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日東紡績3110

NITTO BOSEKI CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 106円
安全性
安定
自己資本比率 53.5%
稼ぐ力
高い
ROE 27.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、そして今話題の生成AIを動かしているデータセンター。その内部にある電子基板には、電気信号を正確に伝えるための非常に薄いガラス繊維の布が使われています。日東紡績は、この特殊な「ガラスクロス」で世界トップクラスのシェアを誇り、まさに現代のデジタル社会の根幹を支えている会社です。また、実はキッチンで使う「日東紡のふきん」や、病院で使われる診断薬など、あなたの暮らしの身近なところでも活躍しています。普段目にしない場所で、最先端技術と暮らしの両方を支えているのです。

日東紡績は、AIサーバー向け特殊ガラスクロス「Tガラス」の需要急増を追い風に、業績が爆発的に成長しています。2025年3月期には売上高1,090億円、営業利益164億円を達成し、続く2026年3月期は売上高1,200億円、営業利益170億円を見込むなど、成長の勢いはとどまりません。株価もこの成長を織り込み急騰していますが、高PER・PBRは市場の強い期待の裏返しでもあります。今後は、Tガラスの生産能力増強と、ヘルスケア事業など多角化したポートフォリオの安定性が持続的成長の鍵となります。

ガラス・土石製品プライム市場

会社概要

業種
ガラス・土石製品
決算期
3月
本社
東京都千代田区麹町2丁目4-1

サービスの実績は?

1,090.3億円
連結売上高
2025年3月期実績
+16.9% YoY
164.45億円
連結営業利益
2025年3月期実績
+96.1% YoY
106
1株あたり配当金
2025年3月期実績
+92.7% YoY
30.1%
配当性向
2025年3月期実績
69.79億円
総還元額(配当+自社株買い)
2025年3月期実績
+813.5% YoY
Tガラス
主要成長ドライバー
AIサーバー向け特殊ガラスクロス
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
27.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
14.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
17.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期7.8%4.4%-
2022/03期6.1%3.5%-
2023/03期2.5%1.5%-
2024/03期6.3%3.7%9.0%
2025/03期9.9%5.9%15.1%
3Q FY2026/327.0%(累計)14.2%(累計)17.0%

2023/03期には構造改革や投資の影響で一時的に営業利益率が5.6%まで低下しましたが、その後は急激に改善しています。2025/03期には売上規模の拡大と高付加価値製品へのシフトが功を奏し、営業利益率は15.1%まで飛躍的に向上しました。ROEも9.5%へ回復しており、資本効率の改善傾向が鮮明となっています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期787億円81.0億円208.8円-
2022/03期841億円65.2億円168.0円+6.8%
2023/03期875億円27.7億円73.9円+4.1%
2024/03期933億円83.9億円73.0億円200.4円+6.5%
2025/03期1,090億円164億円128億円352.6円+16.9%

売上高は2021/03期の約787億円から2025/03期には約1,090億円まで拡大し、順調な成長を遂げています。特に近年はAIサーバー向け需要の急増により、営業利益は2025/03期に約164億円と過去最高水準へ大幅に伸長しました。今期も堅調な需要を背景に、売上高1,200億円、純利益130億円の増収増益を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上876億円(通期予想比73%)、営業利益149億円(同88%)、純利益351億円(同270%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

ガラス・土石製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
27.0%(累計)
業界平均
6.5%
営業利益率上回る
この会社
17.0%
業界平均
9.3%
自己資本比率下回る
この会社
53.5%
業界平均
53.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

6,900万円
取締役5名の合計

日東紡績はガラス繊維事業を主軸に、高付加価値な電子材料やヘルスケア事業を多角的に展開しています。特にAIデータセンター向け需要が業績を牽引しており、連結子会社19社を通じてグローバルな供給網を構築している点が、近年の利益成長の主要因です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
旧中計は未達も、AI需要を捉え直近の業績予想は大幅超過。新計画は好調な滑り出し。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
2024期〜2027期
売上収益: 目標 1,200億円 順調 (1,090.3億円)
90.9%
営業利益: 目標 170億円 順調 (164.45億円)
96.7%
ROE: 目標 8.0%以上 順調
100%
(旧)中期経営計画
2021期〜2023期
売上高: 目標 960億円 未達 (875.3億円)
91.2%
営業利益: 目標 73億円 未達 (48.8億円)
66.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,040億円1,090億円1,090億円+4.8%
2024期900億円933億円+3.6%
2023期960億円875億円-8.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期125億円165億円164億円+31.6%
2024期40億円84億円+109.7%
2023期73億円49億円-33.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中期経営計画(2021期-2023)は売上・利益ともに未達に終わりました。しかし、生成AIブームを背景とした特殊ガラス繊維の需要爆発により、2024期以降の業績は期初予想を大幅に上回る好調ぶりを見せています。2025期は営業利益で+31.6%ものポジティブな乖離を記録しました。現在進行中の新中期経営計画(2024期-2027)は、この追い風を受けており、目標達成に向けて順調に進捗していると評価できます。

どんな話題が多い?

AI関連事業45%
決算・財務25%
技術提携20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
34
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
ガラス・土石製品業 180社中 27位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年6月業務提携

カイオム・バイオサイエンスと業務委託基本契約を締結し、ヘルスケア領域の強化を図る。

2025年11月産学連携

東北大学らと共同でナノ材料技術の社会実装に向けたイノベーション推進プロジェクトを開始。

2026年2月業績上方修正

AIサーバー向けガラスファイバーの需要急増により、純利益見通しを375億円へ大幅上方修正する。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率53.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
413億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,714億円
会社の純資産

2024/03期以降、戦略的な成長投資に伴い有利子負債が1,000億円規模へ増加しましたが、自己資本比率は58.1%と依然として高水準を維持しています。潤沢な純資産と強固な財務基盤を背景に、成長投資を継続できる安定感を備えています。バランスシートは拡大傾向にありますが、健全性は高く保たれています。 【3Q 2026/03期】総資産2726億円、純資産1714億円、自己資本比率53.5%、有利子負債413億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+191億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-114億円
投資に使ったお金
Financing CF
-32.8億円
借入・返済など
Free CF
+77.0億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期78.2億円18.7億円18.6億円59.5億円
2022/03期69.7億円173億円15.3億円103億円
2023/03期76.4億円19.8億円72.5億円96.2億円
2024/03期50.6億円79.0億円43.0億円28.4億円
2025/03期191億円114億円32.8億円77.0億円

営業キャッシュフローは2025/03期に約191億円と大きく躍進し、本業での稼ぐ力が一段と強まりました。将来の成長に向けた積極的な設備投資を継続しつつ、フリーキャッシュフローもプラスを確保できる体制を構築しています。投資フェーズから回収・成長フェーズへ移行したことで、収益性とキャッシュ創出能力の好循環が確立されました。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 18名)
女性 1名(5.6% 男性 17
6%
94%
監査報酬
6,800万円
連結子会社数
19
設備投資額
136.2億円
平均勤続年数(従業員)
17.1

女性役員比率は5.6%と低水準であり、今後の登用拡大が課題といえます。監査体制については6,800万円の監査報酬を投じており、連結子会社19社を抱える大企業として適切な監視体制を維持しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主62.1%
浮動株37.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関39.4%
事業法人等22.8%
外国法人等19.9%
個人その他12.7%
証券会社5.3%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主は住友不動産・日本生命保険相互会社・第一生命保険。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,751,000株)10.25%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,471,000株)6.76%
住友不動産株式会社(2,383,000株)6.52%
日本生命保険相互会社(1,614,000株)4.41%
第一生命保険株式会社(1,316,000株)3.6%
住友生命保険相互会社(1,082,000株)2.96%
エア・ウォーター株式会社(997,000株)2.73%
株式会社東邦銀行(905,000株)2.47%
株式会社みずほ銀行(800,000株)2.19%
石油資源開発株式会社(660,000株)1.8%

日東紡績の株主構成は、金融機関や事業会社による安定株主が上位を占めており、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が約17%を保有しています。また、住友不動産や日本生命など国内大手の事業会社・生保が名を連ねており、長期的な視点での安定的な資本構成となっているのが特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1海外事業 当社は、台湾、米国、中国に子会社を有しております
2特許権等の知的財産権 当社は、将来の事業展開に有益である特許権等の知的財産権の取得に努めております
3退職給付債務 当社グループの退職給付費用及び退職給付債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されております
4投資有価証券 当社グループが保有している株式等の投資有価証券の価値が大幅に下落した場合は、評価損の発生により当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります
5感染症拡大当社グループは、感染症対策として、生産活動や販売活動等に影響がでないようにリスク管理を実施しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
719万円
従業員数
2,745
平均年齢
42.5歳
平均年収従業員数前年比
当期719万円2,745-

従業員平均年収は719万円となっており、製造業の中では相対的に高い水準を維持しています。ガラス繊維やヘルスケア事業という独自のニッチ分野で高収益体制を築いていることが、従業員への安定的な還元を支える背景にあると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年でTOPIXをアンダーパフォームしており、株主還元と株価成長を組み合わせたパフォーマンスは市場平均に及んでいませんでした。これは、AI関連で株価が急騰する以前の、比較的安定した業績推移と株価が反映された結果です。しかし、2025期以降の急激な業績拡大と株価上昇により、今後のTSRはTOPIXを大幅にアウトパフォームする可能性を秘めています。経営陣がこの成長を株主還元にどう繋げていくかが、今後のTSR向上の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
106
方針: 連結配当性向30%目標
1株配当配当性向
2016/03期621.4%
2017/03期718.6%
2019/03期4019.4%
2020/03期4530.3%
2021/03期4521.6%
2022/03期4526.8%
2023/03期5574.4%
2024/03期5527.4%
2025/03期10630.1%
8期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として安定的な還元を重視しつつ、業績に応じた利益配分を行うことで、近年は1株当たり配当金を大幅に引き上げています。連結配当性向の目標を掲げ、持続的な成長投資と株主還元の両立を図る姿勢です。今後も事業成長の成果を配当へ反映させる方針が継続される見込みです。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 93.5万円 になりました (-6.5万円)
-6.5%
年度末時点評価額損益TSR
2021期85.2万円14.8万円-14.8%
2022期61.0万円39.0万円-39.0%
2023期45.2万円54.8万円-54.8%
2024期129.2万円29.2万円29.2%
2025期93.5万円6.5万円-6.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残788,600株
売り残327,700株
信用倍率2.41倍
2026年3月27日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬

PER 60.2倍、PBR 6.03倍と、ガラス・土石製品セクターの平均を大幅に上回っており、市場から極めて高い成長期待が寄せられていることが分かります。時価総額も業界平均の2倍以上と、セクター内での存在感が際立っています。一方、信用倍率は2.41倍と過熱感は限定的ですが、高値圏での株価推移が続いているため、今後の決算内容が期待に応えられるかどうかが焦点となります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期62.7億円0円0.0%
2022/03期80.7億円15.5億円19.2%
2023/03期60.7億円33.0億円54.3%
2024/03期97.5億円24.6億円25.2%
2025/03期176億円47.3億円26.9%

法人税等の実効税率は、過去に繰延税金資産の取り扱い等で変動がありましたが、直近は25%から27%程度の水準で推移しています。2023/03期には一時的な税負担の増加で税率が54.3%となりましたが、現在は平常化しています。業績の拡大に伴い、社会貢献としての納税額も約47億円規模へ増加しています。

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日東紡績 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 106円
安全性
安定
自己資本比率 53.5%
稼ぐ力
高い
ROE 27.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「創業100年の繊維の老舗が、AIデータセンターの心臓部を支える『特殊ガラス繊維』で世界を席巻中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU