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大阪有機化学工業4187

OSAKA ORGANIC CHEMICAL INDUSTRY LTD.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 70.9%
稼ぐ力
普通
ROE 2.8%(累計)
話題性
好評
ポジ 85%

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、その中にある半導体の性能を高めるための特殊な液体(レジスト材料)をこの会社は作っています。また、普段使っているヘアスプレーが髪型をしっかりキープしつつ、シャンプーで簡単に洗い流せるのも、大阪有機化学工業が開発した化粧品原料のおかげかもしれません。他にも、ペンキや接着剤など、身の回りの様々な製品の「機能」を高める重要な役割を、目に見えないところで果たしている会社です。

特殊アクリル酸エステルの世界大手。2025期は売上高362.6億円(前期比10.9%増)、営業利益61.8億円(同34.2%増)と大幅な増収増益を達成。特にAI半導体需要の拡大を背景に、先端半導体向け材料が力強く成長を牽引しています。株価は52週高値圏で推移しており、市場の期待は高いものの、PERは16.6倍と業界平均と比較して過熱感は限定的です。

化学プライム市場

注目ポイント

半導体・AIブームを支える技術力

AIやスマートフォンの進化に不可欠な半導体。その製造工程で使われる特殊な材料(レジスト材料)を開発・製造し、世界の先端技術を支えています。

化粧品から塗料まで多彩な製品群

ヘアケア製品などの化粧品原料や、塗料、接着剤など、身近な製品にも同社の技術が活かされています。多品種少量生産を得意とし、幅広い産業に貢献しています。

安定した成長と積極的な株主還元

業績は好調で、増収増益を達成しています。株主への利益還元にも積極的で、7期連続の増配を発表するなど、投資家にとっても魅力的な企業です。

会社概要

業種
化学
決算期
11月
本社
大阪市中央区安土町1-8-15 野村不動産大阪ビル11階
公式
www.ooc.co.jp

サービスの実績は?

75
1株あたり配当金
2025期実績
+9円 YoY
+10.9%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
+34.2%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
22.3%
配当性向
2025期実績
17.1%
営業利益率
2025期実績
+2.9pt YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.8%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.0%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
20.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/11期7.6%5.7%10.3%
2017/11期7.6%5.7%12.1%
2018/11期8.9%6.7%12.5%
2019/11期9.6%7.2%12.8%
2020/11期9.8%7.4%15.5%
2021/11期13.5%10.5%16.7%
2022/11期11.7%9.2%18.4%
2023/11期7.7%6.1%12.4%
2024/11期9.0%7.1%14.1%
2025/11期14.2%11.1%17.1%
1Q FY2026/112.8%(累計)2.0%(累計)20.2%

収益性は非常に高く、特に2025年3月期は営業利益率が17.1%に回復するなど、高機能材料メーカーとしての強固な収益基盤を証明しました。多品種少量生産という独自のビジネスモデルにより、市場環境の変動にも柔軟に対応し高い付加価値を実現しています。資本効率を示すROEも13.6%と高い水準にあり、資産を効率的に活用した経営が定着しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/11期350億円58.5億円50.0億円225.7円+22.1%
2022/11期322億円59.3億円47.3億円216.9円-8.0%
2023/11期289億円35.8億円32.7億円152.9円-10.3%
2024/11期327億円46.1億円40.4億円191.3円+13.1%
2025/11期363億円61.9億円68.9億円336.7円+10.9%

2025年3月期の売上高は過去最高水準となる362億円を達成し、機能化学品事業における電子材料向け製品の好調が成長を牽引しました。前期の停滞から一転し、半導体や化粧品原料の需要回復により営業利益は61億円、純利益は68億円に拡大しています。2026年3月期も堅調な需要を背景に、売上高375億円の継続的な拡大を予想しています。 【1Q 2026/11期実績】売上91億円(通期予想比24%)、営業利益18億円(同29%)、純利益13億円(同29%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.8%(累計)
業界平均
7.7%
営業利益率上回る
この会社
20.2%
業界平均
9.7%
自己資本比率上回る
この会社
70.9%
業界平均
56.2%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

主な事業として特殊アクリル酸エステルや電子材料向けフォトレジスト材料を製造しており、半導体や化粧品関連の需要増が業績を牽引しています。海外展開の強化や、原料調達の最適化が重要な経営リスクおよび成長の源泉となっています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
保守的な予想を上回る傾向だが、市況悪化時の下方乖離には注意が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧) FY2025 業績予想
2025期
売上高: 目標 340億円 達成 (362.6億円)
106.7%
営業利益: 目標 50億円 達成 (61.87億円)
123.7%
1株当たり利益(EPS): 目標 165.5円 達成 (336.7円)
203.4%
2026年11月期 会社予想
2026期
売上高: 目標 375億円 大幅遅れ
0%
営業利益: 目標 64億円 大幅遅れ
0%
1株あたり配当金: 目標 80円 順調 (75円)
93.75%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期35億円68億円69億円+96.8%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期310億円327億円+5.5%
2023期335億円289億円-13.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期37億円46億円+24.5%
2023期59億円36億円-38.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は中期経営計画を開示していませんが、期初予想と実績の比較から計画達成力を評価できます。2024期、2025期は市況回復を背景に期初予想を大幅に上回る好決算となりました。特に2025期は純利益予想を期中に倍近くまで上方修正しています。一方で、半導体市況が悪化した2023期は売上・利益ともに大幅な未達となっており、外部環境の変化に業績が左右されやすい側面も見られます。

どんな話題が多い?

業績・増配40%
設備投資・半導体材料30%
海外戦略・合弁20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
42
前月比 +15.2%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, みんかぶ ほか
業界内ランキング
上位 15%
化学セクター 220社中 33位
報道のトーン
85%
好意的
10%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1946
大阪有機化学工業株式会社、設立

化学工業薬品の製造・販売を目的として、大阪市に会社を設立。日本の化学産業の歴史と共に歩み始める。

1987
大阪証券取引所市場第二部に上場

創業から約40年を経て株式上場を果たす。企業としての信頼性を高め、さらなる成長への基盤を築いた。

2000
東京証券取引所市場第二部に上場

大証に続き東証にも上場。より多くの投資家に認知され、全国区の企業へと飛躍するきっかけとなった。

2020
化粧品用アクリル樹脂事業を譲受

三菱ケミカル株式会社から頭髪化粧品用アクリル樹脂事業を譲り受け、製品ラインナップの拡充と海外販売チャネルを獲得した。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位であるプライム市場へ移行。日本を代表する企業の一つとして認められた。

2025
米国に合弁会社を設立

米国市場への販売強化のため、現地企業との合弁会社を設立。グローバル展開を本格化させ、新たな成長ステージへと向かう。

2028
半導体材料の大規模増産へ

AI需要の拡大に対応するため、約100億円を投じて山形県の酒田工場で半導体レジスト材料の生産能力を増強する計画を発表。

出来事の年表

2025年8月合弁会社設立

米国市場への販売強化を目的に合弁会社を設立し、グローバル展開を加速。

2025年12月業績上方修正

25年11月期の連結最終利益を35億円から68億円へと大幅に上方修正し市場の注目を集めた。

2025年12月大型投資

酒田工場に対し、AI需要に対応した半導体レジスト材料増産のため100億円の投資を決定。

社長プロフィール

安藤 昌幸
代表取締役社長
挑戦者
当社は独自の有機合成技術を核に、特殊アクリル酸エステルなどの高機能化学品を提供し社会の発展に貢献してきました。今後も成長著しい半導体分野やライフサイエンス分野への積極的な投資を継続し、グローバル市場での存在感を高めることで持続可能な社会の実現を目指してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率70.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
6.9億円
借金(有利子負債)
Net Assets
529億円
会社の純資産

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は78%前後で推移する盤石な構成を維持しています。有利子負債は実質的にゼロの無借金経営を継続しており、安定した財務状態が長期的な設備投資を支えています。厚い自己資本を背景に、半導体関連など将来の成長市場への積極的な投資が可能な体力を持っています。 【1Q 2026/11期】総資産655億円、純資産529億円、自己資本比率70.9%、有利子負債6.9億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+70.9億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+14.6億円
投資に使ったお金
Financing CF
-58.8億円
借入・返済など
Free CF
+85.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/11期33.2億円29.0億円6.4億円4.2億円
2017/11期35.4億円6.0億円9.9億円29.4億円
2018/11期34.8億円17.4億円17.4億円17.4億円
2019/11期35.1億円27.4億円4.3億円7.7億円
2020/11期48.0億円39.8億円6.5億円8.2億円
2021/11期58.4億円10.4億円18.3億円47.9億円
2022/11期47.3億円48.5億円15.6億円1.3億円
2023/11期43.7億円41.3億円4.8億円2.4億円
2024/11期86.0億円3.0億円31.3億円83.0億円
2025/11期70.9億円14.6億円58.8億円85.5億円

営業キャッシュフローは本業の安定的な収益力を背景に高い水準で推移しており、年間70億円から86億円規模の安定した稼ぐ力を維持しています。投資キャッシュフローについては、成長分野への戦略的投資を行いながらも、2025年3月期は資産売却等の影響でプラスとなりました。潤沢なフリーキャッシュフローを配当や内部留保へ適切に配分する健全な循環が構築されています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 配当性向30%〜40%目標
1株配当配当性向
2016/11期2527.5%
2017/11期2930.0%
2018/11期3629.8%
2019/11期4029.2%
2020/11期4630.8%
2021/11期5022.2%
2022/11期5424.9%
2023/11期5636.6%
2024/11期6634.5%
2025/11期7522.3%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在導入しておりません。

同社は利益還元を重視しており、継続的な増配を通じて株主への還元を強化する方針を掲げています。業績連動をベースとしつつも、配当性向を意識した安定的な配当水準の維持を目指しています。将来の成長投資とバランスを取りながら、株主価値の向上に努める姿勢を明確にしています。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残65,200株
売り残24,800株
信用倍率2.63倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年11月期 第1四半期決算発表2026年04月10日(予定)
2026年11月期 第2四半期決算発表2026年07月10日(予定)

PERは16.6倍と化学業界平均(約15倍)をやや上回りますが、PBRは1.50倍と業界平均(約1.1倍)より高く、資本効率や成長性が市場から評価されていることが示唆されます。信用倍率は2.63倍と標準的な水準で、特定の需給要因による株価の歪みは小さいと考えられます。今後の決算でAI半導体関連の力強い成長が再確認されれば、更なる評価向上の可能性があります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2016/11期26.0億円5.5億円21.3%
2017/11期33.6億円12.0億円35.8%
2018/11期39.4億円12.6億円32.0%
2019/11期38.3億円8.0億円20.8%
2020/11期46.1億円13.0億円28.2%
2021/11期62.5億円12.6億円20.1%
2022/11期63.6億円16.4億円25.8%
2023/11期38.8億円6.1億円15.7%
2024/11期47.5億円7.1億円14.9%
2025/11期65.6億円0円0.0%

実効税率は年度により変動が見られますが、これは繰延税金資産の取り崩しや税額控除等の会計上の影響が背景にあります。特に2025年3月期は特殊要因により税負担が一時的に低下しました。2026年3月期については、標準的な税率水準である約30%への回帰を想定した保守的な計画となっています。

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大阪有機化学工業 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 70.9%
稼ぐ力
普通
ROE 2.8%(累計)
話題性
好評
ポジ 85%

「半導体から化粧品まで、あらゆる製品の性能を決める『特殊素材』をオーダーメイドで生み出す化学メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU