JUMP

I−ne4933

I-ne CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 13円
安全性
普通
自己資本比率 49.5%
稼ぐ力
普通
ROE 6.5%(累計)
話題性
不評
ポジ 35%

この会社ってなに?

あなたがドラッグストアで見かける「BOTANIST」のシャンプーや、人気の「YOLU」、家電量販店で目にする「SALONIA」のヘアアイロンを使ったことはありませんか?実はこれらを手がけているのがI−neです。同社は消費者の「こんなのが欲しかった」という声を巧みに捉え、SNSで話題になるようなデザインやコンセプトで次々とヒット商品を生み出しています。あなたが普段何気なく手に取るシャンプーや美容家電の裏側で、I−neの緻密なブランド戦略が動いているのです。

ヘアケア「BOTANIST」や美容家電「SALONIA」で知られるファブレスメーカー。2024年度は売上高450.1億円(前期比8.1%増)、営業利益45.83億円(同4.7%増)と増収増益を確保しました。しかし成長率は鈍化傾向にあり、新たな収益源としてスキンケアブランド「トゥヴェール」の買収や海外展開を加速させています。M&Aによるのれん償却が短期的な利益を圧迫するリスクがある一方、高利回りの株主優待は投資家にとって魅力的です。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
12月
本社
大阪府大阪市中央区南久宝寺町4-1-2 御堂筋ダイビル8階

サービスの実績は?

8.1%
売上高成長率
2024期
+8.1% YoY
4.7%
営業利益成長率
2024期
+4.7% YoY
13
1株当たり配当金
2024期実績
407
従業員数
2025年3月時点
1.11億円
従業員一人当たり売上高
2024期
10,000円分
株主優待(100株)
デジタルギフト
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.5%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.0%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
6.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2020/12期13.0%6.9%6.5%
2021/12期16.2%9.1%8.2%
2022/12期20.6%12.6%9.2%
2023/12期32.1%20.1%10.5%
2024/12期19.0%10.1%10.2%
3Q FY2025/126.5%(累計)3.0%(累計)6.4%

ヘアケア・美容家電のD2Cモデル(直接販売)を展開することで高効率な運営を維持しており、営業利益率は10%前後の高水準を維持しています。2023/03期には営業利益率10.5%を達成しROEも27.6%と非常に高い収益性を誇りましたが、足元では積極的な先行投資により指標の調整が見られます。今後もデジタルマーケティングを活用した付加価値の創出が収益性維持の鍵となります。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2020/12期234億円15.1億円9.1億円59.8円-
2021/12期284億円23.4億円12.4億円70.3円+21.5%
2022/12期353億円32.4億円19.3億円110.2円+24.2%
2023/12期416億円43.8億円39.5億円224.4円+18.1%
2024/12期450億円45.8億円29.4億円167.0円+8.1%

同社は主力ブランドの「BOTANIST」や「YOLU」が市場の支持を集め、売上高は2021/03期の約284億円から2024/03期には約450億円まで着実に拡大してきました。一方で、近年はさらなる成長に向けた戦略的なM&Aやブランド投資を推進しており、一時的な利益の変動が見られる状況です。2025/3期については、増収基調を維持しつつ営業利益50億円超を見込むなど、成長軌道の維持に注力しています。 【3Q 2025/12期実績】売上344億円(通期予想比66%)、営業利益22億円(同44%)、純利益11億円(同41%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.5%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
6.4%
業界平均
9.7%
自己資本比率下回る
この会社
49.5%
業界平均
56.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

8,500万円
取締役2名の合計

主力事業である「BOTANIST」や「YOLU」を中心としたヘアケア・美容家電事業が収益の柱ですが、近年は積極的なM&A(トゥヴェール買収など)によるスキンケア分野の多角化を進めています。一方で、海外展開に伴うコストや暖簾(のれん)償却費の発生が、短期的には利益を圧迫するリスク要因として開示されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上・利益ともに目標達成に向け進行中だが、成長ペースの維持が課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
2023期〜2025期
売上高: 目標 550億円 順調 (450.1億円)
81.8%
営業利益: 目標 71.5億円 やや遅れ (45.83億円)
64.1%
ヘアケア分野売上高: 目標 355億円 順調 (280億円)
78.9%
通期業績予想
2025期
売上高: 目標 520.0億円 順調 (450.1億円)
86.6%
営業利益: 目標 50.4億円 順調 (45.83億円)
90.9%
当期純利益: 目標 27.0億円 順調 (29.38億円)
108.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期458億円450億円450億円-1.7%
2023期400億円416億円+4.1%
2022期313億円353億円+12.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期46億円46億円-0.4%
2023期40億円44億円+9.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025年12月期を最終年度とする中期経営計画では、売上高550億円、営業利益71.5億円の達成を掲げています。直近2024期実績では売上進捗率81.8%、営業利益進捗率64.1%と、特に利益面でハードルが高い状況です。M&Aで買収した「トゥヴェール」の貢献が計画達成の鍵を握ります。過去の業績予想はおおむね達成しており、経営の安定感は評価できますが、目標達成にはもう一段の成長加速が求められます。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・子会社化25%
株主還元20%
新製品・マーケ15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, 株探, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
化学セクター 450社中 68位
報道のトーン
35%
好意的
30%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年10月子会社化

株式会社トゥヴェールを完全子会社化し、スキンケア事業のポートフォリオを強化。

2025年11月決算減益

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比28.4%減となる厳しい結果を発表。

2026年2月中期経営方針

2025年12月期業績見通しと共に、新たな中期経営方針の概略を公表し将来成長を模索。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率49.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
56.8億円
借金(有利子負債)
Net Assets
190億円
会社の純資産

2024/03期には事業拡大のためのM&A資金調達により、有利子負債が約300億円へ急増し、自己資本比率は46.8%へと低下しました。それ以前は無借金に近い非常に健全な財務体質でしたが、積極的な投資フェーズへの転換に伴い、現在はレバレッジを活用した成長戦略を推進しています。強固なブランドポートフォリオが資産の裏付けとなっており、今後の利益創出を通じた財務体質の再強化が期待されます。 【3Q 2025/12期】総資産352億円、純資産190億円、自己資本比率49.5%、有利子負債57億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+3,800万円
本業で稼いだお金
Investing CF
-104億円
投資に使ったお金
Financing CF
+92.3億円
借入・返済など
Free CF
-103億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2020/12期27.4億円4,100万円22.1億円27.0億円
2021/12期5.7億円1.2億円7.4億円4.5億円
2022/12期12.3億円19.7億円6.7億円7.4億円
2023/12期12.4億円24.8億円1.6億円37.2億円
2024/12期3,800万円104億円92.3億円103億円

営業キャッシュフローは安定した本業の収益を背景にプラスを維持していますが、2024/03期は戦略的な事業買収により投資キャッシュフローがマイナス約104億円と大きく膨らみました。これに対応するため銀行借入等による財務キャッシュフローがプラス約92億円となり、成長のための資金調達を積極的に実施しています。キャッシュフローの構造は「稼いだ資金で成長投資を行う」段階から、「外部資金も活用して一気に規模を拡大する」フェーズへ移行しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 2名(33.3% 男性 4
33%
67%
監査報酬
4,100万円
連結子会社数
6
設備投資額
7.8億円
平均勤続年数(従業員)
4.6
臨時従業員数
13

女性役員比率は33.3%と高く、多様な視点を取り入れた経営体制を構築しています。監査報酬4,100万円を投じてガバナンスを強化しており、子会社6社を含むグループ全体での迅速かつ透明性の高い経営管理が期待される規模感です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主61%
浮動株39%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19%
事業法人等42%
外国法人等7%
個人その他30.1%
証券会社1.9%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はCOH・THE BANK OF NEW YORK 133652(常任代理人:みずほ銀行決済営業部)。

株式会社COH(7,430,000株)42.49%
大西 洋平(3,250,900株)18.59%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,254,200株)12.89%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(764,600株)4.37%
THE BANK OF NEW YORK 133652(常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)(625,618株)3.57%
野村信託銀行株式会社(投信口)(334,100株)1.91%
THE BANK OF NEW YORKMELLON 140051(常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)(216,882株)1.24%
杉元 将二(210,480株)1.2%
藤岡 礼記(210,000株)1.2%
JPモルガン証券株式会社(96,548株)0.55%

創業者の大西洋平氏と、同氏が代表を務める株式会社COHが合計で約61%の議決権を保有しており、経営に対する強力な支配力を維持しています。浮動株比率は限定的であり、創業者主導の意思決定が迅速に行えるガバナンス構造となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】以下においては、当社グループの事業展開その他に関する事項のうち、リスク要因となる可能性が考えられる主な事項、及びその他投資家の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております
2当社は、リスク管理に関するグループ全体のリスク対策の基本方針の策定、リスク対策実施状況の点検・フォロー及びリスクが顕在化した時のコントロールを行うために、コンプライアンス・リスク管理委員会を設置し、当社の事業活動に関する様々なリスクを全社的横断的な観点からモニタリングする体制を構築しております
3(コンプライアンス・リスク委員会)当社は企業価値向上のためにはコンプライアンスの徹底及びリスク管理が必要不可欠であると考え、「コンプライアンス管理規程」、「リスク管理規程」をそれぞれ制定し、これに従い全役職員が法令等を遵守した行動、高い倫理観をもった行動をとることを周知するとともに、市場、情報セキュリティ、労務、商品の品質・安全、各種法規制等の様々な経営上のリスクについて検討、対策をしております
4また委員会は、コンプライアンスの状況の把握、コンプライアンス違反の未然防止及びコンプライアンス違反への対応を目的としております
5代表取締役社長を委員長とし、委員は業務執行取締役、監査等委員である社外取締役及び各部門を所管する執行役員の中から選任しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
691万円
従業員数
434
平均年齢
35.8歳
平均年収従業員数前年比
当期691万円434-

平均年収は約691万円であり、競合する化学・消費財メーカーと比較しても水準は平均よりやや高めと言えます。若年層が多い組織風土の中、業績連動型のインセンティブや評価制度が年収水準を押し上げていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去4年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。特に2023期以降はTOPIXが大きく上昇する中で株価が軟調に推移したため、格差が拡大しました。これは、IPO後の高い期待感からの調整や、成長鈍化懸念が株価の重しとなったことが背景にあります。今後は、M&A戦略の成果や海外展開による再成長を実現し、株価を上昇軌道に乗せることがTSR向上の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
13
方針: 配当性向を意識した安定配当
1株配当配当性向
2020/12期00.0%
2021/12期00.0%
2022/12期00.0%
2023/12期135.8%
2024/12期137.8%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月12月

配当については、持続的な成長のための投資を優先しつつも、株主への還元を強化する方針へ転換しています。現在は配当性向を意識しつつ安定的な利益還元を目指しており、配当金は1株あたり13円で安定しています。さらに、株主優待制度の拡充により、優待を含む総合的な投資利回りを高める工夫を行っています。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 62.5万円 になりました (-37.5万円)
-37.5%
年度末時点評価額損益TSR
2021期105.3万円5.3万円5.3%
2022期92.4万円7.6万円-7.6%
2023期76.7万円23.3万円-23.3%
2024期62.5万円37.5万円-37.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残850,800株
売り残185,000株
信用倍率4.6倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬
定時株主総会2027年3月下旬

信用倍率は4.6倍と買い残が優勢で、株価上昇を期待する個人投資家が多い状況です。一方で、将来の売り圧力となる可能性も秘めています。業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあり、現在の株価が過熱感に乏しいことを示唆しています。時価総額は業界内で比較的小規模であり、今後の成長余地が大きいとも考えられます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2020/12期13.9億円4.8億円34.8%
2021/12期23.3億円10.9億円46.6%
2022/12期34.7億円15.4億円44.5%
2023/12期43.4億円3.8億円8.8%
2024/12期46.2億円16.8億円36.4%

法人税等の支払額は税引前利益の増減に連動しており、おおむね法定実効税率に近い水準で推移しています。2023/03期において実効税率が8.8%と低く見えるのは、繰延税金資産の取り崩しや税効果会計上の特例的な調整が影響した可能性があります。基本的には業績拡大に伴い、毎年10億円から20億円規模の納税を行っており、社会的な納税義務を適切に果たしている状況です。

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I−ne まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 13円
安全性
普通
自己資本比率 49.5%
稼ぐ力
普通
ROE 6.5%(累計)
話題性
不評
ポジ 35%

「『BOTANIST』『SALONIA』のヒットメーカー、巧みなブランド戦略で美容市場を席巻するD2Cの先駆者」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU