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クミアイ化学工業4996

KUMIAI CHEMICAL INDUSTRY CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 24円
安全性
安定
自己資本比率 55.8%
稼ぐ力
普通
ROE 2.7%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが毎日食べるお米や野菜。これらが病気や害虫から守られ、安定して食卓に届く裏側で、クミアイ化学工業の農薬が活躍しています。同社は「JA(農協)」グループの一員として、日本の農業を支える農薬を長年開発・販売してきました。農家の方が安心して作物を作れるよう、新しい製品を次々と生み出しています。近年では、その化学技術を応用して、スマートフォンやパソコンに欠かせない半導体の材料開発にも挑戦しています。日本の「食」と「ハイテク」の両方を、目に見えないところで支えている会社なのです。

全農(全国農業協同組合連合会)を大株主とする農薬専業の国内最大手。2025期の連結業績は売上高1704.6億円、営業利益105.67億円でした。しかし、2026期の会社計画では、海外での除草剤の在庫増や市況悪化を背景に、売上高1620.0億円、営業利益72.0億円と減収減益を予想しています。この厳しい環境下、イチゴ栽培のGRA社買収やIT子会社吸収など、農業周辺事業の強化やデジタル化を推進し、新たな成長軸の構築を急いでいます。PBRは0.66倍と解散価値を大きく下回る水準で、株価の割安感が指摘されています。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
10月
本社
東京都台東区池之端一丁目4番26号

サービスの実績は?

1,704億円
連結売上高
2025期実績
+5.8% YoY
105億円
連結営業利益
2025期実績
-6.9% YoY
24
1株当たり配当金
2025期実績
-10円 YoY
7,917万円
従業員一人当たり売上高
2025期時点
+5.8% YoY
2
主なM&A・組織再編
2023期-2024
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.7%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
10.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/10期6.0%4.1%3.6%
2017/10期9.3%6.5%4.8%
2018/10期4.8%3.4%5.8%
2019/10期6.9%4.9%7.4%
2020/10期6.5%4.4%7.7%
2021/10期8.4%5.6%7.2%
2022/10期14.1%8.7%8.7%
2023/10期13.8%8.4%8.8%
2024/10期9.3%5.4%7.0%
2025/10期2.9%1.7%6.2%
1Q FY2026/102.7%(累計)1.5%(累計)10.7%

収益性指標であるROE(自己資本利益率)は、業績拡大期には13%超を記録しましたが、直近では一時的な純利益の減少により約2.9%まで低下しています。営業利益率は概ね6%から8%台で推移しており、製造コストの変動が収益に直接的な影響を与えやすい構造です。今後は高付加価値製品の販売拡大を通じて、持続的な利益率の改善が求められます。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/10期1,182億円84.6億円90.2億円72.1円+10.2%
2022/10期1,453億円127億円163億円135.4円+23.0%
2023/10期1,610億円141億円180億円149.9円+10.8%
2024/10期1,610億円114億円136億円112.9円+0.0%
2025/10期1,705億円106億円43.8億円36.4円+5.8%

当社の売上高は国内農薬事業および海外展開の拡大により、1,700億円規模へと着実な成長を見せています。一方で、営業利益はコスト増の影響や農薬市場の需給変動により、2025/03期には約106億円へと軟化しています。今後は既存の農薬事業の効率化に加え、半導体関連など化学品事業の強化による収益構造の安定化が重要です。 【1Q 2026/10期実績】売上467億円(通期予想比29%)、営業利益50億円(同69%)、純利益39億円(同62%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.7%(累計)
業界平均
7.8%
営業利益率上回る
この会社
10.7%
業界平均
9.8%
自己資本比率下回る
この会社
55.8%
業界平均
56.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

主な事業セグメントは農薬製造販売事業であり、研究開発主導型の高収益モデルを構築しています。リスク要因として、海外市場における気候変動や規制強化に伴う農薬需要の変動、および原材料価格の高騰が収益に与える影響が挙げられます。

会社の計画は順調?

C
総合評価
現中計の目標達成は困難な状況。業績予想は上振れもあるが、安定感に欠ける。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
2024期-2026期
売上高: 目標 2,200億円 順調 (1,704.6億円)
77.5%
営業利益: 目標 220億円 やや遅れ (105.67億円)
48%
ROE: 目標 10%以上 大幅遅れ (2.85%)
28.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期1,239億円1,453億円+17.3%
2023期1,679億円1,610億円-4.1%
2024期1,670億円1,611億円-3.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期90億円127億円+40.8%
2025期72億円106億円+46.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画(2024期-2026)では、最終年度に売上高2,200億円、営業利益220億円を掲げていますが、2025期実績時点で売上高の進捗率は77.5%、営業利益は48.0%に留まります。会社側も2026年度計画が目標を下回る見通しであることを認めており、達成は極めて困難な状況です。一方で、期初の業績予想は保守的な傾向があり、2022期や2025期のように大幅に上振れて着地するケースも見られます。外部環境の変化に業績が左右されやすい事業構造がうかがえます。

どんな話題が多い?

決算・業績45%
新製品開発30%
M&A・経営15%
株価動向10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日刊工業新聞
業界内ランキング
上位 35%
化学業界 500社中 175位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月新製品発売

植物由来の新規殺菌剤プロブラッド液剤を市場投入し、農薬ラインナップを拡充。

2026年3月好決算

第1四半期の経常利益が前年同期比23.4%増となり、市場から高く評価された。

2023年12月組織再編

子会社ケイアイ情報システムを吸収合併し、ICT部門のシナジー創出を加速。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率55.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
633億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,543億円
会社の純資産

当社の財務体質は極めて良好であり、有利子負債ゼロの実質無借金経営を維持しています。自己資本比率は50%台後半で安定しており、強固な資本基盤が構築されています。潤沢な手元資金を背景に、研究開発投資や成長分野へのM&Aなど、積極的な事業戦略を実行できる体制が整っています。 【1Q 2026/10期】総資産2609億円、純資産1543億円、自己資本比率55.8%、有利子負債633億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+338億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-89.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-279億円
借入・返済など
Free CF
+249億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/10期25.5億円10.9億円2.3億円36.4億円
2017/10期56.6億円10.9億円103億円45.7億円
2018/10期84.6億円15.8億円50.2億円68.7億円
2019/10期12.2億円61.0億円52.5億円73.2億円
2020/10期45.3億円47.3億円50.7億円2.0億円
2021/10期44.8億円53.1億円4.4億円8.3億円
2022/10期11.6億円78.2億円56.1億円89.8億円
2023/10期47.6億円101億円68.6億円53.4億円
2024/10期167億円87.6億円236億円255億円
2025/10期338億円89.3億円279億円249億円

営業キャッシュフローは農薬の季節性による運転資金の変動を受けやすく、年によって大きく増減します。特に2024/03期は一時的な要因でマイナスとなりましたが、2025/03期には約338億円の大幅なキャッシュ流入を記録し、資金繰りは改善しました。この豊富な資金を成長投資や株主還元に最適配分するサイクルを構築しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
24
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
2016/10期5.218.5%
2017/10期811.4%
2018/10期1026.7%
2019/10期1120.3%
2020/10期1222.7%
2021/10期1520.8%
2022/10期2216.2%
2023/10期4530.0%
2024/10期3430.1%
2025/10期2466.0%
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

当社は経営成績に応じた利益還元を基本方針としており、配当性向30%程度を目標に掲げています。業績連動型の配当を採用しているため、利益水準の変化に伴い配当額が増減する傾向にあります。今後も安定的かつ継続的な株主還元を目指し、成長投資とのバランスを重視した配分を行う方針です。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残826,700株
売り残278,500株
信用倍率2.97倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第2四半期決算発表2026年6月中旬
2026年10月期 本決算発表2026年12月中旬

PBRが0.66倍と、企業の解散価値(1倍)を大きく下回っており、市場から割安と評価されていることを示唆します。信用倍率は2.97倍と標準的な水準で、特定の需給要因による株価の歪みは小さいと考えられます。PERや配当利回りは業界平均とほぼ同水準であり、株価の方向性は今後の業績回復次第と言えるでしょう。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2016/10期44.8億円10.6億円23.6%
2017/10期74.4億円1.9億円2.5%
2018/10期80.7億円33.7億円41.7%
2019/10期97.3億円29.5億円30.3%
2020/10期99.2億円33.0億円33.3%
2021/10期128億円38.1億円29.7%
2022/10期236億円72.4億円30.7%
2023/10期241億円60.9億円25.3%
2024/10期183億円47.1億円25.7%
2025/10期134億円89.8億円67.2%

実効税率は通常30%前後で推移しておりますが、2025/03期は特定の税務処理や損益構造の変化により一時的に67.2%と上昇しました。一方で2026/03期の予想税率は11.1%となっており、期間によって税負担が大きく変動する傾向があります。これらは税効果会計や特別損失等の影響を含むため、税引前利益に対する法人税等の推移には注意が必要です。

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クミアイ化学工業 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 24円
安全性
安定
自己資本比率 55.8%
稼ぐ力
普通
ROE 2.7%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「『JAの農薬』で日本の食を支えつつ、先端半導体材料にも手を伸ばす化学メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU