コタ4923
COTA CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが美容室で髪を切ってもらうとき、美容師さんが「このシャンプー、髪質に合いますよ」と勧めてくれることがありますよね。そのシャンプーやトリートメント、実はコタの製品かもしれません。コタは、美容室だけで買える特別なヘアケア製品を作っている会社です。単に商品を売るだけでなく、美容室の経営相談に乗ることで、全国の美容師さんから絶大な信頼を得ています。あなたが体験する「サロン品質」のヘアケアの裏側で、コタが活躍しているのです。
美容室向けヘアケア製品の専業メーカー。2025期は売上高93.8億円、営業利益18.31億円を記録し、売上は堅調に推移するものの、利益は伸び悩んでいます。独自の「旬報店」制度によるコンサルティング営業で美容室を囲い込む強固なビジネスモデルが特徴です。手厚い株主還元も魅力で、安定配当(1株20円を継続)、自社製品の株主優待、自己株式の消却などを積極的に行い、資本効率の改善と株主価値向上に取り組んでいます。
会社概要
- 業種
- 化学
- 決算期
- 3月
- 本社
- 京都府久世郡久御山町田井新荒見77番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 11.9% | 9.2% | 17.3% |
| 2017/03期 | 12.9% | 10.0% | 18.8% |
| 2018/03期 | 13.7% | 10.5% | 19.5% |
| 2019/03期 | 13.6% | 10.3% | 20.0% |
| 2020/03期 | 14.0% | 10.5% | 19.7% |
| 2021/03期 | 14.3% | 10.7% | 20.9% |
| 2022/03期 | 15.4% | 11.3% | 24.7% |
| 2023/03期 | 15.8% | 11.7% | 22.9% |
| 2024/03期 | 12.7% | 9.5% | 21.0% |
| 2025/03期 | 11.7% | 8.8% | 19.5% |
| 3Q FY2026/3 | 11.0%(累計) | 8.4%(累計) | 23.5% |
収益性は非常に高く、営業利益率は20%前後という高水準を維持しており、業界内でも際立った収益体質を誇ります。徹底したサロン専売と顧客密着型のコンサルティングによって販管費を効率化し、高いブランド価値を背景とした利益確保が実現できています。ROEは10%以上を安定的に記録しており、株主資本を効率的に活用した経営がなされていると言えます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 77.6億円 | 16.2億円 | 11.7億円 | 54.0円 | +4.1% |
| 2022/03期 | 86.9億円 | 21.5億円 | 13.9億円 | 59.6円 | +11.9% |
| 2023/03期 | 88.0億円 | 20.2億円 | 15.6億円 | 60.1円 | +1.3% |
| 2024/03期 | 91.4億円 | 19.2億円 | 13.5億円 | 47.8円 | +3.8% |
| 2025/03期 | 93.8億円 | 18.3億円 | 13.0億円 | 46.8円 | +2.6% |
コタは美容室向けのヘアケア製品の製造・販売およびコンサルティングを展開しており、売上高は年々着実に伸長して90億円台まで成長しています。利益面では美容師向けの研修や独自コンテストを通じた深い顧客関係が強みとなっており、高付加価値製品の販売が収益を支えています。今後は少子高齢化や市場競争の激化を見据えつつ、既存の「旬報店」モデルの深化により底堅い業績推移が見込まれます。 【3Q 2026/03期実績】売上76億円(通期予想比79%)、営業利益18億円(同93%)、純利益13億円(同93%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
化学の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
美容室への直接販売と経営コンサルティングを組み合わせた高付加価値なビジネスモデルが特徴です。事業リスクとしては、主要顧客である美容業界の動向や、原材料価格の変動、さらには少子高齢化による市場変化が挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 97億円 | — | 94億円 | -2.9% |
| 2024期 | 94億円 | — | 91億円 | -2.8% |
| 2023期 | 91億円 | — | 88億円 | -3.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 20億円 | — | 18億円 | -7.2% |
| 2024期 | 20億円 | — | 19億円 | -4.0% |
| 2023期 | 22億円 | — | 20億円 | -6.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を大々的には公表していませんが、毎期発表される業績予想が実質的な単年度計画となります。2026期の会社予想は売上高96.7億円、営業利益19.16億円を目指しています。しかし、過去3年間、売上・利益ともに期初予想を達成できていない状況が続いており、目標達成の蓋然性には注意が必要です。利益率の改善が計画達成の鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
発行済株式総数の6.39%にあたる210万3200株を消却し、資本効率の向上を図りました。
「かゆみ抑制剤及び洗浄剤組成物」に関する特許権を取得し、製品技術の独自性を強化しました。
グレイヘア向けヘアカラー「コタカラー ニュート グレイ」を発売し、市場シェアの拡大を狙いました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は75%超で推移しており、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しています。盤石な財務基盤は市場環境の変化に対する耐性を高め、長期的な製品開発や販売体制の強化を支える土台となっています。過剰な負債を抱えない経営方針は、景気変動の際にも安定的な配当維持や事業投資を可能にしています。 【3Q 2026/03期】総資産154億円、純資産119億円、自己資本比率77.4%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 12.0億円 | 15.8億円 | 2.0億円 | 3.8億円 |
| 2017/03期 | 12.3億円 | 6.6億円 | 2.4億円 | 5.7億円 |
| 2018/03期 | 13.3億円 | 4.5億円 | 8.8億円 | 8.8億円 |
| 2019/03期 | 12.0億円 | 7,400万円 | 11.0億円 | 11.3億円 |
| 2020/03期 | 13.0億円 | 5.6億円 | 3.0億円 | 7.4億円 |
| 2021/03期 | 13.8億円 | 8,800万円 | 3.3億円 | 12.9億円 |
| 2022/03期 | 16.6億円 | 12.9億円 | 4.3億円 | 3.7億円 |
| 2023/03期 | 13.0億円 | 4.7億円 | 9.2億円 | 8.3億円 |
| 2024/03期 | 21.7億円 | 12.1億円 | 4.8億円 | 9.6億円 |
| 2025/03期 | 10.0億円 | 3.9億円 | 11.4億円 | 6.1億円 |
営業活動によるキャッシュフローは本業の安定的な利益蓄積を反映してプラスを維持しており、安定した事業キャッシュ創出能力を示しています。投資活動には新製品開発や物流関連の設備投資を適宜行っており、成長のための支出を自己資本の範囲内で制御しています。財務活動では利益還元を重視しており、配当金支払いや自社株買いなどを通じた株主還元がキャッシュアウトの主な要因となっています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が28.6%と高い水準にある点は、多様性を重視する先進的なガバナンス体制といえます。社外役員を交えた指名・報酬委員会を設置することで、透明性の高い経営監視体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 557万円 | 390人 | - |
平均年収は557万円であり、美容室向けヘアケア製品という専門性の高い製造業として安定した水準を維持しています。独自の『旬報店』システムによる強固な収益基盤が、従業員の待遇を下支えしていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2023期にはTOPIXを上回るパフォーマンスを見せましたが、直近の2024期および2025期ではTOPIXの上昇率に及ばず、アンダーパフォームしています。これは、安定した配当や株主優待が株価を下支えする一方で、市場全体の力強い上昇トレンドと比較すると、同社の利益成長の鈍化が株価の上値を抑える要因となったことを示唆しています。株価の再上昇には、収益性の改善が不可欠です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 8.4円 | 33.9% |
| 2017/03期 | 9.2円 | 32.8% |
| 2018/03期 | 10.2円 | 31.4% |
| 2019/03期 | 11.2円 | 33.8% |
| 2020/03期 | 18円 | 34.2% |
| 2021/03期 | 18円 | 33.3% |
| 2022/03期 | 20円 | 33.5% |
| 2023/03期 | 20円 | 33.3% |
| 2024/03期 | 20円 | 41.9% |
| 2025/03期 | 20円 | 42.7% |
| 必要株数 | 100株以上(約14万円) |
| 金額相当 | 約5,000円~12,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期特典 | 保有期間1年以上・3年以上・6年以上でグレードアップ |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、長期にわたり安定的な配当を継続しています。配当性向は40%前後を目途に調整されており、業績成長に伴う増配への期待も持てる設計です。さらに独自の株主優待制度と組み合わせることで、長期保有を促す株主還元策を強化している点が大きな特徴です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 141.8万円 | 41.8万円 | 41.8% |
| 2022期 | 142.3万円 | 42.3万円 | 42.3% |
| 2023期 | 170.1万円 | 70.1万円 | 70.1% |
| 2024期 | 185.3万円 | 85.3万円 | 85.3% |
| 2025期 | 176.5万円 | 76.5万円 | 76.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は6.73倍と買い残が積み上がっており、将来の売り圧力になる可能性があります。業界比較では、PER・PBRともに化学業界平均を大きく上回っており、市場から高い成長期待を寄せられていることが伺えます。一方で配当利回りは業界平均より低く、株価はバリュエーション面では割高感があると判断される可能性があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 11.3億円 | 3.6億円 | 32.2% |
| 2017/03期 | 12.3億円 | 3.6億円 | 29.6% |
| 2018/03期 | 13.4億円 | 3.7億円 | 27.4% |
| 2019/03期 | 14.0億円 | 4.3億円 | 31.1% |
| 2020/03期 | 14.9億円 | 4.6億円 | 30.6% |
| 2021/03期 | 16.6億円 | 4.9億円 | 29.5% |
| 2022/03期 | 21.8億円 | 7.8億円 | 36.0% |
| 2023/03期 | 21.1億円 | 5.5億円 | 26.2% |
| 2024/03期 | 19.5億円 | 6.0億円 | 30.9% |
| 2025/03期 | 18.3億円 | 5.3億円 | 28.9% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益水準に応じて適切に計上されており、実効税率は概ね法定実効税率に近い範囲内で推移しています。特別な税制優遇や一時的な控除などの影響により期ごとの変動は見られますが、概ね健全な納税義務を果たしています。今後の業績拡大に伴い納税額も安定的に推移することが予想されます。
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コタ まとめ
「美容室をコンサルで囲い込み、高付加価値シャンプーで稼ぐ『髪の毛のキーエンス』」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。