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日産化学4021

Nissan Chemical Corporation

プライムUpdated 2026/07/10
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どんな会社?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3は売上・営業・経常・純利益いずれも過去最高(2期連続の最高益)。半導体材料がAIサーバー向けで牽引。)
配当
少なめ
1株 202円(FY2026/3年間配当202円(前期比+28円)・配当性向54.9%・総還元性向75.7%。方針は性向55%以上・総還元75%以上。)
安全性
安定
自己資本比率 71.9%(FY2026/3末時点)(自己資本比率71.9%と極めて健全。有利子負債は約384億円と純資産2,590億円比で小さく低レバレッジ。)
稼ぐ力
高い
ROE 20.3%(FY2026/3実績)(ROEは有報公式で20.3%と中計目標18%を上回る。営業利益率22.7%は化学業界トップ級で、機能性材料は利益率約31%。)
話題性
好評
ポジ 72%

この会社ってなに?

スマホやテレビの液晶画面に使う「配向膜」で世界トップシェア、AIサーバー向けの先端半導体の製造に欠かせない材料でも高い存在感を持つのが日産化学です。農薬の国内販売額は業界首位で、私たちの食卓を支える田畑の害虫・病害対策にも貢献しています。身近な製品の裏側で活躍する「縁の下の力持ち」でありながら、営業利益率22%超・ROE20%超という化学業界でも屈指の高収益企業。手厚い配当(2026/03期で年間202円・総還元性向75.7%)も魅力で、資産形成の候補になりうる銘柄です。

日産化学は1887年創業の研究開発型化学メーカーで、機能性材料(半導体材料・液晶配向膜)・農業化学品・化学品・ヘルスケアなどを展開します。2026/03期は売上高2,796億円(+11.2%)・営業利益636億円(+11.8%)・純利益497億円と、売上・営業・経常・純利益のいずれも過去最高を更新しました。AIサーバー向けの先端半導体材料が牽引し、機能性材料が売上・利益とも全社最大の柱に成長。国内農薬販売首位の農業化学品と合わせ、営業利益率22.7%・ROE20.3%と化学業界トップ級の高収益を実現しています。中期経営計画「Vista2027」StageⅡ(2025〜2027年度)では2027年度に売上高2,930億円・営業利益650億円を掲げ、1,000億円のM&A投資枠で半導体材料・農薬の成長を加速。2026/03期の年間配当は202円(配当性向54.9%・総還元性向75.7%)と手厚い株主還元を続けます。2027/03期は売上2,897億円・営業668億円・配当212円を見込みます。

化学プライム市場

注目ポイント

ROE20%超・総還元性向75%の高収益還元

営業利益率22.7%・ROE20.3%という化学業界トップ級の収益力を背景に、配当性向54.9%に自己株取得(2026年度は上限105億円枠)を加え、総還元性向75.7%(2026/03期)と手厚い株主還元を続けています。配当は10年で44円→202円へ成長しました。

半導体材料がAI需要で急伸・液晶配向膜は世界No.1

スマホ・テレビの液晶配向膜で世界トップシェア、半導体の反射防止膜(ARC)や多層材料でも高シェア。AIサーバー向け先端半導体材料の伸びで、機能性材料は売上・利益とも全社最大の柱に成長し、株価上昇を牽引しています。

農薬国内首位からグローバル・動物薬へ

国内農薬販売額シェア首位。除草剤・殺虫剤に強みを持ち、動物用医薬品原薬フルララネルやBASFとの新製品、ブラジルでのバイオ農薬展開など、食料問題の解決に向けたグローバル成長を進めています。

自己資本比率72%の堅固な財務+1,000億円M&A枠

自己資本比率71.9%・低レバレッジの健全財務を保ちつつ、中計「Vista2027」StageⅡで1,000億円のM&A投資枠を設定。守りと攻めを両立し、半導体材料・農薬分野で「時間を買う」成長投資を進めます。

会社概要

業種
化学
決算期
3月
公式
www.nissanchem.co.jp

サービスの実績は?

22.7%
営業利益率
2026/03期実績
5期連続20%超
20.3%
ROE
2026/03期実績(有報公式)
中計目標18%を上回る
202
1株当たり配当金
2026/03期実績
FY2027予 212円
1,000億円
M&A投資枠
Vista2027 StageII(3年間)
攻めの成長投資
世界No.1
液晶配向膜シェア
機能性材料が全社最大の利益源
AIサーバー向け半導体材料も好調
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

機能性材料事業
約1,134億円44.6%)
農業化学品事業
約962億円37.9%)
化学品事業
約393億円15.5%)
ヘルスケア事業
約52億円2.0%)
機能性材料事業約1,134億円
利益: 約353億円利益率: 約31%

液晶配向膜で世界トップシェア、半導体用反射防止膜(ARC)や多層材料でも高シェア。AIサーバー向け先端半導体材料の伸びで、売上・利益とも全社最大の柱に成長し株価上昇を牽引

農業化学品事業約962億円
利益: 約260億円利益率: 約27%

国内農薬販売額シェア首位。除草剤・殺虫剤に強み。米価高騰で国内需要が増加。動物用医薬品原薬フルララネルやBASFとの新剤、ブラジルでのバイオ農薬展開が海外成長ドライバー

化学品事業約393億円
利益: 約11億円利益率: 約3%

基礎化学品(高純度硫酸=半導体洗浄用、アドブルー、メラミン等)とファインケミカル。安定需要基盤を持つが市況型で低採算

ヘルスケア事業約52億円
利益: 約14億円利益率: 約26%

医薬品原薬(脂質異常症治療薬リバロの原薬)・受託製造や核酸医薬などの創薬支援。規模は小さいが高採算で、外部連携により成長を志向

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます

FY2026/3実績

ROE
20.3%
株主資本の利回り
ROA
14.5%
総資産の活用度
Op. Margin
22.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2022/03期19.2%13.9%24.5%
2023/03期19.4%14.2%22.9%
2024/03期17.1%12.2%21.3%
2025/03期18.7%13.2%22.6%
2026/03期20.3%14.5%22.7%

営業利益率は5期連続で20%を超える高水準を維持しており、化学業界ではトップクラスの収益力です。ROEも2026/03期に20.3%(有報公式)と中期経営計画の目標(18%以上)を上回りました。2024/03期に一時的にROEが17.1%へ低下しましたが、機能性材料(半導体材料)と農業化学品の伸長により再び上昇しています。利益率30%超の機能性材料が全体の収益性を押し上げています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2022/03期2,080億円510億円388億円271.9円
2023/03期2,281億円523億円411億円291.4円+9.7%
2024/03期2,267億円482億円380億円272.8円-0.6%
2025/03期2,514億円568億円430億円313.3円+10.9%
2026/03期2,796億円636億円497億円368.3円+11.2%

2026/03期は売上高2,796億円(+11.2%)・営業利益636億円(+11.8%)・経常利益659億円・純利益497億円と、いずれも過去最高を更新しました。AIサーバー向けの先端半導体材料が伸長し、機能性材料が売上・利益とも全社最大の柱に成長。国内農薬需要の高まりも寄与しました。2024/03期に一時的な減収減益を経験しましたが、その後は2期連続で過去最高益を更新しています。2027/03期は売上2,897億円・営業668億円と、増収増益の継続を見込みます。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)

ROE(自社 FY2026/3上回る
この会社
20.3%
他社平均
7.6%
営業利益率(自社 FY2026/3上回る
この会社
22.7%
他社平均
9.6%
自己資本比率(自社 FY2026/3末上回る
この会社
71.9%
他社平均
56.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

4億3,800万円
7名の合計
⚠️ 有報「役員の状況」の特定区分(7名分)の合計値。全取締役10名の総報酬額は有報の役員報酬欄を参照

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
機能性材料事業約1,134億円約353億円約31%
農業化学品事業約962億円約260億円約27%
化学品事業約393億円約11億円約3%
ヘルスケア事業約52億円約14億円約26%

機能性材料と農業化学品の2事業で全社営業利益636億円の大半を稼得する高収益ポートフォリオです。機能性材料はAIサーバー向け半導体材料の伸びで売上・利益とも全社最大の柱に成長。農業化学品は国内農薬首位の安定収益源です。なお上記の製品セグメントに加え、グループ内外への流通を担う「卸売」セグメント(売上約1,289億円・利益約38億円)や「その他」(約318億円)があり、内部取引の連結消去(調整額△1,352億円)を経て連結売上高2,796億円となります。

会社の計画は順調?

A
総合評価
StageⅡ初年度で早くも最終年度目標に肉薄。収益性目標(ROE・利益率)は既に超過達成

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

前計画StageⅠは売上・営業利益の絶対額こそ僅差で未達だったが、収益性(営業利益率22.6%・ROE18.7%)は目標を超過。StageⅡは初年度2026/03期の実績(売上2,796億円・営業636億円)が最終2027年度目標(2,930億円・650億円)に既に肉薄しており、目標上振れの可能性が高い。
中期経営計画「Vista2027」StageⅡ
2025年度〜2027年度(2026/03期〜2028/03期)
売上高: 目標 2,930億円(2027年度) 順調 (FY2026/3実績 2,796億円(StageⅡ初年度))
95%
営業利益: 目標 650億円(2027年度) 順調 (FY2026/3実績 636億円(StageⅡ初年度))
98%
ROE: 目標 18%以上 達成 (FY2026/3 20.3%)
100%
営業利益率: 目標 20%以上 達成 (FY2026/3 22.7%)
100%
M&A投資枠: 目標 1,000億円(3年間) 進行中 (1,000億円枠を設定・案件選定中(未執行))
中期経営計画「Vista2027」StageⅠ(前計画)
2022年度〜2024年度(2023/03期〜2025/03期)
売上高: 目標 2,550億円 未達 (2,514億円)
99%
営業利益: 目標 585億円 未達 (568億円)
97%
営業利益率: 目標 20%以上 達成 (22.6%)
100%
ROE: 目標 18%以上 達成 (18.7%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/03期2,341億円2,476億円2,514億円+7.4%
2026/03期2,622億円2,722億円2,796億円+6.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/03期500億円550億円568億円+13.7%
2026/03期576億円590億円636億円+10.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前計画StageⅠでは利益率・ROEの質的目標を超過達成したものの、売上・営業利益の絶対額は各1〜3%の僅差で未達に終わりました。2025年度に始動したStageⅡでは1,000億円のM&A枠を設定し、半導体材料や農薬での「時間を買う」成長戦略に転換。初年度2026/03期で既に売上2,796億円・営業利益636億円と最終年度目標(2,930億円・650億円)に肉薄しており、AIサーバー向け半導体材料の伸びを背景に上振れ余地があります。2050年を視座とした長期経営計画「Atelier2050」も掲げています。

どんな話題が多い?

決算・業績35%
半導体材料25%
事業提携・M&A20%
農薬・バイオ15%
その他5%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
280
前月比 +12.5%
メディア数
85
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 東洋経済オンライン, PR TIMES, みんかぶほか
業界内ランキング
上位 15%
化学業界 120社中 18位
報道のトーン
72%
好意的
23%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1887
日本初の化学肥料会社として創業

日本の農業近代化を支えるため、渋沢栄一らの出資により日本初の化学肥料製造会社として創業。国産の過リン酸石灰の製造に成功し、食糧増産に貢献しました。

1990年代
ファインケミカル分野への本格展開

基礎化学品から、液晶配向膜や半導体材料など高付加価値なファインケミカル分野へ事業を拡大。「ニッチトップ戦略」の原型が形作られました。

2010年代
高収益体質の確立と株主還元強化

営業利益率20%超の高収益体質を確立し、配当性向を段階的に引き上げ。総還元性向75%以上を掲げ、株主還元重視の姿勢を鮮明にしました。

2020年代
半導体材料が成長エンジンに

AIサーバー・先端半導体の需要拡大で機能性材料(半導体材料)が急伸。2026/03期には売上・利益とも全社最大の柱となり、株価も大きく上昇しました。

2027
Vista2027 StageIIで攻めの経営へ

中期経営計画「Vista2027」StageⅡで1,000億円のM&A枠を設定。半導体材料や農薬を対象に「時間を買う」攻めの戦略で、2027年度に売上2,930億円・営業650億円を目指します。

出来事の年表

2026年6月目標株価引上げ

複数の証券会社が目標株価を引き上げ(岡三証券9,400円・SMBC日興9,000円など)。半導体材料の成長性を評価し、株価は8,000円台へ上昇しました。

2026年5月過去最高益・増配・自己株取得

2026/03期本決算を発表。売上2,796億円・営業636億円・純利益497億円といずれも過去最高。期末配当を110円→132円に増額し年間202円に。あわせて上限105億円(210万株・発行済の1.56%)の自己株式取得枠を決議しました(取得期間2026/5/18〜2027/3/31)。

2026年2月3Q上方修正

2026/03期 第3四半期累計で増収増益。機能性材料の半導体材料がAIサーバー向けで好調に推移し、通期業績予想を上方修正しました。

2025年11月上方修正

第2四半期決算で通期業績予想を上方修正し、過去最高益見通しに。配当予想も増額しました。

2025年5月新中計始動

中期経営計画「Vista2027」StageⅡを始動。2027年度に売上2,930億円・営業650億円、1,000億円のM&A投資枠を設定しました。

代表者プロフィール

八木 晋介
代表取締役社長
研究開発重視の戦略家
研究開発力とニッチトップ戦略を磁石に、日産化学を次のステージへ導きます。AIの進展で需要が拡大する半導体材料、食料問題に応える農業化学品を両輪に、営業利益率20%超の高収益を維持しながら、1,000億円のM&A投資枠で「時間を買う」成長を加速します。配当性向55%以上・総還元性向75%以上の手厚い還元と成長投資を両立し、株主・社会とともに持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率FY2026/3末時点)71.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%

※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2026/3末時点

Interest-bearing Debt
384億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2,591億円
会社の純資産

自己資本比率は71.9%と極めて健全な財務基盤を維持しています。有利子負債は約384億円(借入金・社債の合計)で、純資産2,590億円に対して小さく低レバレッジ経営を続けています。BPS(1株当たり純資産)は1,903円と着実に増加しており、内部留保の蓄積と株主還元のバランスが良好です。今後1,000億円のM&A枠を活用する際にも、この強固な財務基盤が投資余力を担保します。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+642億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-212億円
投資に使ったお金
Financing CF
-362億円
借入・返済など
Free CF
+430億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2022/03期419億円▲124億円▲279億円296億円
2023/03期352億円▲196億円▲250億円156億円
2024/03期337億円▲187億円▲221億円150億円
2025/03期592億円▲176億円▲357億円416億円
2026/03期642億円▲212億円▲362億円430億円

2026/03期の営業CFは642億円と過去最高水準を記録しました。投資CFは設備投資(約186億円)を中心に安定的に推移し、FCF(フリーキャッシュフロー)は約430億円と潤沢です。財務CFは配当支払いと自社株買いによる積極的な株主還元で△362億円。今後は1,000億円のM&A枠の活用により投資CFが増大する可能性があります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
8,000万円
連結子会社数
13
設備投資額
185.7億円
平均勤続年数(従業員)
15.9
臨時従業員数
336

取締役会の多様性を重視し、女性取締役比率は約2割(20%)と改善が進んでいます。監査役会設置会社として監督機能を確保し、売上高2,796億円規模の高収益化学メーカーとして透明性の高いガバナンスを構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主56.5%
浮動株43.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関48.8%
事業法人等7.7%
外国法人等28%
個人その他12.2%
証券会社3.2%

金融機関(信託銀行含む)が約49%、政策保有・取引先持株会・事業法人などを含めて安定株主比率は約57%。オーナー色はなく機関投資家主導の構成で、海外投資家比率も約28%と高い。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(33,468,000株)24.93%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(16,114,000株)12%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行(5,467,000株)4.07%
日産化学 取引先持株会(3,762,000株)2.8%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,878,000株)1.4%
明治安田生命保険相互会社(1,861,000株)1.39%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,833,000株)1.37%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,807,000株)1.35%
HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES(常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)(1,726,000株)1.29%
JPモルガン証券株式会社(1,685,000株)1.26%

筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(24.93%)、次いで日本カストディ銀行と、信託銀行経由の国内外機関投資家が上位を占めます。みずほ信託銀行の退職給付信託(4.07%)や明治安田生命(1.39%)など政策保有株主も一定の存在感があります。日産化学取引先持株会(2.80%)を含め、オーナー企業ではなく経営陣と機関投資家が企業価値向上を共有する構造です。ステート・ストリートやJPモルガンなど海外機関投資家の関心も高い銘柄です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1半導体・ディスプレイ市況の変動リスク。機能性材料事業は半導体やフラットパネルディスプレイの設備投資サイクルに連動しており、シリコンサイクルの下降局面では需要が急減する可能性がある。AI・データセンター向け需要の持続性も不確実
2農薬規制の強化リスク。世界的な環境規制の厳格化により、既存農薬の使用制限や登録コストの増大が見込まれる。特にEUの農薬規制強化は海外農薬事業に影響する可能性がある
3原材料・エネルギーコストの上昇リスク。基礎化学品事業は硫黄・メラミン等の原材料価格やエネルギーコストに敏感であり、コスト転嫁が困難な場合は利益率の低下を招く
4為替変動リスク。海外売上比率の拡大に伴い、新興国通貨を含む為替の変動が業績に与える影響が増大する。会社は2027/03期予想で1米ドル150円を前提としている
5M&A・新規投資の実行リスク。中期経営計画で1,000億円のM&A枠を設定しており、買収先の選定や統合(PMI)の巧拙が中期的な成長を左右する。大型案件の実行力が試される局面
6気候変動・異常気象リスク。農業化学品事業は作物の栽培面積や天候に需要が左右される。異常気象による作付面積の減少や病害虫の発生パターンの変化が売上に影響する可能性がある

社員の給料はどのくらい?

平均年収
871万円
従業員数
2,107
平均年齢
40.8歳
平均年収従業員数前年比
当期871万円2,107-

平均年収は871万円と化学業界の中では上位の水準です(提出会社・単体ベース)。平均年齢40.8歳・平均勤続年数15.9年と、長期勤続者が多い安定した組織構造が特徴。高収益体質を反映した安定的な待遇となっています。単体従業員は2,107名、連結では3,411名です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

直近5年間のTSR(配当込み株主総利回り、2021/03期末=100)は116.8%とTOPIX(201.0%)を下回るアンダーパフォームです。半導体・ディスプレイ市況の調整で2025/03期末に83.7まで沈みましたが、2026/03期末は116.8へ回復しました。なお、この指数は2026年3月末(株価5,995円)時点であり、その後の半導体材料(AIサーバー向け)好調を背景とした株価上昇(2026年7月時点で約8,250円)は反映されていません。高収益と手厚い還元の継続が中長期の株主価値を支えます。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
202
方針: 配当性向55%以上・総還元性向75%以上を目標(FY2026/3実績: 配当性向54.9%・総還元性向75.7%)
1株配当配当性向
2016/03期4430.7%
2017/03期5233.1%
2018/03期6837.7%
2019/03期8241.5%
2020/03期9042.8%
2021/03期10444.9%
2022/03期12244.9%
2023/03期16456.3%
2024/03期16460.1%
2025/03期17455.5%
2026/03期20254.9%
2027/03期(予想)21254.8%
2期連続増配
株主優待
なし

なし

配当性向55%以上・総還元性向75%以上の方針のもと、業績連動で配当を大きく引き上げてきました。2016/03期の44円から2026/03期の202円まで10年間で約4.6倍に成長(2024/03期は業績調整局面で164円に据置)。2026/03期は前期比+28円の202円(期末を110円→132円に増額)、2027/03期は212円を予想しています。配当に自社株買いを加えた総還元性向は2026/03期で75.7%と非常に手厚い株主還元を実現しています。

もし5年前に投資していたら?

+
2022/03期初めに100万円を投資した場合
100万円が 116.8万円 になりました (16.8万円)
+16.8%
年度末時点評価額損益TSR
2022/03期124.4万円24.4万円24.4%
2023/03期105.9万円5.9万円5.9%
2024/03期104.2万円4.2万円4.2%
2025/03期83.7万円▲16.3万円-16.3%
2026/03期116.8万円16.8万円16.8%

※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残71,800株
売り残49,300株
信用倍率1.46倍
2026年6月26日時点
今後の予定
2027/03期 第1四半期決算2026年8月上旬
2027/03期 第2四半期決算・中間配当2026年11月上旬
2027/03期 第3四半期決算2027年2月上旬

PER22.4倍は化学セクター平均を上回り、半導体材料の成長期待を織り込んだ水準です。PBR4.33倍はセクター平均(約1.2倍)を大きく上回りますが、これはROE20%超・営業利益率22.7%の高収益体質を反映しています。機能性材料のニッチトップ戦略と農薬首位が高いバリュエーションの根拠です。信用倍率は1.46倍と買い残・売り残が拮抗しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2022/03期542億円150億円27.7%
2023/03期566億円152億円26.8%
2024/03期518億円136億円26.2%
2025/03期595億円165億円27.8%
2026/03期659億円154億円23.4%

実効税率は26〜28%の範囲で安定推移してきましたが、2026/03期は研究開発税制などの適用で23.4%に低下しました。法定実効税率(約30%)を下回る水準を維持しています。税引前利益は659億円と過去最高まで拡大しており、年間約150億円の法人税等を納付しています。

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日産化学 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3は売上・営業・経常・純利益いずれも過去最高(2期連続の最高益)。半導体材料がAIサーバー向けで牽引。)
配当
少なめ
1株 202円(FY2026/3年間配当202円(前期比+28円)・配当性向54.9%・総還元性向75.7%。方針は性向55%以上・総還元75%以上。)
安全性
安定
自己資本比率 71.9%(FY2026/3末時点)(自己資本比率71.9%と極めて健全。有利子負債は約384億円と純資産2,590億円比で小さく低レバレッジ。)
稼ぐ力
高い
ROE 20.3%(FY2026/3実績)(ROEは有報公式で20.3%と中計目標18%を上回る。営業利益率22.7%は化学業界トップ級で、機能性材料は利益率約31%。)
話題性
好評
ポジ 72%

半導体材料がAI需要で急伸し全社最大の柱に。農薬国内首位、営業利益率22.7%・ROE20%超の"稼ぐ化学"が1,000億円M&A枠で攻めに転じる高収益メーカー

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最終更新: 2026/07/29 / データ提供: OSHIKABU