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あすか製薬ホールディングス4886

ASKA Pharmaceutical Holdings Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 55円
安全性
安定
自己資本比率 55.4%
稼ぐ力
普通
ROE 6.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが婦人科で月経困難症などの治療薬を処方されたとき、その薬はあすか製薬が作っているかもしれません。同社は特に女性の健康を支える医薬品で高いシェアを誇ります。また、家族である犬や猫が動物病院で処方される薬も手掛けており、アニマルヘルス事業も展開しています。さらに、最近ではスマートフォンのアプリを使った新しい治療法の開発にも取り組んでおり、私たちの健康をより身近な形でサポートしようとしています。

あすか製薬HDは産婦人科・泌尿器科領域に強みを持つ医薬品メーカーです。2025年3月期(2025期)は売上高641.4億円、営業利益53.31億円と堅調に推移しました。2026年3月期の会社予想は売上高750.0億円、営業利益68.0億円と大幅な増収増益を見込んでいます。新たに策定した「中期経営計画2028」では、2029年3月期に売上高850億円、営業利益85億円という意欲的な目標を掲げ、国内事業の強化と海外展開の加速を目指しています。

医薬品プライム市場

会社概要

業種
医薬品
決算期
3月
本社
東京都港区芝浦2丁目5番1号

サービスの実績は?

641.4億円
連結売上高
2025年3月期実績
+2.1% YoY
53.31億円
連結営業利益
2025年3月期実績
-18.0% YoY
55
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+37.5% YoY
8.02億円
従業員一人当たり売上高
2025年3月期実績ベース
2.1% YoY
27.2%
営業利益成長率
2024年3月期実績
FY2024 vs FY2023
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.4%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.6%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
9.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2022/03期8.8%5.2%-
2023/03期8.2%5.0%-
2024/03期13.0%8.5%10.3%
2025/03期7.8%5.3%8.3%
3Q FY2026/36.4%(累計)3.6%(累計)9.0%

収益性については、医薬品メーカーとして一定の利益水準を確保しており、2024/03期期には営業利益率が10.3%に向上しました。ROE(自己資本利益率)は12.2%を記録した年度もあり、資本効率の改善が見られます。しかし、研究開発費や海外投資の先行負担により年度ごとの変動があるため、今後は中計目標である営業利益率10%の定着に向けた収益構造の安定化が焦点となります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2022/03期566億円42.9億円151.2円-
2023/03期605億円42.4億円150.1円+6.8%
2024/03期628億円65.0億円75.5億円266.5円+3.9%
2025/03期641億円53.3億円51.0億円179.9円+2.1%

あすか製薬ホールディングスの業績は、医療用医薬品事業を核に安定した推移を見せています。2026/03期期には売上高750億円、営業利益68億円への大幅な増収増益を予想しており、新薬開発や海外事業の拡大が寄与する見込みです。2024年3月期には純利益が約75億円と急伸しましたが、これは主に構造改革や一時的な要因によるものであり、持続的な成長に向けた経営基盤の強化を推進しています。 【3Q 2026/03期実績】売上545億円(通期予想比73%)、営業利益49億円(同72%)、純利益39億円(同75%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

医薬品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
6.4%(累計)
業界平均
5.8%
営業利益率上回る
この会社
9.0%
業界平均
8.5%
自己資本比率下回る
この会社
55.4%
業界平均
61.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3,700万円
取締役3名の合計

医療用医薬品を中核とし、アニマルヘルスや検査事業を展開する多角的なセグメント構造を持っています。事業リスクとして、新薬開発の成功可否や薬価改定の影響が挙げられており、研究開発費の先行投資が直近の利益変動に影響を与える要因となっています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上は堅調だが利益予想のブレが散見。新中計の達成に向けた実行力が問われる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧・中期経営計画 (目標値)
2026期
売上高: 目標 710億円 順調 (641.4億円)
90.34%
営業利益率: 目標 8.5% 順調 (8.3%)
97.65%
中期経営計画2028
2026期〜2028期
売上高: 目標 850億円 順調 (641.4億円)
75.5%
営業利益: 目標 85億円 やや遅れ (53.31億円)
62.7%
営業利益率: 目標 10.0% 順調 (8.3%)
83.1%
旧・業績予想
2026期
売上高: 目標 710億円 順調 (750.0億円 (修正後予想))
105.6%
営業利益: 目標 60億円 順調 (68.0億円 (修正後予想))
113.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2026期710億円750億円+5.6%
2025期630億円641億円+1.8%
2024期620億円628億円+1.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026期60億円68億円+13.3%
2025期67億円53億円-20.4%
2024期54億円65億円+20.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2026年3月に新たな「中期経営計画2028」を発表し、2029年3月期に売上高850億円、営業利益85億円という高い目標を掲げました。過去の業績予想を見ると、売上高は概ね計画通りか上振れて着地していますが、2025期の営業利益は期初予想を約20%下回るなど、利益面での変動が課題です。新中計は、従来の計画を上回る目標設定であり、海外M&Aや新規事業の成否が達成の鍵を握ります。

どんな話題が多い?

中期経営計画40%
M&A・提携30%
決算・財務20%
社会貢献・CSR10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「ややか好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, 東洋経済オンライン, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 35%
医薬品セクター 180社中 63位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月中期経営計画

2029年3月期に売上高850億円、営業利益率10%を目指す「中期経営計画2028」を発表。

2026年2月子会社化

ベトナムの医薬品企業Hataphar社へ追加出資を行い、連結子会社化を完了。

2025年7月買収防衛

米投資ファンドDalton社による大量保有に伴い、買収防衛策の導入を決定。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率55.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
137億円
借金(有利子負債)
Net Assets
747億円
会社の純資産

財務健全性は極めて高い水準を維持しており、自己資本比率は2024/03期期時点で68.2%に達しています。長年無借金経営を継続してきましたが、直近では戦略的な成長投資のために有利子負債を約172億円まで積み増しました。潤沢な自己資本を背景に、強固な財務体質を維持しつつ、事業拡大に向けた積極的な投資余力を確保している点は同社の強みです。 【3Q 2026/03期】総資産1127億円、純資産747億円、自己資本比率55.4%、有利子負債137億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+24.9億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-61.2億円
投資に使ったお金
Financing CF
-29.6億円
借入・返済など
Free CF
-36.4億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2022/03期28.4億円67.4億円30.0億円95.8億円
2023/03期33.5億円11.3億円18.2億円22.3億円
2024/03期14.9億円17.1億円39.4億円31.9億円
2025/03期24.9億円61.2億円29.6億円36.4億円

営業キャッシュフローは本業の医薬品事業から安定的に創出されています。2025/03期期は積極的な投資活動により投資キャッシュフローがマイナス61億円となりましたが、これは将来の成長に向けた資本投下を反映しています。また、財務キャッシュフローは継続的な配当支払いや借入返済等によりマイナス圏で推移しており、株主還元と健全な投資のバランスを重視した動きが見て取れます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 3名(23.1% 男性 10
23%
77%
監査報酬
3,600万円
連結子会社数
5
設備投資額
36.1億円
平均勤続年数(従業員)
18
臨時従業員数
101

女性役員比率が23.1%と、日本企業の中では相対的に高い水準を維持しており、多様性のある意思決定が重視されています。監査体制については監査報酬として3,600万円を充てており、適正な監査による企業統治の強化を図っています。連結子会社5社を抱える持株会社として、グループ全体での機動的な経営体制を構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.5%
浮動株49.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関26.5%
事業法人等24%
外国法人等28.8%
個人その他20%
証券会社0.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はNIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)・武田薬品工業・ゼリア新薬工業。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,950,000株)10.4%
NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(2,365,000株)8.33%
武田薬品工業株式会社(2,204,000株)7.77%
ゼリア新薬工業株式会社(1,877,000株)6.62%
株式会社三菱UFJ銀行(1,100,000株)3.87%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,096,000株)3.86%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(806,000株)2.84%
NAVF SELECT LLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(781,000株)2.75%
山口隆(703,000株)2.47%
株式会社ヤマグチ(579,000株)2.04%

同社は武田薬品工業やゼリア新薬工業といった同業他社との資本提携を維持しつつ、近年はアクティビスト(物言う株主)であるNIPPON ACTIVE VALUE FUND等の保有比率が高まっており、ガバナンス体制への関心が高まっています。創業家である山口氏関連の持株も存在しますが、機関投資家や海外投資家の比率が増加しており、今後の経営方針への影響が注目されます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1副作用に関するリスク 医薬品は、十分な安全性試験と厳しい審査を経てから承認、販売されます
2法規制、制度改革に関するリスク 当社グループの売上高の大部分を占める医療用医薬品は、薬事行政により様々な規制を受けています
3他社との提携に関するリスク 当社グループは、研究、開発、製造において、他社と連携し共同研究、製品導出入、委受託製造などを行っておりますが、今後、何らかの事情により契約変更もしくは契約解消が発生した場合、また、提携先の経営統合・組織変更、経営方針の変更、株主の変動などが生じた場合、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります
4製造・安定供給に関するリスク 当社グループおよび提携先等の製造施設・物流施設等において、技術上もしくは法規制上の問題発生や火災その他の災害による操業停止等により、医薬品の供給が休止もしくは著しく停滞した場合、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります
5特定取引先との関係について 当社グループは、取引先の上位1社で約9割の売上高を占めております
6訴訟に関するリスク 当社グループは、事業活動を継続していく過程において、医薬品の副作用、製造物責任、労務問題、公正取引等に関する訴訟を提起される可能性があります
7情報セキュリティと情報管理に関するリスク 当社グループは、各種情報システムを使用しているため、システムの障害やコンピューターウイルス等により、業務が阻害される可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
965万円
従業員数
1,632
平均年齢
46歳
平均年収従業員数前年比
当期965万円1,632-

平均年収は約965万円と、国内の医薬品業界の中でも比較的高水準にあります。長年蓄積された高い専門性や、持株会社体制への移行による業務効率化が利益水準を支えており、安定した収益基盤と高い労働生産性がこの給与体系の背景にあると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2024期と2025期において、当社のTSRはそれぞれ180.1%、191.2%と、TOPIXのパフォーマンス(122.1%、113.5%)を大幅に上回りました(アウトパフォーム)。これは、増配を伴う安定した株主還元策と、新たな中期経営計画の策定による成長期待の高まりが株価を押し上げたことが主な要因と考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
55
方針: 連結配当性向30%を目標とした利益還元
1株配当配当性向
2022/03期159.9%
2023/03期1610.7%
2024/03期4015.0%
2025/03期5530.6%
3期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

配当方針として、持続的な利益成長に応じた株主還元を重視しています。近年は配当性向の引き上げを含め大幅な増配を行っており、2025/03期期には年間55円の配当を実施しました。安定的な配当維持を基本としつつ、業績の成長に合わせた還元策の強化を継続的に進めています。

もし5年前に投資していたら?

+
2023期初めに100万円を投資した場合
100万円が 191.2万円 になりました (91.2万円)
+91.2%
年度末時点評価額損益TSR
2023期95.4万円4.6万円-4.6%
2024期180.1万円80.1万円80.1%
2025期191.2万円91.2万円91.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残260,300株
売り残40,600株
信用倍率6.41倍
2026年3月19日時点
今後の予定
通期決算発表2026年5月中旬
第1四半期決算発表2026年8月上旬
株主総会2026年6月下旬

PERは12.9倍と、医薬品業界平均の20.5倍と比較して割安な水準にあります。PBRも1.03倍と解散価値に近い評価です。信用倍率は6.41倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多い一方、需給面では上値が重くなる可能性も示唆しています。今後は、新中期経営計画の進捗が、市場評価(PER・PBR)を向上させられるかが焦点となります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2022/03期48.8億円5.9億円12.1%
2023/03期52.3億円9.9億円19.0%
2024/03期65.2億円0円0.0%
2025/03期51.1億円600万円0.1%

2024/03期期および2025/03期期において法人税等の負担が極めて低くなっていますが、これは過去の繰越欠損金の解消や税効果会計による繰延税金資産の計上などが主な要因です。本来の税負担水準は20%台前半と推計され、2026/03期期の予想では通常通りの税率水準へ回帰しています。一時的な税金コストの軽減は純利益の押し上げに寄与しましたが、今後は通常の税負担を前提とした利益創出が求められます。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

あすか製薬ホールディングス まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 55円
安全性
安定
自己資本比率 55.4%
稼ぐ力
普通
ROE 6.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「産婦人科領域の老舗が、治療アプリ開発や海外M&Aでアクセルを踏み、物言う株主とも対峙する変革期」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU