テスホールディングス
TESS Holdings Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月28日
再生可能エネルギーのトータルプロデューサーとして、脱炭素社会をリードする
再生可能エネルギーの主力電源化と電力の安定供給を両立させ、エネルギーを通じて持続可能な社会を実現します。
この会社ってなに?
あなたが家やオフィスで電気を使うとき、その電気がどこから来ているか意識することは少ないかもしれません。テスホールディングスは、太陽光やバイオマス(木材チップなど)といった環境にやさしい『再生可能エネルギー』を生み出す発電所を、ゼロから設計し、建設、そして完成後の運営管理まで一貫して手掛けています。普段目にする大規模な太陽光パネル群や、地域の未利用資源を燃料にするバイオマス発電所の裏側で、この会社が活躍しているのです。つまり、あなたが使っている電気の一部は、同社のような企業が支えるクリーンなエネルギーかもしれません。
再生可能エネルギー発電所のEPC(設計・調達・建設)とO&M(運営・保守)を主力とする企業。FY2025は売上高366.8億円、営業利益25.48億円と前年度から増収増益を達成しました。しかし、電力価格の変動やプロジェクトの進捗に業績が左右されやすく、FY2023の営業利益68.64億円からは大きく水準を切り下げています。会社はFY2026の業績予想として売上高470.0億円、営業利益36.00億円を掲げ、再生可能エネルギー事業の拡大による収益回復を目指しています。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 大阪市淀川区西中島6丁目1番1号 新大阪プライムタワー
- 公式
- www.tess-hd.co.jp
社長プロフィール

創業以来、省エネルギーと環境負荷低減に貢献するソリューションを提供してきました。脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーの主力電源化をミッションとし、EPC事業から電力供給まで一貫した体制で事業を推進し、持続可能な社会の実現を目指します。
この会社のストーリー
省エネルギーや環境負荷低減に貢献することを目的として、大阪市にテスホールディングス株式会社を設立。エネルギーソリューション事業の基盤を築く。
固定価格買取制度(FIT)の開始を追い風に、太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)事業を本格化。再生可能エネルギー事業の柱として成長を開始する。
インドネシアにバイオマス燃料製造の子会社を設立。未利用資源であるパーム椰子空果房(EFB)を燃料化する事業に着手し、燃料の安定調達網を構築。
福岡県苅田町に自社開発のバイオマス発電所が運転を開始。燃料調達から発電、運営まで一貫して手掛ける体制を確立し、安定収益基盤を強化する。
社会的信用の向上と事業拡大のための資金調達を目的として、東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ上場を果たす。
系統用蓄電所の共同開発などを目的に、東京センチュリーと資本業務提携を締結。次世代のエネルギーインフラ構築に向けた協業を本格化させる。
事業構造の転換による高収益化を目指す新中期経営計画を策定。再生可能エネルギー関連事業の売上高比率を7割に高める目標を掲げる。
再生可能エネルギーの主力電源化を推進し、国内外で事業を拡大。エネルギーを通じて人と社会と地球の未来を創造するリーディングカンパニーを目指す。
注目ポイント
再生可能エネルギー発電所の設計・調達・建設(EPC)から、自社発電所の運営、電力小売までを一気通貫で手掛ける総合力が強みです。
太陽光やバイオマス発電など、環境負荷の低いエネルギー事業を国内外で展開。地球の未来に貢献する事業モデルが魅力です。
安定的な配当に加え、保有株数に応じて食品や電化製品などと交換できる「プレミアム優待倶楽部」のポイントがもらえる株主優待制度を導入しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 10.2円 | 28.2% |
| FY2022/3 | 10.5円 | 27.3% |
| FY2023/3 | 13円 | 25.4% |
| FY2024/3 | 16円 | 95.1% |
| FY2025/3 | 5.12円 | 175.9% |
| 権利確定月 | 6月 |
配当方針として連結配当性向30%を目安に、持続的な成長と株主への利益還元を両立させる姿勢を掲げています。業績の変動に応じて配当水準が見直される場合がありますが、株主優待制度の導入により実質的な還元利回りの向上を図っています。今後は業績回復に伴い、配当を通じた長期的な株主価値の向上を目指しています。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、再エネ発電所の開発や運営を主軸とし、2026年3月期には売上高470億円、営業利益36億円へと大幅な増収増益を見込む成長フェーズにあります。過去には一時的な減益や赤字転落もありましたが、系統用蓄電所の開発や新たな再エネ案件への注力により事業構造の強化を図っています。今後もエネルギーソリューション企業としての知見を活かし、さらなる収益基盤の拡充を目指す方針です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.7% | 2.0% | 12.8% |
| FY2022/3 | 10.7% | 2.9% | 14.7% |
| FY2023/3 | 12.7% | 3.8% | 19.9% |
| FY2024/3 | 2.8% | 1.0% | 7.7% |
| FY2025/3 | 0.5% | 0.1% | 6.9% |
収益性は、2023年3月期に営業利益率19.9%を記録するなど高い稼ぐ力を示しましたが、直近では先行投資や一時的な損失によりROAやROEが低下する局面が見られました。しかし、今後は安定的な発電収益と新規案件の収益化により、再び収益性の改善が見込まれる状況にあります。事業の特性上、プロジェクトごとの売上計上に左右されますが、長期的には高い収益性を維持できるビジネスモデルを構築しています。
財務は安全?
財務健全性については、積極的な投資による総資産の増加が見られる一方で、自己資本比率は28.1%を維持し一定の財務基盤を確保しています。特筆すべきは実質無借金経営を継続している点であり、有利子負債ゼロの状態が強固な財務体質を支える大きな要因となっています。資産規模が拡大する中でも健全なバランスシートを保っており、持続的な成長投資に向けた資金的余力は十分に備わっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.3億円 | -44.8億円 | 171億円 | -40.4億円 |
| FY2022/3 | 146億円 | -62.1億円 | -124億円 | 84.3億円 |
| FY2023/3 | 138億円 | -160億円 | -51.9億円 | -22.0億円 |
| FY2024/3 | -4,200万円 | -155億円 | 184億円 | -155億円 |
| FY2025/3 | 78.1億円 | -91.7億円 | 37.9億円 | -13.6億円 |
キャッシュフローの動向は、再エネ発電所などの開発型案件への大規模な設備投資が先行するため、投資キャッシュフローがマイナスとなる期間が継続しています。営業キャッシュフローはプロジェクトの進捗に応じて変動するものの、高い売上高水準を背景にプラスを確保できる体制を構築しています。資金需要に対しては必要に応じて適宜ファイナンスを実施しており、将来の安定収益を生み出すためのバランスのとれたキャッシュマネジメントを行っています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 38.4億円 | 18.5億円 | 48.1% |
| FY2022/3 | 46.5億円 | 19.6億円 | 42.1% |
| FY2023/3 | 55.2億円 | 19.3億円 | 34.9% |
| FY2024/3 | 76.6億円 | 64.8億円 | 84.5% |
| FY2025/3 | -6.4億円 | 0円 | - |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動および税務上の調整項目によって実効税率が大きく変動する傾向にあります。特にFY2024/3には一時的な要因で負担率が上昇しましたが、通常期においては標準的な税率水準に収束しています。赤字決算となった期には税負担が発生しないため、業績に連動した納税状況となっています。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によれば、再生可能エネルギー発電所の設計・調達・施工(EPC)および運営・管理(O&M)が主力セグメントです。系統用蓄電所の開発やFIP制度への対応が主要な収益ドライバーとなっており、売電価格の変動や許認可リスクが事業継続上の主要な経営課題として明記されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 380億円 | 366億円 | 367億円 | -3.5% |
| FY2024 | 382億円 | — | 306億円 | -19.8% |
| FY2023 | 318億円 | — | 344億円 | +8.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 27億円 | 25億円 | 25億円 | -5.6% |
| FY2024 | 67億円 | — | 24億円 | -64.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現在進行中の中期経営計画「TX2030」では、FY2026の業績目標として売上高470.0億円、営業利益36.00億円を掲げています。これはFY2025実績から大幅な増収増益を見込む野心的な計画です。しかし、過去の業績予想を振り返ると、特にFY2024は営業利益が期初予想を64.4%も下回る大幅な未達となりました。電力価格の変動や大型案件の進捗遅延などが業績の下振れ要因となっており、計画の信頼性を見極めるには今後の四半期ごとの進捗確認が不可欠です。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は17.18倍と非常に高く、信用買い残が積み上がっている状態です。これは将来的な売り圧力となる可能性があり、株価の上値を重くする一因と考えられます。業界平均と比較すると、PERは割高、PBRは若干割安な水準です。配当利回りは業界平均を下回っており、インカムゲイン目的の投資家からの資金流入は限定的かもしれません。今後の決算発表で業績回復の確度が高まれば、積み上がった信用買い残の解消と共に株価が見直される可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
系統用蓄電所の開発強化を目的に高沢産業株式会社との設置契約を締結。
第2四半期連結決算にて売上高270.43億円を計上し、大幅な増収増益を達成。
東京センチュリー株式会社との資本業務提携により系統用蓄電所の開発を開始。
最新ニュース
テスホールディングス まとめ
ひとめ診断
「再生可能エネルギーの設計から運営まで一貫提供、脱炭素社会のインフラを担う企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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