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フコク5185

Fukoku Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
普通
自己資本比率 41.4%
稼ぐ力
普通
ROE 4.2%(累計)
話題性
不評
ポジ 25%

この会社ってなに?

雨の日にあなたが自動車のワイパーを動かすとき、その窓をきれいに拭いているゴム部品は、もしかしたらフコクが作ったものかもしれません。同社は自動車のワイパーに使われるゴムで世界トップクラスのシェアを誇っています。普段は目立たない存在ですが、安全運転に欠かせない重要な部品を世界中の自動車メーカーに供給しているのです。他にも、ブレーキ部品やエンジン周りの振動を抑える部品など、自動車の乗り心地や安全性を陰で支える製品を数多く手掛けています。

自動車用ゴム部品の老舗で、特にワイパーブレードラバーでは世界トップシェアを誇る。直近の2025期決算では売上高896.6億円、営業利益47.21億円を達成し、安定した収益基盤を示した。来期2026期は売上高こそ880.0億円と微減予想だが、営業利益は50.00億円と増益を見込んでおり、収益性改善への強い意志が窺える。株主還元にも積極的で、中期経営計画では連続増配を掲げており、PBR0.69倍という割安感も投資家からの注目を集めている。

ゴム製品プライム市場

会社概要

業種
ゴム製品
決算期
3月
本社
埼玉県上尾市菅谷3丁目105番地

サービスの実績は?

75
1株当たり配当金
2025期実績
+25.0% YoY
40%
ワイパーブレードラバー世界シェア
会社資料より(推定)
トップシェア維持
0.9%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
29.5%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
41.2%
配当性向
2025期実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.2%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
3.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.9%2.0%-
2022/03期6.2%3.2%-
2023/03期5.9%3.1%-
2024/03期7.6%4.1%4.1%
2025/03期6.7%3.8%5.3%
3Q FY2026/34.2%(累計)1.8%(累計)3.9%

収益性に関しては、2021/03期時点で1.1%であった営業利益率が、生産効率の改善やコスト構造改革の推進により2025/03期には5.3%まで大きく向上しました。ROE(自己資本利益率)も6%から7%台で推移しており、資本効率を意識した経営が一定の成果を上げています。今後も付加価値の高い製品提供により、さらなる利益率の改善が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期632億円12.5億円75.7円-
2022/03期715億円20.8億円127.2円+13.1%
2023/03期823億円21.4億円132.6円+15.1%
2024/03期888億円36.5億円30.5億円189.3円+7.9%
2025/03期897億円47.2億円29.3億円181.9円+0.9%

フコクは自動車用ゴム製品、特にワイパーブレードラバーで世界的なシェアを誇る企業です。売上高は2021/03期の632億円から2025/03期には897億円まで着実に拡大しており、自動車市場の回復と安定した需要が成長を牽引しています。直近では原材料費の変動などの影響はあるものの、営業利益は過去最高の水準を維持する見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上669億円(通期予想比76%)、営業利益26億円(同52%)、純利益15億円(同42%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

ゴム製品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.2%(累計)
業界平均
8.5%
営業利益率下回る
この会社
3.9%
業界平均
9.3%
自己資本比率下回る
この会社
41.4%
業界平均
59.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

9,600万円
取締役4名の合計

自動車用ワイパーやシール製品を主力とし、連結子会社16社を抱えるグローバルな事業展開を行っています。開示情報からは、原材料価格の高騰や自動車生産台数の変動といった事業リスクを背景に、採算管理の徹底と経営基盤の強化を経営課題として掲げている点が読み取れます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上は計画を上回るも利益進捗に課題。株主還元目標は順調。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
2024期〜2026期
売上高: 目標 880億円 順調 (896.6億円)
101.88%
営業利益: 目標 50億円 順調 (47.21億円)
94.42%
年間配当金: 目標 100円 順調 (75円)
75%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期930億円897億円-3.6%
2024期880億円889億円+1.0%
2023期770億円823億円+6.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期48億円47億円-1.6%
2024期39億円36億円-6.5%
2023期37億円20億円-45.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、最終年度2026期に営業利益50億円、年間配当100円を目標に掲げています。直近2025期実績は売上高が目標を上回るペースですが、営業利益は進捗率94%とややビハインドしています。一方で、株主還元策は計画通り進んでおり、2025期で75円配当を実施するなど、投資家へのコミットメントは果たしています。業績予想の精度には波があり、特に利益面での下方乖離が散見される点には注意が必要です。

どんな話題が多い?

決算・業績報告50%
株主還元・配当25%
中期経営計画15%
その他コーポレート10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 +5.2%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES
業界内ランキング
上位 35%
ゴム製品業 17社中 6位
報道のトーン
25%
好意的
45%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月決算減益

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比17.9%減となり、業績の下振れ懸念が市場で意識された。

2025年11月増配発表

中期経営計画に基づき、2025年度の配当を10円増配の85円とする計画を発表した。

2025年5月買収防衛策更新

2023年6月の株主総会で承認された買収防衛策の維持・継続に関する方針を再確認した。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率41.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
166億円
借金(有利子負債)
Net Assets
421億円
会社の純資産

財務健全性は強固で、自己資本比率は50%を超えて安定的に推移しています。2024/03期以降は成長投資や事業拡大に伴う有利子負債の活用が見られますが、純資産は2021/03期の323億円から2025/03期には459億円まで着実に積み上がっており、極めて健全な財務体質を維持しています。潤沢な自己資本が、安定配当を支える基盤となっています。 【3Q 2026/03期】総資産812億円、純資産421億円、自己資本比率41.4%、有利子負債166億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+66.3億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-58.4億円
投資に使ったお金
Financing CF
-6.4億円
借入・返済など
Free CF
+8.0億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期47.5億円40.3億円8.6億円7.3億円
2022/03期53.4億円28.5億円28.1億円25.0億円
2023/03期35.1億円39.9億円7.5億円4.7億円
2024/03期88.4億円44.7億円27.8億円43.8億円
2025/03期66.3億円58.4億円6.4億円8.0億円

営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業による稼ぐ力が着実に高まっています。2024/03期には88億円もの営業CFを創出し、強固なキャッシュ創出力を背景に将来の成長に向けた積極的な設備投資と株主還元を両立させています。投資CFのマイナスは事業の競争力維持のための投資であり、健全なキャッシュフロー構造と言えます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
6,900万円
連結子会社数
16
設備投資額
62.4億円
平均勤続年数(従業員)
15.1
臨時従業員数
2808

女性役員比率は10.0%と改善の余地があるものの、監査等委員会設置会社として監査体制の透明性確保に努めています。連結子会社16社を擁する中堅企業として、持続的な成長と資本コストを意識した経営計画の実行により、コーポレートガバナンスの向上を図っています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主37%
浮動株63%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関15.4%
事業法人等21.6%
外国法人等4%
個人その他57.5%
証券会社1.4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はKAWAMOTO CMK・J河本・フコク取引先持株会。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(1,914,000株)11.8%
KAWAMOTO CMK㈱(1,475,000株)9.1%
J河本㈱(1,204,000株)7.4%
フコク取引先持株会(1,047,000株)6.5%
㈱日本カストディ銀行(734,000株)4.5%
渡邉 まり(717,000株)4.4%
㈱MWホールディングス(626,000株)3.8%
河本 太郎(517,000株)3.2%
河本 次郎(513,000株)3.1%
フコク従業員持株会(367,000株)2.2%

同社は創業家である河本家に関連するKAWAMOTO CMK㈱やJ河本㈱が筆頭株主グループを形成しており、経営の安定性が高い体制です。一方で、日本マスタートラスト信託銀行などの機関投資家も上位に入っており、安定株主と市場の評価のバランスが意識される構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものです
3(内部統制不備)当社グループは、2024年11月に公表した当社連結子会社元従業員の不正な経理処理による資金の着服行為の発生を受け、当該子会社の管理体制の立て直し及び当該子会社を含むグループ会社に対する内部統制の改善・強化を図っております
4しかしながら、今後、予期せぬ内部統制上の重大な不備・不正・誤謬等が発生した場合には、当社グループの業績や財務状況、また社会的な信用に大きな影響を与える可能性があります
5(コンプライアンス)当社グループは、人権遵守、コンプライアンス遵守の経営を進めております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
621万円
従業員数
4,523
平均年齢
44.2歳
平均年収従業員数前年比
当期621万円4,523-

従業員平均年収は621万円であり、ゴム製品業界の平均と比較しても安定した水準を維持しています。近年は収益改善に向けた構造改革を進める中、人件費の適切な管理と社員の待遇維持が両立されており、長期的な定着率にも配慮された給与体系です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。フコクのTSRは、2022期以降TOPIXを継続的に上回っており、特に2024期には332.5%とTOPIXの216.8%を大幅にアウトパフォームしました。これは、堅調な業績を背景とした株価上昇に加え、積極的な増配による株主還元強化が投資家から高く評価された結果です。資本効率を意識した経営と株主還元の姿勢が、市場平均を上回るリターン創出につながっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 配当性向目標および安定配当の実施
1株配当配当性向
2016/03期2017.1%
2017/03期2015.6%
2018/03期20-
2019/03期20-
2020/03期20107.1%
2021/03期2229.1%
2022/03期4938.5%
2023/03期5037.7%
2024/03期6031.7%
2025/03期7541.2%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施されていません。

配当方針として安定的な還元を重視しており、継続的な増配を通じて株主への利益還元を強化しています。2021/03期の22円から2025/03期には75円まで大幅に増配しており、高い配当利回りを実現しています。今後も業績連動をベースに、長期的な視点で安定した配当の継続を目指す姿勢を示しています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 311.3万円 になりました (211.3万円)
+211.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期135.6万円35.6万円35.6%
2022期161.3万円61.3万円61.3%
2023期185.9万円85.9万円85.9%
2024期332.5万円232.5万円232.5%
2025期311.3万円211.3万円211.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残84,000株
売り残6,700株
信用倍率12.54倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
第74回定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあり、株価の伸びしろが期待されます。特にPBRは1倍を大きく下回る0.69倍で、資産価値から見て株価が過小評価されている可能性があります。配当利回りは4%を超え、業界平均よりも魅力的です。信用倍率は12.54倍とやや高く、短期的な需給の緩みを警戒する声もありますが、買い残高自体は限定的です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期14.3億円1.8億円12.6%
2022/03期25.2億円4.4億円17.4%
2023/03期31.4億円10.0億円32.0%
2024/03期40.9億円10.4億円25.5%
2025/03期45.7億円16.4億円35.9%

法人税等の支払額は利益水準の向上に伴い増加傾向にあります。実効税率は年度により変動がありますが、おおむね法定実効税率付近で推移しています。税引前利益が右肩上がりであることから、納税額も適切に管理されており、企業活動が順調であることを示しています。

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フコク まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
普通
自己資本比率 41.4%
稼ぐ力
普通
ROE 4.2%(累計)
話題性
不評
ポジ 25%

「自動車ワイパーゴムで世界シェアトップ、地味ながらも高収益を狙う独立系部品メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU