4971プライム

メック

MEC COMPANY LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE26.5%
BPS1668.7円
自己資本比率71.7%
FY2025/3 有報データ

半導体の進化を支える、世界トップクラスの化学技術メーカー

化学技術の力で未来のデジタル社会を創造し、あらゆる電子機器の進化を支えるリーディングカンパニーとなる。

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、ゲーム機。その中には、脳のように働く「半導体」がたくさん入っています。メックは、その半導体を動かすための重要な土台(電子基板)を作る工程で使われる、特殊な化学薬品を開発・製造している会社です。普段私たちが目にする電子機器が、小さく、そして高性能になっていく裏側で、メックの超微細な加工を可能にする技術が活躍しています。まさに、デジタル社会の進化を化学の力で支える縁の下の力持ちなのです。

半導体パッケージ基板向け化学品で世界トップクラスの技術力を誇る化学メーカー。2025年12月期は生成AI関連需要の追い風を受け、売上高209.5億円(前期比14.9%増)、営業利益57.48億円(同26.0%増)と過去最高益を大幅に更新しました。続く2026年12月期も売上高225.0億円、営業利益65.0億円と連続での最高益更新を見込んでおり、高付加価値製品の販売拡大が利益率を押し上げています。株価は好業績を背景に52週高値を更新するなど、市場の期待は高い状況です。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
12月
本社
兵庫県尼崎市杭瀬南新町3丁目4番1号
公式
www.mec-co.com

社長プロフィール

前田 和夫
代表取締役社長
テクノロジスト
当社は独自の化学技術を駆使し、電子機器の高性能化に貢献しています。特に需要が拡大する生成AI関連の半導体分野において、当社の技術は不可欠な存在です。今後も研究開発に注力し、世界の技術革新を化学の力で支え続けます。

この会社のストーリー

1969
メック株式会社設立

兵庫県尼崎市で、金属表面処理剤及び機械装置の製造販売を目的として設立。ここから世界的な化学メーカーへの道が始まる。

2001
大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現ジャスダック)に上場

創業から約30年、技術力と実績が市場に認められ、株式上場を果たす。企業としての信頼性を高め、さらなる成長への基盤を築いた。

2013
東京証券取引所市場第二部へ市場変更

ジャスダックから東証二部へとステップアップ。より多くの投資家から注目を集める企業へと成長した。

2014
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

わずか1年で東証一部(現プライム市場)へ昇格。日本を代表する企業の一つとして、その地位を確固たるものにした。

2020
コロナ禍を乗り越え、DX需要が追い風に

世界的なパンデミックの中でも、リモートワークやデータセンター需要の拡大により半導体市場が活況。同社の技術がさらに重要性を増した。

2025
過去最高益を更新し、中期経営計画を上方修正

生成AI関連の半導体需要が追い風となり、業績は過去最高を更新。好調な業績を受け、成長戦略を描く中期経営計画の目標値を引き上げた。

2027
次世代半導体市場への挑戦

中期経営計画の最終年度に向け、さらなる技術革新を追求。次世代半導体パッケージ基板向けの製品開発を加速し、持続的な成長を目指す。

注目ポイント

半導体パッケージ基板向け薬品で世界トップクラス

スマホやPC、AIサーバーに不可欠な半導体パッケージ基板。その銅表面を処理する薬品で世界的に高いシェアを誇り、日本の技術力を世界に示しています。

生成AIブームで業績絶好調!3期連続最高益へ

AIの進化に伴う高性能半導体の需要増が追い風となり、2025年12月期は大幅増益を見込みます。さらに2026年12月期も増益予想で、成長が加速しています。

株主還元にも積極的!長期保有で優待がグレードアップ

安定した配当に加え、株主優待としてQUOカードがもらえます。1年以上の継続保有が条件で、3年以上保有すると金額がアップする嬉しい制度です。

サービスの実績は?

209.5億円
連結売上高
2025年12月期実績
+14.9% YoY
57.48億円
連結営業利益
2025年12月期実績
+26.0% YoY
27.4%
営業利益率
2025年12月期実績
+2.4pt YoY
96
1株当たり配当金
2025年12月期実績
+113.3% YoY
272.1
1株当たり純利益 (EPS)
2025年12月期実績
+122.3% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 96円
安全性
安定
自己資本比率 71.7%
稼ぐ力
高い
ROE 26.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
96
方針: 配当性向35%程度を目安とした成果配分
1株配当配当性向
FY2016/31823.6%
FY2017/32226.9%
FY2018/32628.0%
FY2019/32639.9%
FY2020/32630.9%
FY2021/33522.5%
FY2022/34527.9%
FY2023/34536.8%
FY2024/34536.8%
FY2025/39635.3%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月12月

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、業績成長に応じた積極的な増配を実施しています。配当性向は30%から40%程度の水準をターゲットとしており、持続可能な還元を目指しています。株主優待制度と組み合わせることで、長期保有株主に対する手厚い還元を強化しています。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
26.5%
業界平均
9.5%
営業利益率上回る
この会社
27.4%
業界平均
14.2%
自己資本比率上回る
この会社
71.7%
業界平均
49.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3163億円
FY2023/3140億円
FY2024/3182億円
FY2025/3209億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/345.6億円
FY2025/357.5億円

メックは電子基板向け表面処理薬品の先駆的企業であり、半導体パッケージ基板向け需要の急拡大を追い風に業績を伸ばしています。2025年3月期には売上高が約209億円、営業利益が約57億円に達し、力強い成長を実現しました。生成AI関連の投資需要が継続する見通しから、2026年3月期も過去最高益を更新する堅調な推移を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
26.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
13.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
27.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/320.0%11.7%-
FY2022/316.1%11.1%-
FY2023/311.4%8.0%-
FY2024/318.9%6.9%25.0%
FY2025/326.5%13.8%27.4%

世界的なシェアを誇る独自技術を武器に、25%を超える高い営業利益率を長期間維持しているのが同社の最大の特徴です。2025年3月期にはROEが16.5%まで回復しており、効率的な経営体制が際立っています。高付加価値な製品ラインナップにより、製造コストや市場環境の影響を受けにくい高収益体質を確立しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
305億円

同社は極めて健全な財務体質を誇り、実質無借金経営を維持しているため、利息負担がなく不況期にも強い耐性を備えています。自己資本比率は80%を超えており、強固な資本基盤が将来の成長投資や研究開発を支えています。潤沢な手元資金を背景に、技術革新を継続できる極めて安定的な貸借対照表を構築しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+39.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-34.0億円
投資CF
借入・返済など
-22.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+5.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/330.1億円-11.2億円-9.2億円19.0億円
FY2022/338.1億円-9.4億円-8.0億円28.7億円
FY2023/319.4億円-14.0億円-17.7億円5.4億円
FY2024/342.0億円5,200万円-8.7億円42.5億円
FY2025/339.8億円-34.0億円-22.5億円5.8億円

本業で稼ぎ出す営業キャッシュフローが非常に安定しており、成長投資と株主還元を同時に推進できるキャッシュ創出力を有しています。投資キャッシュフローについては、成長に向けた研究開発や設備増強のために一定の支出を行っています。無借金であるため財務キャッシュフローは主に配当等の還元に充てられており、非常にバランスの良い資金運用がなされています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1電子基板業界への依存度の高さについて当社グループは電子基板・部品資材事業を行っておりますが、電子基板向けの比重が大きいため、電子基板業界の動向に大きく影響されます
2海外事業展開に関するカントリーリスクについて当社グループは、当社および連結子会社6社で構成され、世界の主要な電子基板市場を包括すべく体制を整備しております
3人材の確保・育成について当社グループは研究開発体制のさらなる強化と海外展開をはじめとする販売力の強化に重点を置き、従来から優秀な人材の採用と教育研修・配置・ローテーションを含めた『戦略人事』に積極的に取り組んでおりますが、今後当社の求める人材を十分に確保・育成できない場合には、当社グループの損益に影響を与える可能性があります
4為替変動の影響について当社グループは、日本国内だけでなく世界的に事業活動を展開しており、海外売上高の比率は過半数を占めます
5知的財産について当社ではリスクマネジメントの観点から知的財産管理が経営上重要であるとの認識をもっており、社内に専任部署を設置し、当社の知財戦略に基づいて各国において権利を取得・管理しておりますが、当社の想定の範囲外で第三者から知的財産権を侵害したと主張されることが全く無いとは言い切れません
6法的規制について当社グループの電子基板・部品製造用薬品は様々な化学物質を使用しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/341.0億円11.6億円28.1%
FY2022/342.5億円11.8億円27.8%
FY2023/326.8億円3.8億円14.1%
FY2024/346.8億円23.9億円51.1%
FY2025/360.5億円10.2億円16.9%

実効税率は年度によって変動していますが、これは税効果会計や特別利益等の影響によるものです。FY2024/3に見られた一時的な上昇を除けば、概ね法定実効税率付近で推移しています。基本的には利益成長に伴い、適切な納税を行っている状況です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
783万円
従業員数
508
平均年齢
42.5歳
平均年収従業員数前年比
当期783万円508-

従業員平均年収は783万円と、化学業界の中でも高水準を維持しています。これは世界シェア上位に位置する高い技術力により高収益体質を維持しており、その成果が従業員へ適切に還元されている結果といえます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主31.6%
浮動株68.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関23.3%
事業法人等8.3%
外国法人等27.1%
個人その他32.4%
証券会社8.9%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 主な安定株主はマエダホールディングス・GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券)・メック取引先持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,981,000株)10.77%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,758,000株)9.56%
株式会社マエダホールディングス(1,199,000株)6.52%
前田和夫(726,000株)3.95%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(694,000株)3.77%
メック取引先持株会(562,000株)3.05%
前田耕作(555,000株)3.01%
野村信託銀行株式会社(投信口)(457,000株)2.48%
BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(445,000株)2.41%
ゴールドマン・サックス証券株式会社 BNYM (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(360,000株)1.95%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった機関投資家が上位を占めており、安定した株主構成が見て取れます。また、創業家である前田氏関連の保有比率も一定数存在し、経営の安定と株主利益の追求の両立が図られています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億7,930万円
取締役4名の合計

電子基板向け金属表面処理薬品を主力事業とし、生成AI需要に支えられた半導体パッケージ基板向け製品が業績を牽引しています。主なリスクとして為替変動や原材料価格の高騰がありますが、高い技術的優位性により価格転嫁や製品ミックスの改善を推進しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 2名(28.6% 男性 5
29%
71%
監査報酬
3,550万円
連結子会社数
6
設備投資額
28.5億円
平均勤続年数(従業員)
12.5

女性役員比率は28.5%と日本企業の中では高い水準にあり、多様な視点を取り入れた経営体制を構築しています。監査体制の強化や連結子会社6社によるグローバル経営を通じて、透明性の高いガバナンスを実現しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
生成AI需要を的確に捉え、計画を上回るペースで成長。業績予想も大幅に超過達成。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 295億円 順調 (209.5億円)
70.9%
営業利益: 目標 85億円 やや遅れ (57.48億円)
67.6%
営業利益率: 目標 28.8% 順調 (27.4%)
95.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025200億円203億円210億円+4.8%
FY2024163億円182億円+11.8%
FY2023150億円140億円-6.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202550億円57億円+15.0%
FY202430億円46億円+52.1%
FY202330億円25億円-16.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画(FY25-27)は、生成AI関連の半導体パッケージ基板需要が想定を上回ったことを受け、初年度から目標を上方修正しました。FY25実績は売上高209.5億円(進捗率70.9%)、営業利益57.48億円(進捗率67.6%)と、最終年度目標に対し順調な滑り出しを見せています。過去の業績予想は市況により未達の年もありましたが、直近2期は需要を的確に捉え、期初予想を大幅に上回る実績を叩き出しており、経営の精度が高まっていると評価できます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間の5年間中4年間でTOPIXを上回る優れたパフォーマンスを示しています。特にFY2023(199.1%)とFY2025(236.4%)はTOPIXを大幅にアウトパフォームしました。これは、生成AI市場の拡大という時流に乗り、高付加価値製品の需要増で大幅な増益と増配を実現した結果、株価が急騰したことが主な要因です。高い技術力に裏打ちされた業績成長が、株主への高いリターンに直結していることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+136.4%
100万円 →236.4万円
136.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021178.0万円+78.0万円78.0%
FY202295.1万円-4.9万円-4.9%
FY2023199.1万円+99.1万円99.1%
FY2024161.9万円+61.9万円61.9%
FY2025236.4万円+136.4万円136.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残189,200株
売り残22,200株
信用倍率8.52倍
最新週データ時点
今後の予定
第57回定時株主総会2026年3月頃
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬

PER・PBRともに化学セクターの平均を大きく上回っており、半導体関連のニッチトップ企業として市場から高い成長期待を寄せられていることがわかります。信用倍率は8.52倍と高水準で、買い残が積み上がっているため、将来的な需給悪化には注意が必要です。株価は高値圏にありますが、今後の決算発表で市場の期待を超える成長を示せるかが焦点となります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「ややか好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, Yahoo!ファイナンス, 日刊工業新聞
業界内ランキング
上位 15%
化学業界 500社中 72位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
半導体素材・技術30%
経営戦略・中計15%
株価動向・IR10%

最近の出来事

2026年2月過去最高益

2025年12月期決算にて、営業利益57.48億円を達成し、高収益体質を証明。

2025年11月業績修正

生成AI向け半導体パッケージ基板需要の拡大を受け、通期業績予想を上方修正

2025年8月減益発表

第2四半期累計で経常利益が前年同期比5.6%減となり、一時的な製品ミックスの変動が影響。

メック まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 96円
安全性
安定
自己資本比率 71.7%
稼ぐ力
高い
ROE 26.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「半導体パッケージ基板の銅表面処理剤」で世界シェアを握り、AI時代の進化を支える化学の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

化学」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU