ウェザーニューズ
WEATHERNEWS INC.
最終更新日: 2026年3月28日
AIとサポーターの力で世界の気象リスクに挑む、民間気象情報の世界トップ企業
気象の力を社会のために役立て、お客様と共に持続可能な世界を創造すること。
この会社ってなに?
毎朝チェックする天気予報アプリ、実はその情報源がウェザーニューズかもしれません。台風が近づいている時、テレビやネットで見る詳細な進路予報の多くも、同社のデータが使われています。さらに、あなたが乗る飛行機が揺れないルートを選んだり、海外から荷物を運ぶコンテナ船が安全な航路を見つけたりする裏側でも、ウェザーニューズの高度な気象予測が活躍しているのです。私たちの安全で快適な暮らしは、同社の膨大な気象データによって支えられています。
民間気象情報で世界最大手。2025年5月期は売上高235.1億円、営業利益は前期比38.1%増の45.17億円と大幅な増益を達成しました。AI活用による業務効率化と法人向け高付加価値サービスの伸長が利益率を押し上げています。会社は2026年5月期の業績予想として売上高250.0億円、営業利益50.00億円と連続での最高益更新を見込んでおり、利益体質を強化しながら成長を加速させています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 5月
- 本社
- 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目3番地 幕張テクノガーデン
- 公式
- jp.weathernews.com
社長プロフィール

私たちは創業以来「いざという時、人の役に立ちたい」という想いを貫き、気象のプロとしてお客様のビジネスや生活を支え続けてきました。気象リスクが多様化・深刻化する現代において、AIなどの最新技術と人の力を融合させ、気象の負を解き、社会の持続的な発展に貢献してまいります。
この会社のストーリー
航海中の海難事故をきっかけに、海運会社向けの気象情報サービス会社として石橋博良氏が創業。海運業界の安全運航を支える事業からスタートした。
i-modeのサービス開始と同時に、世界初の携帯電話向け天気予報サービスを開始。気象情報を個人にとっても身近なものへと変えた。
個人向けサービスの成功を背景に、ナスダック・ジャパン(後の東証)へ上場。さらなる事業拡大と技術開発への投資を加速させる。
一般ユーザーが空の写真を投稿する「ウェザーリポート」を開始。ユーザー参加型の気象情報収集モデルを確立し、独自の強固な観測網を構築した。
米国のソーシャル天気アプリ「Weathermob」を買収。世界中のユーザーとの繋がりを強化し、グローバルな気象データ収集基盤を拡大した。
YouTube等で24時間365日、気象情報を生放送するチャンネルを開始。専門家による解説と視聴者との双方向コミュニケーションで、新たなファン層を獲得。
AI技術の活用による業務効率化とサービスの高付加価値化が奏功し、業績が大きく伸長。2026年5月期第2四半期には経常利益が11期ぶりに過去最高を更新した。
中期経営計画の目標である「売上高260億円、営業利益率20%以上」の達成を目指す。AI技術のさらなる活用とグローバル市場での事業拡大を推進し、次の成長ステージへと向かう。
注目ポイント
独自の観測網と全国のユーザーから集まる膨大な気象データをAIで解析。法人向けサービスでは高精度な需要予測などを提供し、企業の課題解決に貢献しています。
祖業である海運向けサービスで世界トップシェアを誇ります。海外企業の買収も積極的に行い、世界約50カ国にサービスを展開するグローバル企業です。
AI活用などで利益率が改善し、業績は絶好調。増配や株式分割、記念配当など、株主への還元にも積極的な姿勢を見せている点が魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 25円 | 49.6% |
| FY2017/3 | 25円 | 55.4% |
| FY2018/3 | 25円 | 95.7% |
| FY2019/3 | 25円 | 79.6% |
| FY2020/3 | 25円 | 67.1% |
| FY2021/3 | 25円 | 58.9% |
| FY2022/3 | 25円 | 51.0% |
| FY2023/3 | 27.5円 | 50.5% |
| FY2024/3 | 30円 | 54.3% |
| 権利確定月 | 5月・11月 |
ウェザーニューズは安定的な利益成長を背景に配当額を着実に引き上げており、株主への利益還元を経営の重要課題と位置づけています。配当性向は50%前後を目安としつつ、長期的な成長投資と両立を図る方針を維持しています。創業40周年記念配当の実施など、株主還元への姿勢は非常に前向きであり、高い配当利回りが投資家から評価されています。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ウェザーニューズは民間気象情報のパイオニアとして強固な基盤を持ち、売上高はFY2021/3の約188億円からFY2025/3には約235億円へと継続的に拡大しています。近年の利益成長は、AI技術の活用による業務効率化や、海運・航空など法人向けSaaSサービスの強化が奏功した結果です。FY2026/3も成長は続き、売上高250億円、純利益35億円という過去最高水準の業績が見込まれています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 17.0% | 15.5% | 23.3% |
| FY2017/3 | 14.5% | 12.8% | 19.4% |
| FY2018/3 | 8.4% | 7.5% | 15.7% |
| FY2019/3 | 9.9% | 8.7% | 12.0% |
| FY2020/3 | 11.3% | 9.6% | 12.7% |
| FY2021/3 | 12.1% | 10.5% | 13.0% |
| FY2022/3 | 12.8% | 11.3% | 14.8% |
| FY2023/3 | 13.0% | 11.4% | 15.4% |
| FY2024/3 | 12.3% | 10.6% | 14.7% |
| FY2025/3 | 14.5% | 12.1% | 19.2% |
同社の収益性は非常に高く、FY2025/3には営業利益率が19.2%に達するなど、高い利益体質へと変貌を遂げています。効率的なデータ収集網と独自予測モデルの構築により、競合他社に対する圧倒的な参入障壁を築いていることが高収益の背景です。投下資本利益率(ROA)も12.1%と安定しており、資本効率を重視した経営が着実に成果を上げています。
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、自己資本比率は80%台を維持する一方で、実質無借金経営を継続しています。利益剰余金の蓄積により純資産はFY2021/3の約154億円からFY2025/3には約215億円へ増加し、強固な財務基盤が確立されました。この盤石なバランスシートが、将来の成長投資や安定した株主還元を支える強力な後ろ盾となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 28.4億円 | -7.2億円 | -11.4億円 | 21.1億円 |
| FY2017/3 | 27.2億円 | -18.7億円 | -12.6億円 | 8.5億円 |
| FY2018/3 | 18.7億円 | -4.5億円 | -11.3億円 | 14.2億円 |
| FY2019/3 | 25.3億円 | -9.8億円 | -10.9億円 | 15.4億円 |
| FY2020/3 | 26.7億円 | -7.1億円 | -10.9億円 | 19.6億円 |
| FY2021/3 | 24.8億円 | -6.2億円 | -10.9億円 | 18.6億円 |
| FY2022/3 | 35.7億円 | -4.0億円 | -11.0億円 | 31.8億円 |
| FY2023/3 | 23.8億円 | -2.5億円 | -11.0億円 | 21.3億円 |
| FY2024/3 | 33.9億円 | -4.1億円 | -13.1億円 | 29.8億円 |
| FY2025/3 | 44.3億円 | -2.7億円 | -14.4億円 | 41.6億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、FY2025/3には44億円を超える安定した現金を創出しています。投資活動による支出は主にAI予測エンジンの研究開発やシステムインフラの増強に向けられており、規律ある投資を維持しています。潤沢なフリーキャッシュフローを背景に、積極的な配当支払いを実施しつつも、内部留保をしっかりと確保する循環を実現しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 32.1億円 | 10.1億円 | 31.6% |
| FY2017/3 | 28.3億円 | 8.6億円 | 30.4% |
| FY2018/3 | 24.9億円 | 13.6億円 | 54.4% |
| FY2019/3 | 19.3億円 | 5.6億円 | 29.0% |
| FY2020/3 | 21.9億円 | 5.6億円 | 25.5% |
| FY2021/3 | 25.5億円 | 6.9億円 | 27.1% |
| FY2022/3 | 30.6億円 | 9.1億円 | 29.6% |
| FY2023/3 | 32.8億円 | 8.9億円 | 27.0% |
| FY2024/3 | 33.4億円 | 9.0億円 | 27.1% |
| FY2025/3 | 44.7億円 | 13.5億円 | 30.3% |
法人税等の支払額は、業績拡大に伴いFY2021/3の約7億円からFY2025/3には約13.5億円へ増加しています。実効税率は概ね27%から30%の範囲で推移しており、税効果会計の影響を除けば安定的に推移しています。今後の利益成長に合わせて、納税額も相応に拡大していく見込みです。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、売上高の大部分を気象情報提供サービスが占めており、特に法人向けの航空・航海気象や交通気象セグメントが収益の柱となっています。事業リスクとしては、異常気象によるシステム負荷や世界的な気象データ収集網の維持管理コスト、およびグローバル市場での競争激化が挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 193億円 | — | 197億円 | +1.8% |
| FY2023 | 210億円 | — | 211億円 | +0.5% |
| FY2024 | 225億円 | — | 222億円 | -1.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 26億円 | — | 29億円 | +11.7% |
| FY2023 | 32億円 | — | 33億円 | +1.7% |
| FY2024 | 35億円 | — | 33億円 | -6.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、最終年度(2026年5月期)に売上高260億円、営業利益率20%以上という高い目標を掲げています。直近の2025年5月期実績は売上高235.1億円、営業利益率19.2%と、目標達成に向けて順調に進捗しています。過去の業績予想は比較的精度が高く、着実に計画を遂行する実行力がありますが、FY2024はやや未達となりました。今後は、AI活用による生産性向上と高付加価値サービスの拡大が目標達成の鍵となります。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は10.67倍と高水準で、将来の株価上昇を期待した信用買い残が積み上がっている状況です。これは株価の上値を重くする潜在的な売り圧力となり得るため注意が必要です。一方、PERやPBRは業界平均と比較して割安な水準にあり、今後の業績成長が株価に織り込まれれば、見直される可能性があります。次の決算発表は4月6日に予定されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第2四半期決算にて純利益が前年同期比44%増を記録し、過去最高を達成。
決算発表と同時に、株主還元強化を目的とした1株から2株への株式分割を公表。
テレビ局の気象番組制作を支援する新サービスを開始し、AIと気象データを活用したビジネスを拡大。
最新ニュース
ウェザーニューズ まとめ
ひとめ診断
「スマホアプリでお馴染みの『お天気屋さん』が、実はAIと独自衛星を武器に世界中の海と空を動かすデータ企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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