(株)コア2359
CORE CORPORATION
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
コアの技術は私たちの生活のさまざまな場面で活躍しています。自動車に搭載されたソフトウェア、運送業の安全を守る自動点呼システム、防災情報の配信システム、交通系ICカードの基盤技術など、目には見えないけれど社会インフラを支える「縁の下の力持ち」です。全国に拠点を持つ分散型経営で、地域密着のITサービスも展開しています。
コアは1969年設立の独立系SIerで、車載用などの組込みソフト開発から製造業・公共分野のソリューションへ事業の軸足を移行中です。2025年3月期は売上高246億円(前年比+2.5%)、営業利益31.8億円と堅調に推移。第14次中期経営計画では2040年の売上高1,000億円を長期ビジョンに掲げ、2026/03期に売上高270億円を目指しています。PER 13.1倍は情報通信業界平均(約18倍)を下回り、4期連続増配中の安定した株主還元も魅力です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都世田谷区三軒茶屋1丁目22番3号 コアビル
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
製造業・公共・金融分野向けのシステム開発・運用。DX支援やクラウド移行サービスが拡大中。売上構成比約61%を占める主力セグメント。
車載・産業機器向けの組込みソフト開発。自動運転関連やIoT機器の需要拡大が追い風。創業以来の強み。売上構成比約26%。
自動点呼システム「ロボット点呼」や防災情報配信など自社プロダクト・サービスを展開。ストック型収益モデルへの転換を推進中。売上構成比約12%。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.6% | 7.7% | - |
| 2022/03期 | 12.5% | 8.5% | - |
| 2023/03期 | 13.7% | 9.4% | - |
| 2024/03期 | 14.1% | 10.0% | 13.1% |
| 2025/03期 | 12.6% | 9.1% | 12.9% |
| 3Q 2026/03期 | 11.0%(累計) | 7.9%(累計) | 14.9% |
営業利益率は9.8%から12.9%へと着実に改善しており、SI業界の中では高い収益性を維持しています。ROEは11〜13%台で推移し、自己資本を効率的に活用した経営を実践。無借金経営から一部借入を行いましたが、自己資本比率73.6%と財務基盤は盤石です。2026/03期は営業利益率13.0%を見込んでおり、収益性の更なる向上が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 208億円 | — | 14.2億円 | 100.4円 | — |
| 2022/03期 | 218億円 | — | 16.2億円 | 114.0円 | +4.9% |
| 2023/03期 | 228億円 | 2.7兆円 | 19.7億円 | 137.9円 | +4.8% |
| 2024/03期 | 240億円 | 3.1兆円 | 22.7億円 | 158.6円 | +5.0% |
| 2025/03期 | 246億円 | 3.2兆円 | 22.4億円 | 156.2円 | +2.5% |
コアの業績は5期連続で増収を達成し、安定した成長トレンドを示しています。営業利益は2021/03期の20億円から2025/03期には31.8億円へと約1.6倍に拡大。2025/03期は純利益がやや減少しましたが、2026/03期は売上高270億円・営業利益35億円と大幅な増収増益を予想しており、第3四半期時点で売上高193億円(前年同期比+7.9%)、営業利益29億円(同+36.8%)と好調に進捗しています。 【3Q 2026/03期実績】売上193億円(通期予想比72%)、営業利益29億円(同83%)、純利益20億円(同82%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| ソリューション事業 | 151億円 | 22.5億円 | 14.9% |
| 組込みシステム事業 | 65億円 | 8.5億円 | 13.1% |
| サービス事業 | 30億円 | 4.0億円 | 13.3% |
ソリューション事業が売上の約61%を占める最大セグメントで、組込みシステム事業(約26%)、サービス事業(約12%)が続きます。注目すべきはソリューション事業の高い利益率(14.9%)と、自社プロダクトを持つサービス事業の成長性です。組込みからソリューション・サービスへの事業ポートフォリオの転換が着実に進んでいます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 260億円 | — | 246億円 | -5.4% |
| 2024期 | 240億円 | — | 240億円 | 0.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
第14次中計では2026/03期に売上高270億円・営業利益率13%以上を目標に掲げています。2025期実績は売上高246億円・営業利益率12.9%と目標に接近。さらに2040年の売上高1,000億円という長期ビジョンに向け、M&Aを含めた成長戦略を推進中です。ソフト流通センターの子会社化もその一環です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期第3四半期は売上高193億円(前年同期比+7.9%)、営業利益29億円(同+36.8%)と大幅増益で着地。
ソフト流通センターの全株式を取得し子会社化。組込み系ソフト開発のリソースを強化。
2026/03期の年間配当を55円から60円に5円増額修正。4期連続増配の見通し。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
総資産は2021/03期の184億円から2025/03期には252億円へと着実に拡大。自己資本比率は66.6%から73.6%へと年々上昇しており、極めて健全な財務体質です。2024/03期からM&A資金として有利子負債が発生しましたが、2025/03期には21億円に縮小。現金及び預金は76億円と潤沢で、今後のM&A投資余力も十分です。 【3Q 2026/03期】総資産268億円、純資産199億円、自己資本比率71.9%、有利子負債17億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 18.5億円 | 4,900万円 | ▲9.2億円 | 19.0億円 |
| 2022/03期 | 18.0億円 | ▲1.4億円 | ▲6.0億円 | 16.6億円 |
| 2023/03期 | 19.4億円 | ▲3.8億円 | ▲6.8億円 | 15.7億円 |
| 2024/03期 | 21.9億円 | ▲6.7億円 | ▲8.0億円 | 15.2億円 |
| 2025/03期 | 23.7億円 | 4,900万円 | ▲11.4億円 | 24.2億円 |
営業キャッシュフローは5期連続でプラスを維持し、2025/03期には24億円と過去最高を更新しました。フリーキャッシュフローも安定的に創出しており、2025/03期は24億円と大幅改善。財務CFのマイナスは主に配当金の支払いと自己株式取得によるもので、着実な株主還元を反映しています。
この会社のガバナンスは?
取締役9名中、女性が2名(22.2%)で、情報通信業界の中では比較的高い女性比率を実現しています。監査等委員会設置会社として、独立社外取締役を含むガバナンス体制を構築。連結子会社7社を統括し、2025年12月にはソフト流通センターの子会社化も決定するなど、グループ経営の拡大を進めています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 671万円 | 1,310人 | - |
従業員の平均年収は671万円で、情報通信業界の中堅企業としては標準的な水準です。平均年齢40.6歳、平均勤続年数15.6年と定着率が高く、組込みソフトやソリューション開発における専門人材の長期的な育成が行われています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
コアのTSR(株主総利回り)は5年間で168%と着実に上昇していますが、TOPIX(213.4%)をやや下回るパフォーマンスとなっています。ただしPER 13.1倍と割安な水準にあり、4期連続増配や中計達成による株価のリレーティング余地があります。安定した業績成長が続けば、TSRの改善が期待できる銘柄です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 20円 | 53.9% |
| 2017/03期 | 20円 | 34.8% |
| 2018/03期 | 20円 | 30.5% |
| 2019/03期 | 25円 | 28.4% |
| 2020/03期 | 27円 | 32.6% |
| 2021/03期 | 30円 | 29.9% |
| 2022/03期 | 35円 | 30.7% |
| 2023/03期 | 40円 | 29.0% |
| 2024/03期 | 50円 | 31.5% |
| 2025/03期 | 55円 | 35.2% |
| 必要株数 | 100株以上(約23万円) |
| 金額相当 | 約5,000円〜10,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
配当金は2021/03期の30円から2026/03期予想60円へと4期連続増配で2倍に成長しています。配当性向は30〜35%と適度な水準で、今後も増配余地があります。加えて、株主優待として国立博物館の会員カードがもらえるユニークな制度があり、文化的な付加価値のある株主還元が特徴的です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 129.9万円 | 29.9万円 | 29.9% |
| 2022期 | 139.5万円 | 39.5万円 | 39.5% |
| 2023期 | 144.2万円 | 44.2万円 | 44.2% |
| 2024期 | 173.4万円 | 73.4万円 | 73.4% |
| 2025期 | 168.0万円 | 68.0万円 | 68.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
コアの株価指標はPER 13.1倍と情報通信業界平均(18.4倍)を大きく下回る割安水準にあります。PBRも1.77倍と業界平均(1.98倍)をやや下回り、配当利回り2.63%は業界平均を上回ります。安定した増収増益トレンドとROE 12%超を考慮すると、割安感のある成長株として注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 21.1億円 | 6.9億円 | 32.7% |
| 2022/03期 | 24.5億円 | 8.3億円 | 33.8% |
| 2023/03期 | 28.1億円 | 8.4億円 | 30.0% |
| 2024/03期 | 32.2億円 | 9.5億円 | 29.5% |
| 2025/03期 | 32.7億円 | 10.3億円 | 31.4% |
税引前利益は5期で21億円から33億円へと約1.5倍に拡大しました。実効税率は29〜34%で安定しており、法人税等の納税額も着実に増加しています。2026/03期は税引前利益35億円を見込み、社会への貢献度も年々高まっています。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
(株)コア まとめ
「組込みソフトからDXソリューションへ。拠点分散型で社会課題を解決する独立系SI企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。