4109プライム

ステラ ケミファ

STELLA CHEMIFA CORPORATION

最終更新日: 2026年3月27日

ROE7.8%
BPS3791.7円
自己資本比率69.3%
FY2025/3 有報データ

世界首位のフッ素薬品と、がん治療を支える唯一無二のホウ素技術で未来を拓く化学メーカー

最先端技術と医療の分野で、独自の化学技術をもって社会に貢献し、人々の豊かな未来を創造すること。

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、その頭脳である半導体は、製造工程でチリ一つ許されない超クリーンな環境が必要です。ステラケミファは、その半導体を洗浄するための超高純度な薬品を世界中に供給しており、私たちのデジタルライフを陰で支えています。また、電気自動車やスマートフォンのバッテリー性能を左右するリチウムイオン電池の重要な材料も提供しています。さらには、最先端のがん治療法で使われる特殊な薬剤も開発しており、目に見えないところで私たちの暮らしと健康に貢献している会社です。

半導体製造に不可欠な高純度フッ素化合物で世界トップシェアを誇る化学メーカー。2025年3月期は売上高362.9億円、営業利益43.38億円と、半導体市場の回復を背景に大幅な増益を達成しました。現在はリチウムイオン電池向け電解質や、次世代のがん治療法として注目されるBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)用のホウ素薬剤など、既存技術を応用した新分野への展開を加速させています。韓国の化学材料メーカーとの資本業務提携も進め、グローバルでの事業拡大と技術革新を目指しています。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
大阪府大阪市中央区伏見町四丁目1番1号 明治安田生命大阪御堂筋ビル10F
公式
www.stella-chemifa.co.jp

社長プロフィール

橋本 亜希
代表取締役社長
挑戦者
当社は創業以来、フッ素化合物をはじめとする化学技術の研鑽に努め、社会の発展に貢献してまいりました。半導体製造に不可欠な高純度薬品で世界トップシェアを誇る一方、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)という新たながん治療分野でも独自の技術で貢献しています。これからもコア技術を深化させ、グローバルな課題解決と持続的な成長を目指します。

この会社のストーリー

1916
創業

橋本方円堂として創業。医薬品の製造販売から始まり、後のステラケミファの礎を築く。

1944
フッ素化学への進出

高純度フッ化水素酸の製造を開始。これが現在の主力事業である高純度薬品事業の原点となる。

1980
半導体分野での成長

半導体製造プロセスで使われる高純度薬品の需要が拡大し、事業が大きく成長。世界的なサプライヤーとしての地位を確立する。

2000
ジャスダック市場に上場

事業拡大と社会的な信用の向上を目指し、株式を店頭登録(現・ジャスダック市場)。

2005
東京証券取引所市場第二部に上場

さらなる飛躍を目指し、東証二部へ市場変更。企業としてのステージを一段上げる。

2007
がん治療への挑戦(BNCT)

国内で唯一のホウ素同位体濃縮技術を活かし、次世代のがん治療法「BNCT」用のホウ素医薬品開発を本格的に開始。

2020
BNCT用ホウ素薬剤が承認

子会社のステラファーマが開発したBNCT用ホウ素薬剤「ステボロニン®」が製造販売承認を取得。長年の研究が実を結ぶ。

2026
グローバル展開の加速

韓国の化学材料メーカーと資本業務提携を発表。半導体材料やヘルスケア分野で連携し、グローバル市場での成長を目指す。

注目ポイント

世界トップシェアの半導体材料

半導体の洗浄工程で使われる高純度フッ化水素酸で世界シェア約70%を誇ります。最先端のエレクトロニクス産業を根底から支える、なくてはならない存在です。

国内唯一!がん治療を支えるホウ素技術

次世代のがん治療法として注目される「BNCT」に不可欠なホウ素薬剤を開発。国内で唯一、原料となるホウ素の濃縮技術を持ち、医療の未来に貢献しています。

積極的な株主還元

安定した収益基盤を背景に、配当を重視する姿勢を明確にしています。創業110周年記念配当を実施するなど、株主への利益還元に積極的な企業です。

サービスの実績は?

70%
高純度フッ化水素酸の世界シェア
推定値
362.9億円
連結売上高
2025年3月期
+19.2% YoY
43.38億円
連結営業利益
2025年3月期
+59.4% YoY
170
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+10円 YoY
23.53億円
フリーキャッシュフロー
2023年3月期実績

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 170円
安全性
安定
自己資本比率 69.3%
稼ぐ力
普通
ROE 7.8%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
170
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/34036.3%
FY2017/34117.5%
FY2018/34140.8%
FY2019/34524.7%
FY2020/34530.2%
FY2021/34720.4%
FY2022/36014.2%
FY2023/36032.3%
FY2024/3154100.3%
FY2025/317070.5%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として株主還元を重視しており、安定的な配当の継続を基本としています。FY2024/3以降は記念配当などを含め配当水準を大きく引き上げ、株主還元を強化する姿勢を鮮明にしています。配当性向は高まっていますが、盤石な財務基盤を背景に今後の業績成長に応じた還元が期待されます。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.8%
業界平均
9.6%
営業利益率下回る
この会社
12.0%
業界平均
14.3%
自己資本比率上回る
この会社
69.3%
業界平均
49.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3373億円
FY2023/3354億円
FY2024/3304億円
FY2025/3363億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/327.2億円
FY2025/343.4億円

当社の売上高はFY2021/3からFY2024/3にかけて減少傾向にありましたが、FY2025/3には電子部品用高純度薬品の販売回復を背景に売上高362億円まで増収を達成しました。純利益は一時的に低迷したものの、FY2025/3には約29億円まで回復しています。FY2026/3においても、安定的な需要を背景に横ばい水準の業績を維持する見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
12.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.8%5.6%-
FY2022/314.4%9.5%-
FY2023/35.8%4.1%-
FY2024/35.1%3.1%8.9%
FY2025/37.8%4.8%12.0%

収益性はFY2024/3に営業利益率が8.9%まで低下しましたが、FY2025/3には製品ミックスの改善により12.0%へと大幅に回復しました。ROE(自己資本利益率)は低水準で推移してきましたが、利益創出能力の強化により徐々に改善の兆しが見られます。化学業界内での競争優位性を背景に、効率的な資産運用が今後の課題です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率69.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
96.0億円
会社の純資産
450億円

当社は長年無借金経営を続けてきましたが、FY2024/3以降は成長投資等のための資金調達により約96億円の有利子負債を計上しています。それでも自己資本比率は73.7%と依然として極めて高い水準を維持しており、盤石な財務基盤を有しています。豊富な純資産を背景に、強固な経営体制を継続している点は強みです。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+71.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-43.2億円
投資CF
借入・返済など
-28.3億円
財務CF
手元に残ったお金
+27.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/373.5億円-24.6億円-30.0億円48.9億円
FY2022/354.0億円-56.7億円9,400万円-2.7億円
FY2023/356.3億円-32.8億円-37.2億円23.5億円
FY2024/365.4億円-58.3億円-1.4億円7.1億円
FY2025/371.2億円-43.2億円-28.3億円27.9億円

営業活動によるキャッシュ・フローは毎期安定して約50億円から70億円規模を創出し、本業での高い収益力と現金創出力を証明しています。投資CFは半導体材料等の製造設備への投資により継続的にマイナスとなっていますが、これは成長のための先行投資です。潤沢な営業CFから投資分を差し引いたフリー・キャッシュ・フローもプラスを維持しており、経営の安定性が高いことを示しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1人材採用および確保のリスクについて当社グループは、製品やサービスの提供を継続し企業価値向上のためには、多様な人材を採用し、確保し続けることが必要であると認識しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/340.2億円10.6億円26.4%
FY2022/357.1億円3.4億円6.0%
FY2023/343.5億円20.7億円47.6%
FY2024/330.6億円12.2億円39.8%
FY2025/341.6億円12.7億円30.5%

実効税率は年により大きな変動が見られます。特にFY2022/3は税効果会計の適用等による一時的な要因から低水準となり、翌期以降は調整が働いています。通常の事業年度においては、法定実効税率に近い水準で推移することが一般的です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
701万円
従業員数
694
平均年齢
39.17歳
平均年収従業員数前年比
当期701万円694-

従業員平均年収は701万円であり、化学業界の平均と比較しても高水準な給与体系を維持しています。長年の技術蓄積と高付加価値な製品群が収益性を支え、それが従業員への安定した利益還元に寄与していると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主31.4%
浮動株68.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関16.7%
事業法人等14.7%
外国法人等25.9%
個人その他41.3%
証券会社1.3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はFUKADA・NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店)・STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 みずほ銀行)。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,497,000株)12.54%
株式会社FUKADA(1,203,000株)10.07%
NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(550,000株)4.61%
橋本 亜希(521,000株)4.37%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行)(500,000株)4.18%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(462,000株)3.87%
橋本 信子(367,000株)3.07%
深田 麻実(334,000株)2.8%
CACEIS BANK, LUXEMBOURG BRANCH / AIF CLIENTS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(329,000株)2.76%
THE BANK ОF NEW YОRK - JASDECTREATY ACCОUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行)(301,000株)2.52%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行などの信託口や海外機関投資家が上位に並び、高い市場の注目度を示しています。創業家関連と推察される株式会社FUKADAや個人株主も一定のシェアを保有しており、安定株主としての側面と、機関投資家からのガバナンスへの期待が混在する構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億1,800万円
取締役7名の合計

EDINETデータによれば、高純度薬品事業を中心として連結子会社7社を展開する多角的な経営体制を敷いています。半導体・ディスプレイ業界特有の市況変動リスクに加え、技術開発の陳腐化や地政学的リスクが事業上の重要な課題として開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 3名(23.1% 男性 10
23%
77%
監査報酬
4,500万円
連結子会社数
7
設備投資額
39.2億円
平均勤続年数(従業員)
14.88
臨時従業員数
49

女性役員比率が23.1%と高い水準にあり、多様な視点を取り入れた意思決定が期待できる体制です。監査報酬の適切な支出と連結経営の推進により、透明性の高い企業統治と持続的な事業成長の両立を目指すガバナンス環境が構築されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
市況の変動を受けつつも、直近では計画を上回る着地を見せており、目標達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第4次中期経営計画(修正後)
FY2023〜FY2026
売上高: 目標 360億円 順調 (362.9億円)
100.8%
営業利益: 目標 41億円 順調 (43.38億円)
105.8%
純利益: 目標 27億円 順調 (28.92億円)
107.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025360億円360億円363億円+0.8%
FY2024323億円305億円-5.7%
FY2023375億円354億円-5.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202541億円41億円43億円+5.8%
FY202428億円27億円-2.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は現在「第4次中期経営計画」を推進中ですが、半導体市場の変動などを鑑み、2024年12月に数値目標を修正しています。修正後の計画では、FY2025の売上高360億円、営業利益41億円を目標としていましたが、実績はそれぞれ362.9億円、43.38億円と目標を上回って着地しました。過去の業績予想は市況悪化により未達となるケースもありましたが、直近の精度は向上しており、事業環境の変化への対応力が見られます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、ほぼ一貫してTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、株価が半導体市場のサイクルに大きく影響を受け、市況悪化局面ではTOPIX以上に下落した時期があったことが主な要因です。ただし、FY2025にはTSRが179.4%と大幅に改善しており、業績回復と増配を背景に株価が上昇したことが寄与しています。今後、安定的な成長と株主還元強化を通じてTOPIXを上回るパフォーマンスを実現できるかが課題です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+79.4%
100万円 →179.4万円
79.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021133.5万円+33.5万円33.5%
FY2022111.5万円+11.5万円11.5%
FY2023115.8万円+15.8万円15.8%
FY2024165.4万円+65.4万円65.4%
FY2025179.4万円+79.4万円79.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残102,100株
売り残74,500株
信用倍率1.37倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較してPER・PBRともに割高な水準にあり、市場からの高い成長期待が伺えます。これは、半導体向け薬品での世界トップシェアや、電池材料・医薬品といった将来性のある分野への展開が評価されているためと考えられます。信用倍率は1.37倍と拮抗しており、短期的な過熱感は限定的です。今後は、中計の達成状況や新事業の進捗が株価を左右するでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
136
前月比 +12.5%
メディア数
45
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, PR TIMES
業界内ランキング
上位 30%
化学業種 450社中 135位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績修正45%
資本業務提携30%
株価・市況15%
事業開発10%

最近の出来事

2026年3月業績上方修正

26年3月期の連結純利益予想を29億円へ上方修正し、110周年記念配当の実施を発表しました。

2026年3月資本提携

韓国の化学材料メーカー、Soulbrain Holdingsと相互に約21億円を出資する資本業務提携を締結しました。

2025年12月中期計画修正

中期経営計画の数値目標を修正し、今後の高純度薬品事業における成長戦略を再定義しました。

ステラ ケミファ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 170円
安全性
安定
自己資本比率 69.3%
稼ぐ力
普通
ROE 7.8%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「半導体向け高純度薬品で世界首位、次世代電池材料とがん治療薬で未来を切り拓く技術者集団」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU