4553プライム

東和薬品

TOWA PHARMACEUTICAL CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE13.2%
BPS3486.4円
自己資本比率33.4%
FY2025/3 有報データ

ジェネリック医薬品のリーディングカンパニー、確かな品質で健康な未来を世界へ届ける

ジェネリック医薬品の安定供給と技術革新を追求し、ヘルスケア領域全体で新たな価値を創造することで、世界中の人々のすこやかな生活を支えることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが病院で診察を受けた後、薬局で受け取るお薬。実は「ジェネリック医薬品」かもしれません。これは、新薬と同じ有効成分で作られ、国から効き目や安全性が認められた、より手頃な価格のお薬です。東和薬品は、このジェネリック医薬品を日本で広めてきたトップクラスの会社の一つです。あなたが普段使う薬を通じて、家計の負担を軽くし、日本の医療制度全体を支える重要な役割を担っているのです。

ジェネリック医薬品の国内大手。FY2025は売上高2,595.9億円、営業利益232.42億円と、前年の利益水準の落ち込みからV字回復を遂げた。スペインのペンサ社買収による海外展開や、大塚製薬との協業による国内での安定供給体制の構築など、事業拡大を積極的に推進している。2027年3月期を最終年度とする新中期経営計画では売上高3,000億円を目標に掲げており、持続的な成長が期待される。

医薬品プライム市場

会社概要

業種
医薬品
決算期
3月
本社
大阪府門真市新橋町2-11
公式
www.towayakuhin.co.jp

社長プロフィール

吉田 逸郎
吉田 逸郎
代表取締役社長
挑戦者
ジェネリック医薬品を通じて人々の健康に貢献するという変わらぬ想いを胸に、いつの時代にも必要とされる企業を目指しています。中期経営計画の目標達成へ向け、基本方針に沿った取り組みを進め、優れた製品とサービスを創造し続けます。

この会社のストーリー

1957
東和薬品株式会社設立

大阪府門真市に会社を設立し、医薬品の製造販売を開始。人々の健康に貢献する企業としての第一歩を踏み出す。

1994
大阪証券取引所市場第二部に上場

企業としての信頼性を高め、さらなる成長に向けた基盤を確立。ジェネリック医薬品メーカーとしての知名度を上げていく。

2015
上場来高値を更新する急成長

ジェネリック医薬品の普及を背景に業績を大きく伸ばし、株価が上場来高値を更新。市場での存在感を一気に高める。

2019
スペイン・ペンサ社の買収合意

海外市場への本格的な進出を目指し、スペインのジェネリック医薬品事業会社ペンサ社の買収に合意。グローバル展開を加速させる。

2021
三生医薬を子会社化、新領域への挑戦

健康食品やサプリメントの製造技術を持つ三生医薬を買収。製剤技術の融合と事業の多角化により、新たなヘルスケア価値の創造を目指す。

2024
新中期経営計画「PROACTIVE Ⅲ」を発表

持続的な成長に向けた新たな3カ年の中期経営計画を策定。国内事業の盤石化と海外事業の拡大を両輪に進める。

2026
大塚製薬との協業開始

特許が切れた医薬品の安定供給に向けて大塚製薬と協業を開始。生産を集約し、社会的な課題である医薬品不足の解消に貢献する。

2027
売上高3,000億円達成へ

中期経営計画の最終年度目標として、連結売上高3,000億円の達成を掲げる。グローバルなヘルスケア企業としての地位確立を目指す。

注目ポイント

M&Aによるグローバル展開と事業多角化

スペイン企業の買収で海外市場へ本格進出し、健康食品会社の子会社化で事業領域を拡大。ジェネリック医薬品に留まらない成長戦略が魅力です。

安定した増配実績と株主還元

業績成長に伴い、安定的な配当を継続しています。2025年3月期には年間70円への増配を予定しており、株主への還元意欲が高い企業です。

独自の製剤技術と品質へのこだわり

患者さんが飲みやすいように工夫されたRACTAB技術など、付加価値の高い製剤技術が強み。品質と安定供給で医療現場からの信頼を獲得しています。

サービスの実績は?

2,595.9億円
連結売上高
2025年3月期
+13.9% YoY
232.42億円
連結営業利益
2025年3月期
+31.7% YoY
70
1株当たり年間配当金
2025年3月期実績
+10円 YoY
4,788
従業員数(連結)
2025年3月末時点
5,421万円
従業員一人当たり売上高
2025年3月期

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 33.4%
稼ぐ力
高い
ROE 13.2%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
70
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/331.720.6%
FY2017/331.728.0%
FY2018/331.724.0%
FY2019/3107.539.3%
FY2020/34414.9%
FY2021/34415.5%
FY2022/36018.6%
FY2023/360134.2%
FY2024/36018.3%
FY2025/37018.1%
5期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

東和薬品は、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけており、安定的な配当の継続を基本方針としています。配当性向は20%程度を一つの目安としつつ、連結業績の成長に連動した増配を意欲的に実施しています。今後も強固な経営基盤を維持しながら、持続的な株主還元に努める姿勢です。

同業比較(収益性)

医薬品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.2%
業界平均
9.9%
営業利益率上回る
この会社
9.0%
業界平均
-505.4%
自己資本比率上回る
この会社
33.4%
業界平均
33.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,656億円
FY2023/32,089億円
FY2024/32,279億円
FY2025/32,596億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3176億円
FY2025/3232億円

東和薬品はジェネリック医薬品のリーディングカンパニーとして、積極的なM&Aや事業提携による製品ポートフォリオの拡充を推進し、売上高をFY2021/3の約1,549億円からFY2025/3には約2,596億円まで大きく成長させました。FY2023/3は買収に伴う一時費用等により利益が一時的に低下したものの、その後は収益構造の改善により利益水準が回復しています。FY2026/3予想では売上高2,800億円を見込んでおり、安定的な拡大傾向を維持しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.3%5.7%-
FY2022/313.2%4.8%-
FY2023/34.8%0.6%-
FY2024/313.8%3.8%7.7%
FY2025/313.2%4.0%9.0%

当社の収益性は、FY2023/3の買収関連費用による一時的な利益圧迫期を除き、ROE(自己資本利益率)は10%台を安定的に維持しており、効率的な資本運用を行っています。営業利益率は競争環境の激化や研究開発費の増加を背景に変動していますが、近年は生産効率化と高付加価値製品へのシフトにより回復基調にあります。ジェネリック医薬品業界における売上規模の拡大と利益率のバランスを両立させることが、今後のさらなる収益力向上の鍵となります。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率33.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
4,462億円
会社の純資産
1,716億円

総資産はFY2021/3の約2,457億円からFY2025/3には約4,708億円へと倍増しており、事業拡大に向けた積極的な投資を反映しています。FY2024/3以降はM&Aの実施に伴い約4,462億円の有利子負債を計上したことで負債比率が高まりましたが、強固な資産基盤を背景に自己資本比率は約36%を維持しています。今後は負債の着実な圧縮を図りながら、中長期的な財務健全性の確保を目指すステージにあります。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+234億円
営業CF
投資に使ったお金
-313億円
投資CF
借入・返済など
+216億円
財務CF
手元に残ったお金
-78.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3120億円-91.0億円1.8億円29.1億円
FY2022/3221億円-597億円465億円-376億円
FY2023/325.4億円-303億円175億円-277億円
FY2024/382.1億円-404億円354億円-322億円
FY2025/3234億円-313億円216億円-78.9億円

営業キャッシュフローは堅調に推移しており、本業による稼ぐ力は維持されています。一方で、投資キャッシュフローがマイナスとなっているのは、三生医薬の買収や工場設備への成長投資を加速させているためです。これらの大規模投資を支えるべく財務キャッシュフローがプラスとなっており、成長のための資金調達を継続している状況です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 当社グループの取り扱う製品・商品は主として医療用医薬品であり、その中のジェネリック医薬品が中心です
2ジェネリック医薬品は新薬の有効性と安全性が一定期間にわたって確認された後に上市され、有効成分が同一でかつ効能・効果、用法・用量が同等の医薬品です
3そのために当社グループには医薬品製造販売業としてのリスクに加えジェネリック医薬品メーカーとしての特有のリスクなどがあります
4これらのリスク発生の可能性を認識した上で、リスクに迅速且つ的確に対応することが、当社グループの存続・発展に不可欠であると考えております
5当社グループでは、リスクの未然防止、並びに、リスク発生時の利害関係者の利益喪失及び企業経営への影響度の最小化を図ることを基本方針として、リスクマネジメント委員会の下で重要リスクの特定と対策の進捗管理を実施しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3187億円47.2億円25.3%
FY2022/3227億円68.3億円30.0%
FY2023/351.4億円29.4億円57.2%
FY2024/3245億円83.0億円33.9%
FY2025/3262億円71.7億円27.4%

法人税等の支払額は、税引前利益の増減に伴い変動しています。FY2023/3において税引前利益が一時的に縮小した際、実効税率が57.2%と跳ね上がったのは、利益水準の低下に対して固定的な税金費用や一時的な会計上の調整項目が発生したためです。基本的には通常の税率水準で推移しており、税務上の大きな懸念点はありません。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
668万円
従業員数
4,788
平均年齢
37.2歳
平均年収従業員数前年比
当期668万円4,788-

従業員の平均年収は668万円であり、ジェネリック医薬品業界における安定的な収益基盤を背景に一定の給与水準を確保しています。平均勤続年数約10.8年と相まって、人材の定着を図りながら製造から営業まで一貫した体制を維持する方針が見て取れます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.6%
浮動株41.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関15.5%
事業法人等43.1%
外国法人等18.7%
個人その他21.2%
証券会社1.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は吉田事務所・BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 三菱UFJ銀行)。

株式会社吉田事務所(20,100,000株)40.83%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,635,000株)7.39%
BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(2,461,000株)5%
東和薬品共栄会(1,536,000株)3.12%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,531,000株)3.11%
吉田 逸郎(1,455,000株)2.96%
東和薬品社員持株会(997,000株)2.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口4)(995,000株)2.02%
有限会社吉田エステート(648,000株)1.32%
JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(617,000株)1.26%

株式会社吉田事務所が発行済株式総数の約40.83%を保有する筆頭株主であり、創業者一族による強力な経営支配力が維持されています。さらに吉田逸郎氏個人や関連会社の保有分を含めると安定株主比率が高く、敵対的買収のリスクを抑えた長期的な視点での経営が可能です。

会社の公式開示情報

役員報酬

800万円
取締役1名の合計

連結子会社15社を擁し、国内外での生産・販売網の拡大による市場シェアの獲得を事業リスク低減の鍵としています。主要なリスクとして、医薬品市場の価格改定や他社の供給不安による需要変動を挙げており、安定供給体制の維持が経営上の最優先事項となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
8,300万円
連結子会社数
15
設備投資額
333.9億円
平均勤続年数(従業員)
10.8
臨時従業員数
684

女性役員比率は11.1%と発展途上ですが、監査等委員会設置会社を採用し、外部からの監視機能を強化しています。連結従業員数約4,788名を抱える製造業として、多角的な事業運営とグローバル展開を推進するための体制を整えています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
過去の中計は未達だが、新中計は利益面で好調な滑り出しを見せている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第6期 中期経営計画「PROACTIVE III」
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 3,000億円 順調 (2,595.9億円)
86.5%
累計営業利益: 目標 680億円以上 やや遅れ (408.89億円)
59.8%
ROIC: 目標 WACCを上回る 順調
100%
(旧)第5期 中期経営計画
FY2021〜FY2023
売上高: 目標 2,200億円 未達 (2,088.6億円)
94.9%
営業利益: 目標 220億円 未達 (55.14億円)
25.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,615億円2,596億円-0.7%
FY20242,163億円2,279億円+5.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025180億円232億円+29.1%
FY2024118億円176億円+49.5%
FY2023190億円55億円-71.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2023年度を最終年とする前中計は、薬価改定の影響や原材料費の高騰が響き、売上・利益ともに目標未達に終わりました。しかし、現在進行中の新中期経営計画「PROACTIVE III」では、最終年度の2027年3月期に売上高3,000億円、3年間の累計営業利益680億円以上という高い目標を掲げています。初年度(FY2025)の営業利益は期初予想を大幅に上回って着地しており、目標達成に向けた施策が着実に実を結び始めていることが伺えます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、ほぼ一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、薬価改定による収益性の低下懸念や、FY2023の大幅な減益が株価の重しとなったことが主な要因です。しかし、直近のFY2025では業績がV字回復しており、株価も底値から大きく反発しています。新中期経営計画の進捗次第では、今後TOPIXをアウトパフォームする展開も期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+31.1%
100万円 →131.1万円
31.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021109.7万円+9.7万円9.7%
FY2022125.8万円+25.8万円25.8%
FY202390.8万円-9.2万円-9.2%
FY2024138.0万円+38.0万円38.0%
FY2025131.1万円+31.1万円31.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残62,200株
売り残44,900株
信用倍率1.39倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

信用倍率は1.39倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあり、今後の業績拡大に伴う株価の上昇余地が期待されます。時価総額は業界内で中堅規模に位置しており、今後の成長戦略次第ではさらなる企業価値向上が見込めるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
48
株探, 日本経済新聞, ダイヤモンド, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
医薬品業 380社中 55位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
業務提携・M&A30%
労働環境・ガバナンス15%
その他15%

最近の出来事

2026年2月3Q好調

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比10.3%増の239億円に達し、着実な成長を維持。

2026年1月大塚製薬と協業

特許切れ医薬品の安定供給を目的に大塚製薬と生産面での協業契約を締結し、供給体制を強化。

2024年6月中計策定

第6期中期経営計画「PROACTIVE Ⅲ」を策定し、売上高3,000億円の達成を目標に掲げる。

東和薬品 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 33.4%
稼ぐ力
高い
ROE 13.2%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「ジェネリック医薬品の国内大手が、積極的なM&Aと提携でグローバル市場での成長処方箋を描く」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU