メック4971
MEC COMPANY LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、ゲーム機。その中には、脳のように働く「半導体」がたくさん入っています。メックは、その半導体を動かすための重要な土台(電子基板)を作る工程で使われる、特殊な化学薬品を開発・製造している会社です。普段私たちが目にする電子機器が、小さく、そして高性能になっていく裏側で、メックの超微細な加工を可能にする技術が活躍しています。まさに、デジタル社会の進化を化学の力で支える縁の下の力持ちなのです。
半導体パッケージ基板向け化学品で世界トップクラスの技術力を誇る化学メーカー。2025年12月期は生成AI関連需要の追い風を受け、売上高209.5億円(前期比14.9%増)、営業利益57.48億円(同26.0%増)と過去最高益を大幅に更新しました。続く2026年12月期も売上高225.0億円、営業利益65.0億円と連続での最高益更新を見込んでおり、高付加価値製品の販売拡大が利益率を押し上げています。株価は好業績を背景に52週高値を更新するなど、市場の期待は高い状況です。
会社概要
- 業種
- 化学
- 決算期
- 12月
- 本社
- 兵庫県尼崎市杭瀬南新町3丁目4番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/12実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 14.1% | 11.7% | - |
| 2022/12期 | 13.9% | 11.6% | - |
| 2023/12期 | 9.6% | 8.2% | - |
| 2024/12期 | 8.9% | 7.4% | 25.0% |
| 2025/12期 | 17.5% | 14.5% | 27.4% |
| 2025/12期 | 17.5% | 14.5% | 27.4% |
世界的なシェアを誇る独自技術を武器に、25%を超える高い営業利益率を長期間維持しているのが同社の最大の特徴です。2025年3月期にはROEが16.5%まで回復しており、効率的な経営体制が際立っています。高付加価値な製品ラインナップにより、製造コストや市場環境の影響を受けにくい高収益体質を確立しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 150億円 | — | 29.5億円 | 155.3円 | — |
| 2022/12期 | 163億円 | — | 30.6億円 | 161.2円 | +8.6% |
| 2023/12期 | 140億円 | — | 23.1億円 | 122.3円 | -14.1% |
| 2024/12期 | 182億円 | 45.6億円 | 22.9億円 | 122.4円 | +30.1% |
| 2025/12期 | 209億円 | 57.5億円 | 50.3億円 | 272.1円 | +14.9% |
メックは電子基板向け表面処理薬品の先駆的企業であり、半導体パッケージ基板向け需要の急拡大を追い風に業績を伸ばしています。2025年3月期には売上高が約209億円、営業利益が約57億円に達し、力強い成長を実現しました。生成AI関連の投資需要が継続する見通しから、2026年3月期も過去最高益を更新する堅調な推移を見込んでいます。 【2025/12期実績】売上209億円(前期比14.9%)、営業利益57億円、純利益50億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
化学の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
電子基板向け金属表面処理薬品を主力事業とし、生成AI需要に支えられた半導体パッケージ基板向け製品が業績を牽引しています。主なリスクとして為替変動や原材料価格の高騰がありますが、高い技術的優位性により価格転嫁や製品ミックスの改善を推進しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 200億円 | 203億円 | 210億円 | +4.8% |
| 2024期 | 163億円 | — | 182億円 | +11.8% |
| 2023期 | 150億円 | — | 140億円 | -6.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 50億円 | — | 57.5億円 | +15.0% |
| 2024期 | 30億円 | — | 45.6億円 | +52.1% |
| 2023期 | 30億円 | — | 24.9億円 | -16.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画(FY25-27)は、生成AI関連の半導体パッケージ基板需要が想定を上回ったことを受け、初年度から目標を上方修正しました。FY25実績は売上高209.5億円(進捗率70.9%)、営業利益57.48億円(進捗率67.6%)と、最終年度目標に対し順調な滑り出しを見せています。過去の業績予想は市況により未達の年もありましたが、直近2期は需要を的確に捉え、期初予想を大幅に上回る実績を叩き出しており、経営の精度が高まっていると評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年12月期決算にて、営業利益57.48億円を達成し、高収益体質を証明。
生成AI向け半導体パッケージ基板需要の拡大を受け、通期業績予想を上方修正。
第2四半期累計で経常利益が前年同期比5.6%減となり、一時的な製品ミックスの変動が影響。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2025/12末時点
同社は極めて健全な財務体質を誇り、実質無借金経営を維持しているため、利息負担がなく不況期にも強い耐性を備えています。自己資本比率は80%を超えており、強固な資本基盤が将来の成長投資や研究開発を支えています。潤沢な手元資金を背景に、技術革新を継続できる極めて安定的な貸借対照表を構築しています。 【2025/12期】総資産364億円、純資産305億円、自己資本比率71.7%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 30.1億円 | ▲11.2億円 | ▲9.2億円 | 19.0億円 |
| 2022/12期 | 38.1億円 | ▲9.4億円 | ▲8.0億円 | 28.7億円 |
| 2023/12期 | 19.4億円 | ▲14.0億円 | ▲17.7億円 | 5.4億円 |
| 2024/12期 | 42.0億円 | 5,200万円 | ▲8.7億円 | 42.5億円 |
| 2025/12期 | 39.8億円 | ▲34.0億円 | ▲22.5億円 | 5.8億円 |
本業で稼ぎ出す営業キャッシュフローが非常に安定しており、成長投資と株主還元を同時に推進できるキャッシュ創出力を有しています。投資キャッシュフローについては、成長に向けた研究開発や設備増強のために一定の支出を行っています。無借金であるため財務キャッシュフローは主に配当等の還元に充てられており、非常にバランスの良い資金運用がなされています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は28.5%と日本企業の中では高い水準にあり、多様な視点を取り入れた経営体制を構築しています。監査体制の強化や連結子会社6社によるグローバル経営を通じて、透明性の高いガバナンスを実現しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 783万円 | 508人 | - |
従業員平均年収は783万円と、化学業界の中でも高水準を維持しています。これは世界シェア上位に位置する高い技術力により高収益体質を維持しており、その成果が従業員へ適切に還元されている結果といえます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間の5年間中4年間でTOPIXを上回る優れたパフォーマンスを示しています。特に2023期(199.1%)と2025期(236.4%)はTOPIXを大幅にアウトパフォームしました。これは、生成AI市場の拡大という時流に乗り、高付加価値製品の需要増で大幅な増益と増配を実現した結果、株価が急騰したことが主な要因です。高い技術力に裏打ちされた業績成長が、株主への高いリターンに直結していることを示しています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 18円 | 23.6% |
| 2017/12期 | 22円 | 26.9% |
| 2018/12期 | 26円 | 28.0% |
| 2019/12期 | 26円 | 39.9% |
| 2020/12期 | 26円 | 30.9% |
| 2021/12期 | 35円 | 22.5% |
| 2022/12期 | 45円 | 27.9% |
| 2023/12期 | 45円 | 36.8% |
| 2024/12期 | 45円 | 36.8% |
| 2025/12期 | 96円 | 35.3% |
| 権利確定月 | 12月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、業績成長に応じた積極的な増配を実施しています。配当性向は30%から40%程度の水準をターゲットとしており、持続可能な還元を目指しています。株主優待制度と組み合わせることで、長期保有株主に対する手厚い還元を強化しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 178.0万円 | 78.0万円 | 78.0% |
| 2022期 | 95.1万円 | ▲4.9万円 | -4.9% |
| 2023期 | 199.1万円 | 99.1万円 | 99.1% |
| 2024期 | 161.9万円 | 61.9万円 | 61.9% |
| 2025期 | 236.4万円 | 136.4万円 | 136.4% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともに化学セクターの平均を大きく上回っており、半導体関連のニッチトップ企業として市場から高い成長期待を寄せられていることがわかります。信用倍率は8.52倍と高水準で、買い残が積み上がっているため、将来的な需給悪化には注意が必要です。株価は高値圏にありますが、今後の決算発表で市場の期待を超える成長を示せるかが焦点となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 41.0億円 | 11.6億円 | 28.1% |
| 2022/12期 | 42.5億円 | 11.8億円 | 27.8% |
| 2023/12期 | 26.8億円 | 3.8億円 | 14.1% |
| 2024/12期 | 46.8億円 | 23.9億円 | 51.1% |
| 2025/12期 | 60.5億円 | 10.2億円 | 16.9% |
実効税率は年度によって変動していますが、これは税効果会計や特別利益等の影響によるものです。2024/03期に見られた一時的な上昇を除けば、概ね法定実効税率付近で推移しています。基本的には利益成長に伴い、適切な納税を行っている状況です。
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メック まとめ
「半導体パッケージ基板の銅表面処理剤」で世界シェアを握り、AI時代の進化を支える化学の巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。