(株)植木組1867
UEKI CORPORATION
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
新潟県内のマンション・商業施設・公共工事の多くに植木組が関わっています。柏崎市を中心に道路や橋、学校、病院などのインフラ整備を長年担い、地域の生活基盤を支えています。また、子会社で有料老人ホームの運営や水処理事業も手がけており、暮らしに密着した事業を多角的に展開しています。
植木組は1885年(明治18年)創業、新潟県柏崎市に本社を置く中堅ゼネコンです。土木・建築工事を中心に、東京・東北・中部へも事業を展開。2025/03期は売上高507億円・営業利益28.5億円と過去最高益を更新しました。2026/03期は3Q累計で経常利益+45%増と好調で、通期予想を上方修正。PER 11.2倍・PBR 0.66倍と割安感があり、配当利回り3.07%に加え株主優待(QUOカード)も魅力です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 新潟県柏崎市駅前1丁目5番45号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
土木・建築工事の設計・施工が主力。新潟県を地盤に東京・東北・中部へ展開。マンション、商業施設、公共インフラ工事を幅広く手がける。売上構成比95%超を占めるコア事業。
不動産賃貸・有料老人ホーム運営・水処理事業など。子会社を通じた多角化事業で安定収益を創出。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 7.4% | 3.7% | - |
| 2022/03期 | 6.1% | 3.2% | - |
| 2023/03期 | 5.5% | 3.0% | - |
| 2024/03期 | 7.2% | 3.9% | 4.6% |
| 2025/03期 | 6.9% | 3.8% | 5.6% |
| 3Q 2026/03期 | 6.0%(累計) | 3.2%(累計) | - |
営業利益率は2023/03期の4.2%を底に2025/03期には5.6%まで回復しており、建設業界の中で安定した収益性を維持しています。ROEは5〜7%台で推移しており、自己資本比率57%の堅固な財務基盤のもと、着実に株主資本を積み上げています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 488億円 | 25.4億円 | 17.0億円 | 256.9円 | — |
| 2022/03期 | 477億円 | 22.9億円 | 14.4億円 | 217.7円 | -2.4% |
| 2023/03期 | 489億円 | 20.4億円 | 13.5億円 | 205.0円 | +2.6% |
| 2024/03期 | 559億円 | 25.9億円 | 18.8億円 | 289.1円 | +14.3% |
| 2025/03期 | 507億円 | 28.5億円 | 19.4億円 | 297.1円 | -9.3% |
植木組の業績は堅調に推移しており、2025/03期で営業利益28.5億円と過去最高益を更新しました。2024/03期には売上高559億円の大型案件を消化し、2025/03期は減収ながらも利益率が改善。2026/03期は売上高600億円を予想し、3Q累計で経常利益+45%増と大幅な上方修正を発表しています。 【3Q 2026/03期実績】売上0百万円(通期予想比0%)、営業利益25億円(同103%)、純利益17億円(同101%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建設事業 | 484億円 | 26.8億円 | 5.5% |
| 不動産・その他事業 | 23億円 | 1.7億円 | 7.4% |
建設事業が売上の95%超を占める純粋なゼネコンです。建設事業の営業利益率5.5%は中堅ゼネコンとして良好な水準。不動産・その他事業は利益率7.4%と高く、安定的な収益源として貢献しています。3Q累計で経常利益+45%増と好調に推移しており、建設事業の受注残も豊富です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 560億円 | — | 507億円 | -9.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026期 | 25.2億円 | 31.5億円 | — | +25.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
植木組は第15次中期経営計画のもと、売上高600億円・営業利益30億円以上を目標に掲げています。2025期実績は営業利益28.5億円と目標に接近しており、2026/03期の上方修正(経常利益31.5億円)から見て計画の達成確度は高いと評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期の経常利益予想を25%上方修正し31.5億円へ。配当も10円増額し1株100円に。
3Q累計の経常利益が+45%増で5期ぶりに過去最高を更新。売上高も30%増と好調。
創業140年を機に第15次中期経営計画を策定。長期ビジョン実現へ向けたステップアップ。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
2023/03期まで実質無借金経営を続けていましたが、2024/03期から成長投資のため有利子負債を活用し始めました。自己資本比率は57%と高水準を維持しており、BPSは4,420円と株価2,932円を大きく上回るPBR 0.66倍の資産バリュー株です。 【3Q 2026/03期】総資産550億円、純資産308億円、自己資本比率53.2%、有利子負債44億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 10.1億円 | ▲11.5億円 | ▲6.2億円 | ▲1.4億円 |
| 2022/03期 | 19.3億円 | ▲8.9億円 | ▲10.6億円 | 10.3億円 |
| 2023/03期 | 5.8億円 | ▲3.9億円 | ▲5.4億円 | 1.9億円 |
| 2024/03期 | ▲6.7億円 | ▲4.5億円 | ▲7.1億円 | ▲11.2億円 |
| 2025/03期 | 26.5億円 | ▲10.8億円 | 7.9億円 | 15.7億円 |
2025/03期は営業CFが26.5億円と大幅に回復し、フリーキャッシュフローも15.7億円のプラスに転じました。2024/03期の営業CFマイナスは大型工事の運転資金増加によるもので一時的です。財務CFは成長投資のための借入を反映しています。
この会社のガバナンスは?
取締役7名中、女性が1名(14.3%)を占めています。11社の連結子会社を統括し、新潟県を軸とした地域密着型のグループ経営を展開。平均勤続年数18.7年と非常に高く、技術者の定着率の高さが品質維持の基盤となっています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 684万円 | 993人 | - |
従業員の平均年収は684万円で、建設業界の中堅企業として標準的な水準です。平均年齢44.7歳・平均勤続年数18.7年と定着率が高く、長期的な技術伝承が行われている企業です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
植木組のTSRは5年間で164.9%と着実に上昇していますが、TOPIX(213.4%)をやや下回るパフォーマンスとなっています。ただし直近1年は株価が約70%上昇しており、PBR 0.66倍の割安さを考慮すると、今後のリレーティング(バリュー再評価)の余地は大きいと考えられます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 7.5円 | 21.7% |
| 2017/03期 | 7.5円 | 19.9% |
| 2018/03期 | 80円 | 20.9% |
| 2019/03期 | 80円 | 24.8% |
| 2020/03期 | 90円 | 20.8% |
| 2021/03期 | 110円 | 42.8% |
| 2022/03期 | 55円 | 25.3% |
| 2023/03期 | 55円 | 26.8% |
| 2024/03期 | 70円 | 24.2% |
| 2025/03期 | 90円 | 30.3% |
| 必要株数 | 100株以上(約29万円) |
| 金額相当 | 500円〜3,000円相当 |
| 権利確定月 | 9月 |
| 長期特典 | 1年以上保有で金額が2倍にアップ |
2021/03期の110円(記念配当含む)から一旦55円に減配しましたが、その後3期連続で増配を実施。2026/03期は1株100円(10円増額修正)を予想し、配当利回り3.41%と魅力的な水準です。加えてQUOカードの株主優待があり、長期保有で金額がアップする仕組みも個人投資家に好評です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 126.1万円 | 26.1万円 | 26.1% |
| 2022期 | 124.0万円 | 24.0万円 | 24.0% |
| 2023期 | 118.0万円 | 18.0万円 | 18.0% |
| 2024期 | 148.2万円 | 48.2万円 | 48.2% |
| 2025期 | 164.9万円 | 64.9万円 | 64.9% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
植木組の株価指標は、PER 11.2倍・PBR 0.66倍と建設業界平均を大きく下回る割安水準にあります。配当利回り3.41%は業界平均を上回り、株主優待と合わせた総合利回りも魅力的です。信用倍率238倍と買い残が多いものの、業績好調を背景にバリュー株としての見直し買いが続いています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 26.4億円 | 9.4億円 | 35.6% |
| 2022/03期 | 23.8億円 | 9.3億円 | 39.3% |
| 2023/03期 | 21.3億円 | 7.8億円 | 36.7% |
| 2024/03期 | 26.6億円 | 7.8億円 | 29.3% |
| 2025/03期 | 29.5億円 | 10.2億円 | 34.4% |
税引前利益は2025/03期に29.5億円と過去最高を記録しました。実効税率は29〜39%と年度によって変動がありますが、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。
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