JUMP

リケンテクノス4220

RIKEN TECHNOS CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/27
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 41円
安全性
普通
自己資本比率 48.5%
稼ぐ力
高い
ROE 10.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが毎日使っているスマートフォンやパソコンの内部には、リケンテクノスが作る特殊なフィルムが使われているかもしれません。また、家の壁紙や床材、キッチン扉などの美しい木目や石目の模様も、同社のデザインフィルムがリアルな質感を再現しています。さらに、あなたが乗る自動車のハンドルや内装部品にも、同社のコンパウンド(樹脂材料)が使われ、快適な手触りや安全性を支えています。普段は目にすることのない「素材」の力で、私たちの暮らしを豊かにしている会社です。

塩化ビニル樹脂コンパウンドで国内首位を誇る化学メーカー。2025期決算では売上高1281.4億円、営業利益104.88億円と増収増益を達成し、安定した成長軌道に乗っています。自動車向けエラストマーや建材・電子材料向けフィルムなど高付加価値製品へのシフトを加速させており、新中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」では更なる収益拡大を目指します。好調な業績を背景に株価も52週高値圏で推移しており、市場の期待を集めています。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
東京都千代田区神田淡路町二丁目101番地 ワテラスタワー

サービスの実績は?

32
1株当たり配当金(2024期実績)
2025年3月期
+28.0% YoY
41
1株当たり配当金(2025期実績)
2026年3月期
+28.1% YoY
1,257.4億円
連結売上高(2024期実績)
2025年3月期
+1.8% YoY
87.75億円
連結営業利益(2024期実績)
2025年3月期
+16.9% YoY
114.2
1株当たり当期純利益 (EPS)(2024期実績)
2025年3月期
+58.4% YoY
137.7
1株当たり当期純利益 (EPS)(2025期実績)
2026年3月期
+20.6% YoY
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
5.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
8.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.3%3.4%-
2022/03期6.2%4.0%-
2023/03期6.6%4.2%-
2024/03期9.4%6.0%7.0%
2025/03期9.8%6.4%8.2%
3Q FY2026/310.9%(累計)5.2%(累計)8.6%

収益性については、事業ポートフォリオの最適化と高付加価値製品の販売拡大により、営業利益率は2021/03期の6.0%から2025/03期には8.2%まで着実に改善しています。資本効率を示すROEも5.3%から9.7%へと向上しており、バランスシートの効率化が利益率の押し上げに寄与しています。今後も付加価値の高いコンパウンド製品への集中戦略により、さらなる収益性の向上を目指しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期882億円32.3億円51.2円-
2022/03期1,099億円39.4億円62.5円+24.6%
2023/03期1,235億円45.6億円72.1円+12.3%
2024/03期1,257億円87.8億円68.8億円114.2円+1.8%
2025/03期1,281億円105億円73.7億円137.7円+1.9%

リケンテクノスの売上高は、国内外での塩化ビニル樹脂コンパウンドの安定した需要を背景に、2021/03期の約882億円から2025/03期には約1,281億円まで右肩上がりに成長を続けています。特に、高付加価値製品へのシフトやグループ経営の効率化が進んだことで、純利益は2021/03期の約32億円から2025/03期には約74億円へと大幅な増益を達成しました。2026/03期予想では、持続的な成長に向けた投資を継続しつつ、約1,340億円の売上高を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上992億円(通期予想比74%)、営業利益85億円(同81%)、純利益60億円(同104%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
10.9%(累計)
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
8.6%
業界平均
9.8%
自己資本比率下回る
この会社
48.5%
業界平均
56.4%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億9,306万円
取締役4名の合計

EDINET開示情報によると、主力である塩ビコンパウンド事業を軸にグローバル展開を加速させており、海外拠点での収益性が重要となっています。リスク要因としては、原材料価格の変動や為替の動向が業績に直結するため、調達コスト管理と高付加価値製品へのシフトが不可欠です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
売上は未達も、利益目標は前倒しで達成しており、収益性改善を高く評価。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)中期経営計画「Challenge Now for Change New 2024」
2022期-2024期
売上高: 目標 1,350億円 未達 (1,281.4億円)
94.9%
営業利益: 目標 100億円 達成 (104.88億円)
104.9%
ROE: 目標 8.0% 達成 (10.0%)
125%
新中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」
2025期-2027期
売上高: 目標 1,500億円 順調 (1,281.4億円)
85.4%
営業利益: 目標 120億円 順調 (104.88億円)
87.4%
ROE: 目標 8.0%以上 順調 (10.0%)
125%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期1,050億円1,099億円+4.7%
2023期1,250億円1,235億円-1.2%
2024期1,280億円1,257億円-1.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期65億円63億円-3.2%
2023期65億円75億円+15.5%
2025期105億円105億円-0.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中期経営計画では、最終年度の売上高目標1,350億円に対し実績は1,281.4億円と未達でしたが、営業利益目標100億円は104.88億円と上回り達成しました。 これは高付加価値製品へのシフトが奏功し、収益性が改善したことを示しています。進行中の新中計では、最終年度(2027期)に売上高1,500億円、営業利益120億円という更なる高みを目指しており、利益重視の経営姿勢が継続される見込みです。業績予想の精度は売上高で若干のブレが見られるものの、利益面では概ね計画通りに進捗しており信頼性は高いと言えます。

最新ニュース

ポジティブ
リケンテクノが底堅い動き、自社株200万198株を消却へ
6/20 · 株探
中立
リケンテクノス、2026年3月期~2028年3月期 新3ヵ年中期経営計画を発表
3/24 · 日本経済新聞

どんな話題が多い?

決算・業績45%
中期経営計画25%
サステナビリティ15%
株主還元15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「ややす好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
45
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, 東洋経済オンライン ほか
業界内ランキング
上位 30%
化学業種 550社中 165位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年4月新中計開始

新3ヵ年中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」が始動し、売上高1,500億円・営業利益120億円の達成を目指す。

2025年7月工場再編

「価値創造するバランスシート」への改革の一環として、工場再編および固定資産の譲渡を実施。

2026年1月好決算

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比5.8%増の88.2億円に達し、力強い成長を維持。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率48.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
104億円
借金(有利子負債)
Net Assets
734億円
会社の純資産

財務健全性は非常に高く、自己資本比率は2024/03期および2025/03期時点で約55.7%という強固な水準を維持しています。長年無借金経営を継続してきましたが、現在は戦略的な投資資金の確保により、適度な有利子負債(約162億円)を活用した柔軟な資本構成へと移行しました。今後も「価値創造するバランスシート」を掲げ、資産効率の向上を図りつつ安定した経営基盤を維持する方針です。 【3Q 2026/03期】総資産1132億円、純資産734億円、自己資本比率48.5%、有利子負債104億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+115億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-31.5億円
投資に使ったお金
Financing CF
-65.1億円
借入・返済など
Free CF
+84.0億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期93.9億円30.0億円28.0億円63.9億円
2022/03期45.7億円24.4億円29.5億円21.4億円
2023/03期85.2億円39.5億円23.4億円45.7億円
2024/03期108億円16.7億円111億円90.8億円
2025/03期115億円31.5億円65.1億円84.0億円

営業キャッシュフローは、主力の塩ビコンパウンド事業が順調に稼働しており、安定して高い水準で推移しています。投資キャッシュフローは工場の再編や設備更新に伴う支出が継続していますが、それを補って余りある営業キャッシュフローを創出することで、強力なフリーキャッシュフロー(FCF)を生み出しています。この潤沢な資金を用いて、株主還元や将来の成長投資をバランスよく実行しているのが特徴です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 1名(14.3% 男性 6
14%
86%
監査報酬
5,332万円
連結子会社数
16
設備投資額
49.1億円
平均勤続年数(従業員)
17.3

ガバナンス体制においては、女性役員比率が14.3%と今後の多様性確保が課題ですが、監査等委員会設置会社を採用し監視体制を強化しています。連結子会社16社を統括する強固なグループ経営体制を構築しており、規律ある経営を推進しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主64.9%
浮動株35.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関36.4%
事業法人等28.5%
外国法人等16.4%
個人その他17.7%
証券会社1%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主は信越化学工業・みずほ銀行・りそな銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(5,611,000株)10.79%
信越化学工業株式会社(2,400,000株)4.62%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,027,000株)3.9%
株式会社みずほ銀行(1,860,000株)3.58%
株式会社りそな銀行(1,860,000株)3.58%
三菱商事株式会社(1,824,000株)3.51%
明治安田生命保険相互会社(1,604,000株)3.08%
丸紅株式会社(1,513,000株)2.91%
損害保険ジャパン株式会社(1,500,000株)2.88%
三井物産株式会社(1,344,000株)2.59%

株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が上位を占めており、機関投資家による安定的な保有が進んでいます。また、信越化学工業、みずほ銀行、三菱商事、丸紅など、取引先や金融機関が名を連ねており、強固なネットワークに支えられた経営基盤が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】 (1) 当社のリスクマネジメント体制当社グループでは、リスクマネジメントの実効性を高めるとともにコンプライアンスの更なる向上を図るため、リスク・コンプライアンス委員会においてグループを取り巻くリスクを一元的に管理しています
2リスク・コンプライアンス委員会では、グループ全体のリスクの洗い出しと分析・評価に加え、重要リスクの把握および重点対策リスクの特定、ならびにその対応策の策定を行っています
3また、半期ごとにリスク対応策の進捗状況の確認と見直しを行い、必要に応じて関係各部門に対して改善指示を行うなど、グループ全体の総合的なリスク管理を行っています
4リスクマネジメント体制 (2) 当社のリスクマネジメントの運用状況 リスクの特定プロセス当社では、期初に各本部・連結子会社において、前期のリスク対応策の進捗結果を踏まえて、個別に内部統制リスク一覧を策定し、各リスクの発生可能性、影響度、対応状況を評価し、現存リスクの評価をおこなっています
5リスク・コンプライアンス委員会がそれらを統合・評価した上で、グループ全体の内部統制リスクの把握と期を通して経営陣が積極的に関与すべき重点対策リスクの特定を実施し、その内容および選定プロセスについて取締役会で決議しています

社員の給料はどのくらい?

平均年収
770万円
従業員数
1,886
平均年齢
42.8歳
平均年収従業員数前年比
当期770万円1,886-

従業員の平均年収は770万円であり、化学業界の中でも比較的安定した高い水準を維持しています。長年培った塩化ビニル樹脂コンパウンドの技術力という強力な参入障壁があり、これが従業員の処遇を支える安定した収益力に繋がっています。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。2023期以降、当社のTSRはTOPIXを大幅にアウトパフォームしており、特に2025期には305.5%とTOPIXの189.5%を大きく上回りました。これは、継続的な増配と、中期経営計画で示した収益性改善が市場に評価され、株価が大きく上昇したことが主な要因です。株主還元と企業成長を両立させる経営姿勢が、優れた株主リターンに繋がっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
41
方針: 安定配当と業績連動の強化(配当性向30%目標)
1株配当配当性向
2016/03期1024.1%
2017/03期1124.0%
2018/03期1228.8%
2019/03期1429.5%
2020/03期1633.3%
2021/03期1631.2%
2022/03期1930.4%
2023/03期2534.7%
2024/03期3228.0%
2025/03期4129.8%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

配当方針として、安定的な配当の継続を基本としつつ、業績の成長に応じた利益還元(増配)を積極的に実施しています。ここ数年で配当額を大きく引き上げており、株主への還元姿勢を鮮明にしています。今後は配当性向の向上や安定的な増配を視野に入れ、株主満足度を高める取り組みを継続する方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 305.5万円 になりました (205.5万円)
+205.5%
年度末時点評価額損益TSR
2021期138.2万円38.2万円38.2%
2022期127.8万円27.8万円27.8%
2023期168.6万円68.6万円68.6%
2024期284.7万円184.7万円184.7%
2025期305.5万円205.5万円205.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残61,500株
売り残38,000株
信用倍率1.62倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬
定時株主総会2026年6月下旬

信用倍率は1.62倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。一方、PBRは1.36倍と業界平均の約1.1倍を上回っており、市場が同社の資産効率性や将来性を高く評価していることが伺えます。PERは業界平均並みで、現在の株価は業績に対して妥当な水準と見られます。時価総額は中堅規模ですが、今後の成長次第ではさらなる拡大も期待されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期56.5億円24.2億円42.8%
2022/03期68.9億円29.5億円42.8%
2023/03期79.7億円34.1億円42.8%
2024/03期95.5億円26.6億円27.9%
2025/03期106億円32.2億円30.4%

法人税等の支払いは、経常利益の増減に応じて概ね適正な範囲で推移しています。2024/03期期以降は、税務上の調整などにより一時的に実効税率が変動する局面がありましたが、基本的には法令に基づき納付が行われています。今後の予想では、業績に対する標準的な税負担を織り込んだ計画となっています。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

リケンテクノス まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 41円
安全性
普通
自己資本比率 48.5%
稼ぐ力
高い
ROE 10.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「塩ビコンパウンド国内首位の安定基盤から、高付加価値フィルムや海外展開で成長を加速させる化学素材の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU