4847プライム

インテリジェント ウェイブ

INTELLIGENT WAVE INC.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE14.2%
BPS361.9円
自己資本比率50.7%
FY2025/3 有報データ

キャッシュレス社会の心臓部を守る、決済システムの国内トップランナー

2030年代を見据え、事業の多角化と持続的な成長の基盤を構築し、未来のための変革(Transformation for the Future)を成し遂げる。

この会社ってなに?

あなたがコンビニやネットショッピングでクレジットカードを使うとき、その取引情報をカード会社へ安全かつ瞬時に届ける裏側のシステム、実はインテリジェントウェイブが作っているかもしれません。同社は、日本のカード決済を24時間365日支える社会インフラ的な存在です。さらに、カードの不正利用をリアルタイムで検知するシステムも提供しており、あなたの知らないところで資産を守ってくれています。普段何気なく行っている「ピッ」という決済の裏側で、同社の技術が活躍しているのです。

大日本印刷傘下で、クレジットカード決済システムで国内首位を走るニッチトップ企業。FY2025は売上高156.0億円、営業利益18.48億円と一時的な減益となったものの、翌FY2026には売上高174.0億円、営業利益24.00億円とV字回復を見込む。主力の中継システム「NET+1」のクラウド化を進めつつ、サイバーセキュリティ領域を第二の柱に育てる中期経営計画を推進中。財務基盤は強固で、今後の成長投資と株主還元のバランスが焦点となる。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
6月
本社
東京都中央区新川1-21-2 茅場町タワー
公式
www.iwi.co.jp

社長プロフィール

川上 晃司
川上 晃司
代表取締役社長
ビジョナリー
当社は創業以来、クレジットカード決済のオンラインシステム開発を主軸に、金融機関向けに『NET+1』などのパッケージソフトウェアを提供し、社会のITインフラを支えてきました。現在は、中期経営計画『Transformation for the Future』のもと、決済領域の知見を活かしつつ、セキュリティ分野や新規事業にも挑戦し、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。

この会社のストーリー

1984
創業

金融・決済システムを支えるソフトウェア開発会社として、株式会社インテリジェントウェイブを設立。

1994
カード不正利用検知システム「ACEPlus」開発

クレジットカードの不正使用をリアルタイムで検知する画期的なシステム「ACEPlus」を開発し、国内市場で高いシェアを獲得。

1999
決済ネットワーク接続システム「NET+1」開発

24時間365日止まらない決済を実現する基幹システム「NET+1」をリリース。キャッシュレス社会の根幹を支える製品となる。

2001
ジャスダック市場へ上場

事業拡大に伴い、株式をジャスダック市場に上場。社会的な信用を高め、さらなる成長への基盤を築く。

2010
大日本印刷(DNP)の子会社化

大日本印刷による株式公開買付け(TOB)により、同社の連結子会社となる。DNPグループとの連携で事業基盤を強化。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、最上位であるプライム市場へ移行。日本を代表する企業の一つとして認められる。

2024
創立40周年とクラウド対応への挑戦

創立40周年を迎える。主力製品「NET+1」のクラウド対応開発を本格的に開始し、次世代の決済インフラ需要に応える。

2027
中期経営計画の最終年度へ

「Transformation for the Future」を掲げた中期経営計画の最終年度。売上高180億円、営業利益22億円の達成を目指し、事業の多角化と持続的成長の基盤づくりを進める。

注目ポイント

国内シェアNo.1の決済システム

クレジットカードの不正利用を検知するシステム「ACEPlus」や、決済ネットワーク接続システム「NET+1」は国内トップシェアを誇り、日本のキャッシュレス社会を根底から支えています。

6期連続増配!安定した株主還元

業績好調を背景に6期連続の増配を記録。創立40周年記念配当も実施するなど、株主への利益還元に積極的な姿勢が魅力です。

未来を見据えた事業変革への挑戦

「Transformation for the Future」をスローガンに中期経営計画を推進中。主力の決済システムをクラウド対応させるなど、時代の変化に対応し持続的な成長を目指しています。

サービスの実績は?

35
1株当たり配当金(年間)
FY2025実績
-12.5% YoY
7.4%
売上高成長率
FY2025
-8.9%
営業利益成長率
FY2025
24.00億円
翌期営業利益予想
FY2026会社予想
+30% vs FY25
3,005万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績ベース

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 35円
安全性
安定
自己資本比率 50.7%
稼ぐ力
高い
ROE 14.2%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
35
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2016/3633.0%
FY2017/3733.7%
FY2018/3748.7%
FY2019/3934.6%
FY2020/31034.5%
FY2021/31340.7%
FY2022/31742.3%
FY2023/32045.1%
FY2024/34073.8%
FY2025/33567.9%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は廃止されており実施していません。

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、業績拡大に合わせて積極的な増配を継続しています。かつては株主優待を実施していましたが、現在は廃止し、配当を通じた直接的な還元へ一本化しました。配当性向の目標を定めた持続的な還元を通じて、長期株主の期待に応える方針です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
14.2%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
11.8%
業界平均
28.6%
自己資本比率下回る
この会社
50.7%
業界平均
55.2%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3115億円
FY2023/3134億円
FY2024/3145億円
FY2025/3156億円
営業利益
FY2022/315.2億円
FY2023/315.6億円
FY2024/320.3億円
FY2025/318.5億円

当社の売上高は、金融決済システムという強固な事業基盤を背景に右肩上がりで推移しており、FY2025/3には156億円に達しました。決済ネットワーク接続・認証システム「NET+1」等の主力製品が堅調に推移し、FY2026/3予想では売上高174億円、純利益16.9億円を見込んでいます。今後もDX需要の高まりやセキュリティ強化案件の獲得により、安定した成長が続く見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
14.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/39.4%6.8%9.9%
FY2017/39.7%6.4%8.3%
FY2018/36.6%4.3%5.2%
FY2019/310.7%6.8%8.8%
FY2020/310.9%7.2%9.5%
FY2021/311.1%7.5%10.1%
FY2022/313.1%8.3%13.2%
FY2023/313.2%8.5%11.6%
FY2024/315.4%8.4%14.0%
FY2025/314.2%7.2%11.8%

ROE(自己資本利益率)は概ね13%から15%台と高い水準を維持しており、限られた資本を効率的に活用して利益を生み出す体質が定着しています。営業利益率も10%から14%前後と安定して推移しており、技術力を強みとした高付加価値な受託開発が収益を支えています。今後は品質管理の徹底によるさらなる利益率の向上が鍵となります。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率50.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
94.8億円

有利子負債を持たない実質無借金の極めて健全な財務体質を構築しており、長期的な安定成長を支える強固なバックボーンを有しています。自己資本比率は50%を超えて維持されており、資産規模もFY2025/3には約187億円へと着実に拡大しています。リスク耐性の高いバランスシートにより、将来の新規投資や事業拡大に向けた十分な余力がある状態です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+42.6億円
営業CF
投資に使ったお金
-16.0億円
投資CF
借入・返済など
-10.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+26.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/31.2億円-1.9億円-3,300万円-6,800万円
FY2017/311.7億円-11.5億円-2.0億円2,100万円
FY2018/312.1億円-6.0億円-3.5億円6.1億円
FY2019/312.4億円-6.0億円-2.2億円6.4億円
FY2020/315.5億円-7.5億円-4.1億円8.0億円
FY2021/317.0億円-7.4億円-2.9億円9.6億円
FY2022/314.9億円-15.2億円-3.5億円-3,000万円
FY2023/331.2億円-19.1億円-4.5億円12.1億円
FY2024/338.1億円-26.8億円-10.2億円11.3億円
FY2025/342.6億円-16.0億円-10.5億円26.6億円

本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、継続的な受注案件の増加に伴い毎年高いプラス水準で推移しています。潤沢な営業キャッシュフローを元手に、将来の成長に向けた積極的な投資を継続しており、フリーキャッシュフローもプラスを維持する年度が大半です。財務面では安定的な配当実施や自己資本の充実に注力する一方で、負債の発生を抑えた健全な資金繰りを行っています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/37.3億円2.5億円34.5%
FY2017/37.7億円2.2億円28.6%
FY2018/35.7億円2.0億円34.2%
FY2019/39.5億円2.7億円28.3%
FY2020/310.7億円3.1億円29.1%
FY2021/311.7億円3.3億円28.3%
FY2022/315.6億円5.0億円32.2%
FY2023/316.0億円4.4億円27.3%
FY2024/320.7億円6.5億円31.5%
FY2025/318.9億円5.4億円28.6%

法人税等の支払額は、経常利益の増減に連動しており、おおむね法定実効税率に近い範囲で推移しています。FY2022/3やFY2024/3のように利益水準が高い年度には、適切に6億円超の納税を行っています。業績予想に基づき、次期も約7億円の法人税負担を見込んでおり、税務上の大きな懸念点はありません。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報では、カード決済ネットワーク等の金融機関向けシステム開発が収益の柱となっており、決済領域の堅調な需要が業績を牽引しています。リスク要因として、特定の大手金融顧客への依存度や、システム開発に伴う品質管理コストの変動が、継続的なモニタリング対象となっています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
計画初年度は利益面で未達も、来期のV字回復予想で挽回を目指す。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 210億円 順調 (156.0億円)
74.3%
営業利益: 目標 30億円 やや遅れ (18.48億円)
61.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025160億円156億円-2.5%
FY2024150億円145億円-3.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202523億円18億円-17.9%
FY202423億円20億円-9.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新中期経営計画「Transformation for the Future」では、FY2027に売上高210億円、営業利益30億円を目標としています。初年度のFY2025は、一部案件の品質対応コストなどで営業利益が18.48億円と計画を下回りました。しかし、FY2026の会社予想では営業利益24.00億円と大幅な回復を見込んでおり、計画達成への軌道修正が期待されます。過去の中計では目標を前倒しで達成した実績もあり、計画遂行能力は一定の評価ができます。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残564,800株
売り残66,100株
信用倍率8.54倍
2026年3月20日時点時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
2026年6月期 通期決算発表2026年8月上旬(予定)

PER、PBRともに情報・通信業の平均と比較して割安な水準にあります。一方、配当利回りは3.62%と業界平均を大きく上回っており、株主還元への意識の高さが伺えます。信用倍率は8.54倍とやや高く、買い残の整理が進むと株価の上値が軽くなる可能性があります。割安感と高配当利回りが両立している点が投資妙味と言えるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 500社中 72位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
製品・サービス30%
戦略・提携20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月増益達成

2026年6月期第2四半期において経常利益1.6%増益を達成し、決済領域の堅調な需要を証明しました。

2026年1月海外提携

フィリピンのArdent Networksと販売代理店契約を締結し、アジア圏での事業拡大を本格化させています。

2024年11月製品開発

決済ネットワーク接続システム「NET+1」のAWSクラウド対応を開始し、DX推進と収益基盤の拡充を図っています。

インテリジェント ウェイブ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 35円
安全性
安定
自己資本比率 50.7%
稼ぐ力
高い
ROE 14.2%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『カード決済の黒子』が、サイバーセキュリティ分野で表舞台を狙うキャッシュリッチ企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

情報・通信業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU