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バンドー化学5195

Bando Chemical Industries,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 76円
安全性
安定
自己資本比率 70.5%
稼ぐ力
普通
ROE 8.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 75%

この会社ってなに?

あなたが普段乗っている自動車やスクーターのエンジンの中には、その力をタイヤに伝えるための重要な「伝動ベルト」が使われています。バンドー化学は、このベルトを100年以上も前から作り続けている、まさに縁の下の力持ちのような存在です。また、オフィスで使うプリンターやコピー機が正確に紙を送り出せるのも、同社の精密なベルトのおかげかもしれません。最近では、その技術を活かして医療機器の開発にも挑戦しており、私たちの見えないところで社会の様々な動きを支えています。

自動車用伝動ベルトの老舗大手。2025期は売上高1,155.9億円(前期比6.8%増)と増収を確保したものの、営業利益は原材料価格の高騰などが影響し34.80億円(同55.2%減)と大幅減益。しかし、2026期の会社予想では営業利益95.00億円とV字回復を見込んでいます。既存事業の収益力強化に加え、医療機器分野へのM&Aなど事業ポートフォリオの転換を急いでおり、次の100年を見据えた変革期にあります。連結配当性向50%を目安とする積極的な株主還元姿勢も注目されています。

ゴム製品プライム市場

会社概要

業種
ゴム製品
決算期
3月
本社
兵庫県神戸市中央区港島南町4丁目6-6

サービスの実績は?

76
1株当たり配当金
2025期実績
+5.6% YoY
50.5%
連結配当性向
2024期実績
方針50%を維持
541.4億円
自動車部品事業 売上高
2024期実績
構成比50%
357.3億円
産業資材事業 売上高
2024期実績
構成比33%
6.8%
売上高成長率 (YoY)
2025期実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.4%(累計)
株主資本の利回り
ROA
5.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
10.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.6%3.4%-
2022/03期1.7%1.0%-
2023/03期7.6%4.9%-
2024/03期7.6%5.1%7.2%
2025/03期1.8%1.2%3.0%
3Q FY2026/38.4%(累計)5.8%(累計)10.6%

当社の営業利益率は概ね6~8%程度で推移しており、製造業として一定の効率性を確保しています。2022/03期や2025/03期は原材料価格高騰などの外部要因により一時的に利益率が3%前後まで低下しましたが、構造改革や付加価値製品へのシフトにより迅速な回復を図る体質を備えています。ROEは概ね7%台を目標水準としており、資本効率の向上に向けた取り組みを継続しています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期814億円39.4億円86.6円-
2022/03期937億円12.1億円26.9円+15.2%
2023/03期1,036億円57.2億円130.0円+10.5%
2024/03期1,083億円77.7億円61.8億円142.6円+4.5%
2025/03期1,156億円34.8億円15.0億円35.3円+6.8%

バンドー化学は自動車部品や産業資材の安定的な需要に支えられ、売上高は1,000億円を超える水準を維持して推移しています。2025/03期は一時的な減益となりましたが、2026/03期期は主要事業の収益改善により、営業利益95億円、当期純利益67億円と大幅な増益を計画しています。長年培ったゴム関連技術を基盤とした事業ポートフォリオの転換が、着実な成長の原動力となっています。 【3Q 2026/03期実績】売上892億円(通期予想比78%)、営業利益94億円(同99%)、純利益72億円(同107%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

ゴム製品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.4%(累計)
業界平均
9.1%
営業利益率上回る
この会社
10.6%
業界平均
9.6%
自己資本比率上回る
この会社
70.5%
業界平均
57.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

8,500万円
取締役6名の合計

事業構造改革を通じて、自動車・産業機械用の伝動ベルトを軸に医療機器等の新規事業へポートフォリオの転換を加速させています。開示情報からは、競争力強化に向けた設備投資(59.9億円)を継続的に実施しており、安定したキャッシュフローを生み出す経営基盤の強さが特徴です。

会社の計画は順調?

C
総合評価
売上は計画を上回るも、利益面での進捗が課題。V字回復が問われる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中長期経営計画「Creating New Value for the Future」1stステージ
2023期〜2026期
売上高: 目標 1,150億円 順調 (1,155.9億円)
100.5%
営業利益: 目標 95億円 大幅遅れ (34.80億円)
36.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期96億円74億円35億円大幅未達
2024期87億円78億円-10.7%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,100億円1,156億円+5.1%
2024期1,050億円1,083億円+3.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中計では事業ポートフォリオ転換を掲げ、売上高は2025期実績で計画値を上回るなど堅調です。しかし、原材料価格の高騰やコスト増の影響で営業利益の進捗が大きく遅れており、2026期目標達成に向けた収益性改善が最大の課題となります。会社は2026期にV字回復を見込んでいますが、予想精度は不安定であり、計画達成の蓋然性については慎重な見極めが必要です。

どんな話題が多い?

業績・決算50%
株価・市場25%
記念事業・広報15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
42
前月比 +15.4%
メディア数
28
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 12%
ゴム製品セクター 60社中 7位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年11月業績上方修正

2026年3月期の通期連結最終利益を従来予想の67億円から74億円へ上方修正を発表しました。

2026年2月創業記念行事

創業120周年を記念した式典および技術展示会「バンドーテクノフェア2026」の開催を発表しました。

2026年2月増配発表

創業120周年記念配当として期末配当を20円積み増し、年間60円とする増配方針を公表しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率70.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
27.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
889億円
会社の純資産

自己資本比率は60%台後半で安定しており、強固な財務基盤を構築しています。近年は成長投資に伴い一部有利子負債が発生していますが、潤沢な資産を背景に健全なバランスシートを維持しています。高いBPS(1株当たり純資産)水準は、株主価値の源泉として安定した企業経営を支える大きな要因となっています。 【3Q 2026/03期】総資産1257億円、純資産889億円、自己資本比率70.5%、有利子負債27億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+108億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-41.9億円
投資に使ったお金
Financing CF
-69.1億円
借入・返済など
Free CF
+65.8億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期0円0円0円0円
2022/03期0円0円0円0円
2023/03期0円0円0円0円
2024/03期141億円47.4億円89.6億円93.2億円
2025/03期108億円41.9億円69.1億円65.8億円

営業キャッシュフローは恒常的に100億円前後を創出しており、安定した本業の収益力を証明しています。投資キャッシュフローは成長分野への設備投資や研究開発に充てられており、将来の競争力強化を優先する方針です。財務キャッシュフローは継続的な株主還元や借入金の返済に充てられ、キャッシュの効率的な配分を実践しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
7,500万円
設備投資額
59.9億円
平均勤続年数(従業員)
16.1
臨時従業員数
704

女性役員比率は11.0%と、多様性の確保に向けて改善の余地がある段階にあります。一方で、監査報酬に7,500万円を割いて監査体制を強化しており、創業120周年を迎える長年の実績と規律あるガバナンス体制が強固に構築されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.3%
浮動株49.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関39.7%
事業法人等10.6%
外国法人等12.3%
個人その他36.5%
証券会社0.9%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は三井住友銀行・明治安田生命保険相互会社・みずほ銀行。

バンドー共栄会(4,814,000株)11.43%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,195,000株)9.96%
株式会社三井住友銀行(2,132,000株)5.06%
明治安田生命保険相互会社(2,000,000株)4.75%
株式会社みずほ銀行(1,800,000株)4.27%
株式会社三菱UFJ銀行(1,575,000株)3.74%
三菱UFJ信託銀行株式会社(1,401,000株)3.33%
日本生命保険相互会社(1,174,000株)2.79%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,056,000株)2.51%
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(741,000株)1.76%

同社は大口の金融機関や事業会社が上位を占める安定的な株主構成となっており、バンドー共栄会(11.43%)をはじめとする取引先との強固な関係性が維持されています。また、日本マスタートラスト信託銀行などの信託口が約10%を保有しており、長期的な機関投資家の関心も一定数存在することが伺えます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
2(1)海外取引拡大に伴うリスク 現在、相当程度の外貨建金銭債権について為替予約等のリスクヘッジを行っており、今後とも適切なリスクヘッジ対策を実施してまいりますが、為替変動が業績に影響を与える可能性があります
3また、当社グループは、海外の生産、販売体制の強化を進めておりますが、各地に係る経済状況等の変化は、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります
4(2)リコール発生に伴うリスク 当社は、部品メーカーであり、自動車メーカー、OA機器メーカーおよび消費生活用製品メーカー等に当社の製品を納入しております
5また、当社の子会社および持分法適用会社は、主としてこれら製品の製造、加工、販売を行っております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
712万円
従業員数
4,093
平均年齢
42.9歳
平均年収従業員数前年比
当期712万円4,093-

従業員の平均年収は712万円であり、製造業の平均水準を上回る安定した給与体系が維持されています。長期勤続年数が16.1年と比較的長いことから、同社は人材を大切にする社風を背景に、着実なキャリア形成を支援する環境が整っていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、2022期以降TOPIXを一貫してアウトパフォームしており、特に2024期には330.7%とTOPIX(239.1%)を大きく上回りました。これは、安定的な事業成長に加えて、連結配当性向50%を目安とする積極的な配当政策が株価上昇に繋がり、株主への総還元額を押し上げた結果です。企業価値向上と株主還元の両立が市場から高く評価されていることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
76
方針: 連結配当性向50%目標
1株配当配当性向
2016/03期1225.7%
2018/03期3028.7%
2019/03期3226.9%
2020/03期32214.3%
2021/03期2630.0%
2022/03期40148.6%
2023/03期5240.0%
2024/03期7250.5%
2025/03期76215.2%
4期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として「1株当たり年間配当金26円を下限」とし、連結配当性向50%を目標に掲げる安定的な還元政策を採用しています。業績に応じて着実に増配を行う姿勢が評価されており、株主への利益還元を経営の重要課題と位置付けています。創業120周年記念配当なども活用しながら、中長期的な株主価値向上を追求しています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 304.3万円 になりました (204.3万円)
+204.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期123.1万円23.1万円23.1%
2022期150.9万円50.9万円50.9%
2023期187.0万円87.0万円87.0%
2024期330.7万円230.7万円230.7%
2025期304.3万円204.3万円204.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残70,100株
売り残11,500株
信用倍率6.10倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較してPER・PBRはやや割高感がありますが、これは同社の安定した事業基盤と今後の成長性への期待が株価に織り込まれているためと考えられます。配当利回りは業界平均を上回っており、高還元姿勢が評価されています。信用倍率は6倍台とやや高く、短期的な需給の緩みを警戒する声もありますが、買い残高自体は限定的です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期56.2億円16.8億円29.8%
2022/03期34.1億円22.0億円64.5%
2023/03期85.4億円28.2億円33.0%
2024/03期86.8億円25.0億円28.8%
2025/03期34.7億円19.8億円56.9%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に伴って推移しています。実効税率が標準的な30%前後から大きく乖離する年度があるのは、繰延税金資産の取り崩しや一時的な税務上の調整によるものです。利益水準の高い年度は適切に納税を行っており、税務コストを含めた経営の透明性を維持しています。

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もっと知る

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バンドー化学 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 76円
安全性
安定
自己資本比率 70.5%
稼ぐ力
普通
ROE 8.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 75%

「100年企業のVベルトが、自動車の電動化と人の健康寿命という二つの未来を同時に回し始めた」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU