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マンダム

MANDOM CORPORATION

最終更新日: 2026年3月28日

ROE4.8%
BPS1548.3円
自己資本比率66.5%
FY2025/3 有報データ

「ギャツビー」で男性美容を牽引し、MBOで次なる成長ステージへ挑むパイオニア

美と健康を通じて、世界中の人々が快適な生活と生きる歓びを感じられる社会を実現することを目指します。

この会社ってなに?

あなたが朝、髪をセットするときに使うヘアワックス、それはマンダムの「ギャツビー」かもしれません。また、汗をかいた後に使うデオドラントシートや洗顔フォームなど、男性向けの身だしなみ製品で国内トップクラスのシェアを誇ります。ドラッグストアやコンビニで一度は紫色の「GATSBY」ロゴを目にしたことがあるのではないでしょうか。さらに、女性向けにも人気のクレンジングブランド「ビフェスタ」を展開しており、あなたの毎日のスキンケアを支えている会社です。

男性用化粧品「ギャツビー」で知られる老舗メーカー。FY2025は売上高761.8億円、営業利益10.28億円で着地。投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズと組んだMBO(経営陣による買収)が成立し、2026年5月15日に上場廃止を予定しています。これにより、短期的な市場評価に左右されず、ブランド価値の再構築や海外事業の深耕といった中長期的な経営改革に集中する方針です。FY2026は売上高843.2億円、営業利益35.00億円とV字回復を見込んでいます。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
大阪市中央区十二軒町5-12
公式
www.mandom.co.jp

社長プロフィール

西村 健
西村 健
代表取締役 社長執行役員
挑戦者
MBOによる非上場化を機に、短期的な市場評価に左右されることなく、中長期的な視点での大胆な経営改革を実行します。主力ブランドの価値を再定義し、生活者一人ひとりへの「お役立ち」を追求することで、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1927
金鶴香水株式会社として創業

大阪で化粧品の製造販売を開始。「丹頂」ブランドのポマードなどがヒットし、礎を築く。

1971
株式会社マンダムへ社名変更

チャールズ・ブロンソンを起用したCMで「マンダム」シリーズが大ヒット。企業名もブランド名に統一し、新たなスタートを切った。

1978
「ギャツビー」ブランド誕生

若者向け男性化粧品ブランド「ギャツビー」を発売。時代を捉えた商品展開で、男性化粧品市場のトップブランドへと成長する。

1988
大阪証券取引所第二部に上場

株式上場を果たし、社会的な信用を高めるとともに、事業拡大に向けた経営基盤を強化した。

1989
「ルシード」ブランド誕生

無香料をコンセプトにしたミドルエイジ男性向けブランド「ルシード」を発売し、新たな顧客層を開拓した。

2023
「物言う株主」からの経営改革要求

ROEの低さなどを指摘され、企業価値向上に向けたプレッシャーが高まる。これが後の大きな経営判断のきっかけの一つとなった。

2025
MBOによる非公開化を発表

創業家と投資ファンドが連携し、MBO(経営陣による買収)を実施。短期的な市場評価から離れ、抜本的な改革を目指すことを決断した。

2026
上場廃止と新たな成長戦略の開始

株式の非公開化を完了し、CVCキャピタル・パートナーズの支援のもと、ブランド価値の向上や海外展開の深化など、再成長に向けた新体制がスタートする。

注目ポイント

MBOによる大胆な経営改革

短期的な株価を気にせず、中長期的な視点で大胆な投資や事業改革を行える体制へ移行。非公開化によって、スピーディーな意思決定と再成長を目指します。

「ギャツビー」という絶対的ブランド

男性化粧品市場で圧倒的な知名度とシェアを誇る「ギャツビー」が事業の中核。長年培ってきたブランド力と開発力を武器に、国内外でさらなる成長が期待されます。

アジア市場での高いプレゼンス

特にインドネシア市場で高いシェアを誇るなど、アジアを中心に海外事業を積極的に展開。日本の品質とブランド力で、成長著しいアジア市場の需要を取り込んでいます。

サービスの実績は?

761.8億円
連結売上高
FY2025実績
+4.0% YoY
10.28億円
連結営業利益
FY2025実績
-49.1% YoY
40
1株当たり配当金
FY2025実績
±0% YoY
843.2億円
連結売上高予想
FY2026会社予想
+10.7% vs FY25
35.00億円
連結営業利益予想
FY2026会社予想
+240.5% vs FY25

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 40円
安全性
安定
自己資本比率 66.5%
稼ぐ力
普通
ROE 4.8%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
40
方針: 配当なし(非公開化に伴う無配)
1株配当配当性向
FY2016/34029.3%
FY2017/34840.3%
FY2019/36055.2%
FY2020/36263.5%
FY2021/332166.9%
FY2022/3360.8%
FY2023/338178.3%
FY2024/34069.2%
FY2025/34096.9%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は廃止となりました。

マンダムは長年配当の維持に努めてきましたが、MBO(経営陣による買収)に伴い、2026年3月期の配当は無配となることが決定しました。これに合わせ、株主優待制度も廃止されています。今後は非公開化の下、長期的な企業価値向上を優先する方針へ転換しました。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.8%
業界平均
9.7%
営業利益率下回る
この会社
1.3%
業界平均
14.4%
自己資本比率上回る
この会社
66.5%
業界平均
49.6%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3574億円
FY2023/3670億円
FY2024/3732億円
FY2025/3762億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/320.2億円
FY2025/310.3億円

マンダムは、FY2022/3にはコロナ禍の影響で営業赤字を計上しましたが、以降は主力ブランド「ギャツビー」の回復や海外事業の立て直しにより増収基調を維持しています。FY2024/3には売上高が約732億円まで回復し、純利益も約26億円を確保しました。今後はさらなる成長を見込み、FY2026/3には売上高約843億円、営業利益約35億円の達成を目標に掲げています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
1.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/33.2%1.0%-
FY2022/32.4%-0.7%-
FY2023/31.0%1.1%-
FY2024/33.4%2.8%2.8%
FY2025/34.8%1.9%1.3%

コロナ禍のFY2022/3には営業利益率が-4.0%まで低下しましたが、構造改革の成果により直近では営業利益率がプラス圏へ回復しました。ROEも改善傾向にありますが、依然として3%台以下と、資本効率の面ではさらなる向上余地が残されています。今後はコストコントロールと高付加価値製品の販売強化により、収益性指標の安定的な積み上げが求められます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率66.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
9,500万円
会社の純資産
767億円

同社は無借金に近い極めて高い自己資本比率を維持しており、極めて強固な財務健全性を有しています。総資産は緩やかな増加傾向にあり、FY2025/3時点で約975億円と安定した事業基盤を構築しています。潤沢な自己資本を背景に、将来的な成長投資や事業環境の変化に対する耐久性も十分に確保されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+49.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-20.9億円
投資CF
借入・返済など
-22.0億円
財務CF
手元に残ったお金
+28.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/362.1億円-56.8億円11.3億円5.3億円
FY2022/376.9億円-1.9億円-53.9億円75.1億円
FY2023/340.6億円-12.6億円-20.7億円28.1億円
FY2024/368.1億円-8.9億円-21.1億円59.3億円
FY2025/349.2億円-20.9億円-22.0億円28.4億円

営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、潤沢な本業の稼ぎが成長投資の原資となっています。投資CFの支出が抑えられている時期にはフリーキャッシュフロー(FCF)が大きく積み上がり、財務の余力が拡大する傾向にあります。財務CFでは積極的な配当支払いにより、株主還元と健全なバランスを両立させてきました。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1重要なサステナビリティの項目」をご参照ください

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-2.7億円0円-
FY2022/3-18.6億円0円-
FY2023/322.1億円12.5億円56.6%
FY2024/329.8億円3.8億円12.7%
FY2025/321.8億円3.2億円14.7%

赤字期は法人税等の負担がありませんでしたが、業績回復に伴い納税額が正常化しています。FY2023/3には一時的に高い税負担率となりましたが、直近は概ね法定実効税率よりも低い水準で推移しています。これは海外事業の税務上の取り扱いや繰越欠損金の活用などが影響しているものと推測されます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
736万円
従業員数
2,587
平均年齢
43.6歳
平均年収従業員数前年比
当期736万円2,587-

従業員の平均年収は736万円であり、化学・化粧品業界の中でも安定した水準を維持しています。長年の歴史を持つ企業として給与体系は国内市場の景気や業績に連動しつつも底堅い動きを見せてきましたが、非公開化による今後の経営効率化に伴う人財戦略の再構築が注目されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主36%
浮動株64%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19.7%
事業法人等16.2%
外国法人等19.9%
個人その他40.9%
証券会社3.2%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は公益財団法人西村奨学財団・マンダム従業員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,506,000株)14.42%
公益財団法人西村奨学財団(3,600,000株)7.98%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,309,000株)5.12%
マンダム従業員持株会(1,470,000株)3.26%
M・Nホールディングス株式会社(1,070,000株)2.37%
西村元延(933,000株)2.07%
KIA FUND F149(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)(749,000株)1.66%
BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND(常任代理人 香港上海銀行)(685,000株)1.52%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行)(514,000株)1.14%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(501,000株)1.11%

マンダムは長年、日本マスタートラスト信託銀行などの機関投資家が上位を占める一方、西村奨学財団や創業家関連会社など同社と密接な関係を持つ株主の影響力が極めて大きい構造にあります。2026年3月期のMBO(経営陣が参加する買収)成立により非公開化が決定したことで、創業家を中心とした新たな経営体制への移行が進んでいます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,200万円
取締役5名の合計

EDINET開示情報では、主力の男性用化粧品「ギャツビー」や女性向けブランド「ビフェスタ」等、グローバルでの成長がセグメントを牽引しています。競争激化による海外市場の変動や為替リスクが収益の不確実性として挙げられており、直近ではMBOによる非公開化に伴いIR室の廃止など、開示体制に大きな転換期を迎えています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
4,500万円
連結子会社数
16
設備投資額
6.4億円
平均勤続年数(従業員)
18
臨時従業員数
2964

女性役員比率は9.1%と改善の余地があるものの、社外取締役の積極的な登用によりガバナンス強化を図っています。連結子会社16社を抱える企業規模に対し、監査報酬4,500万円を投じて堅実な監査体制を構築しており、MBO後の新たな非公開会社としてのガバナンスのあり方が今後の成長を左右します。

会社の計画は順調?

C
総合評価
MBOによる非公開化を選択したため、従来の計画達成力とは別の評価軸が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 連結業績予想
FY2026
売上高: 目標 843.2億円 順調 (761.8億円)
90.3%
営業利益: 目標 35.00億円 大幅遅れ (10.28億円)
29.4%
当期純利益: 目標 28.10億円 やや遅れ (18.59億円)
66.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025770億円762億円-1.1%
FY2024710億円732億円+3.1%
FY2023650億円671億円+3.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20258億円10億円+31.8%
FY202421億円20億円-3.8%
FY202310億円14億円+40.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、期初の連結業績予想がその代わりとなります。FY2025は売上高こそ未達でしたが、営業利益は期初予想を30%以上上回るなど、利益面での改善が見られました。しかし、最も重要なのはMBOによる非公開化という経営判断です。これは、株主からの短期的なプレッシャーを回避し、ブランド投資や海外戦略といった時間のかかる根本的な企業価値向上策に集中する狙いがあります。そのため、従来の業績予想の達成度よりも、非公開化後の事業変革の実行力が問われます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年で市場平均であるTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」という結果でした。これは、インバウンド需要の停滞や国内市場の成熟化を背景とした成長鈍化により、株価が長期的に低迷していたことが主な要因です。株価パフォーマンスの低迷とそれに伴うROEやPBRの低さが、物言う株主からの指摘や今回のMBOによる非公開化へと繋がったと考えられます。経営陣は非公開化を通じて、市場からの短期的な評価に左右されずに抜本的な改革を行い、将来的な企業価値向上を目指す方針です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-27.3%
100万円 →72.7万円
-27.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021102.4万円+2.4万円2.4%
FY202266.8万円-33.2万円-33.2%
FY202376.4万円-23.6万円-23.6%
FY202472.2万円-27.8万円-27.8%
FY202572.7万円-27.3万円-27.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残5,900株
売り残500株
信用倍率11.80倍
2026年3月27日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬
上場廃止予定日2026年5月15日

マーケットの最大の注目点はMBOによる非公開化です。TOBが成立し、2026年5月15日に上場廃止が予定されているため、一般投資家が市場で売買できる期間は残りわずかです。信用買い残は売り残を上回っており、信用倍率は11.80倍と高水準ですが、これはTOB価格へのサヤ寄せを狙った短期的な資金流入が主因と考えられます。業界比較ではPERがやや割高に見えますが、これもMBOプレミアムが株価に織り込まれているためです。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +18.5%
メディア数
38
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 東洋経済オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 12%
化学業種 200社中 24位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

MBO・経営体制45%
決算・業績30%
提携・事業戦略15%
その他10%

最近の出来事

2025年9月MBO発表

創業家とCVCキャピタルによるMBO(経営陣による買収)を公表し、非公開化へ向けた手続きを開始。

2025年11月資本業務提携

オンライン診療サービスを提供するSQUIZ社と資本業務提携を締結し、ヘアケア分野の強化を図る。

2026年2月3Q好調

第3四半期決算にて、連結経常利益が前年同期比71.0%増の36.8億円と大幅な収益改善を達成。

最新ニュース

ポジティブ
マンダム、自己株式の消却を発表
3/26 · 株探

マンダム まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 40円
安全性
安定
自己資本比率 66.5%
稼ぐ力
普通
ROE 4.8%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「MBOで非公開化へ、『ギャツビー』の巨人がファンドと組んでブランド再構築に挑む」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU