ダイダン(株)1980
DAI-DAN CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
オフィスや商業施設の快適な空調、清潔な水回り、安定した電気供給。これらの「見えないインフラ」を設計・施工しているのがダイダンです。病院の手術室のクリーンルーム、半導体工場の精密空調、そしてAI時代を支えるデータセンターの冷却設備まで。再生医療の細胞培養施設「セラボ殿町」も手がけており、最先端の医療を裏方で支えています。
ダイダンは1903年創業、120年超の歴史を持つ総合設備工事の大手企業です。空調・衛生・電気設備を一貫して手がけ、ビルや工場、病院、データセンターなどの快適空間を支えています。2025年3月期は売上高2,627億円(前年比+33.1%)、営業利益230億円と過去最高益を大幅更新。中期経営計画「磨くステージ」のもと、データセンターや再生医療施設など成長分野への展開を加速しています。TSR(株主総利回り)は5年間で281%とTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目9番25号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
空調・衛生・電気設備の設計・施工・メンテナンス。オフィスビル、データセンター、病院、工場など幅広い施設に対応。売上構成比94%を占める主力セグメント。
シンガポールを中心とした東南アジアでの設備工事。Presicoエンジニアリングの子会社化により事業基盤を強化中。
再生医療関連の細胞製造受託事業(セラボヘルスケアサービス)やビル管理・メンテナンスサービスなど。高利益率の成長事業。
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 8.4% | 4.8% | - |
| 2022/03期 | 7.6% | 4.3% | - |
| 2023/03期 | 8.3% | 4.6% | - |
| 2024/03期 | 10.3% | 5.9% | 5.5% |
| 2025/03期 | 17.2% | 9.3% | 8.8% |
| 3Q FY2026/3 | 19.1%(累計) | 9.1%(累計) | - |
営業利益率は2022/03期の4.7%から2025/03期には8.8%へと大幅に改善しており、建設業界の中でもトップクラスの収益性を実現しています。ROEも16.0%と高水準に達し、株主資本の効率的な活用が進んでいます。大型案件の利益率改善と工事管理の高度化が収益力向上の要因です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,577億円 | — | 63.2億円 | 146.0円 | - |
| 2022/03期 | 1,629億円 | — | 57.8億円 | 135.1円 | +3.3% |
| 2023/03期 | 1,860億円 | — | 66.3億円 | 154.8円 | +14.1% |
| 2024/03期 | 1,974億円 | 109億円 | 90.9億円 | 212.1円 | +6.2% |
| 2025/03期 | 2,627億円 | 230億円 | 174億円 | 406.8円 | +33.1% |
ダイダンの業績は、データセンターや大型産業施設の旺盛な需要を背景に、2025/03期で売上高2,627億円・営業利益230億円と過去最高を大幅更新しました。2022/03期は資材価格高騰の影響で営業減益となりましたが、その後は受注環境の好転と利益率の改善が続いています。2026/03期は売上高2,600億円・営業利益235億円を予想し、高水準の業績維持が見込まれています。 【3Q 2026/03期実績】売上0百万円(通期予想比0%)、営業利益265億円(同113%)、純利益192億円(同109%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 設備工事事業(国内) | 2,467億円 | 218億円 | 8.8% |
| 設備工事事業(海外) | 131億円 | 8億円 | 6.1% |
| その他事業 | 29億円 | 5億円 | 17.2% |
国内設備工事事業が売上の94%を占める圧倒的な主力セグメントです。データセンターや半導体工場など大型の産業施設向け工事が業績を牽引しており、営業利益率8.8%は業界でもトップクラスです。注目すべきは再生医療関連のその他事業で、高利益率(17.2%)の成長分野として期待されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2,500億円 | — | 2,627億円 | +5.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 150億円 | — | 230億円 | +53.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ダイダンは「磨くステージ」において、初年度の2025/03期で全主要KPIを前倒し達成という驚異的な成果を収めました。当初の営業利益目標160億円に対し230億円を実現し、目標を大幅に上方修正。データセンターや産業施設の旺盛な需要が計画を大きく押し上げています。
最新ニュース
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期の業績予想を上方修正。Q3累計の経常利益は前年同期比62.3%増の275億円に急拡大。
2Q決算で経常利益が前年同期比2.6倍に急拡大。通期予想を19%上方修正し、最高益予想を上乗せ。
中期経営計画「磨くステージ」の業績目標を上方修正。配当性向40%以上・DOE4%以上を明示。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産は2021/03期の1,322億円から2025/03期には2,153億円へと大幅に拡大しています。2024/03期以降は株式分割や大型工事の増加に伴い有利子負債が増加していますが、自己資本比率は約50%と健全な水準を維持しています。BPSの変動は2024年の株式分割(1:2)の影響です。 【3Q 2026/03期】総資産2039億円、純資産1218億円、自己資本比率52.2%、有利子負債34億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 142億円 | 7.2億円 | 34.9億円 | 135億円 |
| 2022/03期 | 117億円 | 8.7億円 | 32.1億円 | 126億円 |
| 2023/03期 | 159億円 | 47.3億円 | 22.2億円 | 112億円 |
| 2024/03期 | 6.0億円 | 6.0億円 | 28.3億円 | 700万円 |
| 2025/03期 | 124億円 | 8.3億円 | 160億円 | 116億円 |
営業キャッシュフローは工事の進捗・入金タイミングにより変動が大きいものの、2025/03期には124億円のプラスに回復しています。2022/03期のマイナスは大型工事の先行支出が主因です。2025/03期の財務CFプラス(160億円)は、成長投資に向けた資金調達を反映しています。設備投資は軽量なアセットライト型のビジネスモデルを維持しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役12名中、女性が1名(8.3%)を占めています。平均勤続年数16.6年と高い定着率を誇り、技術力の蓄積とノウハウの継承が行われています。連結子会社5社のコンパクトなグループ経営で、意思決定の迅速さが強みです。設備投資は9.6億円とアセットライトな事業モデルです。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,066万円 | 2,445人 | - |
従業員の平均年収は1,066万円と、建設業界全体でもトップクラスの高水準です。平均年齢42歳、平均勤続年数16.6年と定着率が高く、専門技術者の育成に注力しています。業績好調を背景に、今後も処遇改善が期待されます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
ダイダンのTSRは5年間で281.4%と、TOPIXの189.6%を大幅にアウトパフォームしています。2022期には一時的にTOPIXを下回りましたが、2024期以降はデータセンター需要の拡大と業績急成長を背景に急上昇。株価上昇と高配当の両面で、投資家に優れたリターンを提供しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 20円 | 21.0% |
| 2017/03期 | 23円 | 22.1% |
| 2019/03期 | 76円 | 31.0% |
| 2020/03期 | 90円 | 30.9% |
| 2021/03期 | 90円 | 30.8% |
| 2022/03期 | 90円 | 33.3% |
| 2023/03期 | 50円 | 32.3% |
| 2025/03期 | 163円 | 40.1% |
株主優待制度はありません。配当による株主還元を重視しています。
配当は3期連続増配中で、2026/03期は1株165円(予想)と過去最高の配当額を計画しています。中期経営計画で配当性向40%以上・DOE4%以上を明示しており、積極的な株主還元姿勢が鮮明です。配当利回り5.79%は建設セクターの中でもトップクラスの水準です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 105.1万円 | 5.1万円 | 5.1% |
| 2022期 | 78.4万円 | 21.6万円 | -21.6% |
| 2023期 | 91.2万円 | 8.8万円 | -8.8% |
| 2024期 | 186.3万円 | 86.3万円 | 86.3% |
| 2025期 | 281.4万円 | 181.4万円 | 181.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
ダイダンの株価指標は、PER 20.8倍・PBR 3.43倍と業界平均を大きく上回る水準にあります。これはデータセンター需要などの成長期待がプレミアムとして織り込まれているためです。一方、配当利回り5.79%は業界平均の約2倍の水準であり、高成長・高配当の両立が評価されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 92.6億円 | 29.4億円 | 31.8% |
| 2022/03期 | 81.0億円 | 23.2億円 | 28.6% |
| 2023/03期 | 92.9億円 | 26.6億円 | 28.7% |
| 2024/03期 | 119億円 | 28.3億円 | 23.8% |
| 2025/03期 | 235億円 | 60.4億円 | 25.7% |
税引前利益は2025/03期に235億円と前年比ほぼ倍増し、過去最高を記録しました。実効税率は24〜32%で推移しており、2024/03期以降は25%前後で安定しています。業績の急拡大に伴い、納税額も2025/03期には60億円規模に達しています。
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