JUMP

日本パーカライジング4095

NIHON PARKERIZING CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 62.1%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが毎日乗る自動車、そのボディが雨や雪で錆びないのはなぜだと思いますか?実は塗装の下に、目に見えない特殊な化学の膜が塗られており、鉄が錆びるのを防いでいるのです。日本パーカライジングは、まさにその「サビ止め」技術で国内トップを走る会社です。自動車だけでなく、皆さんが使うスマートフォンやパソコンの精密部品、ジュースの缶、さらには高層ビルの鉄骨など、身の回りのあらゆる金属製品の裏側で同社の技術が活躍し、製品の耐久性を高めています。

金属表面処理剤で国内首位の化学メーカー。直近の2025年3月期決算では、売上高1322.8億円(前期比5.8%増)、営業利益149.98億円(同1.7%減)と増収減益で着地しました。自動車生産の回復を背景に売上は伸長したものの、原材料価格の高騰が利益を圧迫しています。現在は中国での新工場設立など海外展開を加速させると同時に、国内では子会社再編による効率化を推進。PBR0.87倍と市場からは割安に評価されており、今後の資本効率改善と成長戦略の進捗が注目されます。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
東京都中央区日本橋1丁目15-1

サービスの実績は?

1,322.8億円
連結売上高
2025年3月期実績
+5.8% YoY
149.98億円
連結営業利益
2025年3月期実績
-1.7% YoY
50
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+25.0% YoY
44.6%
配当性向
2025年3月期実績
+10.6pt YoY
39.4%
海外売上高比率
2025年3月期推定
横ばい
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.7%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.6%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
10.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.7%4.5%-
2022/03期5.0%4.0%-
2023/03期5.2%4.3%-
2024/03期6.3%5.2%12.2%
2025/03期5.9%4.9%11.3%
3Q FY2026/35.7%(累計)3.6%(累計)10.9%

売上高営業利益率は概ね11%前後で安定しており、金属の防錆・表面改質というニッチかつ不可欠な領域で高い専門性を発揮しています。ROE(自己資本利益率)は5%から6%台で推移しており、自己資本の厚みを考慮すると資本効率の改善は今後の重要な経営課題といえます。強固な技術力を背景に、一定の利益率を確保し続ける収益モデルが確立されています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期999億円100.0億円84.8円-
2022/03期1,178億円90.5億円76.9円+17.8%
2023/03期1,192億円99.7億円86.1円+1.2%
2024/03期1,251億円153億円132億円114.4円+5.0%
2025/03期1,323億円150億円131億円112.2円+5.8%

当社の売上高は、自動車生産の回復や表面処理技術の需要拡大を背景に、2021/03期の約999億円から2025/03期には約1,323億円まで着実に成長しています。営業利益も概ね100億円から150億円台で安定推移しており、表面処理加工事業のグローバル展開が収益を下支えしています。2026/03期は主要市場の減速を想定し微減益予想ですが、強固な顧客基盤を背景に底堅い業績を維持しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1010億円(通期予想比77%)、営業利益110億円(同79%)、純利益94億円(同78%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.7%(累計)
業界平均
7.7%
営業利益率上回る
この会社
10.9%
業界平均
9.7%
自己資本比率上回る
この会社
62.1%
業界平均
56.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億4,000万円
取締役5名の合計

金属の防錆や表面改質技術を核に、自動車産業をはじめとする幅広い分野へ製品を提供しています。海外拠点を含むグローバルな展開とニッチ分野での高い技術力が強みですが、原材料価格の変動や為替リスク、自動車生産動向が業績を大きく左右する要因となっています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上高は予想通りだが、利益は外部環境に左右され下振れ傾向が見られる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年3月期 連結業績予想
2026期
売上高: 目標 1,310億円 順調 (1,322.8億円 (FY2025実績))
101%
営業利益: 目標 140億円 順調 (149.98億円 (FY2025実績))
107.1%
当期純利益: 目標 120億円 順調 (131.12億円 (FY2025実績))
109.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,320億円1,323億円+0.2%
2024期1,250億円1,251億円+0.1%
2023期1,200億円1,192億円-0.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期165億円150億円-9.1%
2024期145億円153億円+5.2%
2023期150億円127億円-15.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を開示していませんが、毎期公表される通期業績予想が実質的な経営目標となります。売上高に関しては、自動車業界の生産動向に連動しやすく、期初予想と実績の乖離は比較的小さい傾向にあります。一方で、営業利益は原材料価格やエネルギーコストの変動に大きく影響されるため、近年は予想を下回るケースが散見されます。2026期予想では減収減益を見込んでおり、コストコントロールが利益確保の鍵となりそうです。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
組織再編・M&A30%
技術・製品導入20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
48
前月比 +5.2%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, みんかぶ ほか
業界内ランキング
上位 30%
化学セクター 450社中 135位
報道のトーン
45%
好意的
45%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年8月DX推進

自社工場内におけるタンク点検業務へLiLz Gaugeの導入を完了し、遠隔監視による効率化を実現しました。

2025年11月組織再編

加工事業を完全子会社へ譲渡する簡易吸収分割を行い、グループ全体での経営効率向上を図っています。

2026年2月決算発表

第3四半期累計の経常利益が141億円に達し、過去最高水準の売上高を更新するなど安定した収益基盤を維持しています。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率62.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
2.5億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2,144億円
会社の純資産

自己資本比率は70%を超えて推移しており、財務体質は極めて強固です。有利子負債は極めて限定的であり、無借金経営に近い健全な財務基盤を長年維持しています。潤沢なネットキャッシュを背景に、今後の事業投資や株主還元を機動的に行える余裕を有している点が特徴です。 【3Q 2026/03期】総資産2591億円、純資産2144億円、自己資本比率62.1%、有利子負債2.5億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+120億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-163億円
投資に使ったお金
Financing CF
-152億円
借入・返済など
Free CF
-42.7億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期162億円72.6億円81.1億円89.5億円
2022/03期143億円66.5億円41.0億円76.3億円
2023/03期166億円123億円91.6億円43.1億円
2024/03期228億円57.8億円67.8億円170億円
2025/03期120億円163億円152億円42.7億円

営業活動によるキャッシュフローは安定して創出されており、本業の収益力の高さを示しています。2025/03期は積極的な設備投資や配当支払いによりフリーキャッシュフローは一時的にマイナスとなりましたが、過去からの蓄積が潤沢です。将来の成長に向けた戦略的投資と、安定的な株主還元の両立を継続しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
9,200万円
連結子会社数
41
設備投資額
136.7億円
平均勤続年数(従業員)
16.9

女性役員比率は10.0%であり、更なる多様性の向上が今後の課題です。連結子会社41社を擁する大規模なグループ体制を敷いており、充実した監査報酬を投じてガバナンスの透明性向上に取り組んでいるのが特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主53.5%
浮動株46.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関32.4%
事業法人等21%
外国法人等22.4%
個人その他23%
証券会社1.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は雄元・千葉銀行・公益財団法人里見奨学会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(11,969,000株)10.14%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(7,015,000株)5.94%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(5,020,000株)4.25%
株式会社雄元(4,978,000株)4.21%
株式会社千葉銀行(4,765,000株)4.03%
公益財団法人里見奨学会(4,633,000株)3.92%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(3,599,000株)3.04%
ノーザン トラスト カンパニー(AVFC)リ フィデリティ ファンヅ(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(3,400,000株)2.88%
株式会社三井住友銀行(3,113,000株)2.63%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 日本製鉄退職金口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行(2,664,000株)2.25%

上位株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が名を連ねており、機関投資家の保有比率が高い安定した構成です。創業家関連の公益財団法人や特定の事業会社も出資しており、長期的な視点で経営を支える構造が見て取れます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】当社グループの財政状態、経営成績及び株価等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のようなものがあります
2なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
3(1) 需要動向等 当社グループは、自動車、鉄鋼、金属・非鉄金属、建築・建材、電子部品等の様々な業界へ表面処理に関する製品及びサービスを提供しており、特定の取引先数社に集中することはありませんが、日本、アジア、欧米と様々な地域で事業活動を展開しており、各国・地域における景気低迷等及びそれに伴う需要の縮小は、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります
4薬品事業においては、主として日本及びアジアにおいて、様々な業界に金属表面処理薬剤を提供しておりますが、主に自動車・鉄鋼業界等の需要状況に影響を受けます
5装置事業においては、主として日本及びアジアにおいて、自動車生産及び一般産業向けに、前処理・塗装装置プラントの設計・販売等を行っておりますが、装置事業の売上は、顧客の設備投資需要に影響を受け、年度により、業績が大きく変動する可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
780万円
従業員数
4,354
平均年齢
41.9歳
平均年収従業員数前年比
当期780万円4,354-

従業員平均年収は780万円と、化学業界の平均と比較しても高水準を維持しています。長年にわたり金属表面処理技術のニッチトップとして高い収益性を確保しており、その成果が従業員の待遇向上にも反映されていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、配当込みのTOPIX(東証株価指数)を一貫して下回る「アンダーパフォーム」が続いています。これは、同社の安定的な配当政策が株価を下支えする一方で、成長性への期待が限定的で、株価上昇が市場平均に追いついていないことを示唆しています。自動車産業という成熟市場を主戦場とすることから、爆発的な株価成長よりも安定性を重視する投資家向けの銘柄と言えます。今後は、海外事業や新規事業による成長ストーリーを市場に示し、資本効率を改善することでTSRの向上を目指せるかが課題です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期16.519.8%
2017/03期2020.2%
2018/03期2321.9%
2019/03期2223.4%
2020/03期2430.4%
2021/03期2630.7%
2022/03期4052.0%
2023/03期4046.5%
2024/03期4035.0%
2025/03期5044.6%
6期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、継続的な増配傾向を維持しています。配当性向は30%から50%の範囲内でコントロールされており、業績に応じた柔軟な還元を行っています。財務健全性が高いため、今後も配当を中心とした株主還元が期待できる銘柄です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 123.2万円 になりました (23.2万円)
+23.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期109.0万円9.0万円9.0%
2022期89.1万円10.9万円-10.9%
2023期98.0万円2.0万円-2.0%
2024期123.0万円23.0万円23.0%
2025期123.2万円23.2万円23.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残38,800株
売り残51,100株
信用倍率0.76倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

PBRが0.87倍と、解散価値を示す1倍を割り込んでおり、化学セクター平均(約1.1倍)と比較しても割安な水準にあります。一方で、配当利回りは3.37%と業界平均を上回り、株主還元への意識は高いと言えます。信用取引では、売り残が買い残を上回る信用倍率0.76倍となっており、株価の下落を見込む投資家が多い状況ですが、将来的な買い戻し(踏み上げ)のエネルギーが溜まっているとも解釈できます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期142億円42.0億円29.6%
2022/03期170億円79.6億円46.8%
2023/03期166億円66.5億円40.0%
2024/03期199億円67.5億円33.8%
2025/03期199億円68.2億円34.2%

実効税率は概ね30%台前半で推移していますが、年度により税負担額には変動が見られます。これは海外子会社での利益計上や繰延税金資産の調整などが影響していると考えられます。2026/03期の予想税率は低水準となっていますが、これは利益の減少や一時的な税務効果が織り込まれた結果と想定されます。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

日本パーカライジング まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 62.1%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「自動車の『サビ止め』で世界を駆ける、創業100年目前の堅実化学メーカー」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU