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古河機械金属5715

FURUKAWA CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 40.1%
稼ぐ力
普通
ROE 8.9%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが普段利用するトンネルや高速道路、その建設現場の裏側では、古河機械金属の巨大なドリル(削岩機)が硬い岩盤を砕き、道を切り開いています。また、街中で建設資材などを吊り上げているトラック搭載型のクレーン「ユニック」も同社の主力製品で、日本の物流や建設を支える重要な役割を担っています。さらに、あなたが使うスマートフォンやパソコンの中にある半導体。その製造に欠かせない特殊な金属素材も手がけており、見えないところで現代のデジタル社会を支えている会社です。

古河機械金属は、2025期に売上高2012.2億円、営業利益97.63億円を記録し、増収増益を達成しました。特に純利益は前期比15.7%増の186.19億円と好調で、自己資本利益率(ROE)は17.1%と業界平均を大きく上回る高水準です。主力の産業機械事業では川崎重工傘下のアーステクニカ買収による破砕機事業の強化を進めるなど、M&Aも活用し成長を加速させています。株価は高値圏から調整局面にあるものの、今後の事業シナジー創出が市場の注目点です。

非鉄金属プライム市場

会社概要

業種
非鉄金属
決算期
3月
本社
東京都千代田区大手町2丁目6番4号

サービスの実績は?

2,012億円
連結売上高
2025期実績
+6.9% YoY
97.6億円
連結営業利益
2025期実績
+14.5% YoY
510.6
1株当たり純利益(EPS)
2025期実績
+19.0% YoY
70
1株当たり配当金
2025期実績
+27.3% YoY
17.1%
自己資本利益率(ROE)
2025期実績
業界中央値7.8%を上回る
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.7%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
5.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期7.9%3.4%-
2022/03期6.7%2.9%-
2023/03期6.0%2.7%-
2024/03期13.5%6.5%4.5%
2025/03期14.0%7.2%4.9%
3Q FY2026/38.9%(累計)3.7%(累計)5.1%

当社の収益性は改善傾向にあり、ROE(自己資本利益率)は2025/03期時点で13.9%に達し、資本効率が大きく向上しました。これは、不採算事業の整理や、高付加価値な機械製品への注力といった経営効率化の成果と言えます。今後も営業利益率の向上を通じ、持続的な収益力強化を図る方針です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,597億円74.7億円190.7円-
2022/03期1,991億円64.8億円165.9円+24.7%
2023/03期2,142億円62.1億円162.0円+7.6%
2024/03期1,883億円85.2億円161億円429.3円-12.1%
2025/03期2,012億円97.6億円186億円510.6円+6.9%

古河機械金属は、祖業の金属製錬から事業転換を図り、現在は産業機械事業を主力として安定成長を目指しています。2025/03期には売上高が約2,012億円となり、機械事業の堅調な需要や構造改革の成果が寄与しました。一方で、2026/03期予想では先行投資や外部環境の変動を織り込み、売上高約1,930億円、純利益約50億円への減益を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上1500億円(通期予想比78%)、営業利益76億円(同109%)、純利益97億円(同193%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

非鉄金属の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
8.9%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
5.1%
業界平均
6.7%
自己資本比率下回る
この会社
40.1%
業界平均
40.2%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億2,300万円
取締役6名の合計

事業リスクとして、世界的な景気動向による機械需要の変動や原材料価格の急激な変動が挙げられます。セグメントとしては機械事業を中核とし、電子素材や化成品など多角的な事業展開を行うことで収益の安定化を図っています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
ROEや配当目標は前倒し達成。営業利益目標は未達見込みも、近年の業績予想は上振れ傾向。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2024-2026)
2024期〜2026期
営業利益: 目標 100億円以上 順調 (97.63億円)
97.6%
ROE: 目標 8%以上 前倒し達成 (17.1%)
213.8%
配当: 目標 50円以上 前倒し達成 (70円)
140%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,877億円2,012億円+7.2%
2024期1,845億円1,883億円+2.0%
2023期2,095億円2,142億円+2.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期87億円98億円+12.2%
2024期92億円85億円-7.3%
2023期70億円90億円+29.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、最終年度の営業利益100億円達成が焦点ですが、現時点の実績は97.6億円と射程圏内です。一方で、資本効率を示すROEは目標8%に対し17.1%、株主還元も目標50円配に対し70円と、資本政策関連の目標は既に大幅に達成済みです。業績予想は保守的な傾向があり、直近2期中3回で会社予想を上回る実績を出すなど、経営の安定感が見られます。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
事業提携・買収30%
株価・市況20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, ロイター, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES
業界内ランキング
上位 12%
非鉄金属 33社中 4位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月事業譲受

産業機械部門強化のため、川崎重工業よりアーステクニカの株式譲渡契約を締結。

2026年2月業績減益

第3四半期累計の連結最終利益が前年同期比29.2%減の96.6億円と発表。

2025年11月予想上振れ

連結中間決算にて経常損益62.97億円を記録し、事前予想を上回る好水準を示した。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率40.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
601億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,382億円
会社の純資産

財務健全性は着実に強化されており、自己資本比率は2025/03期時点で50.9%と高い水準を維持しています。有利子負債は積極的な投資や事業基盤整備により増加傾向にありますが、盤石な自己資本基盤がそれを支えています。BPS(1株あたり純資産)も右肩上がりで推移しており、中長期的な企業価値向上を裏付けています。 【3Q 2026/03期】総資産2722億円、純資産1382億円、自己資本比率40.1%、有利子負債601億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+500万円
本業で稼いだお金
Investing CF
+151億円
投資に使ったお金
Financing CF
-92.3億円
借入・返済など
Free CF
+151億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期60.4億円22.4億円31.2億円82.9億円
2022/03期87.7億円58.6億円65.7億円29.1億円
2023/03期61.5億円16.2億円59.3億円45.3億円
2024/03期105億円19.1億円84.5億円124億円
2025/03期500万円151億円92.3億円151億円

営業キャッシュフローは安定的に創出されており、事業の収益性は良好です。投資活動では事業ポートフォリオの見直しに伴う資産の入れ替えが活発であり、資産売却等によるキャッシュの回収が進んでいることがFCF(フリーキャッシュフロー)の押し上げ要因となっています。財務キャッシュフローは継続的な配当支払いや自己株式取得等による還元により、マイナス圏で推移しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
8,100万円
連結子会社数
31
設備投資額
4.2億円
平均勤続年数(従業員)
18
臨時従業員数
215

女性役員比率は15.3%であり、ダイバーシティ推進に向けた環境整備を進めています。31社の連結子会社を擁する規模に対して、8,100万円の監査報酬を支払うなど、グループ全体の監査体制強化にも注力している点が特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.5%
浮動株47.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関25.4%
事業法人等27.1%
外国法人等17.6%
個人その他27.7%
証券会社2.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は朝日生命保険相互会社・清和綜合建物・川嶋。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,046,900株)11.43%
朝日生命保険相互会社(2,373,400株)6.7%
清和綜合建物株式会社(1,935,756株)5.46%
株式会社川嶋(1,860,000株)5.25%
野村絢(1,529,500株)4.32%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,367,100株)3.86%
株式会社三光(1,090,200株)3.08%
GOVERNMENT OF NORWAY(695,900株)1.96%
中央日本土地建物株式会社(687,700株)1.94%
茜会(677,544株)1.91%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合が高い傾向にあります。一方で、朝日生命保険や清和綜合建物といった安定株主の存在感も強く、経営の安定性が重視される株主構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1為替の変動について 当社グループは、国内外において生産、調達および販売活動を行っており、製品の輸出、銅精鉱を中心とする原材料の輸入および製錬加工料収入について為替変動の影響を受けます
2人材確保について 当社グループは、将来に向けて成長していくため、新卒、経験者を問わず優秀な人材を採用し、戦力化するための育成を行っております
3公的規制について 当社グループは、国内外において事業を展開していることから、許認可、租税、環境、労務、独占禁止、輸出管理等に関する各国の法規制を受けております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
823万円
従業員数
2,908
平均年齢
45歳
平均年収従業員数前年比
当期823万円2,908-

従業員の平均年収は823万円となっており、製造業としては比較的高水準を維持しています。長年の勤続年数と堅実な事業運営が、安定した賃金体系を下支えしていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。2024期まではTOPIX(東証株価指数)のパフォーマンスを下回る期間が続きましたが、2025期には自社TSRが223.1%とTOPIXの213.4%を上回り、アウトパフォームに転じました。これは、近年の業績拡大や増配が株価に反映され、市場全体の成長率を上回るリターンを株主にもたらしたことを意味します。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
70
方針: 配当性向および自己資本総還元率3%以上を基準
1株配当配当性向
2016/03期540.0%
2017/03期547.5%
2018/03期5042.3%
2019/03期5043.0%
2020/03期5044.6%
2021/03期5026.2%
2022/03期5030.1%
2023/03期5030.9%
2024/03期5512.8%
2025/03期7013.7%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として、持続的な成長に向けた投資を優先しつつ、原則として年間配当金50円以上および連結自己資本総還元率3%以上を目安としています。業績連動を意識しつつ、株主還元を重視する姿勢を鮮明にしています。今後は安定的な利益成長と財務基盤の安定を背景に、さらなる還元強化が期待されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 223.1万円 になりました (123.1万円)
+123.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期130.8万円30.8万円30.8%
2022期131.0万円31.0万円31.0%
2023期134.6万円34.6万円34.6%
2024期190.2万円90.2万円90.2%
2025期223.1万円123.1万円123.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,103,500株
売り残208,000株
信用倍率5.31倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあります。配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識が評価できます。信用倍率は5.31倍とやや高めで、将来の株価上昇を見込んだ信用買い残が積み上がっている状態です。短期的な需給の変動には注意が必要ですが、市場からの期待の高さも示唆しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期67.7億円0円0.0%
2022/03期90.0億円25.2億円28.0%
2023/03期93.5億円31.4億円33.6%
2024/03期104億円0円0.0%
2025/03期97.0億円0円0.0%

法人税等の支払いは各期の税引前利益水準に応じた変動があるほか、税効果会計の適用や繰越欠損金の解消状況等の要因により実効税率が大きく変動することがあります。特に2024/03期や2025/03期などの期間では、税務上の調整項目が影響し、キャッシュアウトとしての法人税等が限定的な水準となりました。2026/03期予想では、標準的な税率水準へ回帰した数値が織り込まれています。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

古河機械金属 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 40.1%
稼ぐ力
普通
ROE 8.9%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「『古河気合筋肉』のユーモアの裏で、削岩機と電子素材を武器に社会インフラを支え続ける150年企業」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU