3939プライム

カナミックネットワーク

Kanamic Network Co.,LTD

最終更新日: 2026年3月27日

ROE23.9%
BPS98.0円
自己資本比率71.1%
FY2025/3 有報データ

超高齢社会をITで支える、医療・介護DXのリーディングカンパニー

地域包括ケアシステムの実現に貢献し、世界に誇れる日本の長寿社会の基盤となることを目指します。医療・介護分野のDXを推進し、誰もが安心して暮らせる社会を創造します。

この会社ってなに?

あなたやあなたの家族が介護サービスを利用する時、病院、介護施設、ケアマネージャーなど多くの専門家が連携します。その方々が、あなたの健康状態や必要なケアに関する大切な情報をミスなく安全に共有するために使われているのが、カナミックネットワークのシステムです。普段目にすることはありませんが、適切な介護サービスをスムーズに受けるための『縁の下の力持ち』として、日本の超高齢社会を支えています。もしかしたら、あなたがお世話になっている介護事業所でも、このシステムが活躍しているかもしれません。

医療・介護分野の情報共有プラットフォームをSaaSで提供するリーディングカンパニー。FY2025実績で売上高55.0億円(前期比9.8%増)、営業利益16.06億円(同11.6%増)と安定成長を継続しています。主力のクラウド事業に加え、近年はM&Aを通じてフィットネスジム運営などの健康寿命延伸事業にも参入し、収益源の多角化を進めています。FY2026は売上高63.5億円、営業利益20.5億円とさらなる成長を見込んでおり、利益率の改善も目標としています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
9月
本社
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
公式
www.kanamicnetwork.co.jp

社長プロフィール

山本 拓真
代表取締役社長
ビジョナリー
当社は「人生を抱きしめるクラウドで人と社会に貢献する」という経営理念のもと、医療・介護・子育て分野における情報共有プラットフォームを提供しています。超高齢社会という大きな社会課題に対し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて解決策を提示し、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

2000
介護保険制度開始の年に創業

介護保険制度が施行された2000年に、医療・介護分野の情報提供サービスを目的として株式会社カナミックネットワークを設立。社会のニーズに応える形で事業をスタートした。

2016
東京証券取引所マザーズ市場へ上場

創業から16年、医療・介護クラウドサービスのパイオニアとして成長を遂げ、東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たす。公募価格3,000円に対し、初値は8,600円と市場から高い期待を集めた。

2018
東証一部へ市場変更

マザーズ上場からわずか2年で東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ市場変更。事業の成長性と安定性が認められ、社会的な信用をさらに高めた。

2021
「カナミックビジョン2030」を策定

長期的な成長戦略として「カナミックビジョン2030」を発表。医療・介護分野でのプラットフォームを核に、さらなる事業領域の拡大と企業価値向上への挑戦を明確にした。

2022
フィットネス事業へ参入

健康寿命延伸という新たな事業領域への展開として、フィットネスジム「アーバンフィット24」運営会社を子会社化。介護予防の観点からも事業シナジーを追求する。

2024
海外展開を本格化

シンガポールのTHE WORLD MANAGEMENT PTE LTDを子会社化し、東南アジア市場への本格的な進出を開始。日本の医療・介護DXモデルを世界へ展開する新たな挑戦が始まった。

2025
AI技術の活用を加速

介護現場の人手不足という課題に対し、AIを活用した「AI介護議事録作成機能」などをリリース。SaaSからAISaaSへとサービスを進化させ、業務効率化への貢献を深めている。

2026
さらなる成長と利益率改善へ

2026年9月期には売上高63.5億円、営業利益20.5億円を目標に掲げる。既存事業の成長に加え、新規事業や海外展開を推進し、利益率の改善フェーズに入る計画だ。

注目ポイント

社会課題を成長のエンジンに

超高齢社会という日本の大きな課題に正面から向き合い、「地域包括ケアシステム」を支える情報共有プラットフォームを提供。社会貢献性の高い事業で、安定した成長を続けています。

圧倒的な業界シェアと高い利益率

主力事業である医療・介護クラウドプラットフォームは、業界トップクラスのシェアを誇ります。ストック型のビジネスモデルにより、30%近い高い営業利益率を維持している点も魅力です。

AI活用と海外展開で未来を拓く

近年はAI技術を積極的に導入し、介護現場の業務効率化を推進。さらにM&Aを通じてフィットネス事業や海外にも進出しており、未来に向けた新たな成長ステージに挑戦しています。

サービスの実績は?

9.8%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
11.6%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
29.2%
営業利益率
FY2025実績
7.5
1株あたり配当金
FY2025実績
+1.0円 YoY
8,088万円
従業員一人当たり売上高
FY2025時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 7.5円
安全性
安定
自己資本比率 71.1%
稼ぐ力
高い
ROE 23.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
7.5
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2016/31.540.7%
FY2017/30.817.0%
FY2018/30.815.0%
FY2019/3113.4%
FY2020/3220.4%
FY2021/32.520.7%
FY2022/3320.8%
FY2023/35.534.2%
FY2024/36.533.5%
FY2025/37.532.0%
8期連続増配
株主優待
あり
権利確定月9月

同社は成長投資を優先しつつも、配当性向30%程度を目安とした安定的かつ着実な増配を基本方針としています。業績拡大に伴い、2021年3月期の2.5円から2025年3月期の7.5円まで一貫して配当額を引き上げています。株主優待を併用することで、中長期的な視点を持つ株主への還元を強化しています。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
23.9%
業界平均
11.0%
営業利益率上回る
この会社
29.2%
業界平均
28.5%
自己資本比率上回る
この会社
71.1%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/325.0億円
FY2023/337.5億円
FY2024/350.1億円
FY2025/355.0億円
営業利益
FY2022/39.6億円
FY2023/311.0億円
FY2024/314.4億円
FY2025/316.1億円

カナミックネットワークは、医療・介護に特化したSaaSプラットフォーム事業が成長を牽引し、5期連続で増収増益を達成しています。特にDX推進の波に乗り、自治体や医療施設へのクラウド導入が進んだことで、売上高はFY2021/3の約20億円からFY2025/3には55億円まで拡大しました。2026/3期も成長は続いており、高付加価値なクラウドサービスの提供を通じて業績の最高更新を継続しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
23.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
17.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
29.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/322.2%16.3%23.4%
FY2017/323.3%17.2%25.6%
FY2018/321.8%17.2%26.5%
FY2019/324.0%19.4%32.3%
FY2020/324.8%20.5%34.8%
FY2021/329.6%13.2%40.4%
FY2022/326.9%10.5%38.4%
FY2023/324.0%13.5%29.3%
FY2024/324.0%14.9%28.7%
FY2025/323.9%17.0%29.2%

同社はソフトウェア開発・運営を主軸とするため原価率が低く、営業利益率が概ね30%前後という非常に高い収益性を維持しています。ROEも長年にわたり20%を超える高い水準を記録しており、少ない自己資本を効率よく活用して利益を稼ぎ出す優れた経営効率を示しています。今後も介護DXの高度化により、利益率のさらなる改善フェーズに入ることが期待されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
46.5億円

財務健全性は極めて高く、有利子負債ゼロ(無借金経営)という強固な財務体質を長期間維持しています。利益の積み上げにより純資産はFY2021/3の約20億円からFY2025/3には46億円超まで成長し、自己資本比率も71.1%まで高まりました。潤沢な手元資金を背景に、安定的な事業運営と成長投資の両立が可能な状態を保っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+12.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-7.4億円
投資CF
借入・返済など
-6.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+5.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/32.0億円-1.1億円2.0億円1.0億円
FY2017/33.5億円-1.4億円-3,900万円2.1億円
FY2018/33.7億円-1.9億円-7,400万円1.8億円
FY2019/35.3億円-1.4億円-6,000万円3.9億円
FY2020/36.3億円-1.0億円-4,800万円5.3億円
FY2021/37.6億円-2.2億円14.6億円5.4億円
FY2022/38.0億円-4.6億円4.9億円3.5億円
FY2023/314.3億円-8.4億円-22.7億円5.9億円
FY2024/315.1億円-3.4億円-6.1億円11.7億円
FY2025/312.9億円-7.4億円-6.5億円5.5億円

営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、安定してプラス圏で推移しています。獲得したキャッシュは戦略的な子会社化や事業投資に積極的に充当されており、将来の成長に向けた規律ある資本配分を行っています。結果としてフリーキャッシュフローは恒常的に黒字を維持しており、強固なキャッシュ創出能力が同社の成長の源泉となっています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/32.5億円8,700万円34.5%
FY2017/33.3億円1.1億円32.4%
FY2018/33.8億円1.2億円32.6%
FY2019/35.4億円1.9億円34.3%
FY2020/36.8億円2.0億円30.2%
FY2021/38.3億円2.5億円30.2%
FY2022/39.8億円3.0億円30.1%
FY2023/311.1億円3.4億円31.1%
FY2024/314.5億円5.3億円36.5%
FY2025/316.1億円5.0億円31.1%

法人税等の支払額は利益の伸びに伴い、年間約3億〜6億円の規模で推移しています。実効税率は概ね30%前後で安定しており、日本の標準的な税負担水準に従っています。特段の税務上の優遇措置や一時的な影響による大幅な変動は見られず、適正かつ計画的に納税を行っています。

会社の公式開示情報

主力の医療・介護クラウドプラットフォーム事業を核に、AIを活用した議事録作成機能などDXを通じた業務効率化ソリューションで着実に利益を積み上げています。近年は子会社の取得を通じてフィットネス事業など多角化を進めており、リスク分散と成長機会の拡大を図る経営戦略が特徴です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上・利益ともに概ね計画通りだが、売上高はやや未達傾向。精度はまずまずのレベル。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧中期経営計画(カナミックビジョン2030)
FY2022~FY2024
売上高: 目標 非開示 未達 (50.1億円)
0%
営業利益: 目標 非開示 未達 (14.39億円)
0%
FY2026 業績目標
FY2026
売上高: 目標 63.5億円 順調 (55.0億円)
86.6%
営業利益: 目標 20.5億円 順調 (16.06億円)
78.3%
営業利益率: 目標 32.3% 順調 (29.2%)
90.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202556億円55億円-1.8%
FY202451億円50億円-1.8%
FY202336億円38億円+4.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202516億円16億円+0.4%
FY202414億円14億円+2.8%
FY202312億円11億円-4.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

明確な中期経営計画は公表していませんが、FY2026の業績目標として売上高63.5億円、営業利益20.5億円を掲げています。これはFY2025実績からそれぞれ+15.4%、+27.6%と高い成長を目指すものです。過去の業績予想を見ると、売上高は期初予想を若干下回る傾向がある一方、営業利益はほぼ予想通りか上回る精度で着地しており、利益創出能力の高さが伺えます。目標達成には、主力の医療・介護クラウド事業の継続的な拡大と、M&Aで取得したフィットネス事業の収益貢献が鍵となります。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残220,300株
売り残152,700株
信用倍率1.44倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年9月期 第2四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
2026年9月期 第3四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
2026年9月期 通期決算発表2026年11月中旬(予定)

信用倍率は1.44倍と均衡しており、短期的な需給の偏りは見られません。業界平均と比較すると、PERは17.8倍と割安な水準にある一方、PBRは5.26倍とやや割高感があります。これは、同社が少ない自己資本で効率的に利益を生み出している(高ROEである)ことを示唆しています。配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識も見られます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
35
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 12%
情報・通信業 2,500社中 300位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
AI/DX新サービス30%
M&A・事業拡大20%
その他IR10%

最近の出来事

2026年03月AI機能実装

介護DXを促進するため「AI介護議事録作成」機能をリリースし、現場の業務効率化を支援。

2024年10月海外子会社化

東南アジアでの医療介護展開強化を目的にTHE WORLD MANAGEMENT社を完全子会社化

2025年06月サービス進化

主力のクラウドサービスを介護SaaSから介護AISaaSへ進化させ、AIによる現場支援体制を強化。

カナミックネットワーク まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 7.5円
安全性
安定
自己資本比率 71.1%
稼ぐ力
高い
ROE 23.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「超高齢社会の『情報格差』を埋める医療・介護DXの黒子が、フィットネスジム買収で健康寿命延伸ビジネスにも進出」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU