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バンドー化学

Bando Chemical Industries,Ltd.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE4.3%
BPS974.2円
自己資本比率0.0%
FY2025/3 有報データ

100年以上の歴史を誇るベルト技術で、未来の産業と医療を支える隠れた実力派企業

未来に向けた新しい価値を創造し、すべてのステークホルダーから信頼され、期待される企業グループであり続けることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが普段乗っている自動車やスクーターのエンジンの中には、その力をタイヤに伝えるための重要な「伝動ベルト」が使われています。バンドー化学は、このベルトを100年以上も前から作り続けている、まさに縁の下の力持ちのような存在です。また、オフィスで使うプリンターやコピー機が正確に紙を送り出せるのも、同社の精密なベルトのおかげかもしれません。最近では、その技術を活かして医療機器の開発にも挑戦しており、私たちの見えないところで社会の様々な動きを支えています。

自動車用伝動ベルトの老舗大手。FY2025は売上高1,155.9億円(前期比6.8%増)と増収を確保したものの、営業利益は原材料価格の高騰などが影響し34.80億円(同55.2%減)と大幅減益。しかし、FY2026の会社予想では営業利益95.00億円とV字回復を見込んでいます。既存事業の収益力強化に加え、医療機器分野へのM&Aなど事業ポートフォリオの転換を急いでおり、次の100年を見据えた変革期にあります。連結配当性向50%を目安とする積極的な株主還元姿勢も注目されています。

ゴム製品プライム市場

会社概要

業種
ゴム製品
決算期
3月
本社
兵庫県神戸市中央区港島南町4丁目6-6
公式
www.bandogrp.com

社長プロフィール

植野 富夫
植野 富夫
代表取締役社長
改革推進者
事業環境の大きな変化に対応するため、事業構造改革が不可欠であると認識しています。中長期経営計画『Creating New Value for the Future』の下、『価値創造』『事業変革』『経営基盤強化』の3つの指針を掲げ、持続的成長につながる事業ポートフォリオの実現を目指します。

この会社のストーリー

1906
日本初の伝動ベルトメーカーとして創業

兵庫県神戸市で、阪東式木綿調帯(伝動ベルト)の製造・販売を目的として阪東調帯ゴム合資会社を設立。日本の産業発展の礎を築き始める。

1962
東京証券取引所に上場

事業の成長と社会的な信用の高まりを受け、東京証券取引所市場第二部に上場。企業として大きな飛躍を遂げる。

1970
自動車産業の発展と共に躍進

日本のモータリゼーションの波に乗り、自動車用伝動ベルトで高いシェアを獲得。業界における不動の地位を確立する。

1990
事業の多角化を推進

従来の自動車・産業分野に加え、OA機器向けの精密部品など、高機能エラストマー製品事業へ進出。新たな収益の柱を育てる。

2019
医療分野への本格参入

医療機器メーカーのAimedic MMTを買収し、完全子会社化。長年培った技術を応用し、ヘルスケアという新領域への挑戦を開始する。

2024
過去最高益を更新見込み

事業ポートフォリオ改革が奏功し、業績は好調に推移。通期の連結最終利益で過去最高益を更新する見通しを発表した。

2026
創業120周年と未来への投資

創業120周年を迎え、記念配当を実施予定。中長期経営計画に基づき、既存事業の強化と新事業創出への投資を加速させる。

注目ポイント

株主還元に積極的!配当性向50%目標

連結配当性向50%を目処とし、年間配当26円を下限とする安定配当方針を掲げています。2026年3月期には創業120周年記念配当も予定しており、株主への利益還元に積極的です。

伝統技術を活かした「医療分野」への挑戦

100年以上の歴史で培ったコア技術を応用し、医療分野へ本格参入。2019年に医療機器メーカーを買収し、将来の成長を担う新事業の創出に積極的に取り組んでいます。

事業改革で過去最高益を更新

自動車部品という安定基盤に加え、事業ポートフォリオの見直しを推進。その成果として業績は好調に推移し、2024年3月期には過去最高益を更新する見込みです。

サービスの実績は?

76
1株当たり配当金
FY2025実績
+5.6% YoY
50.5%
連結配当性向
FY2024実績
方針50%を維持
541.4億円
自動車部品事業 売上高
FY2024実績
構成比50%
357.3億円
産業資材事業 売上高
FY2024実績
構成比33%
6.8%
売上高成長率 (YoY)
FY2025実績

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 76円
安全性
注意
自己資本比率 0.0%
稼ぐ力
普通
ROE 4.3%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
76
方針: 連結配当性向50%目標
1株配当配当性向
FY2016/31225.7%
FY2018/33028.7%
FY2019/33226.9%
FY2020/332214.3%
FY2021/32630.0%
FY2022/340148.6%
FY2023/35240.0%
FY2024/37250.5%
FY2025/376215.2%
4期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として「1株当たり年間配当金26円を下限」とし、連結配当性向50%を目標に掲げる安定的な還元政策を採用しています。業績に応じて着実に増配を行う姿勢が評価されており、株主への利益還元を経営の重要課題と位置付けています。創業120周年記念配当なども活用しながら、中長期的な株主価値向上を追求しています。

同業比較(収益性)

ゴム製品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.3%
業界平均
11.9%
営業利益率下回る
この会社
6.9%
業界平均
16.1%
自己資本比率下回る
この会社
0.0%
業界平均
38.7%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3467億円
FY2023/3480億円
FY2024/3477億円
FY2025/3505億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/377.7億円
FY2025/334.8億円

バンドー化学は自動車部品や産業資材の安定的な需要に支えられ、売上高は1,000億円を超える水準を維持して推移しています。FY2025/3は一時的な減益となりましたが、FY2026/3期は主要事業の収益改善により、営業利益95億円、当期純利益67億円と大幅な増益を計画しています。長年培ったゴム関連技術を基盤とした事業ポートフォリオの転換が、着実な成長の原動力となっています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.0%4.8%-
FY2022/3-11.8%2.9%-
FY2023/315.6%7.2%-
FY2024/314.5%6.9%16.3%
FY2025/34.3%2.9%6.9%

当社の営業利益率は概ね6~8%程度で推移しており、製造業として一定の効率性を確保しています。FY2022/3やFY2025/3は原材料価格高騰などの外部要因により一時的に利益率が3%前後まで低下しましたが、構造改革や付加価値製品へのシフトにより迅速な回復を図る体質を備えています。ROEは概ね7%台を目標水準としており、資本効率の向上に向けた取り組みを継続しています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率0.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
80.4億円
会社の純資産
407億円

自己資本比率は60%台後半で安定しており、強固な財務基盤を構築しています。近年は成長投資に伴い一部有利子負債が発生していますが、潤沢な資産を背景に健全なバランスシートを維持しています。高いBPS(1株当たり純資産)水準は、株主価値の源泉として安定した企業経営を支える大きな要因となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+108億円
営業CF
投資に使ったお金
-41.9億円
投資CF
借入・返済など
-69.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+65.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/30円0円0円0円
FY2022/30円0円0円0円
FY2023/30円0円0円0円
FY2024/3141億円-47.4億円-89.6億円93.2億円
FY2025/3108億円-41.9億円-69.1億円65.8億円

営業キャッシュフローは恒常的に100億円前後を創出しており、安定した本業の収益力を証明しています。投資キャッシュフローは成長分野への設備投資や研究開発に充てられており、将来の競争力強化を優先する方針です。財務キャッシュフローは継続的な株主還元や借入金の返済に充てられ、キャッシュの効率的な配分を実践しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
2(1)海外取引拡大に伴うリスク 現在、相当程度の外貨建金銭債権について為替予約等のリスクヘッジを行っており、今後とも適切なリスクヘッジ対策を実施してまいりますが、為替変動が業績に影響を与える可能性があります
3また、当社グループは、海外の生産、販売体制の強化を進めておりますが、各地に係る経済状況等の変化は、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります
4(2)リコール発生に伴うリスク 当社は、部品メーカーであり、自動車メーカー、OA機器メーカーおよび消費生活用製品メーカー等に当社の製品を納入しております
5また、当社の子会社および持分法適用会社は、主としてこれら製品の製造、加工、販売を行っております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/334.2億円0円0.0%
FY2022/349.0億円14.9億円30.3%
FY2023/367.2億円0円0.0%
FY2024/385.2億円0円0.0%
FY2025/370.4億円35.7億円50.7%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に伴って推移しています。実効税率が標準的な30%前後から大きく乖離する年度があるのは、繰延税金資産の取り崩しや一時的な税務上の調整によるものです。利益水準の高い年度は適切に納税を行っており、税務コストを含めた経営の透明性を維持しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
712万円
従業員数
4,093
平均年齢
42.9歳
平均年収従業員数前年比
当期712万円4,093-

従業員の平均年収は712万円であり、製造業の平均水準を上回る安定した給与体系が維持されています。長期勤続年数が16.1年と比較的長いことから、同社は人材を大切にする社風を背景に、着実なキャリア形成を支援する環境が整っていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.3%
浮動株49.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関39.7%
事業法人等10.6%
外国法人等12.3%
個人その他36.5%
証券会社0.9%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は三井住友銀行・明治安田生命保険相互会社・みずほ銀行。

