5357プライム

ヨータイ

YOTAI REFRACTORIES CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE7.7%
BPS1797.0円
自己資本比率75.8%
FY2025/3 有報データ

鉄鋼業を支える耐火物の老舗。高配当利回りが魅力の実力派企業

“YOTAI”ブランドの進化と深化を図り、全てのステークホルダーの皆様に信頼され、期待される企業を目指します。

この会社ってなに?

あなたが毎日使う自動車や家電製品、それらを作るための鉄は、実は1600度以上にもなる超高温の炉で溶かして作られます。そんな灼熱地獄から巨大な炉が溶け落ちないように内側から守っているのが、ヨータイの作る『耐火物』という特殊なセラミックスです。普段、私たちが直接目にすることはありませんが、鉄鋼だけでなくセメントやガラス、ごみ焼却炉など、現代社会に欠かせない多くの産業の裏側で、ヨータイの技術が活躍しています。まさに社会インフラを熱から守る、縁の下の力持ちなのです。

鉄鋼業向け耐火物の独立系大手メーカー。2025年3月期の売上高は293.1億円、営業利益は34.84億円と安定した収益基盤を誇ります。近年は麻生グループのASNFホールディングスによるTOBを経て経営体制を強化し、事業基盤の拡充を進めています。特に注目すべきは株主還元への積極姿勢で、連結配当性向60%または1株85円の高い方を基準とする方針を掲げており、投資家からの評価が高まっています。

ガラス・土石製品プライム市場

会社概要

業種
ガラス・土石製品
決算期
3月
本社
大阪府貝塚市二色中町8番1
公式
www.yotai.co.jp

社長プロフィール

田口 三男
代表取締役社長
堅実派
第二次中期経営計画を通じて、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指しています。株主様への還元を重視し、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針として、企業価値の最大化に努めてまいります。

この会社のストーリー

1936
大阪窯業株式会社として創立

大阪府堺市に本社を置き、耐火煉瓦の製造・販売を開始。日本の基幹産業を支える歴史がここから始まる。

1949
大阪証券取引所に株式を上場

戦後の復興期において、企業としての信頼性を高め、さらなる発展の礎を築く。

1992
株式会社ヨータイへ社名変更

創業以来の「大阪窯業」から、よりグローバルな展開を視野に入れた「ヨータイ」へと社名を変更し、新たなスタートを切る。

2005
中国へ進出、合弁会社を設立

営口新窯耐耐火材料有限公司へ出資し、海外での生産拠点を確保。グローバル市場への挑戦を開始する。

2017
8期連続増配の始まり

この年から8期連続での増配を発表(2025年3月期予想時点)。株主還元への強い意識を示す経営方針が明確になる。

2023
ASNFホールディングスによるTOB

麻生グループのASNFホールディングスがTOBを実施し、筆頭株主となる。新たな経営体制でさらなる成長を目指す転換期を迎える。

2024
第二次中期経営計画を策定

2024年度から2026年度までの第二次中期経営計画を始動。「目指す企業像」の実現に向け、新たな収益源の育成と持続的成長を追求する。

注目ポイント

魅力的な株主還元(高配当)

8期連続の増配を発表しており、配当利回りは4%を超える高い水準です。株主還元に積極的な姿勢は、投資家にとって大きな魅力と言えます。

安定した事業基盤と高い財務健全性

鉄鋼業に不可欠な耐火物で安定した需要を確保。自己資本比率は79%超と非常に高く、同業他社を大幅に上回る健全な財務体質を誇ります。

新体制による成長への期待

ASNFホールディングス傘下に入り、新たな経営体制で成長を目指しています。第二次中期経営計画を掲げ、持続的な企業価値向上に期待が持てます。

サービスの実績は?

90
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+5.9% YoY
63.5%
配当性向
2025年3月期実績
目標60%超
293.1億円
連結売上高
2025年3月期実績
+0.6% YoY
34.84億円
連結営業利益
2025年3月期実績
-3.3% YoY
538
従業員数
2025年3月時点
5,448万円
従業員一人当たり売上高
2025年3月期実績
+0.6% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 90円
安全性
安定
自己資本比率 75.8%
稼ぐ力
普通
ROE 7.7%
話題性
普通
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
90
方針: 配当性向60%目標
1株配当配当性向
FY2016/31023.5%
FY2017/31016.0%
FY2018/31210.0%
FY2019/3159.1%
FY2020/31612.6%
FY2021/31720.1%
FY2022/34330.4%
FY2023/34530.5%
FY2025/39063.5%
8期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

当社は株主還元を重要な経営課題と位置づけ、連結配当性向60%または1株当たり配当金85円のいずれか高い方を基準とする方針を掲げています。直近では積極的な増配を行っており、配当利回りは4%台後半という高い水準に達しています。今後も業績成長に連動した安定的な利益還元を継続し、株主価値の向上に注力する姿勢を明確にしています。

同業比較(収益性)

ガラス・土石製品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.7%
業界平均
9.3%
営業利益率上回る
この会社
11.9%
業界平均
11.5%
自己資本比率上回る
この会社
75.8%
業界平均
46.5%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3259億円
FY2023/3283億円
FY2024/3291億円
FY2025/3293億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/336.0億円
FY2025/334.8億円

当社の売上高は、鉄鋼業向けの耐火物需要が堅調に推移したことを背景に、直近5年間で約235億円から約293億円規模まで拡大しました。2024年3月期には純利益が約38.8億円に達しましたが、翌期は一部の需要変動やコスト増により純利益は約26.2億円に落ち着いています。2026年3月期は、更なる市場開拓や効率化を進めることで、売上高300億円の大台回復と安定的な利益確保を目指す計画です。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.6%5.2%-
FY2022/39.0%7.7%-
FY2023/39.1%7.5%-
FY2024/311.4%9.1%12.4%
FY2025/37.7%6.3%11.9%

当社は耐火物業界における強固な技術力を武器に、営業利益率は12%から15%前後という高い水準を維持しています。資本効率を示すROE(自己資本利益率)は、投資効率の最適化に伴い8%から11.9%の間で推移しており、堅実かつ効率的な経営が実践されています。今後は高付加価値製品の販売比率を高めることで、さらなる収益性の向上と資本効率の最大化を図る方針です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率75.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
6.3億円
会社の純資産
329億円

当社の財務体質は極めて強固であり、自己資本比率は一貫して80%近い高水準を維持しています。長らく実質無借金経営を続けてきましたが、事業投資の加速に伴い直近では6.3億円程度の有利子負債が発生しています。手元流動性が潤沢であり、財務の健全性は業界内でもトップクラスの安定感を誇っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+44.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-22.4億円
投資CF
借入・返済など
-22.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+21.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/348.0億円-12.0億円-4.2億円36.0億円
FY2022/34.2億円-12.1億円-21.1億円-7.9億円
FY2023/317.8億円-19.5億円-25.4億円-1.7億円
FY2024/338.6億円-7.5億円-25.4億円31.1億円
FY2025/344.3億円-22.4億円-22.6億円21.9億円

営業活動によるキャッシュフローは、本業の安定的な利益創出により年間で最大約44億円のプラスを計上するなど、高い資金獲得能力を示しています。一方で、投資活動には継続的に資金を充当しており、成長のための設備更新や事業基盤の強化を積極的に行っています。財務活動については配当の支払いや自社株買い等を通じて、株主還元にも潤沢なキャッシュを配分しているのが特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料価格原材料の価格は、原材料生産地域の経済状況、為替相場の変動、地政学的リスク等により、大きく変動する可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります
2感染症拡大によるリスク新型コロナウイルス等の感染症が世界的に拡大し長期化した場合、経済活動の停滞による原材料供給不安、耐火物需要の減少により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/330.2億円11.8億円38.9%
FY2022/341.2億円11.6億円28.1%
FY2023/341.4億円11.7億円28.3%
FY2024/337.0億円0円0.0%
FY2025/336.4億円10.2億円27.9%

法人税等の支払いは、概ね標準的な税率水準(30%前後)で推移しています。2024年3月期においては一時的な会計処理や税務上の調整により実質的な納税負担がゼロとなっていますが、これは恒久的なものではありません。総じて業績に応じた適切な納税を行っており、税務コスト面での大きなリスクは見当たりません。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
664万円
従業員数
538
平均年齢
40.47歳
平均年収従業員数前年比
当期664万円538-

従業員平均年収は664万円であり、化学・ガラス・土石製品業界の平均水準と比較して堅調な給与体系を維持しています。安定した利益体質に加え、近年は中期経営計画に基づく株主還元や業績連動型の報酬制度を整備しており、従業員の待遇にもその利益が還元されやすい環境が整っています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主48.7%
浮動株51.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.8%
事業法人等27.9%
外国法人等3.4%
個人その他42%
証券会社6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は住友大阪セメント・サンシャインD号投資事業組合 業務執行組合員 UGSアセットマネジメント・立花証券。

住友大阪セメント株式会社(3,230,000株)17.53%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,425,000株)7.74%
サンシャインD号投資事業組合 業務執行組合員 UGSアセットマネジメント株式会社(1,020,000株)5.53%
チャレンジ2号投資事業組合 業務執行組合員 有限会社キャピタル・マネジメント(962,000株)5.22%
株式会社中国銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(908,000株)4.93%
立花証券株式会社(889,000株)4.83%
三栄興産株式会社(750,000株)4.07%
株式会社キャピタルギャラリー(660,000株)3.58%
サンシャインG号投資事業組合 業務執行組合員 UGSアセットマネジメント株式会社(468,000株)2.54%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(446,000株)2.42%

筆頭株主であるASNFホールディングス合同会社が33.33%を保有しており、独立系耐火物メーカーとして経営に大きな影響力を有しています。住友大阪セメント等の安定株主も名を連ねる一方、投資事業組合の出資も含まれており、近年は株主還元や資本効率を意識した経営が求められる構造です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億8,805万円
取締役4名の合計

鉄鋼業向けを中心とした耐火物製品の製造・販売を中核とし、電炉やセメントなど熱処理工程を伴う幅広い産業を顧客に持ちます。事業リスクとして原材料価格の変動や為替影響を挙げており、グローバルな供給網や中国拠点等の海外展開が収益の安定性と成長性に直結する構造となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
3,650万円
連結子会社数
1
設備投資額
23.5億円
平均勤続年数(従業員)
13.81
臨時従業員数
72

女性役員比率12.0%と多様な経営体制の構築に着手しており、指名・報酬諮問委員会を設置するなどガバナンス強化を進めています。連結子会社を抱えながらも従業員538名という機動力のある規模を維持し、監査報酬を通じて適正な内部統制を担保する体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上・利益目標は進行中だが、ROEは達成圏内。業績予想はやや未達傾向。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第二次中期経営計画
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 310億円 順調 (293.1億円)
94.5%
営業利益: 目標 40億円 順調 (34.84億円)
87.1%
ROE: 目標 8.0%以上 順調 (9.1%)
113.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025300億円293億円-2.3%
FY2024290億円291億円+0.4%
FY2023265億円283億円+6.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202538億円35億円-8.3%
FY202441億円36億円-12.1%
FY202334億円40億円+17.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

第二次中期経営計画(FY2024〜FY2026)では、最終年度に売上高310億円、営業利益40億円を目標としています。初年度(FY2025)の実績は売上高293.1億円(進捗率94.5%)、営業利益34.84億円(進捗率87.1%)と、目標達成にはもう一段の成長が必要です。一方で、資本効率を示すROEは目標の8.0%を上回る9.1%を達成しており、経営効率の改善が進んでいます。期初予想に対する実績は未達となるケースが散見されるため、今後の進捗には注意が必要です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた投資家リターンを示す指標です。ヨータイのTSRは5年連続で市場平均であるTOPIXを上回る「アウトパフォーム」を記録しています。特にFY2025は314.1%とTOPIXの213.4%を大きく超過しました。これは、安定した業績を背景とした8期連続の増配など、積極的な株主還元策が株価にも好影響を与え、投資家から高く評価されていることの証左と言えます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+214.1%
100万円 →314.1万円
214.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021165.7万円+65.7万円65.7%
FY2022209.4万円+109.4万円109.4%
FY2023257.6万円+157.6万円157.6%
FY2024263.5万円+163.5万円163.5%
FY2025314.1万円+214.1万円214.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残72,200株
売り残13,300株
信用倍率5.43倍
2026年3月20日時点時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬

業界平均と比較してPER・PBRは同水準ですが、配当利回りは4.73%と業界平均の2.5%を大幅に上回っており、株主還元への意識の高さが際立っています。時価総額は業界の中では比較的小規模なポジションです。信用倍率は5.43倍と買い残が優勢で、株価上昇への期待が一定程度あることを示唆しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
42
前月比 +5.2%
メディア数
18
株探, 日本経済新聞, 日経会社情報DIGITAL, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 38%
ガラス・土石製品 200社中 76位
報道のトーン
35%
好意的
45%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
株主還元・配当25%
資本政策・TOB20%
その他10%

最近の出来事

2025年5月株主対話

株主総会を前に株主提案の取り下げを公表し、資本効率の改善に対する市場の注目を集めました。

2025年10月下方修正

今期経常利益の見通しを一転9%減益へ修正し、株価の調整要因となりました。

2026年2月決算発表

第3四半期決算を発表。FY2025の売上高293.1億円、営業利益34.84億円の実績を背景に、配当利回りの高さが評価されています。

ヨータイ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 90円
安全性
安定
自己資本比率 75.8%
稼ぐ力
普通
ROE 7.7%
話題性
普通
ポジティブ 35%

「鉄を溶かす高炉を守る“縁の下の力持ち”、高配当と株主還元で投資家にも熱い視線を送る老舗メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU