ゲンダイエージェンシー
GENDAI AGENCY INC.
最終更新日: 2026年3月30日
パチンコホール向け広告で業界首位、M&Aでデジタル領域へも果敢に挑戦!
広告の枠を超え、クライアントのビジネス成長に貢献する多様なソリューションを提供するリーディングカンパニーとなる。
この会社ってなに?
あなたが街でパチンコ店の新しいイベントや新台入替のポスター、チラシを目にすることがあるかもしれません。その多くは、ゲンダイエージェンシーのような広告会社が「どうすればもっと多くの人にお店の魅力を伝えられるか」を考え、企画・制作しています。お店の華やかな広告の裏側で、同社が活躍しているのです。最近では、YouTubeなどで見かける動画広告の制作や、お子さんのための学習塾を探すウェブサイトの運営など、より身近なデジタルサービスにも力を入れています。あなたが普段何気なく見ている広告や使っているサイトが、実は同社の仕事かもしれません。
ゲンダイエージェンシーは、パチンコホール向け広告代理事業で国内首位を走る企業です。FY2025決算では売上高76.8億円、営業利益4.18億円を達成し、続くFY2026では売上高78.0億円、営業利益5.50億円と増収増益を見込んでいます。主力の広告事業で安定した収益基盤を築きつつ、近年は動画広告会社の子会社化やウェブメディアの事業譲受といったM&Aを積極的に活用し、デジタル領域への事業ポートフォリオ拡大を急いでいます。5期連続増配を計画するなど、高い株主還元姿勢も投資家からの注目を集める一因です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
- 公式
- www.gendai-a.co.jp
社長プロフィール
当社は、アミューズメント業界に特化した広告事業を基盤とし、変化する市場環境に対応するためデジタル領域への事業拡大を積極的に推進しています。M&Aや事業譲受を通じて新たな成長機会を創出し、株主様への還元を強化することで、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
株式会社現代企画を設立し、アミューズメント業界向けの広告代理事業を開始。後に株式会社ゲンダイエージェンシーへ商号変更。
創業からわずか7年で株式上場を達成。事業拡大と社会的信用の獲得に向けた大きな一歩を踏み出す。
エクスペリアン社のCRM部門撤退に伴い、ブランディング事業を譲り受け、企業戦略やブランド戦略の領域へサービスを拡大。
Rita株式会社を子会社化し、動画広告分野を強化。厳しい市場環境の中でもデジタル領域への投資を進め、将来の成長基盤を構築。
Google Partnersプログラムで最上位の「Premier Partner」に認定され、デジタル広告運用における高い専門性が認められる。
学習塾検索サイト「塾ログ」やスイミングクラブ検索サイト「スイミング情報ネット」の事業を譲り受け、メディア事業を多角化。
インターネット広告販売が好調で、2025年3月期の業績予想を大幅に上方修正。5期連続となる増配計画を発表し、高い株主還元姿勢を示す。
既存事業の収益性を高めつつ、M&Aや事業提携をさらに加速させ、総合広告代理店として持続的な成長を目指す。
注目ポイント
配当利回りは5%前後と市場平均を大きく上回り、5期連続の増配を予定しています。株主への利益還元を積極的に行う姿勢が魅力です。
主力のパチンコホール向け広告に加え、M&Aや事業譲受を通じて動画広告やウェブメディアなどデジタル領域へ果敢に進出。成長への意欲が高い企業です。
マージンの高いサービスの販売が好調で、2025年3月期通期の営業利益予想を大幅に上方修正しました。収益構造の改善が進んでおり、今後の成長が期待されます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 30円 | 96.1% |
| FY2017/3 | 25円 | 45.9% |
| FY2018/3 | 25円 | 74.6% |
| FY2019/3 | 25円 | 86.5% |
| FY2020/3 | 25円 | 1213.6% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 7円 | 41.4% |
| FY2023/3 | 15円 | 53.9% |
| FY2024/3 | 18円 | 177.0% |
| FY2025/3 | 20円 | 68.6% |
現在、株主優待制度は実施していません。
同社は業績の回復に合わせて配当水準を年々引き上げており、積極的な株主還元姿勢を明確にしています。配当性向は年度によって変動がありますが、利益成長に応じた配当を行う方針です。今後は安定的な増配の継続を通じて、高い配当利回りを維持することが期待されます。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
パチンコホール向けの広告を主軸とする同社は、FY2021/3の赤字から脱却以降、安定した収益基盤を維持しています。FY2025/3には売上高約76.8億円を計上し、マージンの高いデジタル広告や販売戦略の奏功により業績が底堅く推移しました。FY2026/3期は、さらなる営業利益の伸長を見込む強気の予想を掲げています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -6.6% | -4.9% | - |
| FY2022/3 | 1.8% | 3.9% | - |
| FY2023/3 | 10.5% | 6.1% | - |
| FY2024/3 | 3.0% | 2.3% | 3.4% |
| FY2025/3 | 14.6% | 6.2% | 5.4% |
FY2021/3の赤字局面を除き、営業利益率は概ね3%から5%台で推移し、着実な利益体質の改善が確認されます。ROE(自己資本利益率)はFY2023/3およびFY2025/3に8%台を回復しており、限られた経営資源を効率的に運用し株主へ利益を還元する体制を整えています。今後はさらなる収益性の向上に向けた高付加価値サービスの拡大が鍵となります。
財務は安全?
自己資本比率は70%以上の高水準を継続しており、極めて強固な財務体質を維持しています。FY2024/3以降、新たな成長投資や事業拡大に伴い有利子負債が発生しましたが、手元流動性を考慮しても懸念されるレベルではありません。長年にわたり無借金経営を続けた実績があり、財務的な安定性は同社の大きな強みです。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -1.1億円 | 1,100万円 | -1.4億円 | -1.0億円 |
| FY2022/3 | 3.6億円 | 2.2億円 | -4.2億円 | 5.8億円 |
| FY2023/3 | 3.7億円 | -8,600万円 | -5.5億円 | 2.9億円 |
| FY2024/3 | 2.6億円 | 1.6億円 | -7.2億円 | 4.2億円 |
| FY2025/3 | 5.1億円 | -1.3億円 | -1.2億円 | 3.8億円 |
本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、業績の回復とともにFY2025/3には約5.1億円と順調な黒字を計上しています。投資キャッシュフローがマイナスの年度は事業拡大に向けた戦略的投資を反映しており、営業活動によるキャッシュの範囲内で投資をコントロールする姿勢が見られます。財務キャッシュフローは主に配当や自社株買いといった株主還元を優先して推移しており、健全な循環が継続しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -2.7億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 3.1億円 | 6,600万円 | 21.1% |
| FY2023/3 | 4.2億円 | 5,100万円 | 12.1% |
| FY2024/3 | 2.6億円 | 1.4億円 | 52.3% |
| FY2025/3 | 4.2億円 | 5,800万円 | 13.9% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動や税務上の繰越欠損金の解消等の影響を受け、年度ごとに実効税率が大きく変動しています。特にFY2024/3は税率が一時的に50%を超えていますが、これは会計上の調整や特別損益の影響が考えられます。標準的な税率水準へ収束しつつあり、今後は業績の成長に伴い適正な納税が行われる見込みです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 550万円 | 207人 | - |
従業員の平均年収は550万円で、業界の平均的な給与水準と比較して安定的に推移しています。成果型報酬の導入など人事制度の刷新を進めており、業績向上に伴う還元意欲が示されています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はGAキャピタル。
同社はGAキャピタル株式会社が36.78%の株式を保有する筆頭株主であり、創業関連の個人株主が安定株主として名を連ねています。創業者や資産管理会社の影響力が一定程度存在し、浮動株比率は比較的限られた構造となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業はパチンコホール向けの広告代理業で、デジタル広告へのシフトとM&Aによる事業領域の拡大が成長戦略の柱です。事業リスクとして特定の業界動向への依存が挙げられるものの、新たなメディアサービスの開発でリスク分散を図っています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は10.0%であり、多様な視点を取り入れたガバナンス体制の構築を推進しています。監査体制としては監査報酬2,400万円を投じ、6つの連結子会社を抱える中堅規模企業として適切な内部統制の維持に努めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 3億円 | 4億円 | 4億円 | +39.3% |
| FY2024 | 5億円 | — | 2億円 | -50.2% |
| FY2023 | 4億円 | — | 4億円 | +0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 75億円 | 75億円 | 77億円 | +2.4% |
| FY2024 | 80億円 | — | 74億円 | -7.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ゲンダイエージェンシーは明確な中期経営計画を開示していませんが、単年度の業績予想を目標としています。FY2024は期初予想を大幅に下回りましたが、続くFY2025は期初予想を大きく上回り、特に営業利益は当初の3.00億円から実績4.18億円へと+39.3%の大幅な上方修正となりました。マージンの高いインターネット広告の好調が要因です。ただし、年度による業績の振れが大きく、業績予想の安定性には課題を残しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。ゲンダイエージェンシーのTSRは、FY2023にはTOPIXを上回りましたが、FY2024とFY2025はTOPIXの上昇率に及ばず、アンダーパフォーム(市場平均以下のリターン)となっています。これは、同社の増配姿勢が評価される一方で、市場全体の好調な地合いと比較して株価の伸びが限定的であったことを示唆しています。今後の成長戦略が株価に反映され、TSRが改善するかが注目されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 103.2万円 | +3.2万円 | 3.2% |
| FY2022 | 112.0万円 | +12.0万円 | 12.0% |
| FY2023 | 169.6万円 | +69.6万円 | 69.6% |
| FY2024 | 145.9万円 | +45.9万円 | 45.9% |
| FY2025 | 152.7万円 | +52.7万円 | 52.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PER・PBRは業界平均水準ですが、5%を超える配当利回りが際立って高く、株主還元を重視する投資家にとって魅力的です。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る220.5倍となっており、将来的な売り圧力への警戒が必要です。時価総額は56億円と小規模であり、今後の成長次第で株価が大きく変動する可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
連結子会社のプレスエーが学習塾検索サイト「塾ログ」の事業を譲受し、教育関連メディアへ参入。
26年3月期第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比76.4%増となり、業績の好調さを示す。
5期連続となる増配を発表し、株主還元姿勢を強化することで投資家からの注目を集める。
最新ニュース
ゲンダイエージェンシー まとめ
ひとめ診断
「パチンコ広告のガリバーが、高配当をテコにデジタル広告とM&Aで次の一手を模索中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「情報・通信業」に分類される他の企業
ITコンサルの実力者が、経営支援まで踏み込み企業の『未来』を丸ごとデザインするテクノロジー集団
堅実経営と着実な発展を掲げ、半導体・製造・通信のITを支えるスタンダード上場企業
『認証セキュリティの門番』が、高精細映像伝送技術を武器にDXの最前線を守る企業
『ドッカンバトル』のヒットメーカーが、ゲーム事業のキャッシュを源泉にIP創造カンパニーへと変貌を遂げる過渡期
ふるさと納税のガリバーが、DXコンサルと積極M&Aを両輪に日本の生産性改革に挑む
EC決済の絶対王者。年率25%の利益成長を掲げ、2030年代の営業利益1,000億円を目指すインフラ企業
金融・社会インフラに強みを持つ堅実SIerが、DXと積極M&Aを両輪に売上1,000億円超えを達成した高収益企業
堅実なシステム運用屋が、M&Aと高付加価値サービスで『稼ぐ力』の再構築に挑む