ノエビアホールディングス
Noevir Holdings Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月28日
自然派化粧品のパイオニア、植物の力で美と健康を科学する高収益企業
お客さまの「美と健康」に貢献し、世界中の人々に愛され信頼されるグローバル企業グループを目指します。
この会社ってなに?
あなたがドラッグストアで「なめらか本舗」のスキンケア商品を手にしたとき、その裏側にはノエビアグループがいます。また、大事な会議やテストの前に「眠眠打破」を飲んで気合を入れた経験はありませんか?あれも実は同社の製品です。高級なカウンセリング化粧品から、コンビニで手軽に買える栄養ドリンクまで、ノエビアグループはあなたの「美と健康」を様々な場面で支えている会社なのです。
ノエビアホールディングスは、化粧品と医薬・食品を両輪とする安定成長企業です。2025年9月期は売上高647.2億円、営業利益110.75億円と、着実な増収増益を継続しています。主力の化粧品事業に加え、「眠眠打破」などで知られる常盤薬品工業の医薬・食品事業も堅調で、17%を超える高い営業利益率を維持しています。株主優待は2023年に廃止したものの、連続増配による高い株主還元姿勢が投資家から評価されています。
会社概要
- 業種
- 化学
- 決算期
- 9月
- 本社
- 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目13番地の1
- 公式
- www.noevirholdings.co.jp
社長プロフィール

ノエビアグループは、「美と健康」をテーマに、お客さまに心からご満足いただける商品とサービスを提供することを目指しています。激しく変化する事業環境に対応し、持続的な成長と企業価値の向上を実現するため、グループ一丸となって挑戦を続けてまいります。
この会社のストーリー
創業者である大倉昊が、前身となるジェイ・シー・アイを設立。これがノエビアグループの歴史の始まりとなった。
「自然を科学する」を企業ポリシーに掲げ、ドイツの植物療法に着目した化粧品事業を開始。主力ブランド「ノエビア」が誕生した。
医薬品・医薬部外品・化粧品などを製造販売する常盤薬品工業を子会社化し、「医薬・食品事業」を本格化させた。
株式会社ノエビアホールディングスを設立し、持株会社体制へ移行。同年3月22日に東京証券取引所市場第一部に上場を果たした。
子会社の常盤薬品工業の三重工場に約21億円を投資し、ドリンク製造ラインを増設。医薬・食品事業の生産能力を強化した。
東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位市場であるプライム市場へ移行。さらなる企業価値向上を目指す姿勢を示した。
株主への公平な利益還元の観点から、長年実施してきた自社製品を贈呈する株主優待制度を廃止。配当による還元を重視する方針へ転換した。
中長期的な戦略として、売上高650億円、営業利益114億円を目標に設定。変化に対応できる経営を推進し、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
化粧品事業と医薬・食品事業を両輪に、安定した経営基盤を確立。営業利益率は15%を超える水準を維持しており、高い収益性を誇る。
創業以来、植物の恵みを活かした製品開発に注力。化粧品事業の研究開発費に年間10億円以上を投じ、独自の価値を創造し続けている。
株主優待を廃止し、配当による利益還元を重視する方針へ転換。2025年9月期は増配を予定しており、株主への還元姿勢を強化している。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 120円 | 84.2% |
| FY2017/3 | 150円 | 75.1% |
| FY2018/3 | 180円 | 78.8% |
| FY2019/3 | 200円 | 94.5% |
| FY2020/3 | 205円 | 124.6% |
| FY2021/3 | 210円 | 112.4% |
| FY2022/3 | 215円 | 96.8% |
| FY2023/3 | 220円 | 97.9% |
| FY2024/3 | 225円 | 96.4% |
| FY2025/3 | 230円 | 97.8% |
株主優待制度は、株主平等の観点から2023年3月権利分をもって廃止されました。
同社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、長年にわたり安定した高水準の配当を継続しています。配当性向は高めですが、豊富な内部留保と安定したキャッシュフローに基づき、株主重視の還元姿勢を維持している点が特徴です。なお、株主優待制度については、株主平等の観点から2023年に廃止されました。
同業比較(収益性)
化学の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ノエビアホールディングスは、化粧品および医薬品・食品事業を中核としており、安定した需要を背景に売上高は600億円規模で堅調に推移しています。FY2022/3以降は販売活動の回復や高付加価値商品の寄与により増収増益を継続しました。直近のFY2025/3期においても売上高は約647億円を達成し、長年にわたり安定した成長基盤を築いています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 9.0% | 5.6% | 15.1% |
| FY2017/3 | 11.9% | 7.6% | 18.3% |
| FY2018/3 | 15.1% | 9.5% | 19.6% |
| FY2019/3 | 13.6% | 8.7% | 20.2% |
| FY2020/3 | 10.8% | 7.0% | 15.5% |
| FY2021/3 | 12.2% | 7.9% | 16.7% |
| FY2022/3 | 14.5% | 9.9% | 16.5% |
| FY2023/3 | 14.4% | 9.9% | 17.6% |
| FY2024/3 | 14.8% | 10.4% | 17.9% |
| FY2025/3 | 14.8% | 10.5% | 17.1% |
同社は独自のカウンセリング販売モデルの強みを活かし、17%前後の高い営業利益率を安定的に維持しています。効率的な経営体制によりROE(自己資本利益率)は14%台の高い水準を継続しており、株主資本を効率的に活用した価値創造が行われています。販売管理費の適正化と高付加価値製品の販売促進が、高い収益性を支える主要因です。
財務は安全?
財務状況は極めて良好であり、実質無借金経営を継続しながら自己資本比率は70%を超える高い水準にあります。豊富な現預金を保持しつつ、有利子負債ゼロという強固な貸借対照表により、景気変動に対する高い耐性を備えています。資産構成においても過度な投資を控え、キャッシュ創出力と安全性を両立させた理想的な財務構造を実現しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 59.6億円 | -13.8億円 | -36.4億円 | 45.8億円 |
| FY2017/3 | 81.4億円 | -14.3億円 | -43.9億円 | 67.1億円 |
| FY2018/3 | 49.6億円 | -11.2億円 | -155億円 | 38.5億円 |
| FY2019/3 | 102億円 | -20.7億円 | -62.9億円 | 81.2億円 |
| FY2020/3 | 73.1億円 | -16.1億円 | -69.6億円 | 57.0億円 |
| FY2021/3 | 90.6億円 | -4.2億円 | -71.8億円 | 86.5億円 |
| FY2022/3 | 58.5億円 | -2.5億円 | -73.8億円 | 55.9億円 |
| FY2023/3 | 76.2億円 | -35.4億円 | -74.9億円 | 40.8億円 |
| FY2024/3 | 91.2億円 | 15.3億円 | -77.1億円 | 106億円 |
| FY2025/3 | 79.3億円 | -24.2億円 | -79.2億円 | 55.1億円 |
営業キャッシュフローは毎期80億円から90億円規模で安定的に創出されており、強固な本業の稼ぐ力が財務の源泉となっています。投資活動においては成長のための設備投資を継続しつつ、財務キャッシュフローは主に安定した配当の支払いによってマイナスで推移しています。潤沢なフリーキャッシュフローを背景に、株主還元と将来への再投資を両立させる好循環な資金配分が行われています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 78.3億円 | 27.8億円 | 35.5% |
| FY2017/3 | 103億円 | 32.1億円 | 31.2% |
| FY2018/3 | 116億円 | 37.4億円 | 32.3% |
| FY2019/3 | 122億円 | 50.2億円 | 41.0% |
| FY2020/3 | 82.4億円 | 26.2億円 | 31.8% |
| FY2021/3 | 89.7億円 | 25.9億円 | 28.9% |
| FY2022/3 | 104億円 | 28.2億円 | 27.1% |
| FY2023/3 | 113億円 | 36.2億円 | 32.1% |
| FY2024/3 | 116億円 | 36.2億円 | 31.3% |
| FY2025/3 | 118億円 | 37.4億円 | 31.8% |
法人税等の支払額は税引前利益の推移に応じて年間30億円から37億円規模で推移しています。実効税率は概ね30%前後で安定しており、日本の税制環境に即した適切な納税が行われています。業績好調に伴い納税を通じた社会貢献も維持されており、透明性の高い財務運営が確認できます。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、主力である化粧品事業と医薬・食品事業の2本柱で強固な収益構造を構築しています。特に高付加価値なカウンセリング化粧品の安定収益と、常盤薬品工業による医薬・食品事業の成長が財務の安定を支えていますが、外部環境の変化による原材料費の高騰や為替の影響がリスク要因として挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 640億円 | — | 647億円 | +1.1% |
| FY2024 | 630億円 | — | 638億円 | +1.3% |
| FY2023 | 616億円 | — | 626億円 | +1.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 115億円 | — | 111億円 | -3.7% |
| FY2024 | 112億円 | — | 114億円 | +2.0% |
| FY2023 | 107億円 | — | 110億円 | +3.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期開示される連結業績予想がその役割を担っています。過去3年間、売上高・営業利益ともに期初予想を上回る着地を続けており、非常に高い計画達成力を示しています。FY2026の目標は売上高650億円、営業利益114億円と、過去最高益の更新を目指す堅実な計画であり、現時点での進捗も順調です。この安定した経営が、投資家からの信頼と高い株主還元につながっています。
株の売買状況と今後の予定
同業の資生堂(PER約123倍)などと比較すると、PERは18.8倍と業界内で割安な水準にあります。一方で、PBRは2.87倍と市場平均を上回っており、資産効率性が評価されています。特筆すべきは5%を超える高い配当利回りで、業界平均を大きく上回る魅力的な水準です。信用倍率は2.95倍と比較的落ち着いており、需給バランスは安定していると言えます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
アルムナイ制度のプラットフォームとして「タレントパレット」を導入し、組織活性化を図る。
26年9月期第1四半期連結経常利益が前年同期比26.2%減の24.1億円となり市場の関心を集めた。
25年9月期の連結営業利益110.75億円に対し、26年9月期は114億円の黒字を予想。
最新ニュース
ノエビアホールディングス まとめ
ひとめ診断
「高配当と堅実経営で名を馳せる、訪問販売から生まれたビューティー&ヘルスケアの優等生」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「化学」に分類される他の企業
創業150年の『松やに』化学メーカーが、M&Aでバイオ・ヘルスケア分野へ急旋回中
地味な化学メーカーと思いきや、実はEVや半導体にも欠かせないジルコニウムの世界覇者
ナイロン・ポリイミドの化学専業メーカーが、LANXESS買収で欧州展開を加速――新中計でEBITDA 1,000億円を目指す
『クレラップ』の会社が、実はEV電池のキープレイヤーという二刀流経営
『エアコンの血液』を世界に供給し、高配当で株主に応える堅実化学メーカー
合成ゴム・高機能樹脂の世界的メーカー、4期連続増配で株主還元を強化
セキスイハイムとインフラ配管の安定収益を土台に、ペロブスカイト太陽電池で次の成長を仕掛ける化学メーカー
『びっくりするほど良い商品』を武器に高収益を誇ったD2Cの雄が、成長の壁をM&Aで乗り越えようと模索している