バンドー共栄会(4,814,000株)11.43%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,195,000株)9.96%
株式会社三井住友銀行(2,132,000株)5.06%
明治安田生命保険相互会社(2,000,000株)4.75%
株式会社みずほ銀行(1,800,000株)4.27%
株式会社三菱UFJ銀行(1,575,000株)3.74%
三菱UFJ信託銀行株式会社(1,401,000株)3.33%
日本生命保険相互会社(1,174,000株)2.79%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,056,000株)2.51%
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(741,000株)1.76%

同社は大口の金融機関や事業会社が上位を占める安定的な株主構成となっており、バンドー共栄会(11.43%)をはじめとする取引先との強固な関係性が維持されています。また、日本マスタートラスト信託銀行などの信託口が約10%を保有しており、長期的な機関投資家の関心も一定数存在することが伺えます。

会社の公式開示情報

役員報酬

8,500万円
取締役6名の合計

事業構造改革を通じて、自動車・産業機械用の伝動ベルトを軸に医療機器等の新規事業へポートフォリオの転換を加速させています。開示情報からは、競争力強化に向けた設備投資(59.9億円)を継続的に実施しており、安定したキャッシュフローを生み出す経営基盤の強さが特徴です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
7,500万円
設備投資額
59.9億円
平均勤続年数(従業員)
16.1
臨時従業員数
704

女性役員比率は11.0%と、多様性の確保に向けて改善の余地がある段階にあります。一方で、監査報酬に7,500万円を割いて監査体制を強化しており、創業120周年を迎える長年の実績と規律あるガバナンス体制が強固に構築されています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
売上は計画を上回るも、利益面での進捗が課題。V字回復が問われる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中長期経営計画「Creating New Value for the Future」1stステージ
FY2023〜FY2026
売上高: 目標 1,150億円 順調 (1,155.9億円)
100.5%
営業利益: 目標 95億円 大幅遅れ (34.80億円)
36.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202596億円74億円35億円大幅未達
FY202487億円78億円-10.7%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,100億円1,156億円+5.1%
FY20241,050億円1,083億円+3.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中計では事業ポートフォリオ転換を掲げ、売上高はFY2025実績で計画値を上回るなど堅調です。しかし、原材料価格の高騰やコスト増の影響で営業利益の進捗が大きく遅れており、FY2026目標達成に向けた収益性改善が最大の課題となります。会社はFY2026にV字回復を見込んでいますが、予想精度は不安定であり、計画達成の蓋然性については慎重な見極めが必要です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、FY2022以降TOPIXを一貫してアウトパフォームしており、特にFY2024には330.7%とTOPIX(239.1%)を大きく上回りました。これは、安定的な事業成長に加えて、連結配当性向50%を目安とする積極的な配当政策が株価上昇に繋がり、株主への総還元額を押し上げた結果です。企業価値向上と株主還元の両立が市場から高く評価されていることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+204.3%
100万円 →304.3万円
204.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021123.1万円+23.1万円23.1%
FY2022150.9万円+50.9万円50.9%
FY2023187.0万円+87.0万円87.0%
FY2024330.7万円+230.7万円230.7%
FY2025304.3万円+204.3万円204.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残70,100株
売り残11,500株
信用倍率6.10倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較してPER・PBRはやや割高感がありますが、これは同社の安定した事業基盤と今後の成長性への期待が株価に織り込まれているためと考えられます。配当利回りは業界平均を上回っており、高還元姿勢が評価されています。信用倍率は6倍台とやや高く、短期的な需給の緩みを警戒する声もありますが、買い残高自体は限定的です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
42
前月比 +15.4%
メディア数
28
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 12%
ゴム製品セクター 60社中 7位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算50%
株価・市場25%
記念事業・広報15%
その他10%

最近の出来事

2025年11月業績上方修正

2026年3月期の通期連結最終利益を従来予想の67億円から74億円へ上方修正を発表しました。

2026年2月創業記念行事

創業120周年を記念した式典および技術展示会「バンドーテクノフェア2026」の開催を発表しました。

2026年2月増配発表

創業120周年記念配当として期末配当を20円積み増し、年間60円とする増配方針を公表しました。

バンドー化学 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 76円
安全性
注意
自己資本比率 0.0%
稼ぐ力
普通
ROE 4.3%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「100年企業のVベルトが、自動車の電動化と人の健康寿命という二つの未来を同時に回し始めた」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU