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大成温調(株)1904

TAISEI ONCHO CO.,LTD.

スタンダードUpdated 2026/03/24
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どんな会社?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比+3.3%・今期予想は減益
配当
少なめ
1株 33円
安全性
安定
自己資本比率 53.5%(3Q 2026/03期末時点)(2023/03期まで実質無借金経営。2024/03期以降の有利子負債増加は成長投資(M&A等)に伴う戦略的な借入)
稼ぐ力
普通
ROE 9.3%(2025/03期実績)(営業利益率5.0%は設備工事業界では高水準。受注利益率の改善が継続中)
話題性
好評
ポジ 50%

この会社ってなに?

皆さんが普段利用するオフィスビルや病院、ショッピングモールの空調や給排水設備。これらの快適な室内環境を支えているのが大成温調のような設備工事会社です。エアコンの効いた快適なオフィス、清潔な病院の水回り、大型商業施設の換気システムなど、目に見えないところで私たちの生活を支えています。近年はデータセンターの空調設備需要も拡大中です。

大成温調は1952年設立の総合設備工事会社で、空気調和・給排水衛生・電気設備の設計・施工管理を主力としています。ブランドスローガン「LIVZON」のもと、オフィスビル・病院・商業施設など幅広い建物の設備工事を手がけます。2025/03期は売上高625億円・営業利益31億円と過去最高水準を記録。中期経営計画「LIVZON DREAM 2030」に基づき、米国ハワイ・ベトナムなど海外事業にも進出しています。PER 17.6倍・PBR 1.14倍で、4期連続増配と株主優待(QUOカード)も魅力です。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都品川区大井一丁目49番10号 大成温調ビル

サービスの実績は?

174円
1株当たり配当金
2026期予想
+31.8% YoY
+2.4%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
+3.3%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
784名
連結従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

設備工事事業(日本)
504億円(80.6%)
建築事業
58億円(9.3%)
設備工事事業(海外)
63億円(10.1%)
設備工事事業(日本)504億円
利益: 24.5億円利益率: 4.9%

空気調和・給排水衛生・電気設備の設計・施工管理が主力。オフィスビル・病院・商業施設・データセンター向けの設備工事を手がける。売上構成比約81%を占める最大セグメント。

建築事業58億円
利益: 3.2億円利益率: 5.5%

建築一式工事の設計・施工。グループ会社ウッドテックの木造建築事業も含む。2024/03期からの連結効果で貢献。

設備工事事業(海外)63億円
利益: 3.4億円利益率: 5.4%

米国ハワイ・ベトナムでの空調設備工事。現地の建設需要を取り込み成長中。売上構成比約10%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です

2025/03期実績

ROE
9.3%
株主資本の利回り
ROA
5.4%
総資産の活用度
Op. Margin
5.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期4.8%2.9%-
2022/03期4.0%2.4%-
2023/03期5.9%3.6%-
2024/03期7.7%4.5%4.9%
2025/03期9.3%5.4%5.0%
3Q 2026/03期8.3%(累計)4.4%(累計)6.2%

営業利益率は2.7%から5.0%へと着実に改善しており、受注利益率の向上と原価管理の徹底が奏功しています。ROEも2021/03期の4.7%から2025/03期には9.0%まで上昇し、資本効率が大幅に改善しました。空調・衛生設備業界の平均PBRが0.8倍程度の中、同社は1.14倍と市場からの評価も高まっています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2021/03期486億円13.0億円11.4億円43.6—
2022/03期492億円12.6億円9.7億円38.0+1.1%
2023/03期465億円17.3億円14.7億円61.5-5.5%
2024/03期611億円30.1億円19.6億円83.9+31.4%
2025/03期625億円31.1億円24.9億円102.1+2.4%

大成温調の業績は、2024/03期に売上高610億円・営業利益30億円と大幅増収増益を達成し、2025/03期も売上高625億円・営業利益31億円と過去最高を更新しました。2023/03期は一時的に減収となりましたが、大型案件の獲得とグループ会社ウッドテックの連結効果により急回復しています。2026/03期は売上高602億円・営業利益27億円と保守的な予想ですが、受注残高の水準から上振れの可能性もあります。 【3Q 2026/03期実績】売上439億円(通期予想比73%)、営業利益27億円(同101%)、純利益21億円(同116%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)

ROE(自社 2025/03期)上回る
この会社
9.3%
他社平均
8.6%
営業利益率(自社 2025/03期)下回る
この会社
5.0%
他社平均
6.6%
自己資本比率(自社 2025/03期末)上回る
この会社
52.7%
他社平均
51.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億272万円
6名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設備工事事業(日本)504億円24.5億円4.9%
建築事業58億円3.2億円5.5%
設備工事事業(海外)63億円3.4億円5.4%

設備工事事業(日本)が売上の約81%を占める主力セグメントで、空調・給排水衛生設備の設計・施工管理が中核です。建築事業はグループ会社ウッドテックの連結効果で拡大しており、海外事業(ハワイ・ベトナム)も成長ドライバーとして期待されています。全セグメントで黒字を確保しており、安定した収益構造が特徴です。

会社の計画は順調?

S
総合評価
中期経営計画の主要KPIをすべて達成・前倒し達成。営業利益は目標25億円に対し31億円と大幅超過。業績予想も2期連続で上振れ着地しており、経営の実行力が高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「LIVZON DREAM 2030 1st Stage」
2023期〜2025期
営業利益: 目標 25億円 前倒し達成 (31.2億円 (2025期))
100%
ROE: 目標 8%以上 達成 (9.0% (2025期))
100%
DOE: 目標 3% 達成 (3.0% (2026期方針))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期570億円—625億円+9.6%
2024期515億円—611億円+18.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

大成温調は「LIVZON DREAM 2030」の第1ステージとして2023期〜2025期の3カ年計画を策定し、営業利益25億円・ROE 8%以上を目標としていました。2025/03期の実績は営業利益31億円・ROE 9.0%と大幅に目標を超過達成しており、計画の実行力に対する市場の信頼が高まっています。長期ビジョン「LIVZON DREAM 2030」に向けた次のステージも注目されます。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
株主還元・配当25%
人材・働き方改革20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好意的」
報道件数(30日)
35件
前月比 +8.5%
メディア数
15社
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
建設業 130社中 50位
報道のトーン
50%
好意的
42%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月親会社決算開示

親会社等(アクアウェッジ)の決算に関するお知らせを開示。グループガバナンスの透明性を確保。

2025年5月還元方針改定

配当方針をDOE 3%基準に改定。株主優待制度も見直し、還元強化を明確に打ち出した。

2025年5月過去最高益

2025/03期決算で売上高625億円・営業利益31億円と過去最高水準を記録。受注利益率の改善が寄与。

代表者プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率(3Q 2026/03期末時点)53.5%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%

※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点

Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
290億円
会社の純資産

自己資本比率は56〜61%と業界内でも高水準の財務健全性を維持しています。2023/03期まで無借金経営でしたが、2024/03期以降は成長投資のために有利子負債を活用し始めました。BPSは3,671円から4,566円へ着実に増加しており、内部留保の蓄積による財務基盤の強化が進んでいます。 【3Q 2026/03期】総資産485億円、純資産290億円、自己資本比率53.5%。

お金の流れは?

健全なお金の流れです2025/03期通期で判定
Operating CF
+5.6億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-1.1億円
投資に使ったお金
Financing CF
+11.4億円
借入・返済など
Free CF
+4.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期75.0億円▲22.1億円▲5.0億円52.9億円
2022/03期▲5.3億円4,300万円▲8.8億円▲4.9億円
2023/03期7.2億円▲2.4億円▲13.8億円4.8億円
2024/03期30.1億円▲7.7億円▲32.3億円22.4億円
2025/03期5.6億円▲1.1億円11.4億円4.5億円

営業キャッシュフローは年度によって変動が大きいものの、2021/03期には75億円、2024/03期には30億円の営業CFを創出しています。建設業の特性上、工事の進捗や入金タイミングにより変動しやすい構造です。2025/03期の財務CFがプラスに転じたのは、成長投資に向けた借入の増加によるものです。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2%) 男性 9名
18%
82%
監査報酬
4,600万円
連結子会社数
7社
平均勤続年数(従業員)
17.9年
臨時従業員数
172人

取締役・監査等委員11名中、女性が2名(18.2%)を占めています。監査等委員会設置会社として適切なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数17.4年と定着率が非常に高く、7社の連結子会社を含むグループ経営において、専門技術を持つ人材の継続的な育成が行われています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主40.9%
浮動株59.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関13.2%
事業法人等15%
外国法人等1.1%
個人その他70.6%
証券会社0.1%

経営者・創業家が12.7%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は大成温調従業員持株会氏・水谷氏・アクアウェッジ。

アクアウェッジ株式会社(993,000株)15.81%
大成温調取引先持株会(528,000株)8.42%
一般財団法人大成温調奨学財団(350,000株)5.57%
大成温調従業員持株会(156,000株)2.5%
水谷 日出夫(111,000株)1.77%
河村 和平(89,000株)1.42%
東テク株式会社(70,000株)1.12%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(64,000株)1.03%
河村 昌平(59,000株)0.94%
和田 ふみ子(50,000株)0.8%
株式会社オーテック(50,000株)0.8%

筆頭株主のアクアウェッジ(16.26%)は、アドバンテッジアドバイザーズ系のファンドで大成温調の経営パートナー的存在です。取引先持株会(8.32%)と奨学財団(5.48%)、従業員持株会(2.58%)を合わせると、関連安定株主で約33%を占めています。水谷日出夫氏(1.82%)は創業家関係者とみられ、オーナー系企業としての安定した株主構成が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設業界の受注環境の変動リスク(公共投資・民間設備投資の動向)
2人手不足・技術者確保リスク(建設業界全体の課題)
3資材価格・エネルギーコストの上昇リスク
4海外事業(米国ハワイ・ベトナム)の為替・カントリーリスク
5大型工事案件の進捗遅延・工事損失リスク
6情報セキュリティリスク(サイバー攻撃等)

社員の給料はどのくらい?

平均年収
726万円
従業員数
784人
平均年齢
42.6歳
期平均年収従業員数前年比
当期726万円784人-

従業員の平均年収は726万円で、設備工事業界の中では標準的な水準です。平均年齢42.6歳・平均勤続年数17.4年と定着率が高く、専門性の高い技術者が長期にわたり活躍しています。健康経営優良法人2026にも認定されるなど、働きやすい環境づくりにも注力しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

大成温調のTSRは5年間で251.2%と、TOPIXの126.5%を大幅にアウトパフォームしています。特に2024期には288.5%と株価が大きく上昇し、業績拡大と株主還元強化が市場に評価されました。中長期的に見ても、設備工事銘柄としては際立つリターンを実現しています。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
33円
方針: DOE 3%を基準とした安定配当方針
期1株配当配当性向
2016/03期4.5円19.9%
2017/03期11.5円15.3%
2018/03期11.5円15.8%
2019/03期17.5円80.8%
2020/03期17.5円31.0%
2021/03期18円41.3%
2022/03期19円50.0%
2023/03期20.5円33.3%
2024/03期32円38.1%
2025/03期33円32.3%
9期連続増配
株主優待
あり
オリジナルQUOカード(4,000円相当〜)
必要株数300株以上(約156万円)
金額相当4,000円〜8,000円相当
権利確定月3月・9月

配当は2021/03期の72円から2026/03期予想の174円へと4期連続増配で約2.4倍に増加しました。2025年5月に配当方針をDOE 3%基準に改定し、株主還元を強化しています。配当利回りは3.35%と建設業界でも高水準です。加えて、株主優待としてQUOカードが贈呈される点も個人投資家にとって魅力的です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
2025期末時点で、100万円が 251.2万円 になりました (+151.2万円)
+151.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期127.4万円27.4万円27.4%
2022期125.1万円25.1万円25.1%
2023期132.3万円32.3万円32.3%
2024期288.5万円188.5万円188.5%
2025期251.2万円151.2万円151.2%

※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残56,700株
売り残6,500株
信用倍率8.72倍
3/13時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 17.6倍・PBR 1.14倍は空調・衛生設備業界の平均(PBR 0.8倍程度)を上回っており、市場が同社の成長性と資本効率改善を評価していることがわかります。配当利回り3.35%は業界平均を上回る高水準です。信用買残が56,700株と多く、個人投資家の買い意欲が旺盛な状況です。

税金はいくら払ってる?

期税引前利益法人税等実効税率
2021/03期14.5億円3.1億円21.3%
2022/03期17.0億円7.3億円42.7%
2023/03期20.0億円5.3億円26.5%
2024/03期30.9億円11.2億円36.4%
2025/03期34.8億円10.0億円28.6%

税引前利益は2021/03期の14億円から2025/03期には35億円へと約2.4倍に拡大しています。実効税率は21〜43%と年度によって幅がありますが、2022/03期の高税率は一時的な税務調整によるものです。2026/03期は税引前利益27億円を見込んでおり、安定した納税額が予想されます。

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もっと知る

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大成温調(株) まとめ

業績
普通
営業益 前年比+3.3%・今期予想は減益
配当
少なめ
1株 33円
安全性
安定
自己資本比率 53.5%(3Q 2026/03期末時点)(2023/03期まで実質無借金経営。2024/03期以降の有利子負債増加は成長投資(M&A等)に伴う戦略的な借入)
稼ぐ力
普通
ROE 9.3%(2025/03期実績)(営業利益率5.0%は設備工事業界では高水準。受注利益率の改善が継続中)
話題性
好評
ポジ 50%

「空調・給排水のプロフェッショナル集団。快適な空間づくりで社会を支えるスタンダード企業」

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データ提供: OSHIKABU