(株)コア
CORE CORPORATION
最終更新日: 2026年3月25日
ICTで社会課題を解決する、拠点分散型のソーシャル・ソリューションメーカー
SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)で社会課題を解決し、価値を共創する
この会社ってなに?
コアの技術は私たちの生活のさまざまな場面で活躍しています。自動車に搭載されたソフトウェア、運送業の安全を守る自動点呼システム、防災情報の配信システム、交通系ICカードの基盤技術など、目には見えないけれど社会インフラを支える「縁の下の力持ち」です。全国に拠点を持つ分散型経営で、地域密着のITサービスも展開しています。
コアは1969年設立の独立系SIerで、車載用などの組込みソフト開発から製造業・公共分野のソリューションへ事業の軸足を移行中です。2025年3月期は売上高246億円(前年比+2.5%)、営業利益31.8億円と堅調に推移。第14次中期経営計画では2040年の売上高1,000億円を長期ビジョンに掲げ、FY2026/3に売上高270億円を目指しています。PER 13.1倍は情報通信業界平均(約18倍)を下回り、4期連続増配中の安定した株主還元も魅力です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都世田谷区三軒茶屋1丁目22番3号 コアビル
- 公式
- www.core.co.jp
社長プロフィール
私たちは「ソーシャル・ソリューションメーカー」として、ICTの力で社会の課題を解決し、すべてのステークホルダーと価値を共創してまいります。拠点分散型の強みを活かし、地域に根ざしたDX推進を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。
この会社のストーリー
東京都世田谷区でソフトウェア開発会社として創業。組込みソフト開発を主軸に事業をスタート。
東京証券取引所第二部に株式を上場。資本市場へのアクセスを得て、事業拡大を加速。
東京証券取引所第一部への市場変更を実現。信頼性と知名度の向上に大きく貢献。
東証の市場再編に伴い、プライム市場へ移行。上場企業としてのガバナンス強化を推進。
2040年の売上高1,000億円を長期目標に掲げ、DXソリューションとM&Aによる成長戦略を本格始動。
M&A戦略の一環として組込みソフト開発のソフト流通センターを子会社化。グループ経営を拡大。
注目ポイント
PER 13.1倍は情報通信業界平均(18.4倍)を大幅に下回る水準。営業利益率13%・ROE 12%と収益性も高く、4期連続増配中。割安と成長を兼ね備えた注目銘柄です。
自己資本比率73.6%、現金76億円と極めて健全な財務体質。営業CFは5期連続プラスで安定的なキャッシュ創出力を持ち、不況にも強い経営基盤です。
100株保有で東京・奈良・九州の国立博物館の会員カード(約5,000〜10,000円相当)がもらえるユニークな優待制度。配当と合わせた総合利回りが魅力的です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 20円 | 53.9% |
| FY2017/3 | 20円 | 34.8% |
| FY2018/3 | 20円 | 30.5% |
| FY2019/3 | 25円 | 28.4% |
| FY2020/3 | 27円 | 32.6% |
| FY2021/3 | 30円 | 29.9% |
| FY2022/3 | 35円 | 30.7% |
| FY2023/3 | 40円 | 29.0% |
| FY2024/3 | 50円 | 31.5% |
| FY2025/3 | 55円 | 35.2% |
| 必要株数 | 100株以上(約23万円) |
| 金額相当 | 約5,000円〜10,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
配当金はFY2021/3の30円からFY2026/3予想60円へと4期連続増配で2倍に成長しています。配当性向は30〜35%と適度な水準で、今後も増配余地があります。加えて、株主優待として国立博物館の会員カードがもらえるユニークな制度があり、文化的な付加価値のある株主還元が特徴的です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
コアの業績は5期連続で増収を達成し、安定した成長トレンドを示しています。営業利益はFY2021/3の20億円からFY2025/3には31.8億円へと約1.6倍に拡大。FY2025/3は純利益がやや減少しましたが、FY2026/3は売上高270億円・営業利益35億円と大幅な増収増益を予想しており、第3四半期時点で売上高193億円(前年同期比+7.9%)、営業利益29億円(同+36.8%)と好調に進捗しています。
事業ごとの売上・利益
製造業・公共・金融分野向けのシステム開発・運用。DX支援やクラウド移行サービスが拡大中。売上構成比約61%を占める主力セグメント。
車載・産業機器向けの組込みソフト開発。自動運転関連やIoT機器の需要拡大が追い風。創業以来の強み。売上構成比約26%。
自動点呼システム「ロボット点呼」や防災情報配信など自社プロダクト・サービスを展開。ストック型収益モデルへの転換を推進中。売上構成比約12%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 13.0% | 7.7% | - |
| FY2022/3 | 14.1% | 8.1% | - |
| FY2023/3 | 14.4% | 9.1% | - |
| FY2024/3 | 14.3% | 9.5% | 13.1% |
| FY2025/3 | 13.4% | 8.9% | 12.9% |
営業利益率は9.8%から12.9%へと着実に改善しており、SI業界の中では高い収益性を維持しています。ROEは11〜13%台で推移し、自己資本を効率的に活用した経営を実践。無借金経営から一部借入を行いましたが、自己資本比率73.6%と財務基盤は盤石です。FY2026/3は営業利益率13.0%を見込んでおり、収益性の更なる向上が期待されます。
財務は安全?
総資産はFY2021/3の184億円からFY2025/3には252億円へと着実に拡大。自己資本比率は66.6%から73.6%へと年々上昇しており、極めて健全な財務体質です。FY2024/3からM&A資金として有利子負債が発生しましたが、FY2025/3には21億円に縮小。現金及び預金は76億円と潤沢で、今後のM&A投資余力も十分です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 18.5億円 | 4,900万円 | -9.2億円 | 19.0億円 |
| FY2022/3 | 18.0億円 | -1.4億円 | -6.0億円 | 16.6億円 |
| FY2023/3 | 19.4億円 | -3.8億円 | -6.8億円 | 15.7億円 |
| FY2024/3 | 21.9億円 | -6.7億円 | -8.0億円 | 15.2億円 |
| FY2025/3 | 23.7億円 | 4,900万円 | -11.4億円 | 24.2億円 |
営業キャッシュフローは5期連続でプラスを維持し、FY2025/3には24億円と過去最高を更新しました。フリーキャッシュフローも安定的に創出しており、FY2025/3は24億円と大幅改善。財務CFのマイナスは主に配当金の支払いと自己株式取得によるもので、着実な株主還元を反映しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 21.1億円 | 6.9億円 | 32.7% |
| FY2022/3 | 24.5億円 | 8.3億円 | 33.8% |
| FY2023/3 | 28.1億円 | 8.4億円 | 30.0% |
| FY2024/3 | 32.2億円 | 9.5億円 | 29.5% |
| FY2025/3 | 32.7億円 | 10.3億円 | 31.4% |
税引前利益は5期で21億円から33億円へと約1.5倍に拡大しました。実効税率は29〜34%で安定しており、法人税等の納税額も着実に増加しています。FY2026/3は税引前利益35億円を見込み、社会への貢献度も年々高まっています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 671万円 | 1,310人 | - |
従業員の平均年収は671万円で、情報通信業界の中堅企業としては標準的な水準です。平均年齢40.6歳、平均勤続年数15.6年と定着率が高く、組込みソフトやソリューション開発における専門人材の長期的な育成が行われています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はタネムラコーポレーション・シージー・エンタープライズ・コア従業員持株会。
筆頭株主のタネムラコーポレーション(14.58%)をはじめ、創業家の種村家関連が合計約43%を保有するオーナー系企業です。種村良平氏は代表取締役会長・最高経営責任者として経営の舵取りを担っています。従業員持株会も7.07%を保有し、経営陣と従業員の利害が一致した安定的なガバナンス構造が特徴です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| ソリューション事業 | 151億円 | 22.5億円 | 14.9% |
| 組込みシステム事業 | 65億円 | 8.5億円 | 13.1% |
| サービス事業 | 30億円 | 4.0億円 | 13.3% |
ソリューション事業が売上の約61%を占める最大セグメントで、組込みシステム事業(約26%)、サービス事業(約12%)が続きます。注目すべきはソリューション事業の高い利益率(14.9%)と、自社プロダクトを持つサービス事業の成長性です。組込みからソリューション・サービスへの事業ポートフォリオの転換が着実に進んでいます。
この会社のガバナンスは?
取締役9名中、女性が2名(22.2%)で、情報通信業界の中では比較的高い女性比率を実現しています。監査等委員会設置会社として、独立社外取締役を含むガバナンス体制を構築。連結子会社7社を統括し、2025年12月にはソフト流通センターの子会社化も決定するなど、グループ経営の拡大を進めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 260億円 | — | 246億円 | -5.4% |
| FY2024 | 240億円 | — | 240億円 | 0.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
第14次中計ではFY2026/3に売上高270億円・営業利益率13%以上を目標に掲げています。FY2025実績は売上高246億円・営業利益率12.9%と目標に接近。さらに2040年の売上高1,000億円という長期ビジョンに向け、M&Aを含めた成長戦略を推進中です。ソフト流通センターの子会社化もその一環です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
コアのTSR(株主総利回り)は5年間で168%と着実に上昇していますが、TOPIX(213.4%)をやや下回るパフォーマンスとなっています。ただしPER 13.1倍と割安な水準にあり、4期連続増配や中計達成による株価のリレーティング余地があります。安定した業績成長が続けば、TSRの改善が期待できる銘柄です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 129.9万円 | +29.9万円 | 29.9% |
| FY2022 | 139.5万円 | +39.5万円 | 39.5% |
| FY2023 | 144.2万円 | +44.2万円 | 44.2% |
| FY2024 | 173.4万円 | +73.4万円 | 73.4% |
| FY2025 | 168.0万円 | +68.0万円 | 68.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
コアの株価指標はPER 13.1倍と情報通信業界平均(18.4倍)を大きく下回る割安水準にあります。PBRも1.77倍と業界平均(1.98倍)をやや下回り、配当利回り2.63%は業界平均を上回ります。安定した増収増益トレンドとROE 12%超を考慮すると、割安感のある成長株として注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/3第3四半期は売上高193億円(前年同期比+7.9%)、営業利益29億円(同+36.8%)と大幅増益で着地。
ソフト流通センターの全株式を取得し子会社化。組込み系ソフト開発のリソースを強化。
FY2026/3の年間配当を55円から60円に5円増額修正。4期連続増配の見通し。
最新ニュース
(株)コア まとめ
ひとめ診断
「組込みソフトからDXソリューションへ。拠点分散型で社会課題を解決する独立系SI企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「情報・通信業」に分類される他の企業
中小企業の販売・在庫管理という"守り"のDXで、高利益率を叩き出すシステム職人集団
金融システムの黒子役から、企業のDX化を主導するオールラウンダーへ変貌中の独立系SIer
『科学的人事』を武器に、企業の“見えない資産”を利益に変える高収益SaaSファクトリー
老舗サーバー屋が、政府のお墨付きを得て『日の丸AIクラウド』へ全速力で舵を切った状態
『データのお掃除屋』から金融DXの心臓部へ、SBIグループと二人三脚で変貌する技術者集団
岐阜発の老舗SIerが、コンビニ決済の裏方からWeb3の表舞台へ駆け上がる二刀流企業
プレスリリース配信の国内圧倒的No.1、営業利益率40%超の高収益SaaSモデル
フィリピンの通信インフラを押さえ、高利益率で安定成長を続ける国際通信の黒子