インテリジェント ウェイブ4847
INTELLIGENT WAVE INC.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがコンビニやネットショッピングでクレジットカードを使うとき、その取引情報をカード会社へ安全かつ瞬時に届ける裏側のシステム、実はインテリジェントウェイブが作っているかもしれません。同社は、日本のカード決済を24時間365日支える社会インフラ的な存在です。さらに、カードの不正利用をリアルタイムで検知するシステムも提供しており、あなたの知らないところで資産を守ってくれています。普段何気なく行っている「ピッ」という決済の裏側で、同社の技術が活躍しているのです。
大日本印刷傘下で、クレジットカード決済システムで国内首位を走るニッチトップ企業。2025期は売上高156.0億円、営業利益18.48億円と一時的な減益となったものの、翌2026期には売上高174.0億円、営業利益24.00億円とV字回復を見込む。主力の中継システム「NET+1」のクラウド化を進めつつ、サイバーセキュリティ領域を第二の柱に育てる中期経営計画を推進中。財務基盤は強固で、今後の成長投資と株主還元のバランスが焦点となる。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都中央区新川1-21-2 茅場町タワー
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 9.4% | 6.8% | 9.9% |
| 2017/06期 | 10.2% | 7.0% | 8.3% |
| 2018/06期 | 6.6% | 4.3% | 5.2% |
| 2019/06期 | 11.3% | 7.2% | 8.8% |
| 2020/06期 | 11.4% | 7.4% | 9.5% |
| 2021/06期 | 11.5% | 7.7% | 10.1% |
| 2022/06期 | 13.5% | 8.8% | 13.2% |
| 2023/06期 | 13.8% | 8.8% | 11.6% |
| 2024/06期 | 15.8% | 9.3% | 14.0% |
| 2025/06期 | 14.4% | 7.6% | 11.8% |
| 2Q FY2026/6 | 6.7%(累計) | 3.4%(累計) | 10.5% |
ROE(自己資本利益率)は概ね13%から15%台と高い水準を維持しており、限られた資本を効率的に活用して利益を生み出す体質が定着しています。営業利益率も10%から14%前後と安定して推移しており、技術力を強みとした高付加価値な受託開発が収益を支えています。今後は品質管理の徹底によるさらなる利益率の向上が鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/06期 | 112億円 | 11.3億円 | 8.4億円 | 32.0円 | +2.4% |
| 2022/06期 | 115億円 | 15.2億円 | 10.6億円 | 40.2円 | +2.7% |
| 2023/06期 | 134億円 | 15.6億円 | 11.7億円 | 44.3円 | +16.4% |
| 2024/06期 | 145億円 | 20.3億円 | 14.2億円 | 54.2円 | +8.6% |
| 2025/06期 | 156億円 | 18.5億円 | 13.5億円 | 51.5円 | +7.4% |
当社の売上高は、金融決済システムという強固な事業基盤を背景に右肩上がりで推移しており、2025/03期には156億円に達しました。決済ネットワーク接続・認証システム「NET+1」等の主力製品が堅調に推移し、2026/03期予想では売上高174億円、純利益16.9億円を見込んでいます。今後もDX需要の高まりやセキュリティ強化案件の獲得により、安定した成長が続く見通しです。 【2Q 2026/06期実績】売上84億円(通期予想比48%)、営業利益8.8億円(同36%)、純利益6.1億円(同36%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
EDINET開示情報では、カード決済ネットワーク等の金融機関向けシステム開発が収益の柱となっており、決済領域の堅調な需要が業績を牽引しています。リスク要因として、特定の大手金融顧客への依存度や、システム開発に伴う品質管理コストの変動が、継続的なモニタリング対象となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 160億円 | — | 156億円 | -2.5% |
| 2024期 | 150億円 | — | 145億円 | -3.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 23億円 | — | 18億円 | -17.9% |
| 2024期 | 23億円 | — | 20億円 | -9.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新中期経営計画「Transformation for the Future」では、2027期に売上高210億円、営業利益30億円を目標としています。初年度の2025期は、一部案件の品質対応コストなどで営業利益が18.48億円と計画を下回りました。しかし、2026期の会社予想では営業利益24.00億円と大幅な回復を見込んでおり、計画達成への軌道修正が期待されます。過去の中計では目標を前倒しで達成した実績もあり、計画遂行能力は一定の評価ができます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年6月期第2四半期において経常利益1.6%増益を達成し、決済領域の堅調な需要を証明しました。
フィリピンのArdent Networksと販売代理店契約を締結し、アジア圏での事業拡大を本格化させています。
決済ネットワーク接続システム「NET+1」のAWSクラウド対応を開始し、DX推進と収益基盤の拡充を図っています。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
有利子負債を持たない実質無借金の極めて健全な財務体質を構築しており、長期的な安定成長を支える強固なバックボーンを有しています。自己資本比率は50%を超えて維持されており、資産規模も2025/03期には約187億円へと着実に拡大しています。リスク耐性の高いバランスシートにより、将来の新規投資や事業拡大に向けた十分な余力がある状態です。 【2Q 2026/06期】総資産174億円、純資産97億円、自己資本比率52.2%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 1.2億円 | 1.9億円 | 3,300万円 | 6,800万円 |
| 2017/06期 | 11.7億円 | 11.5億円 | 2.0億円 | 2,100万円 |
| 2018/06期 | 12.1億円 | 6.0億円 | 3.5億円 | 6.1億円 |
| 2019/06期 | 12.4億円 | 6.0億円 | 2.2億円 | 6.4億円 |
| 2020/06期 | 15.5億円 | 7.5億円 | 4.1億円 | 8.0億円 |
| 2021/06期 | 17.0億円 | 7.4億円 | 2.9億円 | 9.6億円 |
| 2022/06期 | 14.9億円 | 15.2億円 | 3.5億円 | 3,000万円 |
| 2023/06期 | 31.2億円 | 19.1億円 | 4.5億円 | 12.1億円 |
| 2024/06期 | 38.1億円 | 26.8億円 | 10.2億円 | 11.3億円 |
| 2025/06期 | 42.6億円 | 16.0億円 | 10.5億円 | 26.6億円 |
本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、継続的な受注案件の増加に伴い毎年高いプラス水準で推移しています。潤沢な営業キャッシュフローを元手に、将来の成長に向けた積極的な投資を継続しており、フリーキャッシュフローもプラスを維持する年度が大半です。財務面では安定的な配当実施や自己資本の充実に注力する一方で、負債の発生を抑えた健全な資金繰りを行っています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/06期 | 6円 | 33.0% |
| 2017/06期 | 7円 | 33.7% |
| 2018/06期 | 7円 | 48.7% |
| 2019/06期 | 9円 | 34.6% |
| 2020/06期 | 10円 | 34.5% |
| 2021/06期 | 13円 | 40.7% |
| 2022/06期 | 17円 | 42.3% |
| 2023/06期 | 20円 | 45.1% |
| 2024/06期 | 40円 | 73.8% |
| 2025/06期 | 35円 | 67.9% |
現在、株主優待制度は廃止されており実施していません。
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、業績拡大に合わせて積極的な増配を継続しています。かつては株主優待を実施していましたが、現在は廃止し、配当を通じた直接的な還元へ一本化しました。配当性向の目標を定めた持続的な還元を通じて、長期株主の期待に応える方針です。
株の売買状況と今後の予定
PER、PBRともに情報・通信業の平均と比較して割安な水準にあります。一方、配当利回りは3.62%と業界平均を大きく上回っており、株主還元への意識の高さが伺えます。信用倍率は8.54倍とやや高く、買い残の整理が進むと株価の上値が軽くなる可能性があります。割安感と高配当利回りが両立している点が投資妙味と言えるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 7.3億円 | 2.5億円 | 34.5% |
| 2017/06期 | 7.7億円 | 2.2億円 | 28.6% |
| 2018/06期 | 5.7億円 | 2.0億円 | 34.2% |
| 2019/06期 | 9.5億円 | 2.7億円 | 28.3% |
| 2020/06期 | 10.7億円 | 3.1億円 | 29.1% |
| 2021/06期 | 11.7億円 | 3.3億円 | 28.3% |
| 2022/06期 | 15.6億円 | 5.0億円 | 32.2% |
| 2023/06期 | 16.0億円 | 4.4億円 | 27.3% |
| 2024/06期 | 20.7億円 | 6.5億円 | 31.5% |
| 2025/06期 | 18.9億円 | 5.4億円 | 28.6% |
法人税等の支払額は、経常利益の増減に連動しており、おおむね法定実効税率に近い範囲で推移しています。2022/03期や2024/03期のように利益水準が高い年度には、適切に6億円超の納税を行っています。業績予想に基づき、次期も約7億円の法人税負担を見込んでおり、税務上の大きな懸念点はありません。
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「『カード決済の黒子』が、サイバーセキュリティ分野で表舞台を狙うキャッシュリッチ企業」
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