イオンファンタジー
AEON Fantasy Co.,LTD.
最終更新日: 2026年3月27日
こどもの"えがお"を世界に!イオングループ発のアミューズメント創造企業
世界中に“えがお”あふれる“場”を創造する。
この会社ってなに?
あなたが週末に家族でイオンのショッピングセンターへ行ったとき、子供たちが吸い込まれるように向かうゲームセンター、それが「モーリーファンタジー」です。UFOキャッチャーで人気の景品を狙ったり、親子で安心して遊べる室内遊園地「スキッズガーデン」で時間を過ごしたりした経験はありませんか?イオンファンタジーは、まさにあの「こどもたちの夢中な時間」を創り出している会社です。普段のお買い物のついでに立ち寄るあの楽しい空間の裏側で、同社の事業が日本全国、そしてアジアの国々で展開されています。
イオングループのアミューズメント施設運営を担う同社は、コロナ禍からの回復が鮮明です。FY2025実績は売上高872.4億円、営業利益43.44億円を達成したものの、最終赤字に着地しました。しかし、FY2026は売上高922.0億円、営業利益73.00億円、純利益25.00億円と大幅な増収増益および黒字転換を計画しています。国内のプライズゲーム事業が好調な上、成長市場である中国やASEAN地域への積極出店が今後の成長を牽引する見込みです。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
- 公式
- www.fantasy.co.jp
社長プロフィール

「私たちの夢中が、こどもたちの夢中を育む」というパーパス(存在意義)のもと、“えがお”あふれる世界の実現を目指しています。安全・安心に遊べる施設を通じてこどもたちの健やかな成長に貢献し、世界中に“えがお”あふれる“場”を創造するために挑戦を続けます。
この会社のストーリー
イオン株式会社(当時ジャスコ株式会社)からアミューズメント事業を分社化し、株式会社イオンファンタジーとして設立。こどもたちのための遊び場づくりが本格的に始まる。
設立から5年で株式をジャスダック市場に上場。事業拡大と社会的信用の向上に向けた大きな一歩を踏み出す。
初の海外拠点としてマレーシアに子会社を設立。日本の遊びの文化を世界に広げる挑戦がスタートする。
ジャスダックから東証二部へステップアップ。さらなる成長を目指し、経営基盤を強化する。
東証一部銘柄となり、日本を代表する企業の一つとして認知される。国内外での事業展開がさらに加速する。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの店舗が臨時休業を余儀なくされ、業績に大きな影響を受ける。事業のあり方が問われる厳しい時期を迎える。
コロナ禍を乗り越え、持続的な成長を目指すため新たな中期経営計画を策定。「世界中に“えがお”あふれる“場”を創造する」というビジョンの実現に向け、再スタートを切る。
中期経営計画の最終年度。売上高1,070億円、営業利益100億円の目標を掲げ、国内事業の収益力強化と海外事業の成長を両輪に、新たな価値創造を目指す。
注目ポイント
国内だけでなく中国やASEAN諸国に700店舗以上を展開。日本の「遊び」の文化を世界に届け、海外事業が大きな成長ドライバーとなっています。
100株保有で年間4,000円分の施設利用券と魚沼産コシヒカリがもらえるなど、投資家でありながら家族で楽しめる魅力的な優待制度が人気です。
コロナ禍の苦境を乗り越え、2025年2月期は売上高・各利益で過去最高を更新。DX推進や新規業態開発で、変化に対応しながら力強い成長軌道に戻っています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 30円 | 39.1% |
| FY2017/3 | 31円 | 36.0% |
| FY2018/3 | 41円 | 27.1% |
| FY2019/3 | 50円 | 52.9% |
| FY2020/3 | 50円 | - |
| FY2021/3 | 30円 | - |
| FY2022/3 | 20円 | - |
| FY2023/3 | 10円 | - |
| FY2024/3 | 10円 | 15.0% |
| FY2025/3 | 5円 | - |
| 必要株数 | 100株以上(約27.8万円) |
| 金額相当 | 約2,000円相当〜 |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
当社は成長投資を優先しつつ、株主への利益還元も重要な課題と認識しています。現在は経営環境の変化を考慮し、将来的な利益成長を見据えた安定的な配当の維持と投資の最適化を両立させる方針です。株主優待制度の拡充により、個人株主の拡大と継続的な関係構築を積極的に進めています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、コロナ禍での店舗休業等の影響でFY2021/3およびFY2022/3に大幅な赤字を計上しましたが、以降は回復基調にあります。国内アミューズメント事業におけるプライズゲームの好調や運営効率の改善が寄与し、FY2024/3には営業利益が約35.9億円まで回復し黒字転換を果たしました。現在はアジア各国での展開も含めた収益基盤の強化を進めており、FY2026/3期には営業利益73億円という過去水準を上回る成長を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -38.7% | -17.2% | - |
| FY2022/3 | -37.0% | -8.8% | - |
| FY2023/3 | -40.3% | -7.2% | - |
| FY2024/3 | -5.0% | 2.5% | 4.4% |
| FY2025/3 | -30.9% | -3.4% | 5.0% |
収益性はコロナ禍で一時的に大幅な悪化を経験しましたが、事業構造改革により着実な改善傾向にあります。FY2023/3に営業利益率がプラス転換して以降、売上拡大と販管費の抑制により、FY2024/3には営業利益率4.4%、ROE 15.4%まで回復しました。今後は店舗の生産性向上と高利益率業態への転換を通じて、持続的な利益率の維持・向上を目指す段階にあります。
財務は安全?
財務健全性については、負債を活用した積極的な投資フェーズにあります。近年は借入金が増加しており、有利子負債はFY2025/3時点で約631億円に達し、自己資本比率は12.3%まで低下しました。積極的な店舗展開やシステム投資のための資金調達が負債増の背景にあり、今後は創出した営業キャッシュフローを原資として財務基盤の安定化を図る見通しです。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 1.8億円 | -69.7億円 | 84.5億円 | -67.8億円 |
| FY2022/3 | 61.8億円 | -70.9億円 | 13.9億円 | -9.1億円 |
| FY2023/3 | 90.6億円 | -48.5億円 | -43.8億円 | 42.1億円 |
| FY2024/3 | 121億円 | -107億円 | -9,700万円 | 13.3億円 |
| FY2025/3 | 124億円 | -109億円 | -28.4億円 | 14.9億円 |
営業キャッシュフローは事業の回復に伴い順調に拡大しており、FY2025/3には123.5億円のプラスを確保しています。一方で、新規出店や設備投資に伴う投資キャッシュフローの支出が継続しており、フリーキャッシュフローは安定的なプラスを維持する構造へと転換しました。稼いだ現金は既存事業の強化や投資回収に充てられ、着実なキャッシュ・マネジメントが実現されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -77.2億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | -33.9億円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | 13.2億円 | 47.0億円 | 356.2% |
| FY2024/3 | 44.9億円 | 31.7億円 | 70.7% |
| FY2025/3 | 34.4億円 | 52.6億円 | 152.8% |
赤字期には法人税の支払いは発生しませんでしたが、黒字転換後は繰延税金資産の取り崩しや海外事業の税務影響により、見かけ上の税負担率が高水準で推移しています。これは一時的な会計上の処理による影響が大きく、将来的な税引前利益の拡大とともに実効税率は適正化に向かう見込みです。継続的な納税を通じて社会的な貢献を果たしています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 476万円 | 4,620人 | - |
従業員平均年収は476万円となっており、レジャー業界の平均水準に準拠した構成です。アミューズメント施設運営という労働集約的な事業モデルにおいて、人件費の適切な管理と人材確保のバランスを考慮した水準となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はイオン。
親会社であるイオン株式会社が60.49%の株式を保有しており、グループの強力な経営的影響下にあります。残る株式は信託銀行の信託口など機関投資家が中心であり、安定した資本構成を維持しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、売上高は900億円規模で推移し、国内外のショッピングモール内での施設展開が主軸です。少子化や消費動向の変化が事業リスクとして挙げられていますが、DXによる生産性向上やグローバル展開によって成長機会を創出しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が25.0%と高く、多様な視点を取り入れた経営体制を構築しています。監査報酬として5,850万円を計上するなど、透明性の高い経営監視と強固なガバナンス体制を整備し、プライム市場上場企業として適切な情報開示を継続しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 867億円 | — | 872億円 | +0.6% |
| FY2024 | 862億円 | — | 818億円 | -5.1% |
| FY2023 | 789億円 | — | 727億円 | -7.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 57億円 | — | 43億円 | -23.8% |
| FY2024 | 40億円 | — | 36億円 | -10.4% |
| FY2023 | 26億円 | — | 8億円 | -69.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年4月に策定された新中期経営計画では、FY2027に売上高1,000億円、営業利益80億円を目標に掲げています。初年度であるFY2025は売上高こそ計画に近づきましたが、営業利益は目標の54%程度の進捗に留まりました。過去の業績予想を振り返っても、特に利益面で期初予想を下回る傾向が散見されるため、今後の計画達成に向けた実行力と収益性改善が重要な評価ポイントとなります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、FY2024とFY2025においてTOPIXを大きくアンダーパフォームしています。これは、コロナ禍からの回復期待で一度上昇した株価が、その後の業績の伸び悩みや利益率の低迷を背景に下落トレンドに入ったことが主な要因です。配当も削減傾向にあり、株価上昇と配当の両面で株主還元が市場平均に劣後する結果となりました。中期経営計画の達成による持続的な成長を示せるかが、今後のTSR改善の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 138.6万円 | +38.6万円 | 38.6% |
| FY2022 | 109.3万円 | +9.3万円 | 9.3% |
| FY2023 | 152.3万円 | +52.3万円 | 52.3% |
| FY2024 | 129.2万円 | +29.2万円 | 29.2% |
| FY2025 | 154.5万円 | +54.5万円 | 54.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは業界平均より割安ですが、PBRは7.09倍と著しく高く、資産効率よりも将来の成長性が株価に織り込まれていることを示唆します。信用買い残が売り残を上回る状況が続いており、短期的な需給はやや緩い状態です。株価は52週安値圏で推移しており、今後の決算発表で示される業績回復の確度が市場の注目点となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
「健康経営優良法人2026」に認定され、従業員の健康管理への取り組みが対外的に評価されました。
IoTデバイスとLINEミニアプリを活用した独自の新システムを大型店舗に導入し、業務効率化を推進しています。
2026年2月期中間決算にて、連結経常利益が前年同期比70%増益を達成し、高い収益成長を証明しました。
最新ニュース
イオンファンタジー まとめ
ひとめ診断
「『モーリーファンタジー』を武器に、コロナ禍の逆風を乗り越えアジア展開を再加速させるイオングループのエンタメ中核企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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