ゲンダイエージェンシー2411
GENDAI AGENCY INC.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが街でパチンコ店の新しいイベントや新台入替のポスター、チラシを目にすることがあるかもしれません。その多くは、ゲンダイエージェンシーのような広告会社が「どうすればもっと多くの人にお店の魅力を伝えられるか」を考え、企画・制作しています。お店の華やかな広告の裏側で、同社が活躍しているのです。最近では、YouTubeなどで見かける動画広告の制作や、お子さんのための学習塾を探すウェブサイトの運営など、より身近なデジタルサービスにも力を入れています。あなたが普段何気なく見ている広告や使っているサイトが、実は同社の仕事かもしれません。
ゲンダイエージェンシーは、パチンコホール向け広告代理事業で国内首位を走る企業です。2025期決算では売上高76.8億円、営業利益4.18億円を達成し、続く2026期では売上高78.0億円、営業利益5.50億円と増収増益を見込んでいます。主力の広告事業で安定した収益基盤を築きつつ、近年は動画広告会社の子会社化やウェブメディアの事業譲受といったM&Aを積極的に活用し、デジタル領域への事業ポートフォリオ拡大を急いでいます。5期連続増配を計画するなど、高い株主還元姿勢も投資家からの注目を集める一因です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2026/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲6.6% | ▲4.9% | - |
| 2022/03期 | 5.4% | 3.9% | - |
| 2023/03期 | 8.3% | 6.0% | - |
| 2024/03期 | 3.0% | 2.2% | 3.4% |
| 2025/03期 | 8.6% | 6.4% | 5.4% |
| 2026/03期 | 11.7% | 8.5% | 8.9% |
2021/03期の赤字局面を除き、営業利益率は概ね3%から5%台で推移し、着実な利益体質の改善が確認されます。ROE(自己資本利益率)は2023/03期および2025/03期に8%台を回復しており、限られた経営資源を効率的に運用し株主へ利益を還元する体制を整えています。今後はさらなる収益性の向上に向けた高付加価値サービスの拡大が鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 72.5億円 | — | ▲3.1億円 | -20.6円 | — |
| 2022/03期 | 74.3億円 | — | 2.5億円 | 16.9円 | +2.4% |
| 2023/03期 | 75.5億円 | 4.0億円 | 3.7億円 | 27.9円 | +1.6% |
| 2024/03期 | 74.2億円 | 2.5億円 | 1.3億円 | 10.2円 | -1.7% |
| 2025/03期 | 76.8億円 | 4.2億円 | 3.6億円 | 29.2円 | +3.5% |
パチンコホール向けの広告を主軸とする同社は、2021/03期の赤字から脱却以降、安定した収益基盤を維持しています。2025/03期には売上高約76.8億円を計上し、マージンの高いデジタル広告や販売戦略の奏功により業績が底堅く推移しました。2026/03期は、さらなる営業利益の伸長を見込む強気の予想を掲げています。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業はパチンコホール向けの広告代理業で、デジタル広告へのシフトとM&Aによる事業領域の拡大が成長戦略の柱です。事業リスクとして特定の業界動向への依存が挙げられるものの、新たなメディアサービスの開発でリスク分散を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 3億円 | 4億円 | 4.2億円 | +39.3% |
| 2024期 | 5億円 | — | 2.5億円 | -50.2% |
| 2023期 | 4億円 | — | 4.0億円 | +0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 75億円 | 75億円 | 76.8億円 | +2.4% |
| 2024期 | 80億円 | — | 74.2億円 | -7.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ゲンダイエージェンシーは明確な中期経営計画を開示していませんが、単年度の業績予想を目標としています。2024期は期初予想を大幅に下回りましたが、続く2025期は期初予想を大きく上回り、特に営業利益は当初の3.00億円から実績4.18億円へと+39.3%の大幅な上方修正となりました。マージンの高いインターネット広告の好調が要因です。ただし、年度による業績の振れが大きく、業績予想の安定性には課題を残しています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
連結子会社のプレスエーが学習塾検索サイト「塾ログ」の事業を譲受し、教育関連メディアへ参入。
26年3月期第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比76.4%増となり、業績の好調さを示す。
5期連続となる増配を発表し、株主還元姿勢を強化することで投資家からの注目を集める。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2026/03期末時点
自己資本比率は70%以上の高水準を継続しており、極めて強固な財務体質を維持しています。2024/03期以降、新たな成長投資や事業拡大に伴い有利子負債が発生しましたが、手元流動性を考慮しても懸念されるレベルではありません。長年にわたり無借金経営を続けた実績があり、財務的な安定性は同社の大きな強みです。 【2026/03期】総資産54億円、純資産39億円、自己資本比率72.0%、有利子負債5.9億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲1.1億円 | 1,100万円 | ▲1.4億円 | ▲1.0億円 |
| 2022/03期 | 3.6億円 | 2.2億円 | ▲4.2億円 | 5.8億円 |
| 2023/03期 | 3.7億円 | ▲8,600万円 | ▲5.5億円 | 2.9億円 |
| 2024/03期 | 2.6億円 | 1.6億円 | ▲7.2億円 | 4.2億円 |
| 2025/03期 | 5.1億円 | ▲1.3億円 | ▲1.2億円 | 3.8億円 |
本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、業績の回復とともに2025/03期には約5.1億円と順調な黒字を計上しています。投資キャッシュフローがマイナスの年度は事業拡大に向けた戦略的投資を反映しており、営業活動によるキャッシュの範囲内で投資をコントロールする姿勢が見られます。財務キャッシュフローは主に配当や自社株買いといった株主還元を優先して推移しており、健全な循環が継続しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は10.0%であり、多様な視点を取り入れたガバナンス体制の構築を推進しています。監査体制としては監査報酬2,400万円を投じ、6つの連結子会社を抱える中堅規模企業として適切な内部統制の維持に努めています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 550万円 | 207人 | - |
従業員の平均年収は550万円で、業界の平均的な給与水準と比較して安定的に推移しています。成果型報酬の導入など人事制度の刷新を進めており、業績向上に伴う還元意欲が示されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。ゲンダイエージェンシーのTSRは、2023期にはTOPIXを上回りましたが、2024期と2025期はTOPIXの上昇率に及ばず、アンダーパフォーム(市場平均以下のリターン)となっています。これは、同社の増配姿勢が評価される一方で、市場全体の好調な地合いと比較して株価の伸びが限定的であったことを示唆しています。今後の成長戦略が株価に反映され、TSRが改善するかが注目されます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 30円 | 96.1% |
| 2017/03期 | 25円 | 45.9% |
| 2018/03期 | 25円 | 74.6% |
| 2019/03期 | 25円 | 86.5% |
| 2020/03期 | 25円 | 1213.6% |
| 2021/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/03期 | 7円 | 41.4% |
| 2023/03期 | 15円 | 53.9% |
| 2024/03期 | 18円 | 177.0% |
| 2025/03期 | 20円 | 68.6% |
現在、株主優待制度は実施していません。
同社は業績の回復に合わせて配当水準を年々引き上げており、積極的な株主還元姿勢を明確にしています。配当性向は年度によって変動がありますが、利益成長に応じた配当を行う方針です。今後は安定的な増配の継続を通じて、高い配当利回りを維持することが期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 103.2万円 | 3.2万円 | 3.2% |
| 2022期 | 112.0万円 | 12.0万円 | 12.0% |
| 2023期 | 169.6万円 | 69.6万円 | 69.6% |
| 2024期 | 145.9万円 | 45.9万円 | 45.9% |
| 2025期 | 152.7万円 | 52.7万円 | 52.7% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PER・PBRは業界平均水準ですが、5%を超える配当利回りが際立って高く、株主還元を重視する投資家にとって魅力的です。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る220.5倍となっており、将来的な売り圧力への警戒が必要です。時価総額は56億円と小規模であり、今後の成長次第で株価が大きく変動する可能性があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | -2.7億円 | 0円 | - |
| 2022/03期 | 3.1億円 | 6,600万円 | 21.1% |
| 2023/03期 | 4.2億円 | 5,100万円 | 12.1% |
| 2024/03期 | 2.6億円 | 1.4億円 | 52.3% |
| 2025/03期 | 4.2億円 | 5,800万円 | 13.9% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動や税務上の繰越欠損金の解消等の影響を受け、年度ごとに実効税率が大きく変動しています。特に2024/03期は税率が一時的に50%を超えていますが、これは会計上の調整や特別損益の影響が考えられます。標準的な税率水準へ収束しつつあり、今後は業績の成長に伴い適正な納税が行われる見込みです。
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ゲンダイエージェンシー まとめ
「パチンコ広告のガリバーが、高配当をテコにデジタル広告とM&Aで次の一手を模索中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。