三ツ星ベルト5192
Mitsuboshi Belting Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日乗る自動車のエンジンの中や、スーパーのレジで商品が流れてくるベルトコンベア、実はその裏側で三ツ星ベルトの製品が活躍しているかもしれません。普段は目にすることのない機械の内部で、部品と部品をつないで力を伝える『縁の下の力持ち』、それが同社の作る伝動ベルトです。他にも、オフィスで使うプリンターや銀行のATMなど、モノが正確に動く場面では同社の精密なベルト技術が欠かせません。もし機械がスムーズに動いているなら、それは同社の100年以上にわたる技術のおかげかもしれませんね。
自動車や産業機械向け伝動ベルトの老舗大手。2025期は売上高905.1億円(前期比7.7%増)、営業利益89.28億円(同15.1%増)と増収増益を達成。2024期は一時的な減益となったが、回復基調にある。株主還元に積極的で、2025期の配当は1株186円、配当性向58.1%と高い水準を維持している。新たに策定した「'24中期経営計画」の下、2030年の「ありたい姿」実現に向けた成長加速を目指す。
会社概要
- 業種
- ゴム製品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1番21号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 5.2% | 3.8% | - |
| 2022/03期 | 7.7% | 5.6% | - |
| 2023/03期 | 8.1% | 5.9% | - |
| 2024/03期 | 7.6% | 5.5% | 9.2% |
| 2025/03期 | 9.3% | 6.9% | 9.9% |
| 3Q FY2026/3 | 7.5%(累計) | 4.3%(累計) | 9.6% |
収益性は、営業利益率が概ね9〜11%で安定的に推移しており、製造業として強固な利益体質を構築しています。ROE(自己資本利益率)は2025/03期に9.5%まで向上しており、資本効率の改善が見られます。今後は、高付加価値製品へのシフトと生産の自動化推進により、更なる収益性の向上と中長期的な成長基盤の強化を図る見通しです。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 649億円 | — | 40.7億円 | 139.8円 | - |
| 2022/03期 | 749億円 | — | 63.8億円 | 220.3円 | +15.4% |
| 2023/03期 | 829億円 | — | 70.7億円 | 249.1円 | +10.7% |
| 2024/03期 | 840億円 | 77.6億円 | 71.0億円 | 250.4円 | +1.3% |
| 2025/03期 | 905億円 | 89.3億円 | 90.6億円 | 320.3円 | +7.7% |
三ツ星ベルトは、自動車や産業機械向けの伝動ベルトが主力であり、2025/03期には売上高約905億円、純利益約91億円と過去最高水準の業績を達成しました。自動車産業の成長や生産性向上への投資が寄与した一方、2026/03期予想では市場環境の減速を考慮し、微減収減益を見込んでいます。今後も新中期経営計画に基づき、海外市場での生産能力増強による成長継続を目指す方針です。 【3Q 2026/03期実績】売上690億円(通期予想比77%)、営業利益66億円(同77%)、純利益56億円(同83%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
ゴム製品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
伝動ベルト事業を核に、自動車・産業機械・OA機器向けと幅広いセグメント展開で収益の安定性を確保しています。事業リスクとしては、原材料価格の変動や為替リスク、および自動車市場の減速による影響が挙げられており、それに対する防衛策として海外生産拠点の拡大が進められています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 700億円 | — | 749億円 | +6.9% |
| 2023期 | 775億円 | — | 829億円 | +6.9% |
| 2024期 | 845億円 | — | 840億円 | -0.6% |
| 2025期 | 885億円 | — | 905億円 | +2.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 73億円 | — | 76億円 | +4.7% |
| 2024期 | 91億円 | — | 78億円 | -14.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新たな「'24中期経営計画」(2025期〜27)は、2030年の「ありたい姿」に向けた成長加速期間と位置付けられています。2026期の業績予想を目標値と見なすと、初年度である2025期実績は売上・利益ともに目標を上回る好調なスタートを切りました。過去の業績予想を見ると、市況変動の影響を受けやすく、特に2024期は営業利益が期初予想を大幅に下回りました。しかし、株主還元を重視する姿勢は一貫しており、DOE(純資産配当率)5.4%程度を目安とした安定配当を目指しています。
最新ニュース
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メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
'24中期経営計画を公表し、2030年度に向けた成長加速期間を位置づけました。
上期経常利益が24%減益となり、市場の注目を集めました。
第3四半期累計経常利益が77.76億円となり、52%増益を達成しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率が70%を超える無借金に近い強固な財務基盤を維持しています。2024/03期以降は成長投資のための借入が発生していますが、依然として潤沢なネットキャッシュを保有しており、極めて安全な水準です。この盤石な財務体質が、安定的な配当維持や今後の海外戦略における投資余力の源泉となっています。 【3Q 2026/03期】総資産1319億円、純資産1003億円、自己資本比率56.8%、有利子負債46億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 86.1億円 | 30.7億円 | 41.0億円 | 55.4億円 |
| 2022/03期 | 90.4億円 | 73.8億円 | 32.5億円 | 16.6億円 |
| 2023/03期 | 93.4億円 | 70.0億円 | 37.4億円 | 23.4億円 |
| 2024/03期 | 119億円 | 26.6億円 | 94.7億円 | 92.6億円 |
| 2025/03期 | 77.5億円 | 36.2億円 | 82.4億円 | 41.3億円 |
営業キャッシュフローは毎期安定して創出されており、強固な本業の稼ぐ力が継続的な投資と株主還元を支えています。投資キャッシュフローは工場の能力増強や設備更新に向けた支出が継続し、成長のための投資を積極的に実施しています。財務キャッシュフローについては、自己株式の取得を含む株主還元を重視しており、安定したFCF(フリーキャッシュフロー)を活用した積極的な資本政策が特徴です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は18.2%と一定の多様性が確保されており、ガバナンス強化が進行中です。監査体制についても独立性の高い監査報酬を支払うなど適切に運営されており、25社の連結子会社を抱える規模感に見合う強固な組織統治体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 715万円 | 4,495人 | - |
従業員平均年収は715万円となっており、日本の製造業の中でも比較的水準の高い給与体系を維持しています。堅調な業績を背景に、長期にわたり安定した成長を遂げていることが従業員の安定的な待遇に寄与しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特に2024期にはTOPIXの2倍以上となる439.8%を記録しました。これは、堅調な業績を背景とした積極的な増配策が株価を押し上げ、高いトータルリターンに繋がったことを示しています。株主価値向上への強い意識が、市場から高く評価されている証左と言えるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 18円 | 20.4% |
| 2017/03期 | 22円 | 20.3% |
| 2018/03期 | 25円 | 24.2% |
| 2020/03期 | 54円 | 29.4% |
| 2021/03期 | 57円 | 40.8% |
| 2022/03期 | 143円 | 64.9% |
| 2023/03期 | 250円 | 100.4% |
| 2024/03期 | 250円 | 99.8% |
| 2025/03期 | 186円 | 58.1% |
株主優待制度はありません。
三ツ星ベルトは、DOE(純資産配当率)5.4%程度を目安とした「持続的かつ安定的な配当」を基本方針としています。過去には高水準な配当を実施した実績があり、株主還元への意識は高い企業です。現在は成長加速期間として、事業投資とバランスを取りながら適正な利益配分を行う方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 150.5万円 | 50.5万円 | 50.5% |
| 2022期 | 182.4万円 | 82.4万円 | 82.4% |
| 2023期 | 359.1万円 | 259.1万円 | 259.1% |
| 2024期 | 439.8万円 | 339.8万円 | 339.8% |
| 2025期 | 378.5万円 | 278.5万円 | 278.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は1.35倍と比較的均衡しており、特定の方向への過熱感は限定的です。業界比較では、PER・PBRともに業界平均をやや上回っており、市場からの成長期待が一定程度織り込まれていると考えられます。一方で、配当利回りは4.54%と業界平均を大幅に上回り、高配当銘柄としての魅力が際立っています。時価総額は業界の中堅規模に位置します。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 57.6億円 | 16.9億円 | 29.4% |
| 2022/03期 | 85.5億円 | 21.7億円 | 25.4% |
| 2023/03期 | 105億円 | 34.0億円 | 32.5% |
| 2024/03期 | 96.0億円 | 25.0億円 | 26.1% |
| 2025/03期 | 91.5億円 | 9,400万円 | 1.0% |
法人税等の支払額は年度ごとに変動があり、2025/03期期には繰延税金資産の取り崩しや税効果会計の影響等により実効税率が一時的に低下する特殊要因がありました。基本的には日本国内の法定税率に基づく税負担水準で推移しており、業績に応じた適切な納税を行っています。2026/03期期以降は、税効果の影響が平準化し、標準的な税率水準に戻る見込みです。
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三ツ星ベルト まとめ
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。