カナミックネットワーク
Kanamic Network Co.,LTD
最終更新日: 2026年3月27日
超高齢社会をITで支える、医療・介護DXのリーディングカンパニー
地域包括ケアシステムの実現に貢献し、世界に誇れる日本の長寿社会の基盤となることを目指します。医療・介護分野のDXを推進し、誰もが安心して暮らせる社会を創造します。
この会社ってなに?
あなたやあなたの家族が介護サービスを利用する時、病院、介護施設、ケアマネージャーなど多くの専門家が連携します。その方々が、あなたの健康状態や必要なケアに関する大切な情報をミスなく安全に共有するために使われているのが、カナミックネットワークのシステムです。普段目にすることはありませんが、適切な介護サービスをスムーズに受けるための『縁の下の力持ち』として、日本の超高齢社会を支えています。もしかしたら、あなたがお世話になっている介護事業所でも、このシステムが活躍しているかもしれません。
医療・介護分野の情報共有プラットフォームをSaaSで提供するリーディングカンパニー。FY2025実績で売上高55.0億円(前期比9.8%増)、営業利益16.06億円(同11.6%増)と安定成長を継続しています。主力のクラウド事業に加え、近年はM&Aを通じてフィットネスジム運営などの健康寿命延伸事業にも参入し、収益源の多角化を進めています。FY2026は売上高63.5億円、営業利益20.5億円とさらなる成長を見込んでおり、利益率の改善も目標としています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
- 公式
- www.kanamicnetwork.co.jp
社長プロフィール
当社は「人生を抱きしめるクラウドで人と社会に貢献する」という経営理念のもと、医療・介護・子育て分野における情報共有プラットフォームを提供しています。超高齢社会という大きな社会課題に対し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて解決策を提示し、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
介護保険制度が施行された2000年に、医療・介護分野の情報提供サービスを目的として株式会社カナミックネットワークを設立。社会のニーズに応える形で事業をスタートした。
創業から16年、医療・介護クラウドサービスのパイオニアとして成長を遂げ、東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たす。公募価格3,000円に対し、初値は8,600円と市場から高い期待を集めた。
マザーズ上場からわずか2年で東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ市場変更。事業の成長性と安定性が認められ、社会的な信用をさらに高めた。
長期的な成長戦略として「カナミックビジョン2030」を発表。医療・介護分野でのプラットフォームを核に、さらなる事業領域の拡大と企業価値向上への挑戦を明確にした。
健康寿命延伸という新たな事業領域への展開として、フィットネスジム「アーバンフィット24」運営会社を子会社化。介護予防の観点からも事業シナジーを追求する。
シンガポールのTHE WORLD MANAGEMENT PTE LTDを子会社化し、東南アジア市場への本格的な進出を開始。日本の医療・介護DXモデルを世界へ展開する新たな挑戦が始まった。
介護現場の人手不足という課題に対し、AIを活用した「AI介護議事録作成機能」などをリリース。SaaSからAISaaSへとサービスを進化させ、業務効率化への貢献を深めている。
2026年9月期には売上高63.5億円、営業利益20.5億円を目標に掲げる。既存事業の成長に加え、新規事業や海外展開を推進し、利益率の改善フェーズに入る計画だ。
注目ポイント
超高齢社会という日本の大きな課題に正面から向き合い、「地域包括ケアシステム」を支える情報共有プラットフォームを提供。社会貢献性の高い事業で、安定した成長を続けています。
主力事業である医療・介護クラウドプラットフォームは、業界トップクラスのシェアを誇ります。ストック型のビジネスモデルにより、30%近い高い営業利益率を維持している点も魅力です。
近年はAI技術を積極的に導入し、介護現場の業務効率化を推進。さらにM&Aを通じてフィットネス事業や海外にも進出しており、未来に向けた新たな成長ステージに挑戦しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 1.5円 | 40.7% |
| FY2017/3 | 0.8円 | 17.0% |
| FY2018/3 | 0.8円 | 15.0% |
| FY2019/3 | 1円 | 13.4% |
| FY2020/3 | 2円 | 20.4% |
| FY2021/3 | 2.5円 | 20.7% |
| FY2022/3 | 3円 | 20.8% |
| FY2023/3 | 5.5円 | 34.2% |
| FY2024/3 | 6.5円 | 33.5% |
| FY2025/3 | 7.5円 | 32.0% |
| 権利確定月 | 9月 |
同社は成長投資を優先しつつも、配当性向30%程度を目安とした安定的かつ着実な増配を基本方針としています。業績拡大に伴い、2021年3月期の2.5円から2025年3月期の7.5円まで一貫して配当額を引き上げています。株主優待を併用することで、中長期的な視点を持つ株主への還元を強化しています。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
カナミックネットワークは、医療・介護に特化したSaaSプラットフォーム事業が成長を牽引し、5期連続で増収増益を達成しています。特にDX推進の波に乗り、自治体や医療施設へのクラウド導入が進んだことで、売上高はFY2021/3の約20億円からFY2025/3には55億円まで拡大しました。2026/3期も成長は続いており、高付加価値なクラウドサービスの提供を通じて業績の最高更新を継続しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 22.2% | 16.3% | 23.4% |
| FY2017/3 | 23.3% | 17.2% | 25.6% |
| FY2018/3 | 21.8% | 17.2% | 26.5% |
| FY2019/3 | 24.0% | 19.4% | 32.3% |
| FY2020/3 | 24.8% | 20.5% | 34.8% |
| FY2021/3 | 29.6% | 13.2% | 40.4% |
| FY2022/3 | 26.9% | 10.5% | 38.4% |
| FY2023/3 | 24.0% | 13.5% | 29.3% |
| FY2024/3 | 24.0% | 14.9% | 28.7% |
| FY2025/3 | 23.9% | 17.0% | 29.2% |
同社はソフトウェア開発・運営を主軸とするため原価率が低く、営業利益率が概ね30%前後という非常に高い収益性を維持しています。ROEも長年にわたり20%を超える高い水準を記録しており、少ない自己資本を効率よく活用して利益を稼ぎ出す優れた経営効率を示しています。今後も介護DXの高度化により、利益率のさらなる改善フェーズに入ることが期待されます。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、有利子負債ゼロ(無借金経営)という強固な財務体質を長期間維持しています。利益の積み上げにより純資産はFY2021/3の約20億円からFY2025/3には46億円超まで成長し、自己資本比率も71.1%まで高まりました。潤沢な手元資金を背景に、安定的な事業運営と成長投資の両立が可能な状態を保っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.0億円 | -1.1億円 | 2.0億円 | 1.0億円 |
| FY2017/3 | 3.5億円 | -1.4億円 | -3,900万円 | 2.1億円 |
| FY2018/3 | 3.7億円 | -1.9億円 | -7,400万円 | 1.8億円 |
| FY2019/3 | 5.3億円 | -1.4億円 | -6,000万円 | 3.9億円 |
| FY2020/3 | 6.3億円 | -1.0億円 | -4,800万円 | 5.3億円 |
| FY2021/3 | 7.6億円 | -2.2億円 | 14.6億円 | 5.4億円 |
| FY2022/3 | 8.0億円 | -4.6億円 | 4.9億円 | 3.5億円 |
| FY2023/3 | 14.3億円 | -8.4億円 | -22.7億円 | 5.9億円 |
| FY2024/3 | 15.1億円 | -3.4億円 | -6.1億円 | 11.7億円 |
| FY2025/3 | 12.9億円 | -7.4億円 | -6.5億円 | 5.5億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、安定してプラス圏で推移しています。獲得したキャッシュは戦略的な子会社化や事業投資に積極的に充当されており、将来の成長に向けた規律ある資本配分を行っています。結果としてフリーキャッシュフローは恒常的に黒字を維持しており、強固なキャッシュ創出能力が同社の成長の源泉となっています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.5億円 | 8,700万円 | 34.5% |
| FY2017/3 | 3.3億円 | 1.1億円 | 32.4% |
| FY2018/3 | 3.8億円 | 1.2億円 | 32.6% |
| FY2019/3 | 5.4億円 | 1.9億円 | 34.3% |
| FY2020/3 | 6.8億円 | 2.0億円 | 30.2% |
| FY2021/3 | 8.3億円 | 2.5億円 | 30.2% |
| FY2022/3 | 9.8億円 | 3.0億円 | 30.1% |
| FY2023/3 | 11.1億円 | 3.4億円 | 31.1% |
| FY2024/3 | 14.5億円 | 5.3億円 | 36.5% |
| FY2025/3 | 16.1億円 | 5.0億円 | 31.1% |
法人税等の支払額は利益の伸びに伴い、年間約3億〜6億円の規模で推移しています。実効税率は概ね30%前後で安定しており、日本の標準的な税負担水準に従っています。特段の税務上の優遇措置や一時的な影響による大幅な変動は見られず、適正かつ計画的に納税を行っています。
会社の公式開示情報
主力の医療・介護クラウドプラットフォーム事業を核に、AIを活用した議事録作成機能などDXを通じた業務効率化ソリューションで着実に利益を積み上げています。近年は子会社の取得を通じてフィットネス事業など多角化を進めており、リスク分散と成長機会の拡大を図る経営戦略が特徴です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 56億円 | — | 55億円 | -1.8% |
| FY2024 | 51億円 | — | 50億円 | -1.8% |
| FY2023 | 36億円 | — | 38億円 | +4.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 16億円 | — | 16億円 | +0.4% |
| FY2024 | 14億円 | — | 14億円 | +2.8% |
| FY2023 | 12億円 | — | 11億円 | -4.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
明確な中期経営計画は公表していませんが、FY2026の業績目標として売上高63.5億円、営業利益20.5億円を掲げています。これはFY2025実績からそれぞれ+15.4%、+27.6%と高い成長を目指すものです。過去の業績予想を見ると、売上高は期初予想を若干下回る傾向がある一方、営業利益はほぼ予想通りか上回る精度で着地しており、利益創出能力の高さが伺えます。目標達成には、主力の医療・介護クラウド事業の継続的な拡大と、M&Aで取得したフィットネス事業の収益貢献が鍵となります。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は1.44倍と均衡しており、短期的な需給の偏りは見られません。業界平均と比較すると、PERは17.8倍と割安な水準にある一方、PBRは5.26倍とやや割高感があります。これは、同社が少ない自己資本で効率的に利益を生み出している(高ROEである)ことを示唆しています。配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識も見られます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
介護DXを促進するため「AI介護議事録作成」機能をリリースし、現場の業務効率化を支援。
東南アジアでの医療介護展開強化を目的にTHE WORLD MANAGEMENT社を完全子会社化。
主力のクラウドサービスを介護SaaSから介護AISaaSへ進化させ、AIによる現場支援体制を強化。
最新ニュース
カナミックネットワーク まとめ
ひとめ診断
「超高齢社会の『情報格差』を埋める医療・介護DXの黒子が、フィットネスジム買収で健康寿命延伸ビジネスにも進出」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「情報・通信業」に分類される他の企業
金融システムの“黒子”が、全業界のDXを主導するコンサルティングファームへと華麗なる転身を遂げている最中
『ドラクエ』『FF』という王者の剣を持つも、新たな必殺技を模索し続けるRPGの主人公
堅実な独立系SIerが、NTTデータ・日立など大手顧客の懐に深く食い込み、M&Aでじわりと事業領域を広げる黒子企業
日常のありがとうをデジタル化し、法人キャンペーンから個人ギフトまでを網羅するeギフトのプラットフォーマー
フジテレビを中核に放送・都市開発・IPの三軸で企業価値向上を図る認定放送持株会社
日本のものづくりを支える、CADソフトウェアの専門商社から総合ITソリューションプロバイダーへ
大分のIoT技術屋が、ロボットとM&Aを武器に社会の『人手不足』を解決しようとしている会社
金融機関の“心臓部”を支える独立系SIerが、クラウドとAIを両輪にDX時代の成長軌道に乗る