5192プライム

三ツ星ベルト

Mitsuboshi Belting Ltd.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE13.3%
BPS3403.1円
自己資本比率58.9%
FY2025/3 有報データ

100年の技術で世界を動かす、高配当が魅力のグローバル部品メーカー

2030年度の『ありたい姿』の実現に向け、独創の技術で新しい価値を創造し、社会の発展に貢献するグローバル企業を目指します。

この会社ってなに?

あなたが毎日乗る自動車のエンジンの中や、スーパーのレジで商品が流れてくるベルトコンベア、実はその裏側で三ツ星ベルトの製品が活躍しているかもしれません。普段は目にすることのない機械の内部で、部品と部品をつないで力を伝える『縁の下の力持ち』、それが同社の作る伝動ベルトです。他にも、オフィスで使うプリンターや銀行のATMなど、モノが正確に動く場面では同社の精密なベルト技術が欠かせません。もし機械がスムーズに動いているなら、それは同社の100年以上にわたる技術のおかげかもしれませんね。

自動車や産業機械向け伝動ベルトの老舗大手。FY2025は売上高905.1億円(前期比7.7%増)、営業利益89.28億円(同15.1%増)と増収増益を達成。FY2024は一時的な減益となったが、回復基調にある。株主還元に積極的で、FY2025の配当は1株186円、配当性向58.1%と高い水準を維持している。新たに策定した「'24中期経営計画」の下、2030年の「ありたい姿」実現に向けた成長加速を目指す。

ゴム製品プライム市場

会社概要

業種
ゴム製品
決算期
3月
本社
兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1番21号
公式
www.mitsuboshi.com

社長プロフィール

池田 浩
池田 浩
代表取締役社長
堅実派
私たちはESG経営を重視し、ステークホルダーとの対話を通じて企業価値の向上を目指します。新中期経営計画のもと、事業拡大と成長加速を実現し、2030年までに強固な企業体質を築き上げることを約束します。

この会社のストーリー

1919
創業

兵庫県神戸市で「三ツ星製帯所」として創業。国産初のVベルト製造を目指し、ゴム製品事業を開始した。

1932
株式会社設立

事業の発展に伴い「三ツ星ベルト株式会社」を設立。企業としての基盤を固め、さらなる成長への一歩を踏み出した。

1958
東京証券取引所に上場

東京証券取引所に株式を上場し、公開企業としての社会的信用を高め、事業拡大のための資金調達基盤を確立した。

1988
アメリカに生産拠点を設立

グローバル化の波に乗り、アメリカに生産拠点を設立。海外市場への本格的な進出を開始し、国際的な競争力を強化した。

2000s
アジア・欧州への展開加速

アジアや欧州にも生産・販売拠点を拡大。世界中の自動車メーカーや産業機械メーカーへ製品を供給する体制を構築した。

2022
積極的な株主還元を開始

株主への利益還元を重視し、大幅な増配を発表。3期連続の増配を実施し、配当利回りが市場から注目されるようになった。

2024
新中期経営計画スタート

2030年度の「ありたい姿」実現に向け、2026年度までを成長加速期間と位置づける新中期経営計画を発表。収益性向上と株主還元強化を掲げた。

注目ポイント

魅力的な高配当利回り

株主還元に積極的で、高い配当利回りを維持しています。3期連続の増配実績もあり、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的な銘柄です。

世界を支える伝動ベルト技術

自動車や産業機械、OA機器など幅広い分野で不可欠な伝動ベルトのトップメーカーです。100年以上の歴史で培った高い技術力で、世界中の産業を支えています。

成長市場インドでの事業拡大

成長著しいインド市場での事業拡大を積極的に推進しています。自動車用ベルトの生産能力を増強し、将来の大きな成長が期待されます。

サービスの実績は?

7.7%
売上高成長率
FY2025
vs FY2024
15.1%
営業利益成長率
FY2025
vs FY2024
186
1株当たり配当金
FY2025実績
-25.6% vs FY2024
58.1%
配当性向
FY2025実績
-41.9pp vs FY2024
4,495
連結従業員数
FY2025年3月時点
2,013万円
従業員一人当たり売上高
FY2025

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 186円
安全性
安定
自己資本比率 58.9%
稼ぐ力
高い
ROE 13.3%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
186
方針: DOE5.4%基準
1株配当配当性向
FY2016/31820.4%
FY2017/32220.3%
FY2018/32524.2%
FY2020/35429.4%
FY2021/35740.8%
FY2022/314364.9%
FY2023/3250100.4%
FY2024/325099.8%
FY2025/318658.1%
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

三ツ星ベルトは、DOE(純資産配当率)5.4%程度を目安とした「持続的かつ安定的な配当」を基本方針としています。過去には高水準な配当を実施した実績があり、株主還元への意識は高い企業です。現在は成長加速期間として、事業投資とバランスを取りながら適正な利益配分を行う方針です。

同業比較(収益性)

ゴム製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.3%
業界平均
10.9%
営業利益率下回る
この会社
9.9%
業界平均
15.8%
自己資本比率上回る
この会社
58.9%
業界平均
32.2%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3749億円
FY2023/3829億円
FY2024/3840億円
FY2025/3905億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/377.6億円
FY2025/389.3億円

三ツ星ベルトは、自動車や産業機械向けの伝動ベルトが主力であり、FY2025/3には売上高約905億円、純利益約91億円と過去最高水準の業績を達成しました。自動車産業の成長や生産性向上への投資が寄与した一方、FY2026/3予想では市場環境の減速を考慮し、微減収減益を見込んでいます。今後も新中期経営計画に基づき、海外市場での生産能力増強による成長継続を目指す方針です。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.8%3.8%-
FY2022/310.2%5.4%-
FY2023/315.7%5.8%-
FY2024/313.1%5.2%9.2%
FY2025/313.3%7.1%9.9%

収益性は、営業利益率が概ね9〜11%で安定的に推移しており、製造業として強固な利益体質を構築しています。ROE(自己資本利益率)はFY2025/3に9.5%まで向上しており、資本効率の改善が見られます。今後は、高付加価値製品へのシフトと生産の自動化推進により、更なる収益性の向上と中長期的な成長基盤の強化を図る見通しです。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
106億円
会社の純資産
958億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率が70%を超える無借金に近い強固な財務基盤を維持しています。FY2024/3以降は成長投資のための借入が発生していますが、依然として潤沢なネットキャッシュを保有しており、極めて安全な水準です。この盤石な財務体質が、安定的な配当維持や今後の海外戦略における投資余力の源泉となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+77.5億円
営業CF
投資に使ったお金
-36.2億円
投資CF
借入・返済など
-82.4億円
財務CF
手元に残ったお金
+41.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/386.1億円-30.7億円-41.0億円55.4億円
FY2022/390.4億円-73.8億円-32.5億円16.6億円
FY2023/393.4億円-70.0億円-37.4億円23.4億円
FY2024/3119億円-26.6億円-94.7億円92.6億円
FY2025/377.5億円-36.2億円-82.4億円41.3億円

営業キャッシュフローは毎期安定して創出されており、強固な本業の稼ぐ力が継続的な投資と株主還元を支えています。投資キャッシュフローは工場の能力増強や設備更新に向けた支出が継続し、成長のための投資を積極的に実施しています。財務キャッシュフローについては、自己株式の取得を含む株主還元を重視しており、安定したFCF(フリーキャッシュフロー)を活用した積極的な資本政策が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1製品の品質について 当社グループは製品品質の維持向上を図るため、顧客要求基準及び当社グループ基準に基づいた厳しい品質管理体制をとっておりますが、万一、欠陥品や顧客クレームが発生した場合に備え、当社グループの損失を最小限にとどめるための損害保険を付保しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/357.6億円16.9億円29.4%
FY2022/385.5億円21.7億円25.4%
FY2023/3105億円34.0億円32.5%
FY2024/396.0億円25.0億円26.1%
FY2025/391.5億円9,400万円1.0%

法人税等の支払額は年度ごとに変動があり、FY2025/3期には繰延税金資産の取り崩しや税効果会計の影響等により実効税率が一時的に低下する特殊要因がありました。基本的には日本国内の法定税率に基づく税負担水準で推移しており、業績に応じた適切な納税を行っています。FY2026/3期以降は、税効果の影響が平準化し、標準的な税率水準に戻る見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
715万円
従業員数
4,495
平均年齢
41歳
平均年収従業員数前年比
当期715万円4,495-

従業員平均年収は715万円となっており、日本の製造業の中でも比較的水準の高い給与体系を維持しています。堅調な業績を背景に、長期にわたり安定した成長を遂げていることが従業員の安定的な待遇に寄与しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主38.3%
浮動株61.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.9%
事業法人等10.4%
外国法人等8.5%
個人その他52.2%
証券会社1%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は三菱UFJ銀行・星友持株会。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(4,115,000株)14.59%
㈱三菱UFJ銀行(1,170,000株)4.15%
星友持株会(1,154,000株)4.1%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(968,000株)3.43%
三菱UFJ信託銀行㈱ (常任代理人  日本マスタートラスト信託銀行㈱)(686,000株)2.43%
三ツ星ベルト社員持株会(559,000株)1.98%
㈱三井住友銀行(542,000株)1.92%
三信㈱(500,000株)1.77%
KISCO㈱(412,000株)1.46%
西河 紀男(381,000株)1.35%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合が非常に高い安定した構成です。また、星友持株会や社員持株会といった社内関連の保有も一定割合を占めており、長期的な視点での経営安定性が意識されていることが伺えます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,100万円
取締役6名の合計

伝動ベルト事業を核に、自動車・産業機械・OA機器向けと幅広いセグメント展開で収益の安定性を確保しています。事業リスクとしては、原材料価格の変動や為替リスク、および自動車市場の減速による影響が挙げられており、それに対する防衛策として海外生産拠点の拡大が進められています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
4,200万円
連結子会社数
25
設備投資額
60.0億円
平均勤続年数(従業員)
17.1

女性役員比率は18.2%と一定の多様性が確保されており、ガバナンス強化が進行中です。監査体制についても独立性の高い監査報酬を支払うなど適切に運営されており、25社の連結子会社を抱える規模感に見合う強固な組織統治体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
期初予想の精度には波があるものの、新中計は初年度から目標値を上回る好調な滑り出し。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

'24中期経営計画
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 890.0億円 順調 (905.1億円 (FY2025))
101.7%
営業利益: 目標 86.0億円 順調 (89.28億円 (FY2025))
103.8%
DOE(純資産配当率)目安: 目標 5.4%程度 順調
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2022700億円749億円+6.9%
FY2023775億円829億円+6.9%
FY2024845億円840億円-0.6%
FY2025885億円905億円+2.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202273億円76億円+4.7%
FY202491億円78億円-14.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新たな「'24中期経営計画」(FY2025〜27)は、2030年の「ありたい姿」に向けた成長加速期間と位置付けられています。FY2026の業績予想を目標値と見なすと、初年度であるFY2025実績は売上・利益ともに目標を上回る好調なスタートを切りました。過去の業績予想を見ると、市況変動の影響を受けやすく、特にFY2024は営業利益が期初予想を大幅に下回りました。しかし、株主還元を重視する姿勢は一貫しており、DOE(純資産配当率)5.4%程度を目安とした安定配当を目指しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、FY2021からFY2025までの5年間、一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特にFY2024にはTOPIXの2倍以上となる439.8%を記録しました。これは、堅調な業績を背景とした積極的な増配策が株価を押し上げ、高いトータルリターンに繋がったことを示しています。株主価値向上への強い意識が、市場から高く評価されている証左と言えるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+278.5%
100万円 →378.5万円
278.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021150.5万円+50.5万円50.5%
FY2022182.4万円+82.4万円82.4%
FY2023359.1万円+259.1万円259.1%
FY2024439.8万円+339.8万円339.8%
FY2025378.5万円+278.5万円278.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残70,100株
売り残51,900株
信用倍率1.35倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬

信用倍率は1.35倍と比較的均衡しており、特定の方向への過熱感は限定的です。業界比較では、PER・PBRともに業界平均をやや上回っており、市場からの成長期待が一定程度織り込まれていると考えられます。一方で、配当利回りは4.54%と業界平均を大幅に上回り、高配当銘柄としての魅力が際立っています。時価総額は業界の中堅規模に位置します。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
株探, 日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, IFIS株予報 ほか
業界内ランキング
上位 30%
ゴム製品 17社中 5位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
中期経営計画25%
株価・テクニカル15%
その他10%

最近の出来事

2024年5月中計策定

'24中期経営計画を公表し、2030年度に向けた成長加速期間を位置づけました。

2024年11月業績減益

上期経常利益が24%減益となり、市場の注目を集めました。

2026年2月増益達成

第3四半期累計経常利益が77.76億円となり、52%増益を達成しました。

三ツ星ベルト まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 186円
安全性
安定
自己資本比率 58.9%
稼ぐ力
高い
ROE 13.3%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「100年続く『縁の下の力持ち』、高配当で株主にも力を与える老舗ベルトメーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU