスタンドでの洗車事業を開始。これがKeePer技研の原点となる。
カーコーティング事業を本格化させるため、アイ・タック技研株式会社(現・KeePer技研)を設立。独自のケミカル開発に着手する。
「塗装を保護する」という新しい概念に基づき「キーパーコーティング」を開発。ガソリンスタンド等への技術提供と製品販売を開始し、ブランドを確立する。
高品質なサービスを直接提供する専門店「キーパーラボ」の展開を開始。顧客との直接的な接点を増やすことで、ブランド価値向上と安定した収益基盤を構築。
事業拡大と社会的信用の向上を目指し、東証マザーズに上場。公開価格を49%上回る初値をつけ、市場からの高い期待を集める。
出光興産との戦略的業務提携を発表。ガソリンスタンド網を活用し、新たな顧客層へのアプローチとサービス網のさらなる拡大を目指す。
2031年6月期を見据えた新中期経営計画を発表。売上高468億円、営業利益160億円という高い目標を掲げ、持続的な成長への挑戦を続ける。
注目ポイント
雨が降ると車がキレイになる「フレッシュキーパー」など、独自開発のコーティング技術が強み。高い技術力でリピート顧客を獲得し、安定した収益を生み出しています。
売上高・営業利益ともに過去5期にわたり増加傾向にあります。高い収益性を維持しながら事業を拡大しており、今後のさらなる成長が期待されます。
直営店「キーパーラボ」と提携店「キーパープロショップ」の両輪で事業を展開。技術やノウハウを他社にも提供することで、業界全体のレベルアップと自社のブランド価値向上を実現しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.1円 | 15.7% |
| FY2017/3 | 9.5円 | 41.8% |
| FY2018/3 | 4.5円 | 21.8% |
| FY2019/3 | 6円 | 20.1% |
| FY2020/3 | 7.5円 | 23.2% |
| FY2021/3 | 20円 | 26.4% |
| FY2022/3 | 31円 | 27.3% |
| FY2023/3 | 43円 | 29.6% |
| FY2024/3 | 50円 | 30.9% |
| FY2025/3 | 60円 | 33.5% |
| 権利確定月 | 6月 |
当社は成長投資と株主還元のバランスを重視し、利益成長に合わせて配当金を増額する方針をとっています。配当性向は30%程度を目安に推移しており、業績拡大とともに1株あたり配当金は右肩上がりで成長しています。今後も強固な収益力を基盤とした安定かつ持続的な増配が期待されます。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社はカーコーティングと洗車の専門店『キーパーラボ』の直営展開およびケミカル製品の卸売が好調に推移し、売上高は過去5期連続で増収を達成しています。2025年3月期には売上高が約231億円、営業利益が約71億円に達するなど、高い収益性を維持しながら成長を続けています。2026年3月期も成長基調は継続する見込みで、引き続き市場ニーズの取り込みと店舗網の拡大による売上高の着実な積み上げが期待されます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 14.2% | 10.1% | 12.4% |
| FY2017/3 | 16.6% | 11.2% | 14.5% |
| FY2018/3 | 13.3% | 8.4% | 11.9% |
| FY2019/3 | 16.6% | 10.8% | 15.5% |
| FY2020/3 | 15.7% | 10.7% | 15.7% |
| FY2021/3 | 38.3% | 23.2% | 25.6% |
| FY2022/3 | 38.5% | 26.1% | 30.1% |
| FY2023/3 | 35.5% | 26.2% | 32.1% |
| FY2024/3 | 30.6% | 22.9% | 29.7% |
| FY2025/3 | 27.1% | 19.7% | 30.7% |
当社は高付加価値なコーティングサービスを軸に、営業利益率が30%前後という極めて高い水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は27%から38%の高い範囲で推移しており、資本を効率的に活用して利益を生み出す力が非常に優れています。他社に対する高い技術力とブランド力を武器に、収益性の高いビジネスモデルを確立している点が最大の特徴です。
財務は安全?
当社は長年、実質無借金経営を継続しており、財務体質は極めて強固です。総資産が2021年3月期の約92億円から2025年3月期には約248億円へと順調に拡大しており、自己資本比率も高い水準を維持しています。潤沢な手元資金を背景に、将来の成長投資や株主還元を柔軟に実施できる盤石な財務基盤を有しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 4.7億円 | -5.2億円 | 3.5億円 | -4,700万円 |
| FY2017/3 | 9.8億円 | -8.9億円 | -3.1億円 | 8,100万円 |
| FY2018/3 | 7.9億円 | -9.3億円 | 4.9億円 | -1.3億円 |
| FY2019/3 | 13.7億円 | -5.2億円 | -3.2億円 | 8.5億円 |
| FY2020/3 | 10.7億円 | -13.2億円 | -2.1億円 | -2.5億円 |
| FY2021/3 | 30.9億円 | -7.4億円 | -27.3億円 | 23.5億円 |
| FY2022/3 | 32.2億円 | -13.5億円 | -6.7億円 | 18.7億円 |
| FY2023/3 | 36.6億円 | -15.9億円 | -12.3億円 | 20.8億円 |
| FY2024/3 | 53.4億円 | -25.6億円 | -12.2億円 | 27.8億円 |
| FY2025/3 | 58.5億円 | -68.0億円 | -2,700万円 | -9.4億円 |
営業キャッシュフローは本業の成長に伴い堅調に推移しており、安定した収益獲得能力を示しています。2025年3月期は積極的な店舗展開による設備投資などで投資キャッシュフローの支出が大きく増加しました。今後は先行投資した店舗網からの収益回収が進むことで、再び強力なフリーキャッシュフロー創出能力を発揮することが見込まれます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 8.1億円 | 2.9億円 | 35.1% |
| FY2017/3 | 10.2億円 | 3.7億円 | 36.2% |
| FY2018/3 | 8.9億円 | 3.1億円 | 34.5% |
| FY2019/3 | 13.0億円 | 4.6億円 | 35.0% |
| FY2020/3 | 13.7億円 | 4.6億円 | 33.5% |
| FY2021/3 | 30.2億円 | 8.9億円 | 29.4% |
| FY2022/3 | 43.3億円 | 12.3億円 | 28.5% |
| FY2023/3 | 54.7億円 | 15.1億円 | 27.7% |
| FY2024/3 | 60.8億円 | 16.5億円 | 27.2% |
| FY2025/3 | 71.3億円 | 22.4億円 | 31.5% |
法人税等の支払いは税引前利益の伸びに連動して増加しており、適切に納税がなされています。2025年3月期の実効税率は約31.5%と標準的な水準です。将来の納税額は利益成長に応じて変動しますが、税務上の特段の懸念事項は見当たりません。
会社の公式開示情報
EDINET等の開示情報によれば、事業はカーコーティング等の材料を製造・販売する「製品関連事業」と、直営店『キーパーラボ』を運営する「LABO事業」の二本柱で構成されています。独自のコーティング技術とブランド力を活かした高収益体質が強みですが、今後のリスク要因として原材料価格の高騰や、FC展開におけるブランド品質の維持、他社との競争激化などが有価証券報告書等で指摘されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 70億円 | 61億円 | — | -12.9% |
| FY2025 | 80億円 | 72億円 | 71億円 | -11.3% |
| FY2024 | 66億円 | 62億円 | 61億円 | -7.5% |
| FY2023 | 55億円 | — | 55億円 | +0.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2025を最終年度とする前中期経営計画は、売上高・営業利益ともに目標未達で終了しました。また、直近3期連続で期初の営業利益予想を下回っており、計画達成力には課題が見られます。 現在進行中のFY2031年までの新中計では、売上高468億円、営業利益160億円という高い目標を掲げていますが、初年度であるFY2026から早速下方修正を行っており、目標達成への道のりは厳しいものとなりそうです。
株の売買状況と今後の予定
個人投資家の買い意欲を示す信用買い残が売り残を上回っており、信用倍率は7.26倍とやや高めの水準です。将来の株価上昇を見込む買いが多い一方、需給面では将来的な売り圧力となる可能性も意識されます。PERは11.7倍とサービス業の業界平均(18.3倍)に比べて割安な水準にあり、業績の回復が確認されれば見直される可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2031年6月期を最終年度とする新中期経営計画を公表し、成長戦略を提示。
世田谷の直営店を改装し、初の旗艦店としての展開を決定。
出光興産のSS(サービスステーション)を活用する戦略的業務提携に合意。
最新ニュース
KeePer技研 まとめ
ひとめ診断
「『車をキレイにする』という普遍的ニーズを深掘りし、高収益店舗と技術提供で市場を支配するコーティングの巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